2021.01.10 登録
[ 鹿児島県 ]
【偽りと欺きのオリンピア】
〜ワイパープレイのヒートフィルム〜 ④
エクセルサウナタイセイに朝が来た。
バッと起き上がるとスッとサウナに向かう。
どう言うか、寝汗でびっしょり。
ならば浴室は大正解です。
寝汗をしっかり洗い流し、いざサ室へ。
昨日のデータから73℃から83℃と言う10℃の落差を温度計は刻む。
約15分で下がり切り、また15分かけて上がり切る。
まるでワイパーのように忙しい針の動き。
弄ぶなら、もうどうにでもしてって言うオリンピアの気紛れに翻弄される。
(うーん、やっぱりセッティングがおかしいよな?)
どう考えても真新しいオリンピアに中低温高湿度の設定は「川幸産業」のリョーリィサウナとしか思えない。
いや、でも前と落差つけ過ぎやろ?
やっぱ、どう考えても温度落差が激し過ぎて落ち着かない。
昇龍拳上昇中は無敵でも落下中は無防備という勝ちコンボと負けコンボが余りにもはっきりし過ぎて、ストーブオフがタイミングでつづくとフラストレーションが溜まるのです。
うまく波に乗り、ストーブオンをうまく使い、熱々サランラップという、遠赤外線のヒートフィルムを身体に纏い3セットを決めてオリンピアの餌食となる、神餐だ。
でも、折角の新品ストーブなのにこの設定は勿体無いなぁ…
帰りがけ、フロントでもう一度聞く
「かくかくしかじか、ストーブ変えたよね」
新たなトッポいボーイが「セッティングっすよ!変えてないっすねー」
と言ったので「かくかくしかじか、こうこう、こうなので、セッティングだとしたらおかしいんですけど。サ室の表示では「98℃」の貼紙あるよ」と返すと、後ろから社員らしき若手が「あ、はい去年ストーブ変えました、ススでボロボロなってたので。でも機械設定は90℃ですから」と、ちょっとイラッとした感じで言い返される。
やっぱ替えとったんかーい!
「かくかくしかじか6回調べて73〜83℃でしか推移しないですよ」
「上に言っておきます」と言われ終了。
これからもまだ鹿児島には来るので、果たして?上に伝わるのだろうが??
それを見守りたいですね。
次回調査につづく〜おしまい〜
[ 鹿児島県 ]
【偽りと欺きのオリンピア】
〜ワイパープレイのヒートフィルム〜 ③
2セット目、熱々のサランラップが身体から剥がせないまま入ると、ヒーターオンの状態だ。
温度計を見ると80℃くらいまできている。
それでもオリンピアの前に座り、まんじりともせず温度計を睨む。
3分ほどすると温度計は80℃でヒーターがオフとなった。
そのままタイムラグで83℃まで室温は上がり、そこから順調に下がっていった。
10分入ってもうダメ…
サ室を飛び出し水風呂へ、ふぅ〜…
水質の良さとかけ流し地下水で2分以上入っていた。
熱々サランラップは剥がれないまま。
それでもサウナヒーターオフでどこまで温度が下がるのか確認のため3セット目イン。
入ってすぐにサウナヒーターがオンに、76℃だ。
そしてそのままタイムラグで73℃まで落ちる。
ここからまたサウナヒーターオフまで我慢、80℃でヒーターオフ!ここからタイムラグだけど、もうアカン!( ´Д`)
飛び出して水風呂直行!
ここタイセイには換気口が無い。
以前はサウナヒーターの性質か、カラカラだった。
サウナの入口にも「座る場所で温度が変わります(室内温度計98℃の場合)」と写真付きで書いてある。
入口付近が最低の「79℃」と書いてあるが、温度計の最高が83℃だから、これだと69℃になるゾ?
4セット目、スタッフのヤングが確認のため入ってきた。
彼にサウナストーブ交換したかと聞くと「いやぁー変えてないっすよ、ずっとこのまんまっす」
設定が去年と変わっていることを聞くと「いや〜変わってないっすよ、人が多いとか少ないとかで変わるんで〜」
しつこく聞くと
「オレ、最近入ったばっかで知らないんすよー」
! ほななんでウソ情報を言い切るねん!まさに知らんけどやん!
釈然としないまま入っていると、あ!
もうすぐ酒類ラストオーダーとなってしまう!
急いで上がり食堂へ。
入るなり「だれやめビールで!」お得な「だれやめセット」を頼み3種類のおつまみで、ビールを一気に流し込む。
ここのサ飯も美味いのさ、やっぱ鹿児島はエエ…
5分程で2杯目さっきのトッポいスタッフが「飲み物ラストでーす」
もう20時か!「すんません!泣きの1杯お願いします!」
その結果、まだ飲んでる最中にもう一杯が来るという、現代あるあるとなった。
(サ室の謎は明日朝だな…)
「すんません!さつまあげひとつ!」
こいつだけは注文しとかないとっ。
〜つづく〜
[ 鹿児島県 ]
【偽りと欺きのオリンピア】
〜ワイパープレイのヒートフィルム〜 ②
サ室に座って驚いた!
