2020.04.02 登録
[ 東京都 ]
16:20in
結構時間に余裕があったので自宅から歩いてサウナ。
台風一過で空はスッキリと気持ち良く晴れている。せっかくなので、のんびりと歩きながらサ景をパシャパシャと撮影しながら歩く。日陰は意外と涼しい。思ったより湿度も少なめなのかもしれない。まあ、日向になると恐ろしく暑かったけど。
自宅からは1.6km。結構近いのに初めましての施設。水風呂がキンキンなことで有名な清春。今日みたいな夏真っ盛りな日には冷たい水風呂がありがたい。
770円をお支払いして下足キーを預けて脱衣所へ向かう。銭湯では珍しい100円返却システムのロッカー。施設の年季の割には綺麗だ。脱ぎ散らかして浴室。
全身がカラフルな方が入口すぐのところで体を拭いてた。手首・足首までカラフルなので一瞬服を着ていると思って少し戸惑った。あとでわかったけど、気のいい常連さんのようだ。
シャンプー類は備え付けがある。お借りして全身を泡々にして一気に流す。ベタベタだった肌が途端にスッキリして気分が良くなる。
天井付近の小窓からは夕方の西日が差し込んでいて浴室全体を明るくしていた。四角い光線が湯気に当たって浮かび上がる。なんだか舞台演出みたいだ。そんなお風呂の景色だけでホッとするような安息が得られるから銭湯は好き。
電気風呂を経由してのサ室。2段の座面が横に広がっている。収納式のボナサウナ。意外と湿度もあるので呼吸も楽だ。温度感的には笹塚の栄湯さんのサウナに近い気がする。座面に正対するようについているTVはオリンピックのハイライトシーンを映していた。
水風呂。13~14℃。もっと低く感じる。隣の温かいお湯で汗を流してキンキンの水風呂にゆっくりと浸かる。歩いて汗をかいて、お風呂で温まって、サウナでまた汗をかいて。ずっと貯めてきた熱が一気に冷やされる。程なく手先と足先がジンジンしてくるので上がって、体と頭にそれぞれ手桶でザバザバと冷たい水を浴びる。最高の瞬間。
休憩は近くの椅子を露天エリアの端っこに置かせてもらった。小さい露天で周りを高く囲われているためあまり風を感じることはないけど、近くで鳩が鳴いてて雲が流れるのが見えて、なんかそれで十分だった。
短めに3セット。サウナに入りたいのか水風呂に入りたいのかよくわからなくなるけど、今日は明らかにサウナより水風呂の欲求が高い。だから休憩の後も水風呂に入った。上がる前も名残惜しくて体を拭いた後だったけど、水風呂に改めて浸かってみた。
夏の夕方に上質な水風呂に入れる幸せ。贅沢な時間。
スタンプカードをいただいたのでまた暑いときに来よう。
歩いた距離 1.6km
男
[ 東京都 ]
15:45in
ドライサウナは微妙だけどスチームサウナは最高レベル。そんな印象の森乃彩。
そんなドライのサ室がリニューアルされたことは知っていた。まあ評判も悪くなさそう。とはいえ以前のあの毒にも薬にもならなそうなボンヤリとしたサ室でヨシとしていた施設がそんなに良いものを作れるとは思えない。確かめねば。
お清め中にサ室前の黄色のパトランプが回る。あのランプが点くとオートロウリュが始まった合図らしい。
焦ってビチャビチャのままサ室に飛び込むような真似はしない。まずは落ち着いて大好きなヨモギスチームからスタートすることにした。
相変わらずの熱さ。もしかしたらスチームもしれっとパワーアップしてるんじゃないかな。ちょっと粘って入ってたら自分の僅かな動きで当たる風がスゲー熱くなってきて、最後はゆっくりとした動きで潜熱を抑えながらスチームサ室を逃げ出す羽目になった。そんなことやったのしきじ以来だ。
