2023.05.24 登録
[ 福井県 ]
全山が紅葉しているのではなく、常緑樹や茶色の葉や、銀杏に似た金色の葉に混じって、深紅の繁みが断続的にゴンドラの両脇を流れさって行くのでした。
それゆえに、朱い葉はいっそう燃えたっているように思えました。
(宮本輝「錦繍」新潮文庫)
午前中のよしのや依緑園のサウナにがっつり入って眠たかったのですが、
同行者がせっかくなので、帰り道は余熱館ささおかに寄ろうと。
ということで8号線から余熱館へ。
露天風呂から不意に奥の方の山々に目をやると、
黄色、山吹色、黄金色に山が染まっており、
さらにやわらかな日差しに照らされて、
絶妙な配色になっていました。
こういうのもよいなと。
軽めの3セットの後は、久々に宮本輝の「錦繍」を思い出し、
休憩スペースで電子書籍で読みつつウトウト。
紅葉に彩られた休日になりました。
[ 石川県 ]
あなたに、ここに、いてほしい。
(北野武監督「Dolls」キャッチコピー)
紅葉というと思い出すのが、2002年の北野武監督の映画「Dolls」。
一面、紅色に染まったもみじの下を、
菅野美穂と西島秀俊が無表情でとぼとぼと歩くシーンがあります。
表情がないのに切ない、まさに映画のモチーフになった人気浄瑠璃を体現したような場面なのですね。
そもそも、ただでさえ紅葉をながめると切なくなるのに、
あの映画を観てからというもの、
紅葉の下の菅野美穂の表情を思い出してしまい、
より心に迫るものがあります。
よしのや依緑園からの鶴仙渓の眺望は、
錦繍とはいかないまでも、やはり圧巻でした。
ところどころが黄色く染まっているような塩梅で、
それもまた綺麗でした。
今日はほぼ貸切状態ということもあって、
静かに深くこの景色を満喫しました。
オイラ、やっぱりこれはいいアングルだなーと。
[ 福井県 ]
らららららららら、星きれい
(ダウンタウンのごっつええ感じ「西日本番長地図」)
リライムで朝風呂、朝サウナなのです。
翔んで埼玉を観た翌日なので、そういや意外と北陸が小バカにされているようなコントや映画もあったよなと。
ダウンタウンのごっつええ感じのコントで、
九州と名古屋と土佐の番長がお国自慢の歌で登場するのに、
松本人志扮する福井一郎だけ名物がないと。
で、星きれいと。
で、ういろううまいとか、シュワルツェネッガー福井の生まれとか。
そのネタを元に大学時代は福井の友達小バカにしてたな。
すいません。
あと、1977年の深作欣司監督の東映映画「北陸代理戦争」あたりでしょうか。
ナレーションで、
「俗に北陸三県の気質を称して、
越中強盗、加賀乞食、越前詐欺師と言うが…」
というくだりがあります。
よくわからないんですけど、そうなんですかね。
よくわかんないや。
えっと、私は北陸三県大好きなんすよね。
今から山中温泉に行くくらいですし。
[ 福井県 ]
かけっことびっこげんきっこ
みんなあつまれへいわどう
わんぱくぼうずもなかよしも
ママのあとからついていく
(平和堂イメージソング「かけっことびっこ」)
とりあえず「翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて」は平和堂で観るべきだよな、
と思い、敦賀のアレックスシネマへ。
えっと、滋賀と関係のない敦賀の平和堂で「翔んで埼玉」を観るとどうなるか。
平和堂とHOPカードのくだりしか観客がざわつかないというね。
これは大津で観たらどうなるものなんでしょうね。
野洲の描写とか琵琶湖大橋のくだりはドッカンドッカンなんすかね、知らんけど。
ということで映画の前にはやっぱり越のゆ敦賀です。
越のゆの鬼ロウリュを食らいつつ3セット。
ばっちりととのい、気分は翔んで敦賀です。
アレックスシネマの入り口では、
「福井県民にはそこらへんのソースかつ丼でも食わせておけ」と看板がありましたが、
そこは無視して風呂上がりは鍋焼うどん。
福井県民でもないですし。
はずむこころでうどんをすすりました。
[ 大阪府 ]
今日は朝から 私のお家は
てんやわんやの 大さわぎ
盆と正月 一緒に来たよな
てんてこまいの忙しさ
