Hajimail

昭和バブル感じる大型温浴施設。
西巣鴨から歩くこと約10分。幹線道路沿いに薄ピンクの巨大な建物が突如現れる。
1階は誰が使うかコインランドリーが場所を占め、受付は階段を登った2階にある。バリアフリーが叫ばれてもう数十年経つが、このあたりに昭和建築が感じられる。
2階の受付を済ますと偶数日の本日は3階が男性スペース。脱衣所は広めで100円型ロッカーが設置されている。
浴室にはバイブラや日替わり湯、露天風呂と一通りの設備が揃っている状況。カランシャワーの水圧も申し分なし。開店直後から常連客で賑わうのもうなづけるクオリティ。
鍵型フックを使用した先にあるサウナ室にはロッキーサウナ、スチームサウナ、水風呂、休憩スペースがある。しかも、そのどれもな十分なスペースがある。
ロッキーサウナは室内中央にロッキーが設置され、約5分毎にオートロウリュウされる。オートロウリュウの規模は大きくないものの、その威力はなかなかのもの。
スチームサウナは、高温に設定されているにも関わらず、充分な湿度が保たれ快適性が高い。スチームサウナ入場時に椅子の洗浄用に桶を持ち込むのがローカルルールか。
水風呂にはスペースが裂かれており、大人4人でも充分入れる。常に水が排出されており、水質レベルも高い。

◾️12分×2セット（ロッキー）
◾️12分×2セット（スチーム）

室内各所に整いイスが設置されており、整い難民にもならずに済む。
所謂カプセルホテル型サウナからカプセルを省いた感じの施設。値段とクオリティを考えたら十分に満足度は高い。

チェックイン

ウェルビー今池朝食

カプセル宿泊のセット

名古屋エリアに複数展開する東海の雄。
15年振りの訪問。2009年まで名古屋今池に住んでいたこともあり、街の変化を感じながら名古屋有数のジャンクタウンを歩く。昔はなかったドンキホーテやキング観光の大型施設、今池裏のセブンイレブンに時代の移り変わりを感じながら、未だ変わらない味仙本店やピカイチ、百老亭に嬉しくなる。
最後の訪問が15年前ということもあり、若干記憶が怪しい部分もあるが、フロント以降、浴室前の狭い脱衣所も変わりがない様子。ただし、コロナ禍もあり対面受付が無くなった分、フロントの方の接客がほぼないのは寂しいところ（カプセル用のロッカーを探してしまった…）
浴室はバイブラ付きの低温浴槽、変わり種湯の低温浴槽、熱めの白湯と容易されている。低温浴槽は40度を切り長湯が出来る模様。
悲しいのは、浴槽内で20代中盤くらいの若者群（4名くらい）が大声でおしゃべりをしていたところ。この辺りが有名税といったところか。
サウナは至宝のサウナ、森林浴サウナ、個室サウナ×2といった内容。森林浴サウナスペースは昔はスチームサウナエリアだった気がする。
まずは森林浴サウナから試したが、室内に水風呂もあり珍しい設計。ただし、全体に温めに温度設定されているのか、あまりガッツリと温度を感じることはない。嬉しいことにロウリュウが出来る仕様になっているが、若者群が神社の鐘を鳴らすが如く、サウナ石に水をかけるので、全く熱波が感じられない。
森林浴サウナを早々に諦め向かうは個室サウナ。畳版と木製版があるが、まずは木製版を選択。1畳半程度のスペースで真っ暗な中蒸される仕様は多少温度が足りなくても実に良い。若干露天風呂の賑やかなお喋りが聞こえるものの、暗さもあり精神が統一される。
勢いにのり、畳版個室サウナにもチャレンジ。こちらは体感温度も木製版よりも高く好みの仕様。残念ながら温度計がないので温度設計は不明ながら体感85度程度か。非常にゆっくりでき、個室サウナの楽しみを知ることとなった。
最後は至宝のサウナ。サ室内の広さもさることながら、段毎の広さもしっかりとられており、やはり王道が一番素晴らしいといったところ。体感温度もそこそこ高いのだが、適度に湿度も保たれているので、長いしても全く苦にならない。

■12分×1セット（森林浴サウナ）
■12分×1セット（個室木製版）
■12分×1セット（個室畳版）
■12分×1セット（至宝のサウナ）

水風呂は12.5℃に設定されているが、訪問時は入浴客も多く16℃程度まで上昇していた。広さは3名程度がしっかりと足を伸ばせる広さ。水風呂脇にペンギンルームが設置されている。