ざばざばと汗を流して飛び込む水風呂。温度は14.8度。気持ち良すぎてスチーム1セットで帰っても満足しちゃいそうな感じ。
ふわふわしながらの外気浴。ベンチに枕がついてる。この枕、前はなかった気がする。そのベンチで寝っ転がると視界の半分が木でもう半分が青空と白い雲。ジリジリと照りつける太陽。その熱を拭ってくれるように吹く風。なんだここ。天国か何かか。
オートロウリュは20分毎らしい。そろそろその時間だ。外気浴で日焼けしそうな感じだったので水通しをして拭きあげてからリニューアルされたというサ室にin。
なんか妙なダクトみたいなのがある。変なランプも。怪しげな実験室みたいだ。入って右奥のストーブには山ほどの香花石。そこに伸びるホース。これがオートロウリュの機構だろう。TVは何か刑事っぽいドラマやってた。
何もなくても湿度も温度もなかなか。ココにロウリュと暴風が追加されるのか。どんな感じかと待ちわびていると、シャーと霧吹き状に水が噴射されていく。即座に蒸発していく音がサ室に広がる。蒸気のまわりは早くない。むしろゆっくりと降りてくる。ゆっくりと水を落としたセルフロウリュみたいな心地良さ。おお。気持ちいいぞ。これ。
堪能してたら突然ランプが赤く点灯して暴風が吹き荒れる。隣にいたおっちゃんは突然の暴風の音にビクーってなってた。かき回された風はまず背中にくる。そして体全体が暖められていって暴風は静かに終わる。
なんだよこれ。最高だったわ。森乃彩のドライは本当に別人みたいになってた。ボンヤリした凡庸なサウナの影はどこにもない。すいません。森乃彩さん、めっちゃ良いもの作ってました。
男
[ 山梨県 ]
6:00in
年に数回襲われる「吉田のうどん欠乏症」。あのゴリゴリのうどんに「スリダネ」と呼ばれる山椒や唐辛子がブレンドされた辛味調味料をアホほどかけていただくアレが食べたい。そして当然の欲求としてお風呂にも入りたいわけで。
調べるとふじやま温泉が6時~9時で朝風呂営業をしてくれていることがわかった。サ室がリニューアルされて評判もなかなからしい。
5時ちょっと前に車に乗り込んで首都高4号線からの中央道。裸で目が合う笹塚のナビタイムのおじさんを横目に一路富士吉田へ。ふじやま温泉についたのは5:50。早起きのおかげで渋滞せずに1時間でこれた。
続々と駐車場に車が集まってきて入館時は少しばかりの行列。人気あるんだな。
脱ぎ散らかして浴室。広い。極太の立派な木の柱が目を引く。天井も高くて合掌造り的な構造。重厚感が素晴らしい。
お清めを済ませて廊下っぽくなっている右側にあるサ室にin。入ってすぐにマルシンと同サイズのiki。右手に広がる3段の座面。下段の端には少しリクライニングされた席が1つだけ。上段に座ると右側にタイル絵。富士山を背景にロウリュしている様が描かれている。
温度は少しマイルドな90度。毎時00分と30分にオートロウリュがある。ちなみにオートロウリュがされる際にライトアップがされる。それまでの落ち着いた雰囲気をぶち壊すようなパリピ感のあるライティングにちょっと笑ってしまった。派手に始まってサラッと終わるオートロウリュ。僕的にはもう少し頻度を上げるか水量を増やしてもらえると嬉しいなーという印象。
水風呂はキリッと15度弱。公式サイトには16度とあるので朝イチは冷たい水風呂が楽しめる模様。富士の天然水なので当然最高にすっきりと気持ちがいい。
何より外気浴エリアにあるリクライニングが気持ちよかった。最初角度を変えられることを知らなかったけど、常連さんがリクライニングを平たくしててあれ動くんだ!すげーな!ってひっそり感動してた。少し後で少年がリクライニングが倒せなくて困ってたので、全て知ってるっていう顔でついさっき得た知識を披露してやった。お礼なんていらんのやで。