(笠置シヅ子「買い物ブギー」)
まぁ、バタバタなんですよね。
超過勤務やら体調不良もありつつ、
もうね、人の気持ちも知らないで、
わてほんまによう言わんわ、な気分なのですね。
あほかいな。
そうなったらもうサウナです。
サウナしかありえません。
心ズキズキワクワクです。
ここは大阪ですが。
例のごとく、高温サウナ→水風呂→外気浴です。
そういやブギというのはスウィングにおける反復フレーズ。
サウナもまた8ビートの最高芸術のごとく見事な反復を行うと心地よく癖になります。
おー、まさにグランドサウナ心斎橋はブギーワンダーランド。
ととのうと気分は、
ダンスフロアーに華やかな光、
僕をそっと包むようなハーモニーが聞こえてくるような。
帰る足取りも軽く、
今夜はブギー・バックです。
[ 大阪府 ]
ひとり酒場で飲む酒は
別れ涙の味がする
(美空ひばり「悲しい酒」)
昨日、天下一品でこってりラーメンで飲んだグラスビールは悲しい酒でした。
ここ数日というもの忙しくてサウナに行けなかったのですね。
で、昨日は出張で樟葉のホテルに宿泊でした。
近くにサウナがない。
じゃあ枚方市駅、あ、月曜休み。
じゃあってんで、交野市に1軒あったので行ったら臨時休業。
流石に諦めました。
ホテル近くの天一のビールは涙の味がしました。
無能な上司のせいで、出張前日に必要ない残業をするはめになり疲れてもいましたし。
今日は今日で営業であちこちを、
知らず知らず歩いてきたわけで。
疲れた、もう限界。
あーあー、川の流れのように
おだやかにこの身をまかせて白玉温泉へ。
久々のサウナ。
サウナ室の心地よさに身をまかせるのもたまりません。
あれ、サウナ室が赤く光った。
真っ赤に燃えた太陽だからか。
より熱くなったけど、皆平然としてるな。
私のとなりのおじさんも。
おー、景気をつけろ、ワッショイワッショイ、
ソーレソーレソレお祭りだみたいな。
ちと熱かったのでお祭り忍者な私は素早く水風呂へ。
ってか氷風呂なのか。
冷たい。
人生って嬉しいものですね。
リンゴの花びらが散りそうなやさしい風。
月夜にそっと。
外気浴もいいなぁ。
あれだけしんどい気持ちだったのに、サウナに入るとそんなことも忘れてしまいます。
人生って不思議なものですね。
気分よく軽い足取りで入った居酒屋でも、
今日はビールも嬉しくなり、
帰り際には口を曲げながら、
「ありがと」と告げて店を後にしました。
[ 大阪府 ]
やっぱすっきゃね~ん
やっぱすっきゃねぇええん
くやしーけどあかぁあん
あんたようわすれられん
っとくりゃあ。
ということで、なんば温泉です。
疲れに疲れまくってたんで、もうサウナにでも入らないとやってられんのですわ。
サウナすっきゃねぇええんなんで。
もう旭ポンズでも味の素でももってこーい、というくらいに壊れとるわけで。
なんば温泉さんの110度の高温サウナと水風呂、そして相撲を観つつのレストルーム。
気分もよくなり、思わず、
ライリー、ライリー、ライリー、リラーと口ずさんでしまいます。
いとしさも憎しみも
すべてすべてぎゅっと抱きしめるような感じでととのいました、って意味わからんすね。
まぁ、あれや、あれ、
俺の「バキュンバキュン」が「ガォガォ」みたいな感じ。
気持ちも大きくなりまして、
明日は俺の無能上司よ、
かかってこんかい、みたいな。
ということで胸いっぱいでなんば温泉さんを後にしました。
どうです、関西の人しか文意がわからんでしょう、と言っても仕方ないか。
[ 大阪府 ]
毎度ご乗車ありがとうございます。
あ、京都出町柳ゆきの、あ急行です。
あ、停車駅は、あ、北浜、あ、天満橋、あ、京橋…。
グランシャトーで何に驚いたかというと、
窓の前を京阪電車が通過してるんですね。
電車の轟音が常に響くわけで、
そのたびごとに京阪電車の車掌でおなじみの中川礼二さんの悩ましげな吐息まじりのアナウンスを思い出します。
ついでに京阪の駅でもいろいろ思い出があるなーと、高温サウナの中でしみじみとしてしまいました。
就職活動のときに天満橋の駅のジュースバーでミックスジュースを飲んで気合い入れたなとか、
