2020.03.03 登録

  • サウナ歴 4年 4ヶ月
  • ホーム サウナ&カプセルホテル 北欧
  • 好きなサウナ 好きなサウナと聞かれれば、私はこう応えるであろう。そう、「四畳半サウナ」と。
  • プロフィール サウナ四畳半主義者
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サウナ四畳半主義者

2020.03.19

1回目の訪問

サウナ:7分 × 1(蒸気サウナ)
8分 × 1(塩サウナ)
8分 × 1(蒸気サウナ)
水風呂:(30秒 × 2)×3
    炭酸水風呂→通常水風呂
休憩:10分 × 3
合計:3セット
サ飯:唐揚げ、カレーうどん、卵焼き
   ビール、ハイボール

 この日の気分は、岩盤浴であった。

________________終劇_______________


 いま、このページを閉じた読者諸君、正解である。そして開き続け読み続ける、読者諸君もまた正解である。この世の善や悪、損得、生と死、全ての相反するものが表裏一体となる、それがサウナなのである。

 さて、岩盤浴といってもどこの施設にしようか。そんなことを考えながらいつも通りサウナイキタイで調べていると、これはこれは、お誂え向きな施設があるではないか、少し遠いが、岩盤浴も広く温泉、サウナまであるではないか。そう思った瞬間、私の知的好奇心が大きく膨れ上がっていくのを感じた。

 現地に着くとまずは、岩盤浴から楽しむことにした。岩盤浴でかいた汗を大きなお風呂で流し、サウナへ入り身を清める算段である。

 「広い」直感的な感想であるが、これ以外の言葉が思いつかないくらいには、圧倒されてしまった。岩盤浴だけでも5種類あり、外気浴エリア、冷気室も完備されている。また、岩盤浴エリア内全てで漫画が読み放題、冷蔵庫のドリンクホルダーには鍵も掛かり、その場所は安心感と満足感に包まていた。

 全ての岩盤浴から、外気浴とセットを重ねていく。サウナほど高温ではないにしろ、身体の芯から汗が出てくるように感じた。また時期も相まり、外気温もちょうど良く身体を冷やしてくれる。

 大変満足し、その足でサウナへと向かう。いつも通り体を清め、申し訳程度に湯に浸かる。まずは蒸気サウナからである。

 岩盤浴で汗を流していたこともあり、気持ちよく温まれた。次に水風呂であるが、ここの水風呂は珍しく2種類完備されていた。まずは、炭酸水風呂に入ってみることにした。

 「ピリピリピリピリピリ」刺激される。痛い。次に通常の水風呂へ入る。心地良い…。ピリピリからの開放感、カタルシスを感じる…。そのまま外気浴へ。

 「!?」そこには畳があった。畳である。眼前にはちょっと四畳半ほどの畳のスペースがあった。元来ベンチタイプの整い椅子が好きだった私はすぐに寝転んだ。畳の肌触りを皮膚に直接感じる。このまま身体が溶けて四畳半と一緒になるのも悪くない。まだ冷たい3月の外気が身体に染みた。

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サウナ四畳半主義者

2020.03.12

2回目の訪問

サウナ:8分 × 3
水風呂:1分 × 3
休憩:5分 × 3
合計:3セット
サ飯:唐揚げ、ナポリタン
   ビール、ハイボール、ウーロンハイ

 「キンキンの水風呂に入りたい!」そんなことを友人が言う。「草加健康センタ〜」私がダミ声で応える。私が知る限り、最高の冷たさを誇る水風呂は、草加健康センターであった。そんな得体の知れない自信が私にはあった。温度こそ、そこまで特徴的ではないが、露天、バイブラと条件は整っていた。友人ももういく気満々である。いつも通り送迎バスに乗り、草加健康センターへと向かう。

 サウナに着くと、いつも通り体と口腔内を清め申し訳程度に湯に浸かる。早速サウナへと足を運ばせる。

 いつも通り、一口で頬張るには少し難しい氷を口に詰める。しかしこの氷を溶かしながら入るサウナは気持ちがいい、口の中の温冷交代方である。そんなことを考えながら1セット目を終え水風呂へ向かう。