そういえば外気浴エリアにテントサウナがあった。残念だけど朝風呂の時間には稼働してないみたい。
うどん屋さんが10時開店なので、時間があまりまくってた。何度も何度もサウナに入って、温泉も堪能しまくって、全部の蘊蓄なんかも読んで。結構フラフラになるぐらい堪能したら、帰りに入ろうと思ってた「より道の湯」の欲求がゼロになってしまった。お風呂のハシゴはまた今度にしよう。
ふじやま温泉は評判に違わぬ良い施設だった。
男
[ 東京都 ]
12:45in
色々あってすぐ退散したけど良いこともあったので良いことだけ。
・天気は最高だった
・いつも見えないけど渋谷方面の奥に見えるの千葉かもしれない
以上です。今日は運が悪かった。
歩いた距離 1.2km
男
[ 東京都 ]
14:30in
午後の日差しはちょっと動いただけで背中に汗が流れるぐらいの暑さ。どうにかしてさっぱりしたい。
そんなときのファーストチョイス観音湯さん。やってるか調べると営業している。
そして14時から開いている。ちょうど予約の時間には余裕がある。天啓のようなタイミング。
あまりこの時間に観音湯さんを訪れることはないので知らなかったがオープン直後は少し混む。まあ混むと言っても全員で10人いるかいないかぐらい。サウナ利用は3人ぐらい。何より爺ちゃんたちの比率が高い。開くのを待ってたんだろうなあ。
お清めからの電気風呂。電気風呂からのサ室。いつものルート。
なんか熱い。お尻と足の裏が熱い。オープン直後は熱いのかな。それとも気温が高くなるとヒーターの調子が良いのか定かではないけど、とても快適かつパワフルに蒸されることができる。数日前に訪れたときより熱く感じる。
水風呂は20度ぐらいだろう。ずっといられる。長居しすぎないように注意しつつも気持ちがいいので3~4分ゆっくりする。優しい水風呂は自分と水の境界線がわからなくなるようなそんなとろけ具合にさせてくれる。
さっぱり。
夏の水風呂は気持ちがいい。外気浴中は時間がゆっくりになるような感覚になる。最高。
最後に改めてお清めをして、水風呂、水シャワーでフィニッシュ。夏場は少し冷やしてから上がると帰り道がまた気持ちがいいのだ。
歩いた距離 0.4km
男
[ 東京都 ]
15:25in
夏がきてました。
窓を開けたらスッキリと晴れた空。湿度も少なめで梅雨が終わったことを改めて実感する。こんなとき、お風呂に行くとしたらサ室ではなく「外気浴」の良さで選ぶべきだろう。
広い露天エリアで尚且つ広く空が見える。そんな外気浴ができる場所。
丘の湯。
いつもは車で向かうんだけど、カーシェアが一杯で乗れなかったので電車で行くことに。いつもとアクセスが違うと気分も少し違う。
日曜午後のスパ銭。空いているわけはない。いつにも増して混んでいる。サ室は中で立って待つ人が4人ぐらい。並びはしないけど覚えている限りでは一番混んでいる。
ただ館内は前回と同様に意外と静か。
「私語禁止」のポスターが効果的なんだろうか。まあ、もちろん、小学校で習うはずの漢字すら読めないのか大きな啓蒙ポスターの下でずっと喋ってるクソキッズもいる。そんなのがちょっとずつ館内に点在してる。施設が広くて良かった。
サウナからの水風呂を経て今日のメインである外気浴に向かう。
残念なことに大好きな「寝転び座敷」が埋まっている。「寝転び湯」もいっぱいだ。空いているベンチを借りて横になると空と隣の木の葉っぱしか視界に入らない。時折強く吹く風も最高のクールスイング。
