2023.05.24 登録
[ 三重県 ]
さすらおう この世界中を
転がり続けて歌うよ 旅路の歌を
(奥田民生「さすらい」)
地元の方に朝日湯さんを勧められたのです。
行かないわけにはいかないじゃないすか。
こういうのが旅の醍醐味です。
仕事が終わればあとは知りません。
コンパクトなのに、薬湯、打たせ湯、ジェットバスが揃っているし、
なによりも清潔感の素晴らしい銭湯なのでした。
サウナも86度なのにガチです。
もうね、奥田民生を口ずさみたくなりますよ。
僕らの自由を 僕らの青春を
気持ちのよい汗を 決して枯れない涙を
とかね。
明日は23号線を南下するのでして。
まあ、奥田民生の「さすらい」と「イージューライダー」が春の日差しのドライブに心地よいよなーと。
男
[ 三重県 ]
ようこそ三重へ
津っ津津っ津
(嘉門達夫「替え歌メドレー」)
朝サウナで陽光を浴びながら、
口ずさむのは替え歌メドレー。
「私の青い鳥」だと昔のボキャブラ天国で、
「クッククック クッククック
アホ一人」
と坂田利夫がひとりたたずんでいる映像も印象的でした。
きっと君は関西人 間違いなく関西人
さいでんなー ほーでんなー
と、一人きりのサウナでつぶやいてから、
お仕事にゴーでございます。
男
[ 三重県 ]
津津津 津 津津津 津
ワオ津! ワオ津!
冬はYO
津軽 津軽 津軽 津軽
(マイルス・デイビス&ロバート・グラスパー
「ヴァイオレッツ」の空耳)
津に来たら、まぁ空耳アワーの名作を思い出しますよね。
え、私だけですか。
ホテル津センターパレスの心地よいサウナを肌で感じつつ、
小雨の中の外気浴。
ワオ津! ワオ津!
夜景を眺めながら津軽に思いを馳せます。
意味がわかんない方はYouなんちゃらで、
「ワオ津」で検索したら出てきますんで。
風呂上がりは農協牛乳が飲みたいと思いつつ。
…こちらも「農協牛乳」で出てきますんで。
男
[ 兵庫県 ]
一番上の段からご紹介しましょうか。
こちらはまずタウリン1000ml配合のリポビタンDです。
ニッポン三大リンと言えば、
ミポリン、サリン、タウリン。
この中のタウリン。
何と1000ml入っているという。
1000ml入っているなら、
なーんで正直に1g配合と言えないのか。
(古舘伊知郎「薬局ドリンク売り」)
拙者、親方と申すは、御立合の中に、御存知の方もございましょうが、
お江戸をたってやってきましたのは、
丹波国の薬草のワンダーランドこと、
丹波市立薬草薬樹公園丹波の湯。
やはりこちらの目玉は11種類の薬草薬木を配合した丹波の湯です。
順にご紹介していきましょう。
当帰(とうき)、防已(ぼうい)、山形県の県花こと紅花を乾燥させた紅花(こうか)。
紅花(こうか)は血行障害の改善に効果(こうか)があるとのこと。
続きましては、マツブサ、木通(もくつう)、次は紀州有田名産でみかんの皮陳皮(ちんぴ)。
まだまだあります、がいよう、十薬(じゅうやく)、
こちらも説明が疲れてきたが、
ここが勝負だ菖蒲根(しょうぶこん)。
菖蒲根は健胃、鎮痛、鎮静に効くので、全然勝負に向いていない。
残りは黄柏(おうばく)、大茴香(だいういきょう)。
大茴香は発汗効果、血行促進にいいのだから、
サウナに相性が抜群です。
これで全部。
丹波の薬湯のベストイレブン。
負けられない戦いがそこにあります。
効能も言ってこうと思いましたが、
サウナ6セットが心地よく、
私も力尽きましたので、あとは割愛。
たぶん何でも効きます。
男
[ 京都府 ]
紅に染まった この俺を
慰める奴は もういない
もう二度と届かない この思い
閉ざされた愛に向かい
叫び続ける
(X JAPAN「紅」)
紅だーっ!!
