地下天国

「戦前メディテーションサウナ」
はしごサウナ動線を解いた結果、16時開店がぴったりハマった、千代の湯へ。細い路地と怪しい入り口に期待が高まる。何気に番台式は初めて。タオルを借りたいというと、暫く無言だったので聴こえなかったかと思いきや、モソモソした後にほいっと出てきた。なんなくクリアだ。
意外や意外、浴室はおじいちゃんから若者まで大盛況。新生湯もそうだったが、やはり開店直後は人が多く、しばらくすると落ち着くのだな。
シャワーとカランのお湯はぬるすぎて寒いので浴槽のお湯で掛け湯。このラドン湯はまさに我がホームサウナである大黒湯と同じ教授に認定されたものではないか。確かに泉質が近くてニンマリ。
スチームサウナはシャワーからの熱湯の蒸気が充満でこれはこれで衝撃。いくつか経験したスチームになりきれていない設備と違ってしっかり熱い。アマゾンの熱帯雨林で熱い滝に打たれているようだ…と考えているとこれも大黒湯の熱湯スチームサウナと同じ質感であることに気付く。
胎内記憶やアマゾンや戦前に思いを馳せながら瞑想するにはうってつけな只々ホワイトノイズが響き渡る空間。カランの水はおそらく外気温と同じでしっかり冷たい。
なんやかんや3セットこなして、自販機でオロポ作ってフィニッシュ。自販機ラインナップだけは令和。
昼のセント酒を全話観た影響でディープな銭湯巡りももっとしたくなった。

「不自由形多目的銭湯」
渋谷から銭湯ホットスポット品川区へ。日曜日だけ午前11時から営業、太陽の湯。午前中の銭湯の価値は高い。
所狭しと貼られた注意書きに疲れつつ、各種お湯やプールを散策。洞窟風呂で天井に反射する水面を見ながらぼーっとするのがなかなか良い。
サ室は岩塩で組んだ格子が印象的で、内側から照らされる石を見ながら岩盤浴的な雰囲気で温まる。休憩はプール横、露天、喫煙所から選べる。
10分3セットで今日も快適。
未来の銭湯ではマナーの悪い人にだけ脳波に直接注意を伝えられるようになるといいなあ。
サ飯はそば膳処桂庵。1000円ちょっとでお盆に乗り切らないほどの料理がでてきてびっくり。昼から呑むお酒も美味しく気分良し。

「渋谷パラレルワールド」
本日の締めはここと決めていた。20時手前に渋谷に着いたが、いそいそと店仕舞多数で夕食にありつくのに苦労した。なんとか胃に物を入れチェックイン。L字ロッカーになんとか詰め込み、先程食べた物が消化されるまで館内チェック。
満を持して浴場へ。グリップある床は水捌けというか髪の毛などが残りやすい印象。途中シャワーが水しか出なくなるも本日4度目のシャンプーを終え、湯船で軽くストレッチ。
サ室は82℃で湿度も低いが何故か熱く感じる。モルタルと煉瓦が遠赤外線威力を発揮している気がする。
水風呂は大きく大の字になれる。手前側掛け水は温く感じたが奥は冷水が噴出されており冷たい。
非常ドアは開けることができたが渋谷の3階ということもあり憚られた。浴室は熱気が溜まってるかと思いきや意外と渇きが早く脱衣所も寒く感じたりなどなかなか掴みづらい環境。シンプルながら上級者セッティングなのかもしれない。
本日最後の9セット目は時計を見るのも忘れてぼーっと仕上がった。久々のサウニングだからか丸一日中あまみが出っ放しでした。こんなこともあるんだな。
施設の選択次第では1日3開拓もイケるんだとまたキャパが増えた気がする。

「明治スタイル昭和サウナ」
成増から移動し、髪切って炭シャンしてサクッと寿司食って、着いたのは大塚。銭湯のサウナ部分だけ2階に移動したような、でも1000円なので「その他の公衆浴場」に分類される。1000円で休憩もできて時間無制限は安い。

