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君が吐いた白い息が
今ゆっくり風に乗って
空に浮かぶ雲の中に
少しずつ消えてゆく
(鈴木常吉「思ひで」)

ひんやりとした澄んだ空気、
今日の福知山温泉の露天は青空。
誰もいない空の中にぽっかりと浮かぶ雲。

薪ストーブの香りもなんとも言えない郷愁を誘います。
ずっと昔のことのようだね。

肌寒い季節なのに、
温泉もサウナも温かい。
そんな温かさを求めて、いろいろな人たちがやってくるわけで。
客が来るかって?
それが結構来るんだよ。

という具合に、今日の福知山温泉では、
なぜかドラマ「深夜食堂」の「思ひで」という曲を思い出してしまいました。
間奏の切ないリコーダーの音色がひんやりとした空気にふさわしいというか。

川面の上ではないですが、
ひのき風呂の上を雲が流れるのも味わい深かったなぁ。

大戸屋ごはん処 福知山店

たれかつ丼

深夜食堂ではなくいたわり食堂。もちろん小林薫はいない。

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24

オロポイケちゃんさん

2023.12.16

25回目の訪問

サウナ飯

湯っぷる

[ 福井県 ]

冬、家庭で最も歓迎される料理は、鍋料理であろう。
煮たて、焼きたてが食べられるからである。
鍋料理では決して煮ざましを食べるということはない。クツクツと出来たての料理を食べることが、なによりの楽しみである。
(北大路魯山人「鍋料理の話」)

まぁ、冬だし鍋だよな、と最近思うことが多い。
鍋に関するエッセイをまとめた河出文庫のおいしい文藝シリーズ「ぐつぐつ、お鍋」をすきあらばページをめくっていたりする。

今日もサウナ前に軽く読んでいた。
河豚、ちゃんこ鍋、寄せ鍋、おでん…。
寒いしおでんに熱燗はいいよな、と思いつつ、
塩サウナを2セットと高温サウナ4セット。

風呂上がりにまた「ぐつぐつ、お鍋」を読みながら、リクライニングチェアでウトウト。
気持ちはおでんに傾きかけるも、地元の常連さんが多いおでん屋さんはいちげんにはつらいよなと。
ということで、おでんもある居酒屋に。

でも、行ったらおでんがないとのこと。
ということで白湯鶏鍋。
もう湯気から美味しい。
野菜やキノコに白湯スープがしみわたってたまりません。
あったまるし、レモンサワーもうまいし、
結果オーライ。

冬は鍋だ。

炭火居酒屋 弾正 danjō

白湯鶏鍋

母さんがよなべして

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27

オロポイケちゃんさん

2023.12.14

1回目の訪問

神戸 泣いて どうなるのか
捨てられた我身が みじめになるだけ
(前川清「そして、神戸」)

疲れがたまると、朝も起きるのがつらいわけで。
なんというか、やる気もでず、このままホテルでぎりぎりまで寝てしまおうかと。
営業サボろうかと。
気の弱い私はそんなこともできるはずもなく。

なんか一日中、時間に追われつつ営業を淡々とこなすわけで。
もう、終わり終わりサウナだサウナだ。

カラカラになるまで二宮温泉のサウナにひたります。
マッチがほどよく美味しく飲めるレベルまで。

おー、カラカラだ。
まさに東京砂漠、そして、神戸、はかないだけの恋唄。
水風呂のあとに、しっかり休憩。
前川清ばりにがっつり目を細めつつととのいます。

んー、なんつーか、
そしてひとつが終わり、
そしてひとつが生まれ、みたいな。
よくわかりませんが。

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29

世界と調和がとれた。
人生はなんとシンプルでやさしいことだろう。
(ジャン=ピエール・ジュネ監督「アメリ」2001年フランス映画)