あのボロボロの遠赤外線ストーブが新調されている!
いや?こんなだったかな?あれ?
と、ピカピカのストーブを見ても信じる事ができない。
設備投資とはそれ程、中々出来ないものなのです。
しかし、おしり探偵は見逃さない。
ボルトだ。
仮にどんなに綺麗に掃除しても、サウナストーブと壁を繋ぐズン切ボルトの変色は修正出来ない。
ここがピカピカだから、間違いなく新調されている。
センサーカバーの木だけが新しい木の色。
そしてストーブに輝くエンブレムは
「オリンピア」
これは期待できるぞ!
あれ?
こんなセッティングだったっけ?
と、温度計を見ると何と「73℃」!
オイオイ、ここは90℃超えのストロングが売りでしょ?
とはいえ、オリンピアのストーブは中温でも汗を出させる遠赤外線。
しかも、記憶ではカラカラだった湿度は高めになっており、セッティングは激変。
(記憶違いかな…)
と、ストーブが燃焼し出した。
程なくオリンピアの「押すパワー」がおニューのストーブから全放射され、ノクトビジョンが無くても赤外線が見えるようだ。
うぐぐぐ…
73℃から温度上昇のラグがあるため、中々温度計は上がらない。
このまま、何℃まで上がるのか?
入室直後は80切るくらいだったからその辺か?
下茹でもあったので、真新しいオリンピアの押すパワーに勝てず6分間でアウト、掛水して水風呂に飛び込んだ。
超心地のいい地下水に浸かる。
温度計は16.8℃だけど、どう考えても20℃だ、ここの温度計は信じるなと蒸しZは言わない。
結構長く浸かり、たった一つのトトノイ椅子に座ると
「熱い」
まるで溶けたコールタールを浴びせられたような熱が身体全身から吹き出る!
オリンピアの押すパワーだ。
熱せられたフィルムで全身貼り付けられて剥がす事が出来ず、座ってられない。
表の冷房のある脱衣場で立ったまま冷やした…
…これはタフな事件になりそうだぜ…
〜つづく〜
[ 鹿児島県 ]
【偽りと欺きのオリンピア】
〜ワイパープレイのヒートフィルム〜
鹿児島で朝から仕事なので、前乗りで新幹線に飛び乗る。
急に予定を変えての事だからか、泊まるとを探さないとと、駅から3分のここ「エクセルサウナタイセイ」にたどり着いた。
4時間以上の移動で既にビールも飲んでたのですが、長すぎて覚めかけ。
ここ、鹿児島も20時で酒類提供終了なので、18過ぎ、さっそくサウナに向かう。
思えば一年前、ゾノさんと初対面の商談でこのエクセルサウナタイセイで行い成功した事を思い出す。(旧アカ参照)
そんなストロングスタイルの古式ゆかしいサウナを懐かしく思いながら浴室へ入った。
まずはしっかり身体を洗う。
そして準温泉「光明泉」に入る。
あっ、今「準」温泉 で何かバカにしたな??
ここは地下水ですよ⁈
あ、また「温泉ちがうんかい、井戸水かい」とバカにしたでしょ?
井戸水と温泉の境界線は掘り出し温度。
「25℃」以下が井戸水で同じ水でも以上なら温泉なのだ。
水風呂も同じ地下水を使っており、皆この水質に心酔している。
その水質が既に温泉に負けているとはとても思えない。
コイツを使った光明泉だから、準温泉といえどバカに出来ないのだ、ウソだと思うなら入ってみれば分かる。
そんな光明泉で下茹で。
いよいよ1年振りのサウナに入室!
横長広めのサ室のど真ん中、ストーブ真前に座る。
殆ど貸切状態だ。
ん?
んんん?
ンンンンん〜ーー⁈
なんじゃこりゃ〜!
〜つづく〜
※画像は夜泣きうどん
歩いた距離 0.3km
男
[ 大阪府 ]
【輝く星の】
〜ダブルサンターナ〜 ④
落ち着いた佇まいで蒸される、同室になった人。
一目見て只者でないと分かる。
脱衣場で静かに座り休憩しておられ、静かに閉店前のパール温泉を後にされた。
後にこの方が、サガステ@大阪サウナーさんだと分かる。
亡きお父さんの意志を継いだ娘の奮闘に、たくさんの銭湯ファンが陰ながら応援しています。
輝く星のようにパールよ輝け…
帰りがけ、ぶんなの♨️さんに「四次元さん、下足板、44番なんですか?」
「え、はい」と年季の入った44番を見せると
「なんかうれしいー、生44!ホンマに44なんですね(笑)」
って、あなたんトコの板ですよ??