熱湯バイブラとキンキン水シャワーで既に仕上がっていたが、サ室へ。遠赤外線で体感＋20℃って、120℃のサ室なら体感140℃じゃねえか、とか考えながら9分3セット。今日は空が綺麗で外気浴スペースが気持ちいい。2セット目から急に暗くなった。大黒湯みたいに漫画置きスペースまではなく手すりに引っ掛ける感じだったので読書は遠慮したが12分計の進みは早かった。

休憩スペースが3箇所もあってゆっくりできる。マッサージチェアは腕突っ込む形式で終了時に自動で背もたれ戻るのでちょっと危ない。
1階の銭湯はしごするのもアリかと思ったが、今日はまだ行き先があるので、宇宙風呂はまた今度楽しもう。

「ザ・オーセンティック・サウナ」
年明けから激務、緊急事態宣言。家に引き籠もりテレワークで、10日間もサウナに入らなかった。3日目くらいから異変を感じていたが、何とか家の風呂暖房と水シャワーで生き延びた。一段落し、今日はサウナデーに決定。密にならなそうなサウナの目星をつけ、やや遠いイメージのある成増まで来た。一度来たことがある駅だがこんな駅近にサウナがあるなんて。隠れ家過ぎる。
3hサウナと伝えてすぐにロッカールーム。朝日を浴びながら身を清める。清々しい。どんどん心が解放されていく。
浴槽は意外と深く、手前側からもジェットが出る珍しい構造。浴室奥の通路を出るとウォーターサーバー、一周廻ってサ室へ。このグルグル廻る動線は自分がサウナを設計する夢の中で考えた構造だ。
10日ぶりのサ室。初めてサウナに入った時のような新鮮味を感じる。随所にこだわりを感じる丁寧な設計。王道を極めきった末に辿り着きついた圧巻の境地。
1セット目は一段目で壁に寄りかかり9分、水風呂、これまた細部まで人体工学に基づき設計されたととのいイス。完璧である。
2セット目、2段目9分、水風呂、非常階段に丸椅子を出して外気浴。外の世界から丸見えだが、喫煙禁止としか書いてないので許されてるのだろうと解釈。
3セット目までグルグルと廻り、サウナの有難みを改めて感じた。自分からサウナを取ったら何も残らない、そう感じていた。私はサウナを信じる。
3階でカップ蕎麦とトマトジュースを補給して後にした。スタッフの雰囲気も良いし、24時間営業だし、どうしようもなくなったときの駆け込みサウナになる予感がした。

「東東の聖地爆誕」
昨夜のコアから船堀→船橋の移動で以前から気になっていたジートピアへ。サウイキで知ったウィスキングをフロントで聞くと丁度いい時間帯で予約できた。ロッカールームと浴室までの第一印象で、ウェルビーっぽさを感じる。

ウィスキング
施術してもらうのは初体験だったが控えめに言って最高過ぎた。卸たての欧洲産白樺の薫りは段違い。まずはうつ伏せで5分予熱からの叩き、撫で、圧迫で熱と薫りを押し込んでいく。仰向けになりコップ1杯の水と塩を補給しながら頭に水をかけてもらい天国を感じる。手足の指先までしっかりと施術してもらい、室内のセッティングもどんどん良くなり後半大丈夫と言っていたもののイエローゾーン手前までキてました。森の中でサウナの神様に愛でられながら魂を浄化された気分。水風呂で浮かせてもらい視界も曖昧だが昇天。外気浴で電気風呂に入っているかのようなバチバチのととのいに至った。

アカスリ
ラテン系のおばさんから声を掛けられていたが中華系2人が両脇を固めておりそちらで施術することになった。20分ながらアカスリボディシャンプーの中でマッサージも要所であり、今まで苦手でほとんどやったことなかったがかなり気持ち良かった。塩揉みからの流しも独特の快感。炭酸シャンプーも追加。