夏の空は色が濃い。濃い青に葉っぱの深い緑が映える。遠くに見える白い雲。そんなのをノンビリ眺めてるといつの間にか体の力が全部抜けてた。
途中近くのベンチにお喋りクソキッズがきてちょっと残念な時間もあったけど、いつもの3倍ぐらい休憩の時間に費やすほど外気浴が気持ちよかった。
体が冷えすぎない夏の外気浴。1年ぶりの感覚。夏をバッキバキに感じて多幸感に包まれる。
帰りは初めてゴンドラに乗った。あのゴンドラ、なかなかの温度と湿度。ゴールに水風呂を置いて欲しい。
男
[ 東京都 ]
17:15in
ちょうどいい時間に空きができたので観音湯さんへ。
常連さんにご挨拶をしてお清めからの電気風呂はいつもの流れ。サ室の右奥であぐらをかき目を閉じて瞑想というか妄想の世界へ没入する。
こういうとき大抵自分の理想とするサウナについて考えている。商売ではなくて個人的に入りたいサウナ。費用や建築法的な部分、掃除やメンテナンスという現実的な部分も無視する。
高いところからの眺めが好きなのでどこか高いビルの最上階とか屋上がいい。外気浴も捗りそうだ。広さはマルシンの半分ぐらいで十分だろう。サウナ自体はバレルの4~5人入れるやつがいい。標準装備だと薪のストーブになるのかな。でも薪の準備とか手間を考えると電気がいい。ヒーターはikiもいいけど堅牢なEOSのOrbitを入れたい。ケルケスはロウリュのときの蒸発の迫力に欠けるのでストーンは香花石にしたい。できることなら地下水とか井戸水の水風呂が欲しいけど上まで引き上げるのが大変そうだな。
そんなことを10分近く考えながら汗を流す。そういえば今日のサ室はいつもより熱い気がする。というか以前のパワフルなお尻も足も熱いあの状態に戻ったような感じだ。あまり頻繁にセッティングをいじらなそうなので単純に夏が近づいてヒーターの調子が良いってだけかもしれない。
ともあれ熱いボナは最高なので目一杯堪能。ラクーアのオールドログにも負けない熱々のボナ。最高じゃないか。
水風呂は相変わらずの優しさ。観音湯さんの水風呂は頻繁に底の方から冷たい水が補充される。そのため一回の水風呂で複数の温度感を味わえる。蒸し暑い時期は「水ととのい」もいい。水ととのいはそのまま休憩も水風呂で行ってしまう方式。冷やしすぎる恐れもあるので注意が必要。
観音湯さんは簡単に妄想の旅に連れて行ってくれるし、さまざまな楽しみ方を見つけることもできるワンダーランド。時間帯を選べばソロサウナになることもある。
なかなか予定が空かなくて来るまでに間が空いてしまったが、本当はもっともっと頻繁に通いたいワンダーな銭湯サウナだ。
歩いた距離 0.4km
男
[ 東京都 ]
12:45in
・下駄箱の鍵が全滅しかけてた
・11Fで脱いでる時にうるさめ集団と入れ違い
・お喋りクソキッズがお清めしている間に消える
・残りは紳士ばかり
・最高に静か
・満足感の高いサウナ
・最後に⭐️🏆mkⅡ⊿🐬⭐️さんと偶然
・名残惜しいけど仕事があるので帰る
・宇奈ととが並んでて若干気になる
・やっぱり笹塚の富士そばは最強
歩いた距離 0.2km
男
[ 埼玉県 ]
20:00in
色々と考えたけどSKCにした。
都内の施設は20時には大体閉まっている。銭湯サウナ早いところは休止になっている。仕事を終えた後はゆっくりお風呂に入りたいけど、その欲望が昇華されない困った状況。
以前ならそんな時はSKC一択だった。
ただ、夜だけかもしれないけど、最近は以前にも増して混むようになった。加えてキッズの遊び場感が強くなってしまっている。前回もその前も喋ってない方がマイノリティなぐらいの騒がしさだ。水風呂に奇声を上げながら飛び込んだり早く出たやつが晩飯を奢るとかいう話をサ室でしていたり。あまり良い思い出がなかったので最近はちょっと距離を置いていた。
