2021.01.10 登録
[ 大阪府 ]
【瓦解】〜オーバーロードの灯火〜
ここんとこ仕事が詰まり過ぎて行けなかったサウナ。
今日は久しぶりに銭湯で身体を癒そうよ、と言う事でやって来たのは我がホーム「錦船温泉」だ。
息を止めても辿り着けるほどの近さ
そして日曜日はサウナ可動日
正にホームサウナが有るかの如くなのです。
しかし、運営を危ぶむ程の営業状態。
その存在も風前の灯火と感じます。
まずはしっかり身体を洗う。
…シャワー根元のタイルが横全体に割れてコーキングが塗ってある…
そして電気風呂や薬湯と回るが、薬湯の湯量が10cm程落ちてバイブラの空気孔が水面より上に出てる物もある…
熱湯は既に熱湯の温度に達していない…
ここ最近、老朽化が進み今日に至っては瓦解していると感じる。
積年のオーバーロード
風前の灯火
そんな現在に何も成せないまま、暗いサウナ室で伝う汗。
そう遠くないだろう最後の日まで、あと何回ここに来れるのだろうか。
[ 大阪府 ]
【パリの祭典は】〜古の女神〜
ときわ温泉が無くなって堺に激震が走って久しい。
そんな中向かったのはここ「三宝バスセンター」だ。
もちろん1台のバスもないが、湯船なバスは揃ってる。
駐車場は満車の中、何とか入れるぐらいの繁盛。
とは言え年季の入った浴室でまずはしっかり身体を洗う。
鏡の広告が埋まってないので「がんばれジャイアンツ」など各球団応援の文言に変わっていた。
日替り湯やら汐湯やらで予熱。
あとは脱衣場に一度出るサウナへ向かってゴー!
サ室に入ると1段ベンチの遠赤外線式
よく見ると「オリンピア」のストーブではないか!
いぶし銀、いにしえのガス遠赤外線ストーブは
「押すパワー」
見る見るうちに汗が流れ出て90℃そこそこのサ室とは思えない。
体感16〜7℃と感じる広い水風呂で大満足…
3セットも考えたが和彫の入墨ぺヤンガーが6人入って来たのをチラ見したのでサウナは2セットで辞めて熱湯の交代浴に変えて上がった。
案の定脱衣場から見えるのは入墨ぺヤンガーの酷いヤンギング行為で目に余る物があった。
君子危うきに近寄らず
銭湯と一体となった出口の居酒屋のビールセットを横目に君子は名残惜しげに後にした…
[ 愛知県 ]
【せっかくサウナが】〜からのに〜
出雲から飛行機で名古屋入り。
明日の桑名行きの為たどり着いたのはここ「ベッセルホテルカンパーナ」だ。
夏休みの親子連れが多い中、まず浴室を目指す。
案の定子供連れが多い中、まずはしっかり身体を洗う。
この夏の暑さの中、出雲では屋上で散々汗をかいたので身を清めないと後のサウナで身体を掻きむしる事になるからだ。
ホテルの大浴場は綺麗な作り。
それ程大きくないが充分だ。
やはり子供がたくさんいて賑やか。
それは全然いいのだが、子供らがジャブジャブタオルを漬けて遊んでるのを親が止めさせない。
うーん…
3組7人くらいいる湯船の子供らにタオル漬けたらあかんと注意。
「なんでー」と言う事聞かん子らに真横の看板を指差し「ここにあかんって書いてあるから言う事聞かなあかん」と言う。
おい、親が言えよと思いながら湯船で疲れを癒す。
予熱も充分でサ室へ。
薄型対流式電気ストーブ、詰めれば8人は座れる二段のサ室は新しいので綺麗だ。
利用者は少なくソロになる事も度々だった。
87℃表示だが、浴室の湿度が高い空気で循環してるので結構熱くて効くなかなかいいサウナだ。