 本日もキンキンなり。そして快晴。ぶくぶくと温度の羽衣を剥がすバイブラの調子も絶好調である。水風呂を上がりベンチへと向かう。

 ベンチを水で流し横たわる。「あぁ…申し訳ないっ…!」身体から本音が漏れる。空は晴天の昼下がり、アツアツサウナとキンキンの水風呂、こんな環境で整わない方が無理な話だろう。

 3日目となるサウナ合宿もこれで終わりだと思うと少しだけ寂しい気持ちになった。

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サウナ四畳半主義者

2020.03.11

3回目の訪問

水曜サ活

サウナ:8分 × 1
12分 × 1(塩サウナ)
8分 × 1(オートロウリュ)
水風呂:1分 × 3
休憩:5分 × 2(1.3セット時)
合計:3セット

 サウナ合宿2日目。ニューウイングを出たところから物語は始まる。まだ、時刻は17時を少し過ぎたところ。ご飯はニューウイングで食べてきた。酒が足りない、居酒屋に入り、渇きを癒す。ほどほどに時間が過ぎ、そろそろ家に帰ろうかと思ったところ、友人が「夕方に風呂入った時って夜にも風呂入るのものなのかね?」と呟いた。何を意味の分からない事を言っているのだと思ったが、確かに迷う時間ではある。しかも、外にも長く滞在もしている。ここで私はひとつの提案をする。「家の近くにスーパー銭湯がある。しかもサウナもついている。どうだ、そこでサウナ合宿を締め括るというのは。」友人も納得した顔で頷く。こうして私達は人生初の1日に2度目のサウナを経験することになる。

 サウナに着くと身体を清め、申し訳程度に湯に浸かりサウナへと向かう。1セット目が終わり、2セット目の出来事である。塩サウナ…?入り口に壺が置いてある。塩が盛ってある。はて、ここは注文の多い料理店であったであろうか…?好奇心を抑えられず、身体に塩を塗りたくり中へと向かう。ぬるい…。温度計を見ると80℃に満たない温度。この程度の温度だと汗も出ないだろうと鷹を括っていたその時である。ゆっくりゆっくりと体が温まっていくのを感じる。汗が一粒、また一粒と滴っていくではないか。これが塩の力か…。心地よく汗をかき、サウナを後にする。

 なんということでしょう。ささくれ立ちガサガサだった肌がすべすべになっているではないですか。そんなナレーションが聞こえてくる。いつもならここで休憩を挟むが最近、2セット目が整えなくなっていたので、水風呂に入り、そのままサウナへと向かう。

 3セット目、運良くオートロウリュに被さることができた。水風呂に入り、外気浴をする。ベッドの網目が身体を優しく包み込む。なんだか人の声が遠くに感じる。ずっとこのままでいれたなら、どんなに気持ちいいのだろうか。そんな事を考えながら目を閉じた。

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サウナ四畳半主義者

2020.03.11

1回目の訪問

水曜サ活

サウナ:7分 × 1 高温サウナ
7分 × 1 セルフロウリュサウナ
    8分 × 1 高温サウナ
水風呂:2分 × 3 (プール1分、19℃1分)
休憩:5分 × 3
合計:3セット
サ飯:唐揚げ、厚揚げ、コロッケ
   アスパラ
   ビール、ハイボール、ウーロンハイ

 サウナ合宿2日目となるこの日は、予てより気になっていたニューウイングへと足を運んだ。

 サウナに着くといつもどおり、体を清める。歯ブラシもあるので、ついでに口腔内と清める。くまもんシャンプー…?気になり使ってみる。なるほど、ほのかにオレンジの香りだ。申し訳程度に湯に浸かり、サウナへと向かう。