なんかよく分からないけど良かった…
と、外に出ようとしたら、ぶんなの♨️さんが追いかけて
「四次元さん!お誕生日おめでとうございます‼︎絶対言っとかないとと思ってて忘れる所でした!」
本当にうれしいです。
こんな時代のせいかも知れませんが、ぶんなの♨️さんで、実際の声で誕生日のお祝い言われたのは3人目。
やっぱうれしいですね。
おしり探偵は敗北を喫しましたが、たくさんの発見もあり、引き続き調査が必要かな?
あ、ただ、奇跡のサウナルームで癒されたいだけだな…
〜おしまい〜
[ 大阪府 ]
【輝く星の】
〜ダブルサンターナ〜 ③
サウナルームにある床の小さなスノコ。
こんなサウナを見た事があっただろうか?
床が二重になってると分かると、この床のスノコは理解できる。
なおきくんを以てして「剥がしたい」気持ちが起こるのも無理はなかろう。
でも剥がしちゃダメよ。
室温76℃ボナサームが止まって最低まで下がる。
この時点で背中の排気口は余熱の熱気を出していた。
そして、床のスノコは吸気か?
手を当てると熱気は出ず、僅かに引いている。
つまり図所建設が思い描いた形は「スイッチ オフ」の状況で出来ていると言う事だ。
パール温泉のボナは76℃でオンになる。
「ブシーっ」と言う音とともに徐々に温度が上がる。
室内湿度は下がりようがないので、低温なれど汗が出始める。ヒーターがあったまって来たところで床スノコに手をかざす!
やっぱり、熱気が出てるではないか。
つまり「空気循環」は成功していないと言う事だ。
しかし、ここから奇跡が始まる。
背面から出る熱風はボナだから分かる、でも床下より下にストーブがあるから熱気はマグマのように床下に溜まったから床から出てるのだ。
本来一方通行で回転するのに、ダブルで送り込む
「ダブル・サンターナ!」
おまけに床下の熱で床はオンドル効果が爆裂出でいるのだ。
図所建設の目論み、ここが成功している。
一定、熱が上がってくると、床スノコからは熱が出る所と吸い込む所が分かれてくる。
エルニーニョのようだ。
この複雑な空気の流れ、温度、湿度…
くっ!おしり探偵にしてこの事件を見破る事が出来ない…
悶々とストーブのオン、オフの中サウナに入る。
ただ、水風呂の温度は、現在のサウナとピッタリ合っている。
低温でマイルドな下半身温め重視のボナサームは、長時間入れるこの水風呂がベストマッチなのだ。
脱衣場でテレビを見ながら休憩。
笑いながら2セット目にすれ違いで入った方々3人でサウニング。
みな上品でマナーが良い。
とにかく2、3セットは温調の上下とコンディションを記憶するのに集中した。
そして衝撃の結末が…
〜つづく〜
[ 大阪府 ]
【輝く星の】
〜ダブルサンターナ〜 ②
「サウナルーム」
このサ室には、そう書いてある。
なのでサ室ではなく「サウナルーム」なのです。
ドアを開けると誰もいない。
ボナ1段の真ん中に座る。
完全なる演歌が流れる中、ノスタルジックな気持ちで蒸される。
正に蒸されるという表現が正しい湿度。
素敵な時間を過ごして…っと、サウナの謎の調査を忘れる所だった!
危ない、あぶない。
温度低め、湿度高めの設定がまったりとさせるのだろう。
サウナルームの構造は前投稿にもあるように、ボナサームのヒーター位置が床より下にあり、驚いた事に、その床は2重床となっているのだ!
つまり、僕が今立っている床の下15センチ下にもう一つ床があって、その間空洞なのです。
図にある通り、図所建設はボナの空気循環を
「床に空いた穴」
から冷たい空気を吸うと言うことを考えたらしい。
これによって、床下に空気が回り、オンドルのように床が温められるという考えだ。
しかし、おしり探偵は見逃さなかった
「それはヒーターがオン、もしくはオフの時に発生する事象で、そうでない時はどうなるのか?」
なのです。
このボナサウナも建築年代からすると換気口無しの構造。
つまり、大幅に温度の低い室外気が入ってくるのはドアの開閉しかないため、現代の一般的なサウナ室と全く異なる空気の還流を行います。
セオリーを外すと極端に性能が落ち、結果評価を落とします。
我がホーム錦船温泉がその例かも知れません(でも、出来の悪い子ほどかわいいので、立派に更生させてます)
セオリーを外した時、奇跡的なシナジーを生み出す事がある。
そう言うサウナをたくさん見てきました。
このパール温泉が奇跡のサウナルームなのか?