2セット目、30〜40位の男性が入ってきて座ってると暫くして子供がガラスドアの向こうで呼びにきた。
男性は「ほら、もうちょっとだけ、ねっ」と子供を向こうに行かせると
「折角サウナがあるから…」と独り言を呟いた。
ですよね…
サウナにゆっくり入りたいですよね(泣)
そして暫くするとまた子供が来て、男性は
「折角サウナがあるのに…」
と独り言を言いながら早々にサ室を後にした。
悲哀!僅か1分で「から→のに」の天国から地獄に、なす術なく眺めるだけの四次元であった。
[ 大阪府 ]
【クラウドファウンディング】〜電気羊は逆さクラゲの夢しか見ない〜
盆、
それは友達がいない中高年に激しく孤独を感じさせるには余りある時期。
余りにもやる事がない…
まだ開店もしてない入口に並ぶは我らの名店「いりふね温泉」だ。
常連じいじとばぁばは一番風呂を死守しようとなだれ込む中、ゆったりと44番にサンダルを入れ浴室に。
脱衣所では店の親父と元大工っぽいじいじとが話をしている。
どうやらこの6月からどこか配管の漏水があるらしく、湯船の湯がバンバン減るとの事。
建築屋の四次元も親父と話をし、どうやら湯の循環パイプが浴槽下で漏水してる、とまでは分かった。
しかし原因場所が「見えない」地下なので直しようがない。
親父曰く「工務店は500万かかる言うとんねん」
四次元の見立てでも500万位。
親父は「もう後継者も居らんし直してもなぁ…」
「いやいや!ここの銭湯無くなったらみんなメッチャ困るやん!」
「言うても500万て…ワシかて70歳やし」
「え!親父70超えてんの!?」
今日イチビックリしたのは割と若く見えてた親父が70超えだった事だった。
サウナ1セット後、親父が減ったお湯の量測ってたので
「全額とは言わんけどクラウドファウンディングとかでお金集める事も出来るよ」と言うと
「ワシ歳やからそんなんわからんし」
「いやいや、ナンボでも手伝うし言うてや」
「おおきに…」
その後もサウナに入り、熱湯と水風呂の交代浴をしながら考える。
サウナブームと言いながら、本来あるべき「風呂屋」の存在がどんどん無くなり、今ある店も風前の灯だ。
ホーム錦船温泉もしかり、こんなに流行ってるいりふね温泉ですら高齢化で来年には無くなってるかも知れないのだ。
この記事を読まれた方
もし、いりふね温泉のクラファンが始まったら
「遠いし行かんし知らん」
ではなく何かしらご支援よろしくお願いします。
多分世の銭湯はこうしてみんなで支えないと日本中から消えるのかも知れない。
…それはヤダな…
[ 大阪府 ]
【日曜日は…】キック&ユー
日曜日、灼熱の日中にキックボクシングフィットネスに行く。
マンツーマンだけど、四次元は1人で練習する。
何で?
四次元だから。
キックボクシングでは無くテコンダーなので超蹴りまくって汗でボトボトになり、その帰り道、太陽に灼かれながらたどり着いたのは我ホーム錦船温泉だ。
サウナ開始前に到着、まずしっかり身体を洗う。
湯船と水風呂を2往復し、いざサ室へ。
70℃からスタートするサウナはセットを重ねると90℃に達する。
相変わらずセッティングは悪いがコッチが乗りこなさないと…
とは言え、この錦船温泉ももうすぐ消えてしまう運命。
その情報を得た時は愕然としつつも仕方ないと、昭和平成令和を駆け抜けたこの銭湯に晩柑の想いが走る。
あと何回来れるのかな?