駅は飛びにとんで出町柳のふたばの豆大福うまかったよなーとか。
はしょりましたが、ほぼ各駅に思い出があります。
特に淀駅。くりかえしますが特に淀駅。
ユーカリのアロマの熱波のあとに、水風呂、
そしてうちわをあおぎながら休憩。
…淀で、なんであのときにあの馬から流したのか、と後悔しつつ、汗も流して心斎橋のホテルに戻りましたとさ。
[ 京都府 ]
人間は考える葦である。
私は人間である。
故に私は葦であり、イネ科の多年草である。
深まった秋の冷涼で静謐な日吉町の空気に触れ、
スプリングスひよしの柑橘のアロマ漂うサウナの中で思索に耽りたいと思った。
そして思索に耽って2分でウトウト。
山の中なのに海水のような潮の香りの温泉、
香り高いアロマロウリュサウナ、
季節も深まり一際冷たく身にしみる水風呂、
そして山からのやさしい風を受ける全身浴。
ととのいつつある意識のなかで、
存在と時間について思考を巡らす。
あること、ないこと。
もしくはある時、ない時。
ハイデガー「存在と時間」、サルトル「存在と無」、メルロ・ポンティ「知覚の現象学」などを記憶のなかからたぐる。
全部読んだことねーや。
そういえば、入り口に新発売の「京丹波高原豚 特製肉まん」ののぼりが立っていた。
ある時とない時では大阪の人の感情が異なることを思い出す。
思索なんてどうでもいーし。
風呂上がりソッコー肉まんを買う。
残り2個だった。ラッキー。
ある時だ。
「プディングの味は食べてみないとわからない」と丸山真男は書いていた。
そんなんどうでもいーわ。
ひたすらに特製肉まんがサイズがデカい上にうまかった。
ある時ー、あははは、である。
最後に、ある時、ない時は「肉まん」ではなく「豚まん」だったことに気づいた。
まー、どっちでもいいけど。
[ 福井県 ]
Sunny,yesterday my life was filled with rain
Sunny,you smiled at me and really eased the pain
サニー、昨日までは雨模様だった
サニー、君の微笑みは苦しみを消え去る
(Boney M.「Sunny」)
今日の高浜町は、文句のつけようのない青空でした。
アクリル絵の具を塗りつけたような、くっきりとした青色。
晴天の下での外気浴のなんと贅沢なことか。
どんなに気分が雨模様でも、
湯っぷるのサウナと高浜の綺麗な澄んだ空は、
心身ともに癒しを与えてくれます。
Sunny one so true l love 湯っぷる
だな。
[ 京都府 ]
If you're lost,you can look
And you will find me
Time after time
もしあなたが迷ったとしたら探して
私がみつかるから
何度でも
(Cyndi Lauper「Time after time」)
「サニー 永遠の仲間たち」という韓国映画で、
主人公が文字通り、過去の自分とむきあって、
心に痛手を負った自分をやさしく慰めるというシーンがありました。
15年ぶりくらいに訪れた旭湯さんでそんな場面を思い出してしまいました。
なんというか、あのときの自分とサウナに入ってみたかったのです。
感傷的だし、多少ナルシスティックであることも重々わかります。
でも。でもなんです。
あの頃の自分の肩にそっと手を置いてやりたかったのです。
しんどい思いもしたし、お前はがんばったよ、と。
あの頃の辛さをいちばん知っているのは今の自分だし、
あの頃の自分を慰めてやれるのも今の自分しかいません。
旭湯さんの久々の高温サウナは良かったです。
汗が止まらず、目が潤んでも気づかれませんから。
[ 大阪府 ]
恋人はワイン色
ビロードのシャワー決まりの場面で
恋人はワイン色
記憶の香りグラス持つたびに
(CHAGE and ASKA「恋人はワイン色」)
守口市の日の本湯さんで、
軟水風呂、塩風呂、サウナを満喫していると、
薬湯風呂が本日はボジョレー・ヌーボーというのを発見。
思わず、
恋人はワイン風呂~、と口ずさみつつワインレッドのお湯につかりました。
「薬」湯、ASKA、ワイン風呂…、