とはいえ夜も営業をしてくれる男女の差があまりない数少ない優良施設。悩みに悩んで色々と考えてみたけどSKC以上の施設が見つからなかった。
悩みながらも良かったときの草加を思い出して、渋々だったはずがいつの間にかワクワクしてる。そこからはごく自然に山手トンネルをくぐって首都高速川口線に乗ってた。
中に入るとお清めエリアは混んでた。露天スペースもいっぱいだ。意図してないけどいつも爆風の時間に当たってしまうので余計に混むんだと思う。
ただあまりお喋りしている奴がいない。しばらく来ない間に注意喚起を徹底してくれたんだろうか。それともたまたまなんだろうか。
少し静かなだけで全然印象が違う。1回目の爆風は2セット目の途中で退出したけどその後の「サン・ヨン・ゴッ」が外気浴中でもはっきりくっきり聞こえるぐらいの静けさ。
SSKさんのクールスイングで意識を飛ばされながら、お喋りクソキッズさえいなければやっぱり最強の施設のひとつなんだなと改めて思った。
個人的に一番静かにしていてほしいタイミングは休憩中。
心拍が通常と同じようなリズムに戻ってきて内側からポカポカしてきたときに、風が吹き込んで木々が擦れ合う自然の音だけが聞こえるような、そんな休憩だと最高だ。今日はそれに近しい状況が僅かだけどあった。お喋りクソキッズが少ないだけでこんなにも違う。
自粛生活が明けても僕的には休憩中は静かであってほしい。逆にサ室なんかはいっぱい喋っても良いんじゃないかと思う。なかなか自分の思うようにはいかないけど、そんな世界になったら嬉しい。そんなことをぼんやり考えながら帰りの車で窓を全開にする。
吹き込む風が最高に気持ちが良くて、なんだかんだまたSKCに来るんだと思う。
男
[ 東京都 ]
11:15in
弱めの雨の中、都議選の投票を終えてそのまま車で丘の湯へ。若干の渋滞と信号運の悪さで思ったよりずっと時間がかかった。それでも普段なかなか行けない施設に行けるのは嬉しい。
中は夜ほど混雑していない。そのせいか以前より静かな環境。久々に落ち着いてお風呂を楽しむことができた。そういえば前にきたときには貼ってなかった私語を禁止するような注意書きがたくさんあった。あれほど貼ってあるのに文字の読めないやつは一定数いる。休憩中に大音量で大爆笑するおっさんに驚かされたりしたけど、基本的には静かだったので注意書きにも多少は効果があるんだろう。
サ室は変わらずいい湿度といい温度を提供してくれる。左右2台の大型のコンフォート。間引かれていて多少の混雑はあったけど立って待つことやサ室に入れないようなことはない。上が空いてなくて下段に行ったときも思いのほかしっかり熱くて悪くなかった。
水風呂はキリッと16度。たぶん僕が長く入っていられる限界の温度。それ以下だと概ね1分以内には出てしまう。まあそれでも冷たいやつも好きなんだけど。
そんな水風呂中、推定4歳ぐらいの少年が僕の方をじっと見て、やがて興味をもったのか水風呂に入ろうとしていた。足を少しつけたところでコチラに向かって「ちめたいねー」って笑顔で言うので、あまりの可愛さに連れ去ろうかと思った。
その時の休憩は室内の座り湯にした。すぐさまさっきの少年が座り湯の膝丈ぐらいの水位のところに肩まで浸かって、僕に向き直って「あったかーい」と笑顔で伝えてくる。その屈託なく曇りのない笑顔にやられてコイツはウチの子なんじゃないかって錯覚を起こしかけた。
あいつホント可愛かったなー。スパ銭は家族連れも多くて子供たちにも癒される。