カウントダウンは始まって、座台で週刊文春を読む。
俯き加減で。
[ 大阪府 ]
【バイソンはハンソン】〜サンチャゴ・デ・コンポステラ〜
日曜日の昼、サンドバッグやミット打ちで流した汗。
それを流すのに訪れたのはここ「いりふね温泉」だ。
パンチと言うよりは、ほぼ蹴りなので体もクタクタ。
午後3時半のいりふね温泉はまだ空いている。
サ室前のバスタオル掛けに2つしか無い事を確認しつつ、まずはしっかり身体を洗う。
今日は運動したので予熱なしでサ室にイン。
まだこの時点では空いてるが、休憩後してるとドンドンオレンジのバスタオル持ちが増えて来る…
人数と掛かってるバスタオルの量を見極め2セット目へ。
そう、バスタオルがたくさん外に出てると言うことは、中が空くと言う事だ。
案の定サ室は空いており一時的におひとり様。
しかしすぐ席は満席になった。
ここから新規の客も増え、狭いサ室に座れないのに人が入って来る。
座席は5人座ればビッチリ程度の狭さなのにストーブ前に仁王立ちで二人立っている。
これらが入れ替わり立ち替わりで出たり入ったりだから当然サ室温度は下り、結果、サ室に長居する四次元の魔人化が進んでいった。
頃合いを見て3セット目、中に2人しか居ないけどストーブ近くのお客が超巨漢、1人で2席分占めてしまうハート様だ。
隣に座ってもなんかよく分からん圧を感じるぐらいデカい。
そしてラッシュが始まると、あと僅かに空いた隙間ぐらいで4人しか座れない。
という事で立ち待ちが(座れんやんけ怒!)の顔でハート様をチラ見。
大きくて倍席を損するのか、半分くらいしか座れないから半損なのな分からんけど、サ室に異様な空気が流れる。
休憩して締めの熱湯に浸かりガラス越しに見ると更に人が増えたサ室はサンチャゴ・デ・コンポステラの聖地巡礼の列を思わせた休日の午後。
[ 大阪府 ]
【あやパンとなめし革】〜ささやきは心臓のストップモーション〜
オギーブンが箕面から戻ってくるのに時間がある。
と、言う事で向かったのはここ「グランドサウナ心斎橋」だ。
絶対にハズレなしのサウナ施設にアドバイザー証を見せて割引。
サウナスパ管理士証は割引無いと言う理不尽は相変わらず。
浴室へ入ると早い時間のせいか人は少なめだ。
とりあえず身体をしっかり洗いサウナに向かう。
前回来た時と変わったのは「ビート板」が四角く大きくなったのと、その代わりに布製ミニバスマットが無くなったと言う事。
このビート板、縦にすれば最上段の背もたれに火傷せずもたれることが出来るのでありがたい。
科捜研の女を見ながら1セット、その時事件は起こった!
サ室から客がパラパラと出ると四次元1人に。
テレビがCMで綾瀬はるかが「フジパン本仕込み〜」とやってる最中、30代後半の人が入ってきて
「ホンジコミ〜」と高い声を作り歌いながら座った!
びっくりして心臓が止まるかと思った!
多分四次元に気づいてなかったのでホンジコミ〜と歌ったのだろう、バッと振り向くとめちゃくちゃ気まずい空気が流れた…
外気浴ではウトウト…
一旦湯船に浸かり16時のロウリュサービスに参加。
辿々しいスタッフの前口上に微笑ましくも
「?」
豚革を鞣したような臭いが前からする…
16時直前に入ってきた下半身が太いペヤング2人組の1人からエゲツない臭いがする。
蒸し暑かったこの日の汗を洗って流さず直接サ室に入ってきたのだ。
熱で滲み出る不飽和酸脂肪の豚革のような臭いがずっと豚足くんから流れ出てるよぅ…
ロウリュサービスのアロマオイルでかき消されるまで耐え忍ぶ。
みんなサウナに入る前は身体洗おうねっ!