ということで、気分は紅に染まっています。
イオンシネマ久御山で「夜明けのすべて」を観て、
水春で薬草塩サウナ3セット、ロウリュサウナ3セットでばっちりととのいます。
そして、またイオンシネマ久御山に戻って、
綾野剛主演の「カラオケ行こ!」を観たわけで。
もう、観終わった現在もテンション爆上がりで、
帰りの車中で、映画の紅カバーを聴いたり、
RHYMESTER宇多丸の「カラオケ行こ!」評を聴いたり、
興奮が覚めません。
まだ、汗と涙が止まりません。
2回目観る機会があったら、その直後に水春だよねと思うわけで。
車のなかで叫び続けるぜ。
紅だーっ!!
男
[ 福井県 ]
本日はお日柄もよく、湯っぷるにゴーでございます。
皆様健やかにお過ごしのことと存じます。
相変わらず安定の湯っぷるでございます。
塩サウナを2セット、高温サウナを4セット堪能させて頂きました。
高温サウナのテレビではTVタックルが流れていました。
横行する自動車窃盗という内容で、
防犯のために壁に寄せて駐車をするとよいなどと、
専門家の方がおっしゃっていたのですね。
その映像をサウナ室内の絵柄の入った男性がうんうんと頷いておられました。
また、「こんなんだけではな」みたいな旨のことを、お仲間の方に話しかけられていたと思います。
なんという説得力。
テレビの専門家の方より言葉に力がございました。
なんか、その状況がおかしくて、
その空気に堪えられず、私はサウナ室を退出いたしました。
ほのぼのとした正午の湯っぷるはよろしいものですね。
男
[ 福井県 ]
君があんまりすてきだから
ただすなおに 好きと言えないで
多分もうすぐ 雨も止んで 二人 たそがれ
(小田和正「ラブ・ストーリーは突然に」)
小浜は今日は冷たい雨。
濱の湯のサウナ室でしっかりと熱を感じ、
水風呂に入って、氷雨を全身に受けて身体を休めます。
雨にうたれながら、
90年代のドラマはやけに雨の表現が多かったな、
そんなことを思い出しました。
哀しいときは電話ボックスに雨。
なんか抱き合うシーンは雨。
「来ちゃった」とマンションに女性が勝手にくるくだりは雨。
ベタだよな。
そんなベタな演出が、私は好きです。
言ったこともないし、言われたこともないけれど、
「来ちゃった」「いじわるしてみただけ」
「あちらのお客様からです」
というのに憧れがあります。
現実ではどんなシチュエーションで発動するんでしょうね。
ととのいながら、ありえない世界に想いを馳せるわけで。
ずっちーなー。
男
[ 兵庫県 ]
ひとりひとり はるかな道は
つらいだろうが 頑張ろう
苦しい坂も 止まればさがる
続く続く 明日も続く
銀色の はるかな道
(ダーク・ダックス「銀色の道」)
サウナのなかで、ふと「銀色の道」を思い出しました。
昨日、一昨日と、なぜか極端に本数の少ない電車に乗ることになりました。
車窓からの風景が歌詞にもなんだか近いものがあるのかなと。
そういえば父も風呂でこの歌を口ずさんでいました。
父も苦労していたのだな、そんなことをサウナ室で思いました。
近い近い 夜明けは近い
銀色の はるかな道
はるかな道 はるかな道
男
[ 兵庫県 ]
加古川市出身の方が、私が姫路にいることを知ると、
「姫路駅ホームのそばを食べてみてください」とLINEで送ってくれました。
中華めんで和風だしの懐かしい感じの味でした。
店の壁には、姫路で遊んで寮に帰る前に食べた味とか、姫路でおじいちゃんにおもちゃを買ってもらった帰りに食べた味、みたいな絵が描かれていました。
駅というのは、人が集まり、出会いがあり、別れのある場所です。
たぶん、こんな話もあったんじゃないでしょうか。
播但線で通う男子高校生。
神戸線の階段から歩いてくる、紺色の制服のあか抜けて洗練された女子高生が気になります。
毎朝見かけるたびに、何かひっかかるわけで。
男子高校生が駅のホームで部活帰りにえきそばを食べているときに見かけてしまいます。
ホームの陰であの子が泣いている。
男子高校生の胸がうずきます。