 「高温サウナとセルフロウリュサウナか」ふむ、まずは高温サウナから試させて頂こうか。氷をひとつ口に入れ、サウナへと向かう。相変わらずデカい氷だ。サウナの氷とは何故こうもデカいのだろうか。サウナも最上段に座るとなかなかの熱さ、マットも清潔感があり素晴らしい。そんなことを思いながら1セット目を終える。よし次は水風呂だ。

 少し話が逸れるが、私がニューウイングが気になっていた理由を語ろう。まず、水風呂が2つあるという点。次に片方の水風呂がプールの如く広いという点である。通常、水風呂で泳ぐなど言語道断、ご法度中のご法度である。しかし、ニューウイングではそれが可能なのである。

 閑話休題

 まずは、プールの方の水風呂に浸かる。因みに、プールの方の水風呂が16℃となっており、小さい方が19℃となっている。プールに浸かってから小さい方に浸かれば、更なる温度の羽衣が手に入るという魂胆である。これが人間の所業か!?素晴らしい!褒めて遣わす!などと考えながらすいすいとプールで泳ぎ小さい方の水風呂へ。

 「きもちよすぎりゅ…」ヤバイ、これはヤバイ。ヤバすぎてヤバになったわね…。語彙力も飛んでいく気持ちよさである。水風呂の中で整ったのは、初めての経験だった。整いイスに座りゆっくり休憩をする。「ミストボタン…?」押してみる。上からさらさらとミストが落ちてくる。心地良い。ふわふわと体が包み込まれる様だ。次は、セルフロウリュサウナに入ってみよう。

 セルフロウリュができる方のサウナの温度は少し温めに設定されていた。貸し切りだったので、ガンガン入れていく。アツイ、アツイ。備え付けの団扇で仰ぐ。ごうごうと私に襲い掛かる熱波。これはアツくて楽しい。アツ楽しいというやつだぜッ!汗をかくだけがサウナではない。最早エンターテインメントなんだと感じた。

 パタパタしながら本物の熱波に思いを馳せる。ぱたぱた、ぱたぱた。

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サウナ四畳半主義者

2020.03.10

3回目の訪問

サウナ:7分 × 3
水風呂:1分 × 3
休憩:5分 × 3
合計:3セット

 サウナ合宿というものを読者諸君はご存知だろうか。聡明な読者諸君なら存じ上げているとは思うが、念の為に説明させて頂く。

サウナ合宿:短期間、又は長期間でサウナに数回入ること。また、その俗称。
引用:サウペディア

 というのも、今回友人と休暇が被り、数日でいくつかのサウナに足を運ぼうとなった次第である。その前哨戦として選ばれたのがホームサウナの「北欧」であった。

 サウナに着くとルーティーンの体の清めと口腔内の清めを行う。申し訳程度に湯に浸かり、サウナへと向かう。

 サウナはいつも通りの高温、水風呂もキンキンの15℃。まさに、最 the 高である。しかし、この日は一味違った北欧を体験することになる。

 水風呂から上がり休憩へ。「よし、整い椅子は…ん…?」いつも意識していなかったが、ベッドタイプの整い椅子が目に入る。よし、物は試しだ、こちらに座ってみようじゃないか。この選択が、今後のサウナを大幅に変えることになるとは、この時の私は知る由もない。

 ベッドへとゆっくりと腰掛ける。天を仰ぐ。頭の中がドロドロになり、上野の街とひとつになる。「これが本当の整いか…」明日からのサウナ巡りに思いを馳せながら、ゆっくりともう一度目を閉じた。

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サウナ四畳半主義者

2020.03.03

1回目の訪問

サウナ:7分 × 1
8分 × 1
9分 × 1
    10分 × 1
水風呂:1分 × 4
休憩:5分 × 4
合計:4セット

 この日は、横浜に小旅行に来ていた。この時、まだ宿が決まっておらず、ホテルを探していた。勿論、探すサイトは「サウナイキタイ」探し始めたのも束の間、横浜の都心部にサウナが付いているビジネスホテルがあるではないか。早速予約。観光もそこそこに終えて、ホテルへと向かった。