その真贋をこの目で見極める、おしり探偵にはその使命があるのです。
大袈裟過ぎて、あくびが出そうですか?(笑)
果たして、その真贋は!
〜つづく〜
[ 大阪府 ]
【輝く星の】
〜ダブルサンターナ〜
朝イチから弁当作って、息子より先に仕事へ向かう。
奈良、大和八木でLEDパネルの設定で四苦八苦。
誰だ⁈内装デザインにプロジェクションマッピング入れたのは‼︎
と、全て中国語の設定アプリを触りながら自分を叱り飛ばす。
悪戦苦闘の末、なんとか出来た!
やーった、やったやったでーきーたー!
やーっと、やっとやっとでーきーたー!
(見たい方はTwitterを掘って下さい😁)
でもすぐに打合せがあるから急いで大阪に戻る。
打合せが続いて、終わればもう20時。
今日も何も食べずにぶっ通しで14時間も働かせるなんて、どんなブラックな会社だ!
はらぺこのまま、今日は嫁さんも帰ってくるだろうから、晩御飯は作らなくていいやと向かったのが
「パール温泉」
リフレッシュするには、強烈なサウナより、マイルドなボナに限る。
バスタオルも借りて浴室へ。
ここの銭湯は不思議だね。
皆さん書いてるように、何か家に帰ってきた様な感がある。
まずはしっかり身体を洗う。
閉店まであと2時間切っても10人近いお客さんがいる。
広めの電気風呂で痺れながら下茹で。
少し脱衣場で休憩してると、お母さんとぶんなの♨️さんが番台交代。
挨拶したけど、仕事とはいえ若い女性に対し、コッチは丸裸なのでかなり気恥ずかしい。そう言う世代なんです(恥)
今日来たもう一つの目的は、サウナルームの謎の調査。
前回のパール温泉のサ活でサウナルームの図解をしたけれど、その不思議なサウナルームの構造が、一体どう作用しているのか?
これをじっくり調べに来たのだ。
お風呂も入れて、リフレッシュ出来て、謎解きも楽しめるって、お得だよねって知らんけど、いや、知ってるけど!
黄色に「四次元」と書いたコンテックスのサウナハット片手にkimo氏サマットを持って「サウナルーム」に向かうのであった…
〜つづく〜
歩いた距離 0.7km
男
[ 大阪府 ]
【《真》ゆーつる】〜ZZと魔人檄〜 ③
これまたいつもの事件を呼ぶ四次元。
先にいた2人組。
1人は銀色の短髪で2人ともガタイがいい。
長居公園が近いから、なんか鍛えてるんだろうなと思しき雰囲気。
つるが丘温泉の名物はサ室の「AMラジオ」
この、しどけなさが堪らないのだけど、2人組のおしゃべりで聞こえない。
て、言うか表に「黙浴」と張り紙もあるのだから
「すみません、こういう時代なんで…」と口に指を当てて静かにしてもらった。
ちょっとヤンチャそうなガタイのいい2人組によく言うよなと思うけれど、適応値という「圧」を出せるので、ここぞという時は注意します。
言葉は優しいけど、気の弱い人なら魔人に檄を食らったように思うだろう。
果たして、サ室は静かになり、2人ともそれからは静かに入っていた。
3セット目も決め、いつものように露天で空を見上げる。
今日はニュー霧吹きくんZZのおかけでビシッと決まった。
本当の事件の結末はここから。
服を着て出ようとしてると、2人組とほぼ同じ。
それとは別に、風呂場をウロウロしてた中学生がいた。何か変な動きしてるなと、男側からフロントに出ると、その中学生が
「あっ!」と立ち上がりかけてから、また「ちっ!」と言って座った。
なんだ?四次元じゃ悪いのか?
母親と一緒だ。お父さんでもまってるのかなあ?
すぐに2人組の銀髪が出てくると、少年、駆け寄って
「さ、サインお願いします‼︎」
銀髪が快くサインし、「あ、あの写真を…」
「写真はちょっと。プライベートなんで」
と去っていき、うっとり見送る少年…
あ、そうか!セレッソ大阪の選手か!
サッカーに全然興味ないので全く気づかんかったけど、後で探したら日本代表にもなった選手。プロフには「気が短い」と書いてある、ヤバかったんかな?
いくら有名選手でも、魔人は檄を喰らわす…
そしてサ室の平和は今日も守られて静かに去っていった夜。
〜おしまい〜
[ 大阪府 ]
【《真》ゆーつる】〜ZZと魔人檄〜 ②
最初に言っておく、僕のサ活は長い!
