北海道、サウナを求めて

前書き

はじめまして。minichangと申します。
ととのいを知って、まだ３ヶ月ちょっとのドドド新米のサウナーです。私のような若輩者が「サウナとは」を語るにはあまりにサウナを知らず、あまりに水風呂の温度を知らず、何より未来の自分がこの記事を書いた自分を羞恥心で殺してしまわないかが心配なところではあります。
そんな私が、なぜサウナ猛者だらけの注目企画に応募したのか。それはタイトルにもあるように、北海道のサウナについて知っていただきたいから。遠地でもサウナブームがもっと盛り上がって欲しいから。タイトルからもお察しがつくように、私は生粋の北海道っ子です。サウナにハマり３ヶ月の私が「北海道（札幌）のサウナってこうだよ！」や「もっとこうだったら良いのに！」と思ったことを書き綴ります。

サウナを求めて…

サウナに行くようになったきっかけはミーハーでお恥ずかしいのですが、ドラマ『サ道』から。サウナ沼に落ちてからというもの、週１～２回はととのいに札幌市内・近郊の温泉や銭湯へ。
北海道って土地が広大なだけに、札幌だけでも一つ一つの施設へ行くのにも車を出さなきゃ難しい。でもそれも楽しかったりします。「せっかくこの銭湯行くなら、近くにこんなカレー屋があるよ」とか、ちょっとしたドライブ感覚で。
これまで素通りして来た場所でも、サウナを通して見ればまだまだ知らないところだらけだということに気がつきます。

わたしの日常サウナ

札幌のローカルサウナを少しだけご紹介させてください。この２つの施設は、サウナだけが売りではない公衆浴場や銭湯なのですが、サウナとしても本当に質の高い稀有なものなのです。

まず私がホームとして利用している、極楽湯さっぽろ弥生店。

極楽湯さっぽろ弥生店（撮影：minichang）

札幌駅から徒歩１５分の頑張れば歩ける距離に位置し、いわゆる都会のお風呂。またこちらは私が初めて「ととのい」を知った施設です。
極楽湯の注目すべきところは街中にありながらも、
１．サ室が広く、温度が高い
２．水風呂が広く、水が綺麗で冷たい
３．外気浴ができる（湿度もいい）
４．露天は天然温泉を使用している
という四大ととのい要素を揃えているところにあります。また、女性には嬉しいドレッサールームも備えており、１日のどこにサウナを持って来ても使いやすいのも魅力的です。休憩処も広く、サウナ飯も地味に美味しいのです。お蕎麦がオススメ。

次に、札幌銭湯サウナのダークホースとして頭角を現している、月見湯。

月見湯（撮影：minichang）

中央区からは車で行くのが丁度良い豊平区月寒に位置し、６０年以上続く老舗の銭湯です。ご家族で経営されているアットホームな雰囲気と、四代目番台ガールのキャラクターが何より最高で、風呂とサウナを愛し自店を盛り上げようとする気概が感じられます。
ロッカーやシャワーなど設備自体は昔ながらものが使用されていますが、大切に、清潔に保たれているのが好印象。お風呂自体もとても良質で、露天にはなにかと体に良さげなトルマリンが使用されています。サウナに関してはととのうのに必要なもの要素が全て揃っており、札幌市内ではなかなか出会えないデッキチェアでの外気浴も！（冬場は撤去）
何度かレビューを投稿させていただいておりますが、本当に素晴らしい施設で今後が楽しみな施設でもあります。

あったら良い！こんなサウナ

今一番、増えてほしいと思うのは、女性でも熱波を浴びることができる場所です。
サウナーの皆様でしたら北海道のサウナとしてニコーリフレを思い浮かべる方が多いと思うのですが、残念ながら男性専用のため私は行ったことがございません。このように、女性がロウリュやアウフグースを楽しめる施設は全国的に見てもなかなか少ないものです。求、女性熱波師！
そして、あわよくば、サウナフェスのような野外サウナイベントが北海道でももっと大々的に行われて欲しいと強く願います。できれば涼しい夏に、支笏湖とか洞爺湖周辺で。細かいことはひとまず置いといて。
夏でも湖水はしっかりと冷たいのです。自然に囲まれ空気も綺麗で、熱々の身体を湖に浮かべでっかい空を見上げるなんて、史上最高のととのい感があると思いませんか。妄想です。
冬に外気浴で雪へダイブするのも憧れます。水風呂の代わりにふわっふわの雪原へダイブ。確実にトぶこと間違いない。これはきっとすでに札幌市外の少し遠方の街で、出来る場所があるはず。この冬に行けたら良いな、その時はきっとご報告しますね。

あれこれ思いの丈を書き綴って来ましたが、最終的に私がこの地で理想とするサウナって、大部分的には出会っているのでしょうね。初心者にありがちではありますが、やはり色々と、サウナに求めてしまいがちです。水風呂の温度が高いとか、常連のおばちゃんのマナーが悪いとか、そういう外的要因でととのわなかったり、文句を垂れて理想のサウナを想像したり…。結局それは現実的でないし、ただただ消費するだけなのです。

サウナを良くしたかったり発展させていきたいのであれば通い続けることが大切です。サウナを変える（盛り上げる）ためにも。新しいことも発見できるかもしれないし、いつの間にか新しいサウナが生まれるかも。