3セットを決め、意気揚々と道頓堀の焼肉屋に急ぐ夕暮れ時
[ 大阪府 ]
【カブキモノ】〜サウナ・スパ協会の掟〜
西酒直売場「平蔵」のエアコンフィルターがハマらないとかで直しに行く。
はめ直して夕方5時。
ならば、と向かったのはここ「福水温泉」だ。
銭湯の基本性能のみを超コンパクトな中に押し込みつつ、最高のパフォーマンスを叩き出す銭湯界のディファイアント。
サウナ代を併せて払い、小タオルも借りて浴室へ。
今日もまあまあ暑かった…空調服が稼働し出した6月末、まずはしっかり身体を洗う。
膝内足靱帯と軟骨の損傷、それによる腰痛でガタガタだったのでまずは湯船に浸かり温める。
これら慢性痛はしっかり身体を温める事で劇的に回復するのだ。
腰の張りが少しマシになった所でサ室に向かう。
しかしサ室は2人入ってて一杯なので引返す…
ここで事件が‼︎
サ室のふとっちょカーボーイが何やらマンガを手にしているゾ⁇
最近の若い人は特に知らないと思うが、消防条例などでサウナの運用規程は決められている。
直近、平成15年にサウナ設置基準を決めており、これを消防局へ提出、協議採用されている。
なので設置基準はどんな施設でもこれに準拠しなければならないのだ。
サウナ設置基準: https://sauna.or.jp/pdf_files/2006settikijyun.pdf
この中に「雑誌、新聞をサウナ室に持ち込んではいけない)と明記されている。
過去から紙類による引火火災が起こり悲しい結果をたくさん出したのだ。
直接注意しようかと思ったが(過去記事多数参照)結果的に施設のためにならないので、番台(息子)に通報すますた。
こっちがビックリするほど番台息子は「えぇっ!」と立ち上がり浴室へ向かっていった。
冷静に考えれば、当事者側からすればこんなカーボーイの為に全てを失いかねないのだ。
裸のバカには1回死んでも分からん感覚だ。
2セット目、ふとっちょカーボーイがサ室に。
もちろんその手にマンガはない。
因みにカーボーイがサウナで読んでたマンガは
「花の慶次」
家で読めーー‼︎
おしまい
[ 大阪府 ]
【君が想い出になる前に】〜四次元と行こう!錦船の旅〜
無くなる前に行くべき銭湯。
人は無くしてから分かるその価値です。
日曜日、錦船温泉はサウナの電源が入る日。
腰痛と膝痛を抱えて向かう。
ユーミンより優しい電気風呂とお湯は熱湯から薬湯まで全てのことがメッセージ!
サ室は相変わらず独占のプライベートサウナで、乗りこなしは過去記事読んでください。
こう言った銭湯は風前の灯だ。
いつ消えて無くなるかわからない。
人は失ってからその大切さを知る生き物です。
君が想い出になる前に、一度錦船温泉へ来てみませんか?
いつか無くした夢がここにだけ生きてるこの風呂屋へ…
四次元にコメ下さったなら、一緒に阿倍野界隈のアフターまでお付き合いしますので是非是非お声がけ下さい!
サ室でそんな夢を見てた僕はクレイジー…
[ 大阪府 ]
【ギクリーウエスタン】〜中高年の夏〜
と言う事でギックリ腰なりかけのまま、ゾンビのように働く日々。
打合せが終わった頃にはもう腰が限界。
かばって歩いて膝も猛烈に痛いので早めに帰る…
(痛い…いたい…)
寝て起きると腰痛になる
全く原因不明
とりあえず中高年は身体が冷えがちなので、一か八か温めるかという事でやって来たのはここ「いりふね温泉」だ。
開店15分前から婆さんたちと並ぶ。
開店と同時にインターセプトして来たジジイが一番風呂をゲットしている様を腰痛の四次元は見送る事しか出来ない!
それでも身体を洗い、まず湯船に浸かる。
ついでにエステバスで腰をマッサージ、仕上げは熱湯でじっくり汗をかくと随分腰痛がマシになって来た。
やはり下肢の冷えがあるのだろう、中高年はバスタオルを巻きサ室を目指した。
開店直後のサ室はエエ…
チョロチョロオートロウリュとちべたい水風呂で血流は完全に戻せた…
仕上げの熱湯攻撃で8割回復できた。
足を引きずりながら銭湯まで来たことがウソのような足取りで帰る夕暮れ。
[ 東京都 ]
【チキンアームレッグホールド】〜痛恨の忘〜
千葉から移動してやって来たのはここ「新川の湯 ドーミーイン八丁堀」だ。
朝からボナサームのサウナと温泉に浸かりご満悦。
その後の悲劇、四次元は予想だにしなかった…
ホテルをチェックアウト後、四次元子とけんちゃんと昼飲みで神田へ。
四次元子とけんちゃんから銀婚式と四次元の誕生日プレゼントをもらいうれし泣きで大阪へ向かった。
そして悲劇は起こった。
新幹線乗る前にコーヒーを買い、プレゼント入った袋をイス横に置いた時にウッカリ忘れてそのまま乗車!
新幹線乗務員から駅へ連絡入れてもらいましたが既に無くなっており忘れ物にも届出なし!