という事で、「ニュー霧吹きくんZZ」の発射時刻がやってきた。
発射場所はここ、頭の上だ。
と、言ってもどこでも良いわけではなく、出入口サッシの上端より上の天井付近に撃つのだ。
このサッシ上端より上はサ室の熱の貯蓄場所だ。温度計温度より高い温度の空気が存在する。
場合によっては100℃を超えるため、ここに撃てばマイクロ粒子となった水は一気に熱せられ、落下しながら蒸発していく。
この過程がロウリュの効果に近いのだ!
凡そ5回プッシュ、ふわ〜っと熱気が降りてくる。
続いて5プッシュ、結構熱いゾ!
KASTORはドンドンと熱を送り込む。
約4㎡を超えるガラス面でも、2重ガラスのため、KASTORの熱をそんなに逃がさない。
このサイズでも熱貯蓄に影響はない。
蒸されて7分目でもう一度霧吹きくんZZを撃つ。
キターーっ!
まぶたの裏に織田裕二が通り過ぎ、10分でアウト。
入れ替わりに30くらいの2人組とすれ違う。
水風呂で冷やされ、露天で休憩し、痛快な気分…
さて2セット目に入るかとサ室に入ると、すれ違いの2人組いた。
そして事件は起こった…
〜つづく〜
[ 大阪府 ]
【《真》ゆーつる】〜ZZと魔人檄〜
雨の日はレイン。
こんな日は「ゆーつる」と決めている。
横浜?出来た年代からしたらこっちが《真》ゆーつるですよ、ハハハ。
でも、ゆーつるへ向かう頃には雨が止む。長居公園の近くなので、ランステとなっているから、人が多くなるんです。
まぁ、まだランナー達が走り出す頃なので、しばらくは大丈夫、と言う事で浴室へ入り、まずしっかり身体を洗う。
そして下茹でで熱湯に浸かり、水シャワー、あんまり下茹でするとのぼせるので程々にした。
魔改造かどうか、非常にグレーなので、あんまり、書くのもどうかと思ったのですが、節度ある行動とサウナー性善説を期待での掲載です。
旧アカでも登場していた「ニュー霧吹きくん」を持参。
MarkII、ZETAと進化し、今や「サイコ霧吹きくんフェネックス」まで存在しますが、今回はZZを装備した。
何がしたいかと言うと
「サ室の湿度との関係性の改善」
です。
ホーム錦船温泉では室内全体の改善を図っていましたが、元温度、元湿度、ストーブ火力が揃うと、ある一定の位置に霧吹きする事で
「自分にだけロウリュ」
の効果が得れるのです!
魔力、体力、新月の日にだけ七鍵守護神が撃てるようなもんですね、何のこっちゃ?
自分にだけ霧を吹くとは言え、あんまりみんながシュシュやってると迷惑になるのでしょうから、この3条件が揃って、人があまり居ないサ室の「ゆーつる」でと。
案の定、人は少なく、1人っきりで蒸される。
元々、オートロウリュが付いていたKASTORのストーブは故障で給水しない。
浴室の湿度を吸ってはいるけど、微妙な所で寸止め感があるのだ。
つまり、ギリギリ「湿っぽい」手前がZZを撃つ条件の一つとなる。
またサ室の温度は92℃を超え、最大96℃くらいまでブレる。
この温度も条件の一つで、もう一つ「天井懐」の深さがある。
天井懐が25センチくらいでないと熱貯金が使えないのでダメなのである。
もちろん、KASTORのストーブだから火力は十分だ。
条件は揃った。
入室後3分、時は来た!
〜つづく〜
歩いた距離 1km
[ 大阪府 ]
【めばえ】
〜sauna timeはクリエイション〜 最終回は大団円
大量に熱が抜けて、大量の熱を発射する。
あれ?これ、柴田温泉のパターンじゃね?
ちょっと毛色は豪華だけど、パターン的にはそうか?…ん??
2セット、3セットとソロサウナを決め、乾燥サウナでパサパサ。力石徹と今なら色んな事が共感出来るだろう。
便利な世の中だけれど、メール、電話、LINE、チャットワークetc.色んな物が同時進行で被るのは、もう特別な事では無くなってしまった。
サウナで英気を養ってなかったら、これ程の余裕は無かったかな。
しかし、実での打合せへ向かい、その間ジャンジャン鳴る電話、メールの嵐を、後に対応してたらまだ打合せ先のビルの前で1時間半も!
慌ててスーパーへ向かい、晩御飯の材料を買い込み、家に着けば20時半。
子供たちも晩御飯待ってるだろうなぁ…
と、帰ると、四次元子が料理をしている!
いつもは何もしないムスメが晩御飯を作っている。
四次元嫁はどこか行って行方も分からない中、息子、ムスメと3人で夕食。
ここで四次元子が「誕生日、おめでとう!」
あっ…
誕生日の事は覚えていますか?