その後も何度も見かけるたびに、なんとも言えない気持ちになってきます。
恋なのか。
意を決して想いを伝えよう。
えきそばでいつもの電車を待っています。
ホームにあの子はいました。
あの子に似合った背の高いこれもまたあか抜けた高校生と手を握って。
男子高校生は中華めんを箸でもてあそびながら、
「おばちゃん、今日のだしはちょっと辛いわ。
でも何やろな、あったかいし、やさしい味がするわ」
と目に涙をためているわけで。
電車は網干方面に出発し、この話は終わります。
こんな話もあるでしょ。
ドーミーイン姫路で4セット入っているあいだ想像したんだから。
男
[ 兵庫県 ]
早めに起きての朝サウナ。
サービスの乳酸菌飲料を飲んでから、
部屋に戻って今日の営業の資料に目を通す。
なにこれ、なんか「ビジネスパーソン」みたいな。
会議のアジェンダのために、ファクトやエビデンスを積み上げたり。
とはいえリソース不足で、タスクがパンパンで、
もう少しバッファがほしいかなと。
こんなんじゃ仕事の結果にコミットメントできないし、クライアントにも迷惑をかけるわけで。
えっと、ギロッポンでシースー。
まぁ、仕事終わりにサウナからの、
チンカチンカのひゃっこいルービーを楽しみに、
今日も元気に行ってきまーす。
男
[ 兵庫県 ]
知ってる街を歩いてみたい
どこか近くへ行きたい
近い街 近い店
夢はるか ふたり旅
ハゲと出っ歯で 旅してみたい
どこか近くへ行きたい
(デューク・エイセス「近くへ行きたい」)
出張で、旅愁を感じさせるような、ある種のおもむきのある街を歩いていると、
「遠くへ行きたい」を不意に思い出すことがあります。
でもね、そんなんも言ってられない過酷な状況だと、
旅情とか知らねーわなわけで。
電車が1時間に1本くるかどうかで、
さらに駅まで3.6キロ徒歩約50分。
見渡す限りの田んぼ。
どうすりゃいいのさ。
やけになって、めちゃイケで流れていた「近くへ行きたい」を口ずさみます。
口ずさんだところで人はいません。
息も絶え絶えで、なんとか本日の宿ドーミーイン姫路にたどりつきました。
そらもう、サウナでしょ。そらそうよ。
もうね、癒してくれましたよ。
95度のサウナ室。
ヒノキの香りが私を包んでくれます。
さっきまで大自然が私を包んでくれてたのですが。
自然とは、恵みでも脅威でもあるのですね。
そして15度の水風呂。
星を眺めての外気浴。
ととのいすぎて、デューク・エイセスの「近くへ行きたい」が、
立体的に重層的に頭に流れます。
出っ歯は幸せです。
ドーミーインさんにありがとうって言わなくちゃ。
君にありがとう
君にありがとうって言わなくちゃ
心をこめた言葉で君にありがとう
(つじあやの「君にありがとう」)
男
[ 京都府 ]
サウナでテレビに釘付けになったときは、
どうすればよいのでしょうか。
雪もやみ、気温もややゆるんだ感じだったので、
今日は福知山温泉に。
高温サウナ、水風呂、外気浴、
いつもながら抜群に心地が良い。
高温サウナでは、
「さよなら大好きなお店」というのがテレビで流れていました。
76年間中野区沼袋で愛されてきた家族経営のスーパー。
そのスーパーの閉店の一日を密着するという内容でした。
汗以外の何かがこみ上げてきます。
長年スーパーに通っていた常連さんたちが、
次々と店の最後に訪れ、その想いを語っていく様はなんとも言えません。
私はサウナに出るタイミングがわからなくなりました。
なんとかコマーシャル中に、短めの水風呂、外気浴を済ませ、またサウナ室へ。
店の陳列棚に商品がなくなっても、客足は途絶えませんでした。
思ったのです。
良いお店というのは、「物」を買うだけのお店ではないのだと。
結局のところ、「人」なのだと。
VTRが終わり、ほどなく私はサウナ室を出て、
かけ湯を顔を中心に浴びせました。
今日はいい湯でした。
男
[ 大阪府 ]
大雪で帰れなくなったのです。
ニュースで言うところの、
「運休により○○人あまりに影響が出ました」みたいな。
