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SaunaCamp.

2019.09.02

11回目の訪問

大谷田温泉 明神の湯

[ 東京都 ]

明神の湯の石の水風呂が好きだ。
タイル貼りの水風呂のようなキラキラした雰囲気はないけど、
丸い石に頭がスポッとハマるところがあって、
そこが絶妙に気持ちがいい。
たったそれだけで、ものすごく気持ちいい。

外気浴スペースは広々としていて、
風が吹くと木々のざわめきも微かに聞こえる。

サウナはしっかりと熱くて湿度が高く、
セッティングだけでみれば申し分ない。
でもちょっと明るすぎるのが惜しい。

夏の終わりを感じる涼やかな風に吹かれて、
ある考えが頭のなかに浮かんでくる。

「サウナはもっと有機的であるべきじゃないか」

テントサウナをやっていると、
自然と一体化しているという感覚がある。
温冷で空っぽになった身体に、頭に、
周囲の自然が入り込み、人間は自然の一部なんだと知覚する。

自然の風も波も流れも音も、
アート(人口)の反対概念だ。

これがサウナの本懐の一端であるとすれば、
現代サウナはいささか無機的にすぎるのではないか。

直線的な合成木材、綺麗で均一な石壁、
時刻表より正確なタイル…。

もっとゴツゴツしていたり、
ぐにゃぐにゃしてたり、
デコボコだったり変な形で良い。
自然の歪さを孕んでいてもいいじゃないか。
他でもない、サウナなんだから。

100%自然な建築は存在しない。
どんな建築もアートが介入することが前提になる。
サウナ、水風呂、外気浴、どれをとっても、
どこも配分がアートに寄りすぎている。
というか意識すらされていない気がする。

自然の有機的ないびつさ、ノイズ、
その融合を丁寧にアートしたサウナ。
そんなものを作ってみたいなあ。
きっと新しい身体経験がまっている。

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