特別では無い物が特別になって、あなたを幸せしたこともあったでしょう
僕という人間が生を受けた日、「おめでとう」と言われたのはSNSだけ。
誰からも祝われる事なく、普通の今日を過ごしていたけれど、そんな今日の最後にようやく人から「おめでとう」の言葉を聞き、特別となりました。
「これ、プレゼント。サウナに行く時に来て行って」
と、手作りのTシャツを四次元子がらもらいました。
オリジナル「ハァハァ猫」とsauna timeの文字。
クリエイター志望なのでオリジナルデザインで作ってくれました。
「うわぁーん!」
いい年なので泣きはしませんが、めっちゃうれしい!
ちなみに、夕食の洗い物してる最中に
「父、ちょっと握手して」
「え?手、濡れてるよ?」「いいから」
握手すると「オレからのプレゼント!」
「?」握手がプレゼント⁈
人生で初めて「空気」をプレゼントされました。
それでも、息子の成長からすると、このもらった空気はめちゃくちゃうれしかったんです…
あなたという、人がいる事で、それでいいから
〜おしまい〜
[ 大阪府 ]
【めばえ】
〜sauna timeはクリエイション〜 ②
37番の鍵をもらい、ほとんど人のいないロッカーで服を脱ぎ浴室へ。
入ると7階から見える都心の空。
とりあえず身体をしっかり洗う。
アメニティはショボいので、いつも持ってる自前のお風呂セットの物を使う。
天然温泉を掘って冬湯船に引いている
「徳次郎」の湯
ほんわか下茹でしてサ室に向かう。
ホテルサウナなので、ちょっと格好良くしようとガラスがふんだんに使われています。
僕以外に先客が1人いるだけなので、おおよそ15畳程の広いサ室はカラカラに乾燥している。
そりゃそうでしょう。
ストーブはフィンランド製の「saunatec」社製。
豪全必殺の図太いシーズヒーターから、悪魔のような熱線が、毒電波の様に浴びせて来るのだからたまったものじゃない。
熱に反してあまり汗が出ず、また頭もボーッとしてくるので、新しいタオルの湿っているの方でタオル旋風!
程なくタオルはカラカラに乾燥したけど、特にサ室のコンディションに変化は無かった。
サ室の温度計は85℃だけど、絶対に違う。
ヒーターと向き合ってない壁に取り付けてあるから90℃以上無いとおかしい。
下茹でも効いて、6分でアウト。
思ったほど汗は出ない。
水風呂は丁度いい大きさで深い。
思わず「奥義 仏壇返し」を撃ちたくなるが、ここは我慢。
そっと水風呂に入る、16℃くらいなか?
ここは露天風呂があり、外気浴が出来る。
思いの外saunatecの熱線が激しいのか、休憩でクラクラする。
明るい日差しが大阪、福島の街を照らし、それを上から見下ろす午後…
2セット目からは誰もいなくなり、貸切状態。
タオル旋風で加湿も効果が無い。
サ室は板張りだけど、ガラス面が6㎡があるから結構抜けている。
シングルガラスは、熱還流率が高く、普通の壁と比べたら、ダダ漏れなのです。
おおよそ畳3枚分の穴を補う熱を供給し続ける対流式ストーブなのだから、膨張空気の水分は退場するしかない。
汗が出るやいなや乾いていく広いサ室で8分、じっと座っていた。
〜つづく〜
[ 大阪府 ]
【めばえ】
〜sauna timeはクリエイション〜
誰にだって特別な日や特別な朝はあるのでしょう。
それは、どんな日なんでしょうか…
いつものように朝起きて、息子のお弁当を作る。
まともな食事を、絶対に1日に1回は食べさせたい。
共働きで不規則な生活の両親のせいで、夜中まで何も食べずに待っていた昔は、給食がその役割でした。
コロナを境に仕事と家事をするようになり、そしてほとんどの家事をする頃には、コロナで止まった授業が始まり、ようやく新高校生となった息子の時間も動き出した。
家事で仕事の足を引っ張られていた嫁さんは思いっきり仕事に向かえるようになり、忙しいを理由に子供と向き合うことを、どこかで逃げていた父親は、思いっきり子供に向かい合う事ができた。
お金儲けした人もいるでしょう。
でも、逢いたい人に会えない、行きたい場所に行けない、誰も「得」なんて無かったこの新型コロナの中、「大切」なものを見つけました。
あれから1年、今日も朝早起きし、お弁当を作る…
特別な日は、ちょっと違う所に行こう。
本当は今日は休もうかなと思っていたけど、休める程甘くは無い。
ありがたい事にコロナ禍の現代は、どこにいても仕事が出来る。
今日の予定の移動に合わせながら、辿り着いたのはここ、「阪神サウナ」だ。
大阪でホテルサウナに来ることなんてないけど、仕事を持ち込めるので「昼食時間を返上」で何のロスもなくなる。
大体、「食事にプライオリティを求める」心は数年前に閉じ込めたので特に問題ありません。
縁起の悪い44番が無いので仕方なく37番に靴を預けると、スマホでクーポンを見せて入店。
まずは昼食時間返上から始めさせてもらいますよ。
って、またサウナも浴室も出てこないまま
〜つづく〜
歩いた距離 2km
[ 大阪府 ]
【背徳と楽園のアスカロン】
〜天網恢々四次元の嫁〜⑤
梅雨の合間の晴れの日に、屋上でテントサウナなんてサイコー!