どうでもいいイタズラが好きだ。
ただし、「サプライズ」という言葉は大嫌いだ。

昨日に出張で行った街というのが、
日頃お世話になっている方の出身地だったりしました。
なので、駅やら商店街やらデパートやらを撮って、
今、ここにいますぜと。

すると、近くの和菓子屋さんが同級生なんだよねーと。
せっかくなんでそちらの画像も撮って送るわけで。

まぁ、どうでもいいイタズラをしたいわけです。
ということで、そちらで地元の方々御用達のお菓子を購入して発送です。

早速、今日届いたようで、よろこんで頂いたようでなによりでした。

ちょっといいことしたかなぁ、とか思いつつ、
本日の宿でお風呂とサウナに。
人生はなんてシンプルでやさしいのだろう、
なんてアメリの言葉を思い出しながら。
そして、仕事を忘れながら。

麺屋とど丸

味玉つけ麺

ビールがすすむー。スタッフゥー、スタッフゥー!

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24

虹色に光る明石海峡大橋が真ん前にあるなんて。

ということで、
明石大蔵海岸龍の湯に、キター!
こんなに目の前で明石海峡大橋が観れるなんて、
地球に生まれてよかったー!

今日は込み合っていましたが、
それをも飲み込む大きさのタワーサウナ。
軽めの3セット。
そして、露天風呂に行くと、
レインボーなブリッジが。

というか、ホームの方々はこんなド迫力の明石海峡大橋を間近に観れるなんて。
上司に報告です。
室井さん、聞こえるか…、
ずっちーな。

居酒屋 かわもと

納豆キムチ、焼き鳥、おでん

ねばねばねばねばねばねば、れっらぶご、 らららら、さんばでぃとぅない

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25

オロポイケちゃんさん

2023.12.10

24回目の訪問

サウナ飯

湯っぷる

[ 福井県 ]

公衆浴場のもうもうと湯気のたちこめたなか-その湯気は天窓からさしこむ夕日の赤い光をうけて、幾先の粒になって光っていたが-彼のすきな庶民的生活感にひたりながら江頭淳夫氏は、あの黒と茶を多くつかった陰惨なポートレイトを書き直すことを計画していたのだ。
彼は、その時、幸福であった。その幸福感の大部分を、快い入浴と、適当な空腹感に負うていたにせよ、
とにかく幸福であった。
(江藤淳「行動特徴」あとがきより)

ゆったりとしたリクライニングチェアに身を沈めつつ、
読みかけの本のページをめくってはまどろむことを繰り返す。
こんな休日も悪くない。

湯っぷるの大浴場には、午前のやわらかな太陽光が湯気を輝かせていた。
一直線に光の道がさしこんでおり、心地よい湯につかりながらその様を眺めていると、えもいわれぬ気分になった。
快い入浴と適当な空腹感、そして幸福感。

湯に入り、サウナに入り、澄んだ空気を大きく吸い込む。
そして気ままに休憩室でうたた寝をしつつ、本を読む。
これ以上、何が必要だろう。

丸亀製麺小浜

釜揚げうどんと野菜かきあげ、ちくわ天

釜揚げでんねん

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25

オロポイケちゃんさん

2023.12.06

1回目の訪問

今回の出張予定はぎりぎりまで決まらず、
ホテルも訪問先の近くだったらいいやという感じで探したのですね。
サウナイキタイでサウナ付きのホテルを探すこともできなかったわけで。
いや、普段もサウナ付きホテルを狙ってるわけではないのですが。

なので、こちらのホテルに大浴場があるのはフロントで説明を受けたからわかりましたが、
まさかサウナがあるとは。

びっくりしました。
私のボキャブラリーがおかしいのですが、
良い意味で、大浴場が「エロい」というか「官能的」なのです。

暗くされた浴室、浴槽の中からライティングをされているので、
浴槽が青白く光るのですね。
内風呂も露天も。
男性の一部の方しかわからないような表現をとると、
さながら「例のプール」のような。

おそらく、しっかりとしたコンセプトで大浴場、サウナが作られたのだと思います。
大概のビジネスホテルだと、
申し訳程度に大浴場があり、ちょこんとサウナと水風呂があるわけで。
でも、こちらは本気でした。