 ホテルにチェックインし、サウナに向かうと時間も時間だったのか、貸切状態。体を清め、申し訳程度に湯に浸かる。早速サウナへ。ビジネスホテル付属のサウナにも関わらず、ビート板の様なものがあり、下に敷けるようになっている。この様な気配りも素晴らしい。

 「ふぅ…」一日の旅の疲れが取れる様だ。テレビも無く、薄暗い室内。しかしながら、12分計などの最低限の設備はある。ビジネスホテル付属のサウナと考えると至れり尽くせりではないだろうか。程なくして、水風呂へ。

 水風呂も少し温めではあるが、管理が行き届いていて、清潔感もあり、心地良い。身体を芯から冷やして休憩へと向かう。

 室内、室外ともに整い椅子は無いものの、露天風呂のへりの部分に腰掛けることができ、外気浴が楽しめる。

 宿泊費に入浴料が含まれている、ホテル付属のサウナと考えればかなり好印象である。綺麗なサウナ、綺麗な水風呂、外気浴の3点が無料で楽しめるのだ、こんなに素晴らしい設備に文句を言う奴はいるまい。もしいるのであれば、是非私に報告を頂きたいものだ。なんてことを考えながら、空を見上げる。星が綺麗だ。部屋に戻って、晩酌といこうじゃないか。そう思いながらサウナを後にした。

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サウナ四畳半主義者

2020.02.26

1回目の訪問

水曜サ活

サウナ:8分 × 3
水風呂:1分 × 3
休憩:5分 × 3
合計:3セット
サ飯:ラーメン(武蔵家 白山店)
   ビール

 「ラーメンが食べたい」この日は、そんな呪いに取り憑かれていた。「麺行こう」友人もこれに同意。早速、「サウナイキタイ」にてお気に入りのラーメン屋の近くのサウナを調べる。何故、直接ラーメン屋に行かないのかと不思議に思う読者諸君もいるだろう。そんなの、サウナの後のご飯が世界一美味しいからに決まっている。

 サウナに着くと、いつも通り体と口腔内を清める、ここは頭用のブラシもあるのか、小さな幸せとはこんなところにあったのかと実感する。申し訳程度に湯船に浸かり、サウナへと向かう。

 サウナの温度は少し低めに感じた。しかしながら寝転がれるスペースがあるのか。うむ、試してみようじゃないか。サウナ内で寝転がれる、なんて素晴らしいんだ。しかし、心地はいいが、寝てみると更に温度が低い。最終的には最上段に座っている私がいた。やはり、サウナは温度が肝心と実感し、水風呂へ。

 なんだこれは、ライオンか?そこにはマーライオンの如く、口から水を吐き出しているライオンがいた。ライオンの唾液に包まれながら整う、なんて乙なものなのだろうか。肝心の水温は、少し温めであった。しかしながら、水質がいいのかとても心地が良い。そして、休憩へ…

 露天風呂のへりが、外気浴スペースとなっている。天を仰げる、心地の良い風が身体を包む。昼から、サウナ。なんて素晴らしいんだ。この後のラーメンに思いを馳せながら、名残惜しい気持ちと共にサウナを後にした。

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サウナ四畳半主義者

2020.02.25

1回目の訪問

サウナ:7分 × 1
12分 × 1(ロウリュ)
10分 × 1
水風呂:1分 × 3
休憩:8分 × 3
合計:3セット
サ飯:唐揚げ、アジフライ、ハムエッグ
   ビール、レモンサワー

 この日は、北欧訪問によりサウナにハマった友人と新規開拓という事で、サウナセンターに訪れていた。サウナセンターを選んだ理由は至って簡単。北欧に近かったからである。

 サウナに着くといつも通り、体と口腔内を清める。いつも書いているこのセクションであるが、実はとても重要なのである。また、アカスリや歯ブラシがアメニティとして置いてあるところは、とてもポイントが高いと言えるであろう。心身共にスッキリサッパリ、サウナに迎えるということである。スッキリサッパリしたところで、申し訳程度に身体を温める。そして足早にサウナへと向かう。

