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ごっ500円!?価格崩壊が帝都の近くまで迫っているのか!?
舞台はシャトレーゼや富士急、サントリーの白州を誇り、関東なのか中部なのかいまだにどっち付かずの不可思議な文明を誇る都市山梨、その中枢の甲府市のすぐ近くともなれば帝都でいう渋谷に等しい立地。
そんな環境で駐車場も付いて入浴料500円とは、これはまさしくデフレスパイラルの中心であると勝手に決めつけてこの地に足を運びました。
100度越えのサウナがあれば大体何処にでも行くのが私の信念です。
桜の名を宿すこの施設の外観は平屋の銭湯のようで中は洒落た清潔感のあるスーパー銭湯とのハイブリット、もしゴジラや使徒が帝都をフルボッコにして山梨に遷都したらきっとこの施設も1500円とかの入泉料になると油断も隙もない中、往復のガソリン代1000円くらいを注ぎ込んでこの施設にかちこんだのです。
頭の中では富士急のような山梨の遊園地を梨園と呼んでる私なので、ここも一種のコスパのいい梨園であると思い込み浴室に入ってまず飲料水の場所を探したのです。
浴室内に懐かしの蛇口があってそこで飲み放題できるので、山梨の潤沢な水資源を堪能して片道2時間30分の道のりを汗だくで向かい、待ちに待ったサ室に飛び込んだのです。
ほんとに100度超えてらー!Foooo!!なんというコスパの良さ、身体が早く汗を出させろとワクワクする次第であります。
平日昼間でも蒸務取締役各位が各お湯やらととのいエリアやらに雁首揃えて常設井戸端会議を執り行っている最中、私もまた孤独のサ活に勤しんだのであります。
10分いるだけでジュノンボーイのような水も滴るいい男になれるサ室、それは数多もの色恋沙汰を経験してきたであろう蒸務取締役達もあの夏に帰るようにして修練に勤しんでいるのは紛れもない真実であるのです。
水風呂は大体20度ほどの体感、私のようなサウナ初心者での体感温度計はクソほど当てにならないですが、朗らかな温度で羽衣に包み込まれるように水風呂で思春期を実感したのです。
内気浴はガチャ的に言えばコモン椅子4脚、外気浴にはレア椅子(アディロン)が3脚の配置なので、蒸務取締役の昼休憩すやすやタイムとダブルブッキングする形になりますが、幼稚園時代に席取りゲームで先生に廊下に立てと言われる程の武勲を上げ、席取りゲームでの修羅とまで恐れられた私の実力が発揮されれば容易くその座に腰掛ける事になるのです。
9月なのに山梨の広い空はミセスの青と夏がよく似合うコントラスト、ゲーテも「もうそんなに光要らない」と言い出しそうな好天候に恵まれたので、心地よい山梨の薫風で汗はスッと檜舞台から姿を消したのです。
地元に愛されるような清潔感のある銭湯は個人的には斬新でした。
男
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