雨が降っていて夜景もそんなに観ることができませんでしたが、
南海電車の走る音も聞こえ、味わい深いものがありました。

軽くサウナに入って、
風呂上がりは泉佐野の街を眺めながらクーリッシュ。
ということでお休みなさい。

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39
りんくうの湯

[ 大阪府 ]

クリスマスなんて大嫌いさ
トホホな想い出 心にオンパレード
(クレイジーケンバンド「クリスマスなんて大嫌い!!なんちゃって」)

基本的にイルミネーションがそんなに好きではないのです。
ウキウキして光のページェントとやらを見に行くような年齢でもないですし、
人混みやらも苦手なので。
ということもあり、大々的なイルミネーションはそんなに行ったことがありません。
仙台、表参道、御堂筋、神戸くらいのものです。
きれいだったなぁ、ってけっこう行ってますね。

りんくうの湯に行く前の大観覧車のライトアップも素敵でしたね。
年甲斐もなく、自分が背の高いサンタクロースであり、あわてんぼうだったことも思います。
サンタが街にやってくるとなると、
なんだかマジになってくる、とか意味わかんないすね。

りんくうの湯さんではきめ細やかな塩の塩サウナで、
一足先のホワイトクリスマス。
真っ白になった私はオラフのごとくレリゴー。

風呂上がりのりんくうタウンは小雨。
雨は夜更け過ぎに雪へと変わるのかしら。
まー、クリスマスが今年もやってくる、なんつて。

串カツ えべっさん 泉佐野駅前店

串カツ、うめくらげ、グレープフルーツサワー

空港近くで串カツ食ってみな、とぶぞ。

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27
有楽温泉

[ 大阪府 ]

ここのところ、出張で大阪府一円を歩き回っておりまして、
ここ1ヶ月で43市町村のうち29市町村をうろついてたのですね、

なので、サ活がさながらダーツの旅のような様相を呈しています。
プライベートでは絶対にこれないようなサウナに巡りあったりするわけで。
なんかそれもいいっすね。

ここからは地元の方しかわからないと思いますが…。
本日宿泊はJR熊取駅の近く。
サウナがない。
で、調べると2駅先の和泉橋本にあるではないか。
急いで電車に乗り込みます。
え、区間快速って和泉橋本に止まらないの。
あー、東岸和田近くにはサウナがない、
和泉府中の駅近くに銭湯が。

ということで有楽温泉さんにやってきました。
サウナ付きで520円て。
スチームサウナのみでしたが、
なせがヴィヒタが下がってるし、破壊力もなかなかだし。
なんかだんじりやってそうな第一サ人のあんちゃんも優しく気遣ってくれたし。

本日もサ旅を満喫しました。
…仕事もやってますよ、たぶん。

麺匠 いけだ

特製煮干しラーメン

麺匠イケちゃんさん。ラーメン、つけ麺、ぼくイケちゃん。

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全山が紅葉しているのではなく、常緑樹や茶色の葉や、銀杏に似た金色の葉に混じって、深紅の繁みが断続的にゴンドラの両脇を流れさって行くのでした。
それゆえに、朱い葉はいっそう燃えたっているように思えました。
(宮本輝「錦繍」新潮文庫)

午前中のよしのや依緑園のサウナにがっつり入って眠たかったのですが、
同行者がせっかくなので、帰り道は余熱館ささおかに寄ろうと。

ということで8号線から余熱館へ。
露天風呂から不意に奥の方の山々に目をやると、
黄色、山吹色、黄金色に山が染まっており、
さらにやわらかな日差しに照らされて、
絶妙な配色になっていました。
こういうのもよいなと。

軽めの3セットの後は、久々に宮本輝の「錦繍」を思い出し、
休憩スペースで電子書籍で読みつつウトウト。

紅葉に彩られた休日になりました。

はま寿司 敦賀店

いくら包みサーモンとあわび

なぜか夕食は敦賀

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27

オロポイケちゃんさん

2023.12.02

3回目の訪問

あなたに、ここに、いてほしい。
(北野武監督「Dolls」キャッチコピー)