 少し狭めではあるが、壁には白樺であろうか、粋な装飾が施されているではないか。最早雰囲気だけで整いそうだ。サウナを後にし、水風呂へ向かう。いい感じに広い。温度も最適だ。
 
 さて、お次は休憩だ。はて、「サウナイキタイ」には、外気浴スペース有との事だったが。まぁいい、整い椅子で整おう。その様なことを考えていると、「ロウリュを始めます!ご希望の方はサウナ室へどうぞ!」の声。今回は、ナイスタイミング。やはり、サウナーと熱波師は惹かれ合う運命なのであろう。

 「本日のアロマは、ユーカリのアロマとなっております。まずは、目を閉じて香りをお楽しみ下さいませ。」

 素晴らしい。あぁ、素晴らしい。テレビの雑音も消え、サウナストーンが水を弾く音だけがサウナ室に響き渡る。しかし、物凄くアツイ。しかしながら、そのアツさから繰り出される熱波、素晴らしいの一言である。「おかわり」も頂戴し、そのまま急いで水風呂へ。水風呂から上がり、辺りを見回す。どうやら入り口の方に外気浴スペースがある様だ。うむ、行ってみようではないか。

 外気浴スペースの扉を開けると3席程の小さなスペース。読者諸君の為に、私が声を大にして何度でも言おう。男は、狭くて暗いところが大好きなのである。そんな整いスペース、熱波も相まり今までにない整いになったのは言うまでもない。

 まだまだ、街では残業をしているサラリーマンが煌々と街を照らしている。その光と熱波を浴び熱った体温に包まれ、世界の中へと自分が溶けていくのを感じた。

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サウナ四畳半主義者

2020.02.18

2回目の訪問

サウナ:8分 × 3(内オートロウリュ1回)
水風呂:1分 × 3
休憩:5分 × 3
合計:3セット

 夜遅くまで残業をした帰り道の事である。心身共に疲弊した。身体に何かを入れたい気分だ。そうだッ、サラリーマンの味方「銀色のやつ」を入れようじゃあないかッ!銀色のやつを入れるにあたって最高な状態に身体を持っていきたい。どうしたものか、ここで私に電流走る。「サウナ」それ以外の最適解があるだろうか?いや、あるはずがない。そう考えながら、近所の遅くまで営業しているスーパー銭湯へと足を走らせた。

 前回来たときは、初サウナで面を食らったが、今回はそうはいかない。そう思いながら、いつも通りに体を清め、申し訳程度に湯に浸かる。

 サウナに入ると、「アツ…くない…?」やはり、歴戦のサウナを体験した私にとって、街のスーパー銭湯なんて生温いものなのだ!ハッハッハ!…なんて思っていたこの時の私を助走をつけて殴りたい。穴があったら入りたい、いや水風呂があったら浸かりたいであろうか。そんなこんなで2セット目までなんなく終了。そして、3セット目へ、ロウリュとスーパー銭湯が交差する時物語は始まる…。

 3セット目の途中いつも通り気持ちよくサウナに入っていると、途端に照明が消えるではないか。何事かと周りを見渡すと「ジュワァ…」と大きな音。時計に目をやると長い針が丁度12を指していた。なるほど、これがオートロウリュか。じわりじわりと身体を芯から包み込む暖かさ。とても心地が良い。しかし、アツイ、とてもアツイ。

 なんとか8分耐えきり水風呂へ。今日も外気浴が気持ちいい。オートロウリュでこれだけ気持ちいいのであれば、熱波はどれほどのものなのだろうか。期待に胸を躍らせながら、身体の火照りが疲れと共にすぅーっと取れていくのを感じた。

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サウナ四畳半主義者

2020.02.12

1回目の訪問

水曜サ活

サウナ:7分 × 2
8分 × 1
水風呂:1分 × 3
休憩:5分 × 3
合計:3セット
サ飯:ハムエッグ、豚の生姜焼き
   唐揚げ
   ビール、ホッピー