熱いサウナに冷たい水風呂。ほのぼの家族。広い露天スペース。なんだかんだでレベルの高い施設。安いし。早く夜も営業してもらえると来る機会も増えるんだけどな。
やっぱり丘の湯は良いなあ。
男
[ 東京都 ]
16:20in
先日の体験を再び味わいたくなって同じような時間帯に訪れた観音湯さん。いつもの常連さんと挨拶を交わしつつ3セット。
常連さんは週末のキッズグループ客に辟易としているご様子。僕と会う度に「先週の土日は8人がまとめて動いていて戸惑った」というような混雑に関する内容をお話ししてくれる。同時に若者でもグループでもいいからいっぱいお客さんが来て、観音湯さんが長く続けてくれれば嬉しいとも言うので僕は何も異論がなくて「そうだね」と聞く役に徹する。
終わる間際には脱衣所から持ち込んだマットと汗にまみれたマットを交換する。そして人のいない部分の寄れたマットを整えてからサ室を出るようにしている。常連のおっちゃんは毎回「ナルホドネー。アリガト」と律儀にお礼を言ってくれるので大したことをしていないのに少し誇らしくなる。
今日も完全に脱力ができた。
常連のおっちゃんは「チベたいビール買って帰る」と満面の笑顔で僕に告げると颯爽と脱衣所を後にする。僕も割とすぐにその後を追ったけどもう姿が見えなかった。意外と動きが早いのね。
それにしてもお礼を言ってくれるときに決まって付いてくる「ナルホドネー」の意味がよくわからない。けど、なんだかそれがすごく気持ちがいいのだ。
歩いた距離 0.3km
男
[ 東京都 ]
16:45in
しばらく「ととのう」という感覚がない。ただ気持ちいい。それだけでサウナに入り続けている。
たぶん自分の「ととのい」は他の人とは違う。各個それぞれ違うんだと思う。タイミングもそれぞれ。気持ち良さは水風呂を出てから2分がピークでだんだん落ち着いてくるらしい。その2分を「ととのっている」という人もいる。
僕はその2分を大きく超えて5分ぐらい経ってからが「ととのう」タイミング。予め拭いてから休憩に移る。そのあらかた拭いた水分がさらに飛ぶぐらいの時間が過ぎたころ。
上がった心拍数が平常時と同じぐらいになって、自然の風がサッと肌を撫でていって、なんとなくその風を追いかけるようにぼんやり目で追う。そんなときに体の力がふわっと抜け落ちて頭の中がスッキリする。自然の一部になったような、そんな感じ。それが僕の「ととのった」という感覚。
観音湯さんのサウナは全身を包むようなどっしりとした熱さのボナサウナ。100度近いのに長居できてしまう居心地の良さ。しっかりと10分近く蒸されていく。やっぱり12分計の針の動きがカクっとなったりして、何か楽しくて何周もみてしまう。
水風呂は大して冷たくない。夏はまだだけど既に20度ぐらいになっていると思う。不思議ともっとキンキンに冷えていたらいいのにって思ったことはない。理由はよくわからない。水風呂を出てから立ちシャワーで冷水を頭から浴びる。水量が結構あるので滝行っぽくて好き。
休憩は露天の端っこ。
2セット目に久々に「ととのう」感覚を味わった。自分を通り過ぎて上空にあがった風の先。四角く切り取られた先にキレイな青空があって、何も考えず無の境地でそれを見ていた。
水風呂からの2分間とはまた違う。あれも十分気持ちいいんだけど「ととのえた」ときは、それこそ憑き物が落ちたようなリラックス状態。恍惚ともちょっと違う。全てが平和な感じ。
色々な施設を巡るけど「銭湯サウナ」はサウナ専門の施設にも引けを取らない素晴らしい体験をさせてもらえる。特に観音湯さんは毎度満足度が高い。
幾度も閉めることを検討されたそうだけど、観音湯さんはずっと残っていて欲しい施設のひとつだ。
歩いた距離 0.2km
男