ギャー!!
帰りの新幹線車内がお通夜で、娘の四次元子に電話した時の地獄は言うまでもなし…
帰って四次元嫁に土下座
こりゃ忘れられない日となったわ…(泣)
[ 千葉県 ]
【天空のエスカフローネ】〜堕ちたものたちへ〜
市川大野でこんにちは
今日の仕事を千葉で終え、帰り際に心のサ友@kimo氏と落ちあう事に。
と言う事でやってきたのはこの「天然温泉湯〜ねる」だ。
正直、なんもないこの駅前にある立派な施設。
湯〜ねるの入口まで駅から結構歩く。
遠近感がおかしいのだ。
しかも「あーやっと楽できる」と思ったら風呂に向かう外部エスカレーターは停止中。
故障で止まってるのでは無く、明らか経済的理由で止めてるのだ。
「階段としてお使い下さい」と書いたカラーコーンが並ぶエスカレーター、段差がバラバラなのでガクガクしながら登り施設に入る。
そっけない受付をし、どこやねんぐらい長い距離を歩き浴場へ到着。
やたらデカい休憩所からすると、思ったより小さい浴場に入り今日一日歩いた汗をしっかり流す。
高濃度炭酸泉にゆっくり浸かる。
やはり疲れに炭酸泉は効く…
天望風呂で温泉に浸かり休憩してるとkimo氏登場。
揃ってサ室に向かう。
そこまで広くないサ室だがオートロウリュがある。
結構混んでるサ室で7分後にオートロウリュ発射、しっかり蒸されて外気浴。
目の前の風景は建物の壁で景色は良いとは言えない。
(空を見ろとの意味で「天望」なのか…)
2セット目のサ室は満席、ペヤンガー達でひしめいている。
最上段に空きがありそうなので向かうと、こんな混雑してるのにアグラかいて座るグレーのサウナハッターが。
声をかけアグラを解いてもらい隣に座る。
こう言った周りの事をあまり関知していない人は居るもので、案の定汗擦り込みマッサージを始めた。
…気持ち悪い
寝風呂の前で外気浴してると、グレーサウナハッターがハットを被ったまま寝風呂で寝転んでいる、バカなのか?
タオルを湯船に浸けないのは子供でも知ってるマナーだが、なぜサウナハットはOKとなる?
後頭部ビショビショで水垂らしながらまたサウナに入って行った…
ハットは目立つので、ああ言う手合いがいるとサウナーのマナー悪さを際立たせてしまう。
ブームもいいが堕ちたものだ。
気を取り直し、焼きトンで一杯やルカ。
kimo氏と向かう新習志野駅。
[ 福岡県 ]
【来てる!効いてる⁈聞いてる??】〜横道者バラード〜
と言うことで出張にやって来たのは福岡。
そう言うことで泊まるのはここ「ウェルビー福岡」だ。
今日の出張同行はうちの会社の番頭となったキーテル。
飛行機移動の朝イチから汗をかきかき仕事を早めに終了。
キーテルの頭の中はすでに中洲の夜でいっぱいの様子なので、昼の汗を流すべく急いで浴室に向かう。
まずはしっかり身体を洗い「からふろ」サウナへ。
名古屋でもこの「からふろ」サウナはなかなかの出来だった。
果たして福岡では…
引戸を開け、畳敷のサ室に上がり込むと巨大な火鉢の様なストーブ前に座る。
室温は85℃だが湿度が高いので結構熱い。
いい感じのストーブ前で柄杓に3杯、さらに湿度を上げ10分蒸され、低温水風呂でビキビキに冷やされて休憩するも、もうすぐメインサウナでロウリュサービスが始まる…
サウナパンツを履き、サウナ上段に座る。
天井が低い変わった形のサウナ。
時間をかけ一筋落とし続けるアロマ水がラドルからサウナストーンに吸い込まれジウゥゥウという音を鳴らし続ける…
スモーキーな香りがいっぱいに広がる中、低い天井を避けるように踊るようにタオルが振られ全員じっくり蒸される。
このサウナはそれ程熱くない。
だからこそスモーキーな癒しの風が吹くのだ。
3セット目はキーテルとからふろサウナへ。