 この日は、愚弟と秋葉原に仕事用のスーツを新調しにきていた。用事も早く終わり、何をしようかと手持ち無沙汰になっていたところから物語は始まる。

 「サウナに行こう。」単刀直入に今の気持ちを伝える。「さうなぁ…?」弟は、拍子抜けだったのか、とぼけた声で応える。しかしながら、さすが私の弟である。サウナの素晴らしさを口頭ではあるが伝えたら、是非行きたいとのこと。場所も近かったので「北欧」をオススメしたかったが、知的好奇心が勝り、個人的に訪問してみたかった「スパリゾートプレジデント」へ向かったのである。

 サウナに着くといつも通り、体と口内を清める。申し訳程度に湯に浸かり、サウナへと向かう。

 「ん?階段?」

 そこに現れたのは、上下階へと続く階段であった。どうやら、それぞれサウナへと続く階段のようである。物珍しさに気を引かれながら、半階下がって通常のサウナへと向かう。ストーブがとてもデカい。半地下のサウナだからか、少し圧迫感がある。しかし、それがいい。男という生き物は、何歳になろうとも、狭い、暗いところが好きな生き物なのである。

 サウナを後にし、水風呂へ。そこには白熊の絵が記されていた。水温計を見ると15℃の表記。はて、人間には冷たい温度であるが、白熊には如何様なものであろうか。しかし、さすがに15℃。素晴らしい、とても素晴らしい。全ての水風呂が15℃だったらいいのに。その様なことを思ってしまう。

 ひと休憩終え、2セット目は上の階へと向かう。怖い。全裸で螺旋階段を登る日が来るとは。上の階は、どうやら薬草サウナな様である。入ってみると、目の前が真っ白になった。ここはなんだ!?極楽浄土か!?いいや、サウナである。椅子に腰掛け周りを見渡す。12分計が無い。しかしながらテレビも無い。良い。無心になれる。都会の喧騒の中で働いている身としてはたまにはこうしてゆっくり瞑想でもしたいものである。と思ったのも束の間。

 「ん゛っ!」

 熱い!何かと思ったら天井から滴り落ちる熱い水滴。これも修行の一環なのか。匂いや温度がいいだけに、とても残念である。ラストセットは通常のサウナにしようと心に決め、薬草サウナを後にした。

 失敗や経験を繰り返し、その道は洗練されていくものなのだとひしひしと感じた。しかしながら、この経験はとても大事なものになるだろう。そう思うと、ケツイがみなぎった。

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サウナ四畳半主義者

2020.02.10

1回目の訪問

サウナ:7分 × 2
12分×1(爆風ロウリュ)
水風呂:1分 × 3
休憩:7分 × 3
合計:3セット
サ飯:唐揚げ、エビチリ、焼き鳥
   ビール、ハイボール


 「サウナイキタイ…」最早、完全にジャンキーである。サウナジャンキー爆誕である。人間は非常に単純である。理性という鎧を纏いつつも、所詮は動物なのだ。サウナイキタイという莫大な欲求には、抗えないのである。

 話は逸れるが、読者諸君は、「サウナイキタイ」というwebサイトは、ご存知だろうか?現在私は、そのサイトの人気上位サウナへと順々と足を向かわせているのである。今回、草加健康センターを選んだのもその様な理由だ。

閑話休題

 草加健康センターへ着き、いつも通り身を清める。そして、申し訳程度に湯船で体を温め、サウナへ向かう。サウナの前には氷の入ったボックスが、我が物顔で鎮座していた。ボックスを開け、氷を口に放り込む。

「ふぇえ…おおきしゅぎて、はいりゃないよぉ…」

 そんな心の声を置き去りにし、サウナに入る。広い、とてつもなく広い。こんなに広いサウナに入るのは初めてた。広いのだがきちんと温まっている、素晴らしい。そんなことを思いながら、口の中の氷を溶かし切りサウナを後にする。