紅葉というと思い出すのが、2002年の北野武監督の映画「Dolls」。
一面、紅色に染まったもみじの下を、
菅野美穂と西島秀俊が無表情でとぼとぼと歩くシーンがあります。
表情がないのに切ない、まさに映画のモチーフになった人気浄瑠璃を体現したような場面なのですね。
そもそも、ただでさえ紅葉をながめると切なくなるのに、
あの映画を観てからというもの、
紅葉の下の菅野美穂の表情を思い出してしまい、
より心に迫るものがあります。

よしのや依緑園からの鶴仙渓の眺望は、
錦繍とはいかないまでも、やはり圧巻でした。
ところどころが黄色く染まっているような塩梅で、
それもまた綺麗でした。
今日はほぼ貸切状態ということもあって、
静かに深くこの景色を満喫しました。

オイラ、やっぱりこれはいいアングルだなーと。

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26

オロポイケちゃんさん

2023.12.02

5回目の訪問

らららららららら、星きれい
(ダウンタウンのごっつええ感じ「西日本番長地図」)

リライムで朝風呂、朝サウナなのです。

翔んで埼玉を観た翌日なので、そういや意外と北陸が小バカにされているようなコントや映画もあったよなと。

ダウンタウンのごっつええ感じのコントで、
九州と名古屋と土佐の番長がお国自慢の歌で登場するのに、
松本人志扮する福井一郎だけ名物がないと。
で、星きれいと。
で、ういろううまいとか、シュワルツェネッガー福井の生まれとか。
そのネタを元に大学時代は福井の友達小バカにしてたな。
すいません。

あと、1977年の深作欣司監督の東映映画「北陸代理戦争」あたりでしょうか。
ナレーションで、
「俗に北陸三県の気質を称して、
越中強盗、加賀乞食、越前詐欺師と言うが…」
というくだりがあります。
よくわからないんですけど、そうなんですかね。
よくわかんないや。

えっと、私は北陸三県大好きなんすよね。
今から山中温泉に行くくらいですし。

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越のゆ 敦賀店

[ 福井県 ]

かけっことびっこげんきっこ
みんなあつまれへいわどう
わんぱくぼうずもなかよしも
ママのあとからついていく
(平和堂イメージソング「かけっことびっこ」)

とりあえず「翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて」は平和堂で観るべきだよな、
と思い、敦賀のアレックスシネマへ。
えっと、滋賀と関係のない敦賀の平和堂で「翔んで埼玉」を観るとどうなるか。
平和堂とHOPカードのくだりしか観客がざわつかないというね。
これは大津で観たらどうなるものなんでしょうね。
野洲の描写とか琵琶湖大橋のくだりはドッカンドッカンなんすかね、知らんけど。

ということで映画の前にはやっぱり越のゆ敦賀です。
越のゆの鬼ロウリュを食らいつつ3セット。
ばっちりととのい、気分は翔んで敦賀です。
アレックスシネマの入り口では、
「福井県民にはそこらへんのソースかつ丼でも食わせておけ」と看板がありましたが、
そこは無視して風呂上がりは鍋焼うどん。
福井県民でもないですし。
はずむこころでうどんをすすりました。

鍋焼うどん

敦賀でもうどんでんねん

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今日は朝から 私のお家は
てんやわんやの 大さわぎ
盆と正月 一緒に来たよな
てんてこまいの忙しさ
(笠置シヅ子「買い物ブギー」)

まぁ、バタバタなんですよね。
超過勤務やら体調不良もありつつ、
もうね、人の気持ちも知らないで、
わてほんまによう言わんわ、な気分なのですね。
あほかいな。

そうなったらもうサウナです。
サウナしかありえません。
心ズキズキワクワクです。
ここは大阪ですが。

例のごとく、高温サウナ→水風呂→外気浴です。
そういやブギというのはスウィングにおける反復フレーズ。
サウナもまた8ビートの最高芸術のごとく見事な反復を行うと心地よく癖になります。
おー、まさにグランドサウナ心斎橋はブギーワンダーランド。

ととのうと気分は、
ダンスフロアーに華やかな光、
僕をそっと包むようなハーモニーが聞こえてくるような。

帰る足取りも軽く、
今夜はブギー・バックです。

551蓬莱 なんばウォーク店

青椒肉絲と豚まん

「我思う故に我あり」(デカルト1596~1650) 「あるとき、ないとき」(ナルミ1972~)