インフィニティチェアの倒し方がわからない四次元嫁を他所目に、薪から放射された遠赤外線量の多さにグワングワンになって寝そべる。
目を細めて見上げれば、天から突き刺さる朝日温泉の煙突。
こんな真近で煙突見ることないので、伝説の聖なる槍が天から降って突き刺さったようだ。
3セット目、もう耐えられなくなって、主催者さん持ち込み販売のビールを買い、一気に飲み干す!
「…カーッ!!」
これ、これだ!サウナdeビールだ!
ちょっと罪悪感はあるものの、よく考えたら、要件的には問題がない。
背徳の楽園の午後…耽美である。
この時点でふと四次元嫁を見ると、見事なあまみが出ている。
あまみを見て
「なに!これ何なん?あかんヤツちがうん??」
と焦っていて、ちょっと面白い。
体温調節反応と血流量の反射だと教えるが、聞く耳もたず「何なん!?」とずっと言ってる。
まぁ、僕が見てもスゴイあまみで、天網恢恢疎にして漏らさずといった具合に全身にまとっている。
テントサウナの写真を撮っていると、四次元嫁も座ったまま写真を撮っていた。
どうやら、SNSに上げるようだ。
こっちから写した写真にも端っこにその姿が写っている…
あーだ、こーだ言っていたけど、結構気に入ってたのね。
※写真で四次元嫁を探してみよう(笑)
時間制限なしなのですが、4セット目で体力に限界が来たので、時間通り出ようと出口に向かうと、löyly_girlさんと偶然偶然。
これからスタート、しっかり薪の威力を堪能することが、彼女のサ活にかかれるのは、また別の話。
下の銭湯で入浴、目が回るとかいいながら、しっかり温冷交代浴をしてしまう所は、死んでも治らんバカの帰り道。
普段ない奥さんとのサウニングで、しかも屋外テントサウナはなんか楽しかったなぁ…
田丸さん、常設イベントでお願いしまーす!
〜おしまい〜
[ 大阪府 ]
【背徳と楽園のアスカロン】
〜天網恢々四次元の嫁〜④
晴れてくると、6月の紫外線は強く、屋上は結構暑い。
紫外線で結構暑いくせに、赤外線を浴びて熱くなりに行く。
紫赤両外線振り幅極端魔人!四次元!
2セット目は主催者さんがもう一つの換気窓を開けたことで、さらにスムーズに換気、熱対流を起こし、ロウリュ後も適度な湿度まで開放してくれる。
こうなれば、あとはひたすら入るだけだ。
四次元嫁がこっちをジッと見ている…
「よくまぁ、そんなに汗がでるよね?」
ふなっしーを踏んづけてバカにしたような言い方を旦那に投げかける。
バカ旦那は、ふなっしーを踏んづけたようにブシャーっと汗をかいているから、ニンマリ笑うぐらいしかできない。
そしてロウリュ。
この体積だと、柄杓1杯で充分だ。
煙突側から少し回して掛ける。
理由はサウナストーン表面に水を展開して素早く蒸気にして、ロリュ効果を得るため。
そして、残りはサウナストーンの隙間からストーブ本体を狙うように静かに垂らす。
これによって蒸散に時間がかかり、ロウリュ効果を長引かせるのだ。
ジジジジュゥゥゥウウゥゥゥ〜…
ロウリュが成功し、室内にゆっくりと、そして確実に熱が降りてきて、一同エビス顔。
プールでは角柱氷をもらい抱きながらの水風呂。
この年になって真夏の白クマの気持ちがちょっとわかるなんて、少しメルヘン。
休憩中は参加メンバーさんと大阪の銭湯やサウナの話、そして、サウナの入り方がそれぞれ違い、いろんな入り方があるんだなぁと、話が盛り上がりました。
時々、朝日温泉三代目の田丸さんがきて、色々とみなさんと話をしてました。
水に浮かびながら、田丸さん達の話を聞いていると、やっぱり関西以外の人が聞いたら「この人らはお笑い芸人か?」というような、面白い会話となっており
「あー、大阪銭湯で屋上テントサウナ、サイコー!!」
って思ってしまう。
そして時が来た。
〜つづく〜
[ 大阪府 ]
【背徳と楽園のアスカロン】
〜天網恢々四次元の嫁〜 ③
テントサウナの中に入ると、猛烈に熱い!