 「あっ…//」

 幾度となく修羅場を乗り越えてきた私であるが、このキンキンのバイブラ付き水風呂は身体に染み入るものがある。さらに、水風呂に12分計とテレビまで付いてるではないか、いたれりつくせりである。天国はここにあったのかとまで思った次第である。至極恐悦、こんな幸せでいいものなのだろうか、いやこれでいいのである、それがサウナなのだから。

 紆余曲折ありながら、2セット目を終えた私は、3セット目のサウナへと向かった。いつも通り7分のセットを終えようとしていたその時である。

 「爆風ロウリュ始めまーす!!ご希望の方はサウナ室へお集まり下さーい!!」

 絶盤の一言である。いや、希望の一言とも言えるであろうか。これが3セット目の始まりだったらどんなに幸せだったであろうか。しかしながら、そんな不安は杞憂に終わった。
 
 「それでは、爆風ロウリュを始めさせて頂きます。1.2.3.4.5の掛け声と共にロウリュをしていきます!」

 掛け声なんてものもあるか。そもそもその手に持っている2つのブロワーは何なのだ、怪人か何かだろうか。

 「1、2、3、4、5!!」

 これがロウリュか、「ロウリュ…おまえがナンバー1だ!」ロウリュを終え、静かに水風呂に浸かる。身体が溶ける。水に水に、深く深く。

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サウナ四畳半主義者

2020.01.21

2回目の訪問

サウナ:7分 × 3
水風呂:1分 × 3
休憩:7分 × 3
合計:3セット
サ飯:唐揚げ、北欧カレー
   ソーセージ盛り合わせ
   ビール、ハイボール


 「疲れた、サウナだ、サウナに行こう。」そう短調な文で友人に伝えると、「り」の一文字。短調な文から全てを読み取り、それを一文字で返す。それこそが、友好関係の現れであろう。「とりあえず上野で」そう伝え、残った仕事に片を付け上野へと足を向かわせた。

 サウナに到着し、館内着に袖を通し、上の階へと向かう。風呂の前に着くと、棚に館内着を脱ぎ入れ、付箋に文字を書き入れ、貼り付ける。なんとも言えない奇妙な光景である。「いや違う、それがいい。それがいいんじゃあないかッ!!」そんな言葉が頭をよぎりつつも風呂へと向かう。

 いつも通り体と口腔内を清め、申し訳程度に湯に浸かる。待ち受けるは、お待ちかねサウナの時間である。やはり、北欧のサウナは落ち着く、テレビこそあるものの、静かな室内と薄暗さ。サウナには、整いもさることながら、この瞑想をしに来てるのだと深く実感する。

 水風呂も変わらずの冷たさである。「キンキンに冷えてやがる!!犯罪的だ!!」とは、誰が言った言葉だったであろうか。きっとかの偉大な、森鴎外か太宰治であろう。そうに違いない。

 冬の夜の外気浴は、乙なものである。冷たい夜風が体の火照りを優しく振り払ってくれる。「これで明日からも仕事ができそうだ。」友人も同調の意を込めて、首を縦に一度だけ振った。

 春や、夏の外気浴は、どの様なものか。気になる気持ちを抑えつつ、私は帰路についた。

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サウナ四畳半主義者

2020.01.02

1回目の訪問

サウナ:6分 × 3
水風呂:1分 × 3
休憩:5分 × 3
合計:3セット
サ飯:唐揚げ、豚肉の生姜焼き、
   だし巻き卵
   ビール、レモンサワー


 この日は、朝から大学時代の友人と怠惰な時間を過ごしていた。

 私は、友人に最近「サウナ」という奇妙なものにハマった事を伝えた。「そんな暑くて狭い部屋で老人たちと、青春とは真反対の汗を流して、何が楽しいんだ?」そう友人は、嘲笑した。