大雪をバールのようなものでこじあけられないのかなぁ。
ということで、大阪にもう1泊なのでした。
まぁ、せっかくなんで朝サウナです。
疲れたので朝からがっつり3セット。
外気浴をしていると、朝闇からきれいな青空へ。
行楽客の目を楽しませていました。
で、ホテルに戻って朝食です。
私にはパン・オ・レザンなどがふるまわれ、
私が舌鼓を打ちました。
以上、中継でした。
男
[ 大阪府 ]
いやー、肌ざみーでさーねー。
はーい、というわけでなにわの湯という訳ですけどね。
実におもしろい。
タワーサウナ、オートロウリュが、実におもしろい。
誇張しすぎではなく。
高温サウナを3セット。
今年最強寒波の外気浴。
営業で歩きまくって棒になった足も軽やかです。
タイガーステップもできそうです。
佐山サトルばりのフットワークの軽さ。
これも技術のうち。
がっつり入ったら、
なんだか眠たくなってきちゃった。
…ハンマーカンマー…。
男
[ 大阪府 ]
忙しかった一日の仕事をすべて終え、
あるいはさんざん汗を流し、喉をカラカラにして、
でも水もお茶も飲まずに我慢して、
やっとこの瞬間を迎えたのである。
この喉の渇きを潤す手だてといえば、
ビール以外に考えられない。
とにかく早くビールが飲みたい。
ギンギンに冷えたビールで喉を潤したい。
その渇望のあらわれが、「とりあえずビール」という言葉に凝縮されている。
(阿川佐和子「とりあえずビール」)
とりあえずビールなんである。
令和6年の大正駅近くの昭和レトロな銭湯サウナで平成のエッセイを思い出していた。
時代が入りくんでてよくわかりませんね。
114度のサウナ室の中でどうしたものかとビールに想いを巡らせていた。
大正駅の近くには沖縄料理屋さんが多い。
オリオンビールか。
でも、土地勘ないし、沖縄料理も詳しくないんだよね。
ということで、保守的にラーメンとビールだ。
長堀鶴見緑地線で心斎橋へ、そしてクリスタ長堀の横綱へ。
ちょいのみセット生ビールとスタミナ野菜炒め。
それとラーメン。
ジョッキが冷えてやがる。
阿川さん、今はあなたより泡の音を「聞く力」は私のほうが上です。
ジョッキとスタミナ野菜炒めを空にして、
替え玉と二杯目のビール。
これで2000円いかないのは素敵だ。
店内BGMは、大黒摩季「DAKARA」、爆風スランプ「Runner」、竹内まりや「元気を出して」…、
え、「元気を出して」?
お疲れ生です?
帰りにマルエフ買ってしまうわけで。
男
[ 京都府 ]
うつ向くなよ
ふり向くなよ
君は
美しい
戦いに敗れても
君は美しい
(ザ・バーズ「ふり向くな君は美しい」)
ボールは友だちでしたが、まだあの頃はサウナは友だちではありませんでした。
力の湯のフットサルコートから笑い声と拍手が聞こえてきました。
キーパーが前に出すぎてゴールががら空きになっての失点だったのでしょうか、
敵味方関係なく沸いていました。
私もそんな感じで週末にフットサルを楽しんでいた頃がありました。
力の湯か東山フットサルパークが多かったでしょうか。
会社でイヤなことがあっても、キックアンドダッシュ、
いつか決めるぜ稲妻シュートでストレスを解消していたものです。
ただ、転職やら転勤やらですっかりボールが友だちではなくなってしまいました。
うつ向くなよふり向くなよ、と言ってくれるのは今はサウナのような気がします。
あの頃は入らなかった力の湯の高温サウナ。
20年越しの友との再会のような感慨でした。
男
[ 福井県 ]
雨に濡れながら たたずむ女(ひと)がいる
傘の花が咲く 土曜の昼下がり
(三善英史「雨」)
土曜の昼下がりの小浜は雨でした。
ここ最近はサウナに入ると、
はじまりはいつも雨、なんですよね。
小雨の外気浴も気持ちが良いものです。
100度のサウナに十分と入りきって、
水風呂、そして外気浴へと向かいます。
空を見上げると、
ああ、みずいろの雨、
私の肩を抱いて包んで降り続けます。
…、でもね、雨をみたかい。