しかも、ロウリュをし続けなので湿度も高い。
主催者さんと3人で入る。
サウナーでも何でもない四次元嫁は、何がなんだか分からない。
汗が出にくい体質なので、サウナは結構キツいらしい。
とりあえず、ロウリュを1杯。
「ジジジュワァァァ…」
既に湿度が高いので、ビシャビシャになってくる。
「見て!もうこんなに汗が出てる!」
…いや、湿度による皮膚表面結露だから汗じゃないよと、サウナスパ管理士の片鱗を嫁さんに少し見せておく、何のこっちゃ?
薪ストーブなので対流式だから、換気が必要。
ストーブ近くに吸気は空いていたが、上部の排気が開いてない。
熱量と対流の方向から、吸気と対角の換気小窓を開けた。
功を奏して、しばらくすると余分な湿気が結構抜けて、入室8分で2回目のロウリュ。
試しに2杯掛け、タオル旋風すると、猛烈な熱波が!
いいぞっ!
10分でアウト、嫁さんには長すぎたかな?
デカいプールに入って浮かぶけれども、常温水なので少し物足りない、でもシチュエーションからすると、やっぱ最高!
長時間水に浸かる事にした。
プールから上がると
「!」
ガンぎまってるのか?
足元がふらつきインフィニティチェアに倒れ込むように休憩。
やっぱ薪ストーブはいい…一発でキマる。
四次元嫁もクラクラ来てるようで
「これが『トトノウ』ってやつ?」
って、それはトトノウでは無いと思うよ。
休憩して、2セット目に向かう。
晴れ男四次元のジンクス通り、空は太陽を見せ始めた。
〜つづく〜
[ 大阪府 ]
【背徳と楽園のアスカロン】
〜天網恢々四次元の嫁〜 ②
数日前から予約状況を見る。
…全然空きもあるぞ?
松本湯では満員御礼だったので、何か感覚のギャップがある。
とりあえず、これが小さな一歩だけと、大阪の偉大なる一歩なのだ。
四次元嫁は「テントサウナを予約したけど一緒に行く?」と聞いた時、こっち予想を裏切り、めちゃくちゃ喜んでた。
なんかうれしいな…
鉛色に鈍く暗がる空は、「晴れ男」四次元の適応値の前には無力。
雨は上がり嫁さんと2人で朝日温泉へ向かった。
テリトリーの朝日温泉は自転車でも余裕で着く。
本家の銭湯の開き待ちの常連さんと、待ってると、店主の田丸さんが出てきてテントサウナを告げると、ご自宅の玄関から屋上まで階段を上がり、バックステージから舞台へ。
ドアを開けると蛍光オレンジの立方体が、デーンっと現れた。
予約数2名だけと、前からの人達がいて、企画者である朝日温泉の常連客さんが
「まあ、時間制限とか無いって感じでー」
と、さすが大阪!ゆるい、ゆるすぎるぜ!
2人っきりと聞いたのに、水着で少し恥ずかしがる四次元嫁。
サウナバカの心理は分からんよね。
借りてきたネコのように、付いてくる。
企画者、サウナ好き講じての常連客さんが促し、いよいよ嫁さん連れでテントサウナにイン、まるで初めての共同作業のように…
〜つづく〜
[ 大阪府 ]
【背徳と楽園のアスカロン】〜天網恢々四次元の嫁〜
世は正にサウナブームと言われている。
しかし東高西低、東京と大阪では、やはりまだ全然流行が追いついていない。
サウイキ休眠中にも、様々なサ活をしていました。
東京の色々な銭湯、施設もこの半年、みっちり訪ねていて、東京だけでなく、関東圏がものすごいスピードで進化して行ってるのを肌で感じていました、裸なだけに。
心のサ友、kimo氏に誘われて松本湯のテントサウナに行って時「入浴→サウナ」の概念から、全く別の「The sauna」なんだと感じました。
しかし、今後の銭湯の将来を鑑みた場合
「バリエーション」
生き残りの為には、前回のスーパー銭湯発生のブームのように新たなバリエーションが必要なのだと思います。
テントサウナは場所などの要件が揃えば低予算の投資で出来る、新たなバリエーションに違いない。
松本湯ではそう感じました。
ある日、Twitterで「朝日温泉 テントサウナ」とだけ書き、QRコードのみのツイートが上がり、即座に申し込み。
ようやく来たのか?
そんな感じでした。
期待に胸膨らませ、今日、この日を迎えました。
一応、1人では何なので、四次元嫁を一緒に連れて行くことにし、朝から雨の中、朝日温泉の方角の鉛色に鈍く暗がる空見つめて…
何も始まってもなく
〜つづく〜
歩いた距離 1.3km