 私は、確かにはその通りだと感じた。サウナは身が焦げるほどアツイし、水風呂は脳天から爪先まで冷えるほどに冷たい。しかしながら、その後の休憩時に訪れる心地良い気持ち良さや、サウナを上がった後のビールの旨さと言ったら、それはそれは言い表せない程に格別なのである。そのビールの為に犯罪までも犯しても良いと考える者もいる程であろう。

 「「うるせぇ!!行こう!!」」私は、いろいろと伝えたい気持ちを全て抑え込み先の偉人の言葉を借りる事を選んだ。

 あっけにとられた友人は、小さく頷き、近場のサウナへと足を運んだ。そのサウナがあまりにも素晴らしいサウナだと知るのは数ヶ月後の話である。

 サウナに入り、私服から館内着に着替え一つ上のスペースに上がり、またそこで館内着を脱いだ。この一見無駄に見える行動もサウナにおいては重要なファクターなのである。そんなことは、サウナーの諸君なら当然周知の事実であろうし、もちろん私も知っていた。

 サウナに入り、体を清める。使い捨ての歯ブラシもあった為、口の中も併せて清める事にした。そして申し訳程度に湯船につかり、サウナへと向かった。

 「アツイ…」温度計に目をやると、そこにはエジプト人も驚きの108度の表記。スーパー銭湯とは20度も差があるではないか。驚きながらも時間が経過するのをゆっくりと待つ。

 サウナを出て汗を流し水風呂に浸かる。「冷たい…」温度計に目をやると、そこにはアイスランド人も驚きの15度の表記。スーパー銭湯とは3度も差があるではないか。驚きながら時間が経過するのをゆっくりと待つ。サウナと同じ表現をしてしまった事に読者諸君に多大なる謝罪を述べ、次の項目へと向かわせてもらう事にする。

 待ちに待った休憩の時間。露天風呂スペースにライブ会場かの如く並べられたととのい椅子。「グラッツェ…」熱いサウナ、冷たい水風呂、心地良い外気浴。これで整わないというのは、いささか無理な話だろう。

 サウナを後にし、外に出ると気持ちのいい1月の風が体を包み込んだ。まだ冷たい風なはずなのに、気持ちはとても暖かかった。

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サウナ四畳半主義者

2019.12.31

1回目の訪問

サウナ:5分 × 3
水風呂:1分 × 3
休憩:5分 × 3
合計:3セット
サ飯:唐揚げ、寿司、カレーうどん
   ビール、お湯割り(梅落とし)


 私のサウナ好きは、この日から始まったのである。

 この日、私は2019年を締め括る1日をどう過ごそうか考えていた。そこで、閃いたのが、「そうだ、サウナへ行こう」だった。最近、巷で何かと話題なサウナであるが、一体どんなものなのか、今一度肌で感じたくなった私は、近くのスーパー銭湯へと足を走らせた。

 ところがさすがに年末年始、そこには子供からお年寄りまで、ぎゅうぎゅうに肌を寄せ合わせながら、湯に浸かっているではないか。あっけにとられた私は、気を取り直し体を清めることにした。

 一通り体を清め終わった後に、申し訳程度に湯に浸かり、焦る気持ちを抑えながらサウナへと向かった。

 「アツイ、アツすぎる」サウナデビューの私には、スーパー銭湯のサウナでさえも、地獄の火炙りかと思うほどにアツかった。しかしながら、命絶え絶えに耐え切って、水風呂に浸かったのである。「つ、冷たい」水風呂も初めての経験。そんな若輩者の私には、拷問かと見紛うほどの体験であった。

 紆余曲折ありながらも、なんとか外の休憩スペースに辿り着いた私は、椅子にその火照った体を落としつけた。どれほどの時間が経っただろう、座っていると真冬の外とは思えないくらい心地いい気持ち良さに体が包まれていくのを実感した。「これがサウナか…」

 以後、私がサウナにハマったのは言うまでもないだろう。温まった体には、帰り道の冷たい風が気持ち良い。早く家に帰って年を越そう。そう思うと、足が少しだけ軽くなった気がした。

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