あの消えそうに燃えそうな方もなんかヤベーなとか思いつつ。
サウナの中では、ワインと何かのマリアージュを長考。
今日はワインレッドじゃなくて、水風呂のごとくキンキンに冷えた白ワインと焼き鳥なんてどうかなと。
とは言え、サウナ後に、心地よくやわらかな感触の軟水風呂で温まった結果、
我慢できずに、ソッコーで箕面ビールを飲んでしまいましたが。
[ 大阪府 ]
特別でしょ とろけちゃうでしょ
真昼の夢 海月のような
(Tempalay「あびばのんのん」)
心斎橋を歩いていたら餃子の看板がやけに目につくのですね。
肉汁餃子とレモンサワーだな、という気持ちを胸に秘め、グランドサウナ心斎橋に向かいます。
本日の熱波のアロマはレモンの香りでした。
爽やかな柑橘の香りの風を浴びながら、
頭のなかはレモンサワーでいっぱいです。
もしかしたらサウナハットが梅沢富美男のレモンのかぶりものに変わっていたかもしれません。
サウナ後の肉汁餃子とレモンサワーは、
特別でしたし、とろけちゃいました。
とっておきだし、もうとりこです。
爽やかなレモンサワーで、一日のエンディング。
スローモーションとモノクロームで今日一日のよかったことが、よみがえるような気がしました。
[ 大阪府 ]
忍耐と時、この二人の戦士ほど強いものはないのだよ。
(トルストイ「戦争と平和」新潮文庫)
平和温泉の更衣室で、おっちゃん同士が、
「お久しぶりです」
と挨拶を交わすこの感じ、
平和だなと。
まさかサウナ室は戦火のごとくとは。
温度計の針は、120度を指していました。
灼熱。
平和温泉は戦争と平和が同居している場だったのですね。
忍耐と時をじっくりと楽しみました。
トルストイはこう書いています。
えっと、なんだっけ。
まー、それはともかく、平和温泉のエクストリームな高温サウナからのやさしいクールダウンの水風呂は最高でした。
そういえば、ドラマ「サ道」でイケメン蒸し男くんが、
みんなサウナに入れば争いごとがなくなるのに、
みたいなことを言っていたと思います。
至言ですね。
[ 福井県 ]
Don don din don shubi da don
夜が来る
Don don din don shubi da don
灯りがつく
あの街 この街 黄昏れて
紫色の夜が来る
(小林亜星「夜がくる」)
夜が来る。
小浜に冬の冷気を感じたときに、
今日はウイスキーだなと思った。
一人で自分を見つめる時間という意味で、
サウナとウイスキーを味わう時間は似ている。
ウイスキーを飲み始めた頃は、
バーの止まり木でウイスキーグラスを傾けていさえすれば、
恋は、遠い日の花火ではない、と思っていた。
実際に花火が打ち上がることはなかったが。
年月を経て、
琥珀色に輝くグラスに目をやる。
時おり、ほどよく丸みを帯びてきた氷から、
自分の生き様が溶け出してくるような気がする。
それは苦味か甘美なコクなのかはわからない。
今日はウイスキーがうまい。
人生、おいしくなってきた。
小浜の夜に乾杯だ。
[ 京都府 ]
有難いその御意見は
キミがくれた宝物 Wow
ありがとう
でも実際は余計なお世話だバカヤロウ
(RHYMESTER「余計なお世話だバカヤロウ」)
出張後もハードスケジュールだったり、
上司と口論するなどイライラが収まらない感じだったのですね。
もう、やさぐれ感がというか、アウトレイジ化が止まらないんだな、あんちゃんたちよ。
やってらんねぇよ、オイラ、
ってことでサウナです。じょーだんじゃないよ。
ということで、福知山温泉です。
湯気の量が半端ないミストサウナ、100度超えの高温サウナをじっくりと。
でもよ、やっぱり露天の庭がいいんだなぁ。
森の木々はまだ紅葉がはじまってはいないとは言え、
点々と黄色、山吹色、オレンジ色に気持ち染まっててよ。
あんちゃんたちに言いたいのは、
あー、これはいいアングルだなぁ、と思ってたら、
これは黒澤さんの映画のアングルなんだよな、あはぁ。
ということて、晩秋の風とともに、オイラととのっちゃったよ、バカヤロウ。
あまりの心地よさに久石譲の音楽が流れてきそうだ、この野郎、ダンカン、
なんつってよ。