高7水外-高6水不感-ウィスキング水外-低13水内-アカスリ温-高8水外温

ウィスキングを体験できる施設はまだほとんどなく新たな境地を切り開いてくれたと大感謝。

湯処葛西からバスを乗り継ぎ到着。このシンブル昭和な穴場施設に感謝。元旦は多くの銭湯が休業する中、風呂初めの需要は高いので営業している施設に流れてくると予想。おっさん達が元旦からレストラン休憩所でごろ寝している様子が圧巻。
そんな私も理由あって本日宿泊コース。

シンブルな構成に歓喜爛漫、岩肌から放射される遠赤外線を皮下組織でがっつり受け止め広くてキンキンの水風呂にダイブ。内気浴とクーラーボックスで冷やしたドリンクで体調復活。7-9-8。

正月限定のお雑煮とツマミにホッピーが心に沁みる。今年も好きなだけサウナにしがみつこう。

今年のサウナ初めはまさかの湯処葛西。初めてかと思ったら、内湯の銭湯回帰論を見て、既視感満載。所々リニューアルしているから変な感じだが、帰りに見える垂幕を見て確信。
予想通り激込みで各湯サウナ待ち発生。オートロウリュにも当たらず自分のリズムでも全く入れずやはり印象は薄い。
てなことで、これはハシゴ決定である。

今日のアサ活は六本木ミナミ。
コンパクトにワンフロアにまとまっている。客も少なくサウナ水風呂ともに申し分ないものの、清掃タイムともろ被りしてしまったようで、2時間終始バスマジックリンの臭いが浴室内に充満、完全に鼻をやられ軽く頭痛に。スタッフは気さくに話しかけてくるし行っても去っても近くを清掃しにくるしで全くリラックスできなかった。

細かいところまでピカピカに磨いていただけるのはいいが居合わせた客からすると堪らない。
清掃時間のアナウンスもどこにもなく、予め電話で聞いてから行ったほうがいいだろう。

週三休みの22時閉店というハードルを飛び越えるために会社を無理矢理抜け出して広尾駅からウォークイン。サ前飯はバーマニ。
番台は白金風マダムがお出迎え。
運良く右側ロッキー+露天風呂をget！

久しぶりのアウェイ銭湯に少々緊張。
ハート型の鏡とピンクタイルが可愛い。湯量たっぷりの蛇口にほころぶ。

サ室はL時型2段で、オートロウリュは10分に1回ほどだった。なかなかの熱さで、7,8,9,12の4セット。足湯スペースもいいが、露天に座れる岩が3つほどあるので微かに入ってくる外気を感じながら岩休憩をローテーション。

水風呂はバイブラ16℃で長くはいられない。あまみがっつり。客層は白金のお爺様達が多いがサ室は年齢層若め。

最後は露天で〆て、アフタードリンクはLAWSON、サ飯はきらぼし食堂で日本酒を堪能して月曜スタートダッシュは大成功。
桜館壱の湯並の高難易度なので当分来ることはないだろうが良かったは良かったですよ。

4ヶ月ぶりのドシー、待ちに待った五反田営業再開。楽しみすぎて、心ゆくまで堪能したく、宿泊にて無限ループへ。

内装は期待通りの無骨さ、全体に仕切りがなくコンパクトに必要な機能だけ揃っている。ゆっくりシャワーを浴びてサ室へ。5段目はブラックホールのように漆黒の特別席。

段:3-4-2-1-5-5-5-3 ×8-12分
水:20A-15A-10-20-1015-1010-AA-A
休:内-イ-∞-∞-イ-内-∞-内

渾身の8セット、イオンウォーター900もウォーターサーバーも尽きていた。

外気浴、CIO並に気持ち良過ぎた。

カプセルはフロアに3人だけ。
会社帰りのサウナコースに入れる可能性大。