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ひとり酒場で飲む酒は
別れ涙の味がする
(美空ひばり「悲しい酒」)

昨日、天下一品でこってりラーメンで飲んだグラスビールは悲しい酒でした。

ここ数日というもの忙しくてサウナに行けなかったのですね。
で、昨日は出張で樟葉のホテルに宿泊でした。
近くにサウナがない。
じゃあ枚方市駅、あ、月曜休み。
じゃあってんで、交野市に1軒あったので行ったら臨時休業。

流石に諦めました。
ホテル近くの天一のビールは涙の味がしました。
無能な上司のせいで、出張前日に必要ない残業をするはめになり疲れてもいましたし。

今日は今日で営業であちこちを、
知らず知らず歩いてきたわけで。
疲れた、もう限界。
あーあー、川の流れのように
おだやかにこの身をまかせて白玉温泉へ。

久々のサウナ。
サウナ室の心地よさに身をまかせるのもたまりません。
あれ、サウナ室が赤く光った。
真っ赤に燃えた太陽だからか。
より熱くなったけど、皆平然としてるな。
私のとなりのおじさんも。
おー、景気をつけろ、ワッショイワッショイ、
ソーレソーレソレお祭りだみたいな。

ちと熱かったのでお祭り忍者な私は素早く水風呂へ。
ってか氷風呂なのか。
冷たい。
人生って嬉しいものですね。

リンゴの花びらが散りそうなやさしい風。
月夜にそっと。
外気浴もいいなぁ。

あれだけしんどい気持ちだったのに、サウナに入るとそんなことも忘れてしまいます。

人生って不思議なものですね。

気分よく軽い足取りで入った居酒屋でも、
今日はビールも嬉しくなり、
帰り際には口を曲げながら、
「ありがと」と告げて店を後にしました。

北海道酒場 北の家族 京橋コムズガーデン店

塩たらこ茶漬け

世界のキタノ 北海道酒場の北の 足立区のたけしつってね、ばか野郎

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36
なんば温泉

[ 大阪府 ]

やっぱすっきゃね~ん
やっぱすっきゃねぇええん
くやしーけどあかぁあん
あんたようわすれられん
っとくりゃあ。

ということで、なんば温泉です。
疲れに疲れまくってたんで、もうサウナにでも入らないとやってられんのですわ。
サウナすっきゃねぇええんなんで。
もう旭ポンズでも味の素でももってこーい、というくらいに壊れとるわけで。

なんば温泉さんの110度の高温サウナと水風呂、そして相撲を観つつのレストルーム。
気分もよくなり、思わず、
ライリー、ライリー、ライリー、リラーと口ずさんでしまいます。

いとしさも憎しみも
すべてすべてぎゅっと抱きしめるような感じでととのいました、って意味わからんすね。
まぁ、あれや、あれ、
俺の「バキュンバキュン」が「ガォガォ」みたいな感じ。
気持ちも大きくなりまして、
明日は俺の無能上司よ、
かかってこんかい、みたいな。

ということで胸いっぱいでなんば温泉さんを後にしました。
どうです、関西の人しか文意がわからんでしょう、と言っても仕方ないか。

自家製麺 杵屋 なんばO’CAT店

かつ丼定食

夕飯はうどんでんねん

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19

毎度ご乗車ありがとうございます。
あ、京都出町柳ゆきの、あ急行です。
あ、停車駅は、あ、北浜、あ、天満橋、あ、京橋…。

グランシャトーで何に驚いたかというと、
窓の前を京阪電車が通過してるんですね。
電車の轟音が常に響くわけで、
そのたびごとに京阪電車の車掌でおなじみの中川礼二さんの悩ましげな吐息まじりのアナウンスを思い出します。