[ 大阪府 ]
今さら何をというかもしれませんが、
ちょっと驚いてしまったことがありました。
グランドサウナ心斎橋って、心斎橋だけでなく、なんばにも近いんですね。
今日もへとへとに疲れつつやさぐれていました。
なんばOCATに力尽きつつたどり着くと、
やはりやることは一つです。
サウナイキタイで現在地にいちばん近いサウナを検索です。
で、いちばん近かったのは、なんとグランドサウナ心斎橋。
まだ、最終便には間に合う。
ということで、なぜか二週連続でお世話になることに。
今日は薬草スチームサウナをたっぷりと。
普段はハーブティーとは無縁の生活をしているのですが、
こちらの薬草スチームサウナは全身にハーブティーでも浴びているような心地よさなのですね。
そして高温サウナのオートロウリュからの水風呂も最高でした。
もう今日あった嫌なことも忘れちまったい。
なんかこの世にサウナがあってよかった、なんばの近くにグランドサウナ心斎橋があってよかったとしみじみと思いました。
っか、もう帰りたくねー。
[ 大阪府 ]
電車に一人で乗っている人は、大抵無表情でぼんやりしている。視線は外の景色か吊り広告、あるいは車内としても何とはなしに他人と目の合うのを避けて視線をさまよわせているものだ。そうでなければ車内の暇つぶし定番の読書か音楽が携帯か。
(有川浩「阪急電車」幻冬舎文庫)
ここ二週間は阪急電車に乗ることが多く、
車内では、ひたすら阪急コラボのちいかわをながめていました。
ちいかわをガン見するくらいしか時間をつぶせないし、疲れていたのですね。
そして、たどり着いたは蛍池。
後から気がついたのですが、予約していたグリーンリッチホテルにもサウナがあったのですね。
もちろん入ります。
ホテルのサウナなのにサウナ室はしっかり熱いし、
水風呂も冷たいです。
もう、一人の時間を満喫しよう。
軽めの3セットのあとは、
ほろよいやら何やらです。
そして明日は阪急曽根駅からスタートです。
またちいかわばかりの1日ですが。
[ 大阪府 ]
本当の幸せは目に映らずに
案外傍にあって気付かずにいたのですが
(椎名林檎「幸福論」)
頬をさ~す~、朝の山手通り~、
と言ってる場合じゃなく、
阪急中山観音駅北の中筋山手の坂の急勾配にビビり、
そしてヘトヘトになって歩きました。
さらにその後に箕面市の住宅街で、
何処に行けば良いのですか、
とさ迷い、ヘトヘトになって歩きました。
もう足にギブスをはめられたようなくらいパンパンに。
これはもうサウナだ。サウナだ。
本能がサウナを求めていました。
気紛れを許して。
ということでホテルからいちばん近い幸福温泉さんに椎名林檎を口ずさみつつゴーです。
昭和の町場の銭湯の風合い。
サウナーも皆無。
ひたすら遠赤サウナで目をとじて対峙します。
頽廃 裸体 安全圏
巧妙 自制 白血球
明日くたばるかも知れない
だから今すぐ振り絞る
サウナでの無罪モラトリアムで疲れは癒され、
月に負け犬だった私も少しは救われました。
なんというか、
其処に生きているという真実だけで幸福なんです、
とでもいうのでしょうか。
[ 兵庫県 ]
行きあたり ばったり
行きあたり ばったり
行きあたり ばったりよ
子供の頃から 幾つになっても
行きあたり ばったりよ
(スーマー「人生行きあたりばったり」)
行きあたりばったり、それもまた良いのかなと。
宝塚出張ということで、せっかくなので宝塚のスーパー銭湯に行ったら臨時休業。
あきらめきれず、サウナイキタイで検索したら2駅先に銭湯があったんですね。
極楽湯さんに巡り会えたのは行きあたりばったりでした。
サウナブームをまったく感じさせない町の銭湯。
昭和レトロな雰囲気がたまりません。
サウナはスチームサウナなのですが、ほぼロウリュみたいな感じでした。
水風呂も14度くらいでしょうか。
懐かしさと安心感を感じる空間のなかでととのいました。
行きあたりばったりもいいもんです。
サ飯はホテルのバルでと思ってたら、こちらも休み。
近くの焼き鳥屋さんへ。
行きあたりばったりでしたが、こちらも美味しかったんです。
こういうのもいいなぁ、と。