こう言ったサウナは初めてのキーテルは、初めてのあまみを味わう。
博多んもんは横道もん、青竹割ってべこに書く。
すっかり汗を絞りあげ、飢えた中年はその渇きを満たしに中洲へ消えていった…
[ 神奈川県 ]
【フィンセントの太陽】〜新世紀のエヴァ〜
相原での仕事終了。
相模原で人と待合せまで時間があるので向かったのはここ「相模浴場」だ。
自由気ままに自分の行く先を決める。
四次元は自由なのです。
いつもの44番に靴を入れ、サウナ代払うと「サウナマット」を支給される。
(珍しいパターンだな…)
脱衣場に入るとかなり古い銭湯を改装して現在が有るのだとわかる。
サウナも後付けだろう、脱衣場まで出張っている。
東京レトロ銭湯のような豪奢な感じはなく、質素な浴室髷台に、もう今は無い店舗や企業の銘板が飾ってある。
浴室に入ると銭湯壁画はタイル張り。
しかも富士山ではなく一面のひまわりだ。
フィンセント・ファン・ゴッホを彷彿とさせる大胆なひまわりはまるで太陽のようだ。
ひまわりを眺めながらしっかり身体を洗う。
そして時間の割に人がいる風呂場でしっかり湯船に浸かる。
貸し出されたサウナマットと共にサ室に入ると、清潔度が高い室内に出会う事が出来る。
サンエンジニヤリングの遠赤外線ヒーターは快調に作動。
サ室温度計は102℃だがどう考えても90℃そこそこだろう…果たして、外に付けた温度計では92℃を示していた…四次元の肌感覚に間違いはない。
浴室の人の割にサ室はほぼ無人。
出来の良い遠赤サ室で蒸され、弱いバイブラ付き水風呂でしっかり冷やされる。
トイレ前は外部。
そこに丸椅子をガンと置き、タオルを敷いてドンと座ると立派な外気浴。
しかも背中側から換気扇の風が常時当たるので心地いい…
髷台の広告には銭湯壁画の「新世美術」が。
鎌倉のこの会社は今はもう無いだろう。
しかし20世紀、力強く描かれたタイルのひまわりは新世紀となった今も色褪せず浴場を照らす…
始まりの母のように。
男
[ 東京都 ]
【白き回廊】〜朝焼けのデッドチューニング〜最終回
おしり探偵が出した推理からサ室の不快犯を追い詰める!
サ室を出る時およそ1分ほどドアを開けて空気を入れ替える。
1人しか居ないから出来る事だ。
そして休憩後、サ室に入る前にも1分ほどドアを開放する。
ドア面積1.33㎡だから1分で24〜39㎥の空気を換気したのと同じになる。
サ室の体積がおよそ25㎥だから換気は成功した事を意味する。
果たして…
これまでの様な刺す感じはなく、じっくり座っていられる。
また、途中のオートロウリュも殺人的な感じは無くなった。
サ室の不快を作る過剰な湿度事件を解決し、四次元は外気浴へと去っていった…
おしまい。
[ 東京都 ]
【白き回廊】〜朝焼けのデッドチューニング〜②
オートロウリュでサ室湿度が高すぎる。
80℃〜ぐらいなのに毛穴まで痛い。
ロウリュに対し高性能なストーブでサ室を構成する場合、換気量はその出来栄を大きく左右する。
サ室の吸排気口に手を当てると、ものすごい勢いで吸気、排気を行なっているが、コリドーでは如何せん
「換気口径が小さい」
という致命的な欠陥がある。
これでは15分毎、相当量のロウリュでは湿度排出が間に合わず、サ室内に湿度が蓄積しジャングルサウナとなってしまったのだ。
日中など人の出入りが激しい前提で設計してあるならドア開閉時の換気でバランスが取れたのかも知れないが、5分足らずで焼き上がる蒸気加熱はちと居心地が悪い。
四次元、熱いのには弱いけど熱耐性が無いわけではない。
つまり「気持ちよく入れるか否か?」なのだ。
あまみビッチリで外気浴…
相変わらずほぼ1人、サ室に至ってはずっとソロだ。
サ室の謎は全て解けた。
おしり探偵が導き出した答えは…
次回につづく!