ついでに京阪の駅でもいろいろ思い出があるなーと、高温サウナの中でしみじみとしてしまいました。
就職活動のときに天満橋の駅のジュースバーでミックスジュースを飲んで気合い入れたなとか、
駅は飛びにとんで出町柳のふたばの豆大福うまかったよなーとか。
はしょりましたが、ほぼ各駅に思い出があります。
特に淀駅。くりかえしますが特に淀駅。

ユーカリのアロマの熱波のあとに、水風呂、
そしてうちわをあおぎながら休憩。
…淀で、なんであのときにあの馬から流したのか、と後悔しつつ、汗も流して心斎橋のホテルに戻りましたとさ。

串カツ田中 アメリカ村店

串カツ5点、さいぼし、ガリ酎

京橋の客引きが怖かったので、心斎橋まで逃げた結果、アメリカ村へ亡命。

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オロポイケちゃんさん

2023.11.20

2回目の訪問

人間は考える葦である。
私は人間である。
故に私は葦であり、イネ科の多年草である。

深まった秋の冷涼で静謐な日吉町の空気に触れ、
スプリングスひよしの柑橘のアロマ漂うサウナの中で思索に耽りたいと思った。
そして思索に耽って2分でウトウト。

山の中なのに海水のような潮の香りの温泉、
香り高いアロマロウリュサウナ、
季節も深まり一際冷たく身にしみる水風呂、
そして山からのやさしい風を受ける全身浴。
ととのいつつある意識のなかで、
存在と時間について思考を巡らす。

あること、ないこと。
もしくはある時、ない時。
ハイデガー「存在と時間」、サルトル「存在と無」、メルロ・ポンティ「知覚の現象学」などを記憶のなかからたぐる。
全部読んだことねーや。

そういえば、入り口に新発売の「京丹波高原豚 特製肉まん」ののぼりが立っていた。
ある時とない時では大阪の人の感情が異なることを思い出す。
思索なんてどうでもいーし。
風呂上がりソッコー肉まんを買う。
残り2個だった。ラッキー。
ある時だ。

「プディングの味は食べてみないとわからない」と丸山真男は書いていた。
そんなんどうでもいーわ。
ひたすらに特製肉まんがサイズがデカい上にうまかった。
ある時ー、あははは、である。

最後に、ある時、ない時は「肉まん」ではなく「豚まん」だったことに気づいた。
まー、どっちでもいいけど。

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24

オロポイケちゃんさん

2023.11.19

23回目の訪問

湯っぷる

[ 福井県 ]

Sunny,yesterday my life was filled with rain
Sunny,you smiled at me and really eased the pain
サニー、昨日までは雨模様だった
サニー、君の微笑みは苦しみを消え去る
(Boney M.「Sunny」)

今日の高浜町は、文句のつけようのない青空でした。
アクリル絵の具を塗りつけたような、くっきりとした青色。
晴天の下での外気浴のなんと贅沢なことか。

どんなに気分が雨模様でも、
湯っぷるのサウナと高浜の綺麗な澄んだ空は、
心身ともに癒しを与えてくれます。

Sunny one so true l love 湯っぷる
だな。

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旭湯

[ 京都府 ]

If you're lost,you can look
And you will find me
Time after time
もしあなたが迷ったとしたら探して
私がみつかるから
何度でも
(Cyndi Lauper「Time after time」)

「サニー 永遠の仲間たち」という韓国映画で、
主人公が文字通り、過去の自分とむきあって、
心に痛手を負った自分をやさしく慰めるというシーンがありました。
15年ぶりくらいに訪れた旭湯さんでそんな場面を思い出してしまいました。

なんというか、あのときの自分とサウナに入ってみたかったのです。
感傷的だし、多少ナルシスティックであることも重々わかります。
でも。でもなんです。

あの頃の自分の肩にそっと手を置いてやりたかったのです。
しんどい思いもしたし、お前はがんばったよ、と。
あの頃の辛さをいちばん知っているのは今の自分だし、
あの頃の自分を慰めてやれるのも今の自分しかいません。

旭湯さんの久々の高温サウナは良かったです。
汗が止まらず、目が潤んでも気づかれませんから。

田ごと 京都ポルタ店

天ざる

ポルタの田ごとも15年ぶりくらいだなぁ

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