みずいろではないよな。
濱の湯の海草風呂はエメラルドグリーンだし。
火照った身体に冷たい氷雨が心地よいのですね。
ととのい加減で、
ああ、くずれてしまえ、
あとかたもなく流されていく…みたいな感じ、
となんだか意味がわかりませんね。
3セットもすると、帰ることも名残惜しくなるわけで。
今夜は帰らない、帰りたくない…、どっちやねんみたいな。
雨に濡れても濱の湯さんでよい休日なのでした。
♪Raindrops are falling on my head♪
男
[ 滋賀県 ]
薄情な話ですけど、でも日本のサラリーマンは忙しすぎるんですよ。
毎日毎日遅くまで残業して、家に帰っても風呂入って寝るだけの生活じゃ、友達のことを思い出す暇もないですから。
(貫井徳郎「愚行録」創元推理文庫)
いろいろな土地に出張で訪れると、
ときおり知り合いだった人たちの育った街に足を踏み入れることがあります。
守山、水口は大学のゼミの友人たちが住んでいた街でした。
友人たちの通学範囲の東端は水口、西端は明石で、
改めて彼ら彼女らはここから通っていたのだなと思うわけで。
水口温泉つばきの湯さんでは、サウナに入っているあいだ、大学の友人たちのことを懐かしく思い出していました。
楽しい思い出でした。
でも、一方で、貫井徳郎の「愚行録」という小説も思い出したのです。
妻夫木聡、満島ひかりで映画化もされた「愚行録」ですが、
大学時代の見栄の張り合いやら、人間関係のこじれやらが惨劇を生むという話なのですね。
誰もが思いあたることでしょうが、
大学のときというのは世間も知らないわけで、
最も生意気になる時期ではないでしょうか。
私はそうでした。
サウナに入りながら、
意識的にも無意識でも、
人を傷つけたり、傷ついたりしたのだよな、と思ったわけで。
ゼミの滋賀の友人たちはいい人たちばかりでした。
もう直接会って謝ることはできないかもしれないけれど、
サウナの中で若気の至りを人知れず謝りました。
サウナでも過去のあやまちは流せませんでしたが。
男
[ 滋賀県 ]
滋賀県滞在3日目。
車に乗っていると近江ちゃんぽんとか近江餃子とか、
「近江」なんちゃらが気になってきます。
今日は営業終了後、ほたるの湯さんへ。
たまたま19時のロウリュに時間が合ったんですね。
うちわロウリュのお兄さん二人組。
これが近江兄弟か。
アロマはメンタームでなく、カモミール。
ロウリュのあいだに流れる映像がビールのCMだなんて、
これは近江商人の策略か。
三方よしなんつって。
たっぷりと熱波を浴び、ゆったりと外気浴を堪能。
心が清らかになってくるような。
これが近江聖人ですか。
空を見上げると、クラブハリエのバウムクーヘンのかけらのような月。
ほたるの湯さんは造りもなんか落ち着くんですよね。
しっかり計算されて建てられているというか。
熱い目のお風呂も気持ちよく、
ついつい気分よく口ずさんでしまいます。
♪オウミ住宅 黒澤さん 一緒に踊りましょ♪
ということで、風呂上がりは生ビールを飲むべく、
餃子のある店に急ぐわけで。
今日は月が味わい深くてきれいだ、なんてなことを空を見上げながら思いつつ。
男
[ 滋賀県 ]
人はどうして走り出したんだろう?
ゆっくりとあるいていた方が楽だったはず。
(乃木坂46「人はなぜ走るのか?」)
なぜ人は走るのだろう。
草津市で寒風を駆ける少年を目の当たりにしてそう思った。
桜湯さんのサウナでそのことばかりをひたすら考えていた。
流れる汗もそのままに、いつかたどり着いたら打ち明けられるのか。
いや、少年は汗ひとつかくことなく、表情は虚無そのものだった。
路行く人を押しのけ、跳ねとばし、メロスは黒い風のように走ったが、
少年は黒い瞳で人の邪魔にならないように走っている。
長距離ランナーの孤独という小説もあったが、少年も孤独のようだ。
というか、桜湯さんで3セット入ったらなんだかどうでもよくなった。
少年よ常にとびだし続けるのだ。
男
日程や人数、部屋数を指定して、空室のあるサウナを検索できます。