(訪問日は3/16)
サ活初投稿です!
初ととのいからかれこれ早三年、ようやく登録する決心をしました笑
きっかけはたまたまテレビでの『ととのい』についてのサウナの入り方を見たことからでした。
元々、暑いのは苦手で幼少期に興味本位で親について行き、サウナで撃沈したトラウマもあったため、ずっと敬遠していたサウナでしたが、その『ととのう』にとても興味を引かれて初めてサ活をしたのが始まりでした。
初めてサ活をしたのはやよいの湯さんでしたが、初めてだったため勝手がわからず、サウナも手始めに温度低めの下段に座り、その後水風呂でキンキンに冷やした後、すでに冷えきっている体で風が吹き荒れる外気浴でととのうどころかホントに意識が飛びそうになりました。笑笑
波乱の幕開けでしたが、その約半年後にあの白銀荘さんに初めて行った時に最高の『ととのい』を体験してから徐々にハマっていき、一年後にはようやくサウナーになることができました。
前置きがだいぶ長くなりましたが、初投稿のためお許しくださいm(__)m
そんなこんなでよく利用させてもらっているのがこちらのたぬきの里さんです。
営業時間が深夜1時までということで、一日の終わりに行くことが多いため、自然とホームになりました。
露天風呂が無いので外気浴はできませんが、サウナの温度も高めで水風呂もなかなか冷たいので十分にととのうことができます。
自分がよくやるルーティーンは、電気で体をほぐしてからの主浴槽でしっかり下茹で、そこからサ室に入り、水風呂で締めてすぐ横のととのい椅子でととのいタイムです。
こちらのサ室はテレビ付きのため、ボーッと見ることもありますが、基本は瞑想が好きなのでよっぽど面白い番組がやってなければBGMとして聞いています。
時間帯によっては混むこともありますが、自分がよく行く閉店前の時間はさほど混むことは少ないのでゆっくりしたい方にはオススメです。
この日もしっかり3セットをこなして、バッチリととのいまして、サ飯は入る前から決めていたラーメン!
最近気になっていた、Kiriちゃんラーメンさんに初訪問しておいしくいただきました!
北海道の浴場組合に登録されている帯広の銭湯は2023年2月の時点で6軒。しかしこの町ではほぼ全てのお風呂屋さんが「温泉」と呼ばれ480円で入浴できバラエティに富んだ浴槽やサウナを備えている気がする(ホテルや特別な施設を除く)。
こちら「たぬきの里」さんは駅や前日のHARVIAさん、かの北海道ホテルさんからも割と近い好立地、最低価格1363円(温浴料込み)から泊まれる宿泊施設に付帯する温泉だ。シャンリンボディソは備えなし、タオルは持参かレンタルで。オール持参で利用すれば480円の夢コスパ。
浴室は配管剥き出し感がロスコ的、ヴィンテージ感は世田谷のレビ的。サウナであれお湯であれ、とにかく泡立てた石鹸で汚れを落としてから入浴すべしと強めの張り紙があちこちに。すなわち他のお客様がぱっと見て「あの人はしっかり体を洗い汚れを落とした」と認識されることが重要らしい。しっかり麻タオルでボディソープを泡立てて支度を整える。カランのお湯もモール泉。浴槽は同じ大きさの3種。奥からノーマルモール泉、モール泉インエレクトリックパルス、濁ってないのが水風呂。他の風呂と同じ大きさなのでうっかり温まるつもりで入ってしくじった。あちゃーとモールの電気風呂にザブン。…あ手前側に電極板がついてた!うっかり触ってビリリと痺れる。結構強め、でも慣れてくる。肩まで浸かってほぐれる。
サウナはストーン式のストーブ。設置位置が低めなせいか1段めでもよく温まる。L字1段の上にストレート1段席が設置されて座面と床にタオルマットが敷かれている。入口に置かれた一人用マットを持参し尻の下に敷くのがお約束。室温計あり92度。テレビは大下容子さんのワイドショーで、池上彰さんや色々な人がロシアの話。ドアがしっかり閉まらないのもご愛嬌。
出てすぐシャワーで水風呂へ。水温は表示なし、体感20度。バイブラなして静かに冷やすタイプ。
外気浴は一人用プラ椅子1脚、すぐそばにシャワーがあるので洗いやすくて良き。脱衣所で整える方も。
いっときは風呂場もサ室も自分一人だったけど午後になりちらほらお客さまが増え始める。ライフライン。途中サ室でご一緒した地元マダムから常連さんの諍い話。笑いながら聞くが遭遇したくない。その話の中で受付の若い子、あたしたちりんごちゃんって呼んでるんだけど…と聞く。風呂上がりにタカラ缶チューハイ買って確認。おお、あのりんごちゃんに似てる!
微妙に古くていなたい雰囲気。家の人やお友だちにはすすめないけど個人的には好きなタイプのローカル温泉。忘れた頃に登場する店内各所のたぬき人形たちも味わい深く、レトロとも古渋とも言えない昭和感に癒されました。
サウナチャンスは唐突に訪れる…。
え、まさかの1日に2回???
午後の娘の習い事に送ってから、用事を終えると時間が余ってしまった。
…マジっすか?今日二度目のサウナチャンス??
午前中、白樺温泉でトロけた頭からムクムクとサウナ欲が再び湧いてきた。
サウナチャンスに乗ろう。
そして水と同化しよう。
たぬきの里は不変である。
昔から佇まいも内装も変わらない。
時が止まっているのだろうか、とさえ思うことがある。
アツいサウナから出ると左手のシャワーで汗を流し、ドボンと水風呂に投身する。
蛇口からジャブジャブと噴き出る水を背中に受けると、斜め上を見つめながら自然と口が開くのである。
ああ、神経締めだ。
いつか見たYouTubeの築地の魚屋、神経締めを施されると目に力が無くなり口が開いた魚を思い出した。
あの時のヒラメの如く、半分口を開きながら私は無の世界に突入した。
どこかで自分が呼んでいる。
あと40分で父親に戻らなければならない。
あと20分で父親に戻らなければならない。
あと…あと……。
そんな焦燥感の中、たぬきの里を出た。
気持ちよく広がった青空は西陽を差していた。
オレンジの斜陽はタヌキの置物を眩く照らしていた。
サウナの魔法が解けた私は父親に戻る。
それでいいんだ。
それがいい。
フロントガラスが湯気で曇る中、娘の習い事の迎えに車を走らせた。
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