味仙 今池本店

台湾ラーメン

ビックリするくらい提供時間が早い。

令和を牽引する新騎手であり、サウナ怪物。
中延駅から幹線道路を進むこと約15分。大通りから1本中に入った住宅街に佇むビル型銭湯。入口はどこかおとなしい感じがするが、駐輪場を覗いてみるとそこにはオシャレデザイナーが手掛けたと思われるグラフィック感満載のMt.Fujiが。その光景だけで、この公衆浴場が普通ではないことを感じさせる。
リニューアルされたばかりの綺麗な店内には、そのモダンな雰囲気とはかけ離れた明るい女性の掛け声が響き渡る。注目のもとリニューアルオープンをしているので、長時間のサウナ待ちも覚悟したが、幸にも約15分待ちでOKとのこと。どこぞのCAの食券待ちのようにサウナ待ちの順番がデジタル化され共有されていることは非常に嬉しい。
小さめの脱衣所で準備を済ませ、いざ浴室へ。
中には小規模な浴槽が2つ。1つは低温でバイブラが掛かっており、さながら炭酸泉のような仕様。もう1つは北投石を使用したマッサージ風呂で、サウナの聖地上野北欧のドゴールの湯のような使用になっている。
やはり、特筆すべきはサウナ室。浴場からサウナ専用室に向かうには鍵型のフックを使用。そのフックでドアを開けるとそこはまさに異世界。打ちっぱなしの室内に寝転び用スペースが6−7人分、高級リクライニングチェアが2脚、深さもある水風呂がでんと構えている。（サウナ
室内にも荷物用ラックがあるのは嬉しい誤算）
ここまでするかといったサウナ環境に胸を躍らせ向かうはサ室。サ室は大規模寄りの中規模で、室内は100度で非常に良い環境。また1時間に3回実施されるオートロウリュウにより、左室内の湿度も高レベルで保たれており、非常にクオリティが高い。また、リノベーション後だからか、サ室内に木の香りが充満していて、こちたも心を落ち着けるのに素晴らしいスパイスとなっている。また特筆すべき点は、室内に2ヶ所の寝転びスペースがあること。最上段に設置された寝転びスペースに横たわると、まさに個室サウナ感を感じられる。

■10分×3セット
■12分×1セット

寝転びスペースも良いが、整いはリクライニングチェアが個人的には好み。リクライニングに腰をかけ、打ちっぱなしの建物の隙間を除くのはまさに一興。
ここまでサウナに突っ込める公衆浴場はまさにまれ。今後も善良なるサウナーに守られ素晴らしい環境が維持されることを切に望みたい。
※サウナ歴10年にして、初めて競泳用のスイミングハットをサウナハットの代替で使用している方を見た。中延のおじさん層のパワーに感服。

昭和モダンの真髄を極めた喫茶型銭湯サウナ。
埼京線十条駅から駅前商店街を突き進む事5分。ブルーのテントが目立つその愛くるしい装いが目に飛び込んでくる。
店頭には銭湯とは似つかわしくないプリンアラモードが記載された喫茶店の看板。そのかわいさと違和感を感じながら暖簾をくぐると地元民に愛される銭湯がこんにちは。
15時開店の16時に訪問も既に地元の常連軍団が退去している状況。地元に愛される銭湯はやはり良い。
洗い場に設置された鏡は老舗にある古ぼけた感じではなく、一枚一枚丁寧に磨かれており、書かれている広告も昭和モダンを邪魔しないながらも最新の情報。鏡の種類も2種類あり、小さいながらもこだわりを感じる仕様。
そんなこだわりがあるから、勿論シャワーの水圧、水温ともに問題なし。
サウナはコンフォート型サウナ。サ室内には5分計が3つ設置されているが、誰も使用していない。サウナは上段はしっかり熱く、下段はゆるりと身体を温められる仕様。広すぎず、狭過ぎずで非常に心地良い蒸し環境を提供している。
水風呂に入る前に水風呂横のシャワーを仕様。今回のハイライトはまさにココ。地下水を使用していると思われるこのシャワーの冷水は温度水圧共にまさに絶品。頭から浴び続けられるこのシャワーを体感すると水風呂要らずも納得でき得る。とはいえ、水風呂もしっかり堪能。やはり水風呂は冷たすぎるより、20度程度が快適。

◾️12分×3セット（コンフォート型）

整い椅子は浴室内に2脚有り。譲り合いの精神が保たれ、来場者が多いにも関わらず、少なくは感じない。こういうところが、老舗銭湯の強みであり、好きなところ。
ぬる湯と熱湯に区画分けされた湯はどちらも絶品。ぬる湯側に設置されたマッサージ湯は、ぬる湯である事も相まって、身体を十分にほぐしてくれる。
浴室内に絶妙に配された広告も含め、全体的な満足度はかなり高い。月曜から金曜まで企画されているサウナイベントも興味深い。近くにあったら通わずには居られない地元密着銭湯サウナでした。

女将さんのプリン

脱水症状で食べる甘味は絶品

下町人情とハイスペサウナが混在する都内三大アクアの一角。
浅草駅から雷門、浅草寺を抜けて更には花屋敷も通過し徒歩15分。都内三大アクアの一角は進化が進む下町エリアに足並みを揃えるような都市型銭湯の風情。
受付の明るく人の良さそうな従業員の方にサウナと告げると、鍵型のサウナキーが渡される。浴室には日替わり湯やジェットバスなど複数種類のお湯が全て適温で配備。カランの数やシャワーの水圧も十分で、流石はマニアウケする仕様。
サウナは浴室内階段を登った2階に有る。サ室内は狭くなっているが、上段席は十分に熱さも感じられ高クオリティであるのは間違いない。また定期的にアロマ水も補給されるので、60代の達がたむろい、むさ苦しい状態になっている室内にも爽やかさを感じる事ができる。水風呂はサ室横にあり、2歩で飛び込める状態。水風呂周りは人も少ないので、十分に汗を流して入れる環境なのも嬉しいところ。

◾️12分×3セット（フィンランド式）

整いスペースがないところはマイナス点だが、そこは銭湯サウナだから致し方なしか。
サ飯は浅草コリアンエリアの焼肉『金楽』。サウナからの焼肉はゴールデンコンビ。

金楽

塩ハラミと塩タンが絶品

ハイスペックジムが併設された綺麗系温浴施設。
東横線綱島駅から無料シャトルに揺られ約10分。幹線通り沿いにいきなり現れる小洒落た温浴施設。
設備は大井町お風呂の王様によく似ているが、施設内はかなり広めに設計され、入場者数のわりには混雑感はない。正面にアイコンと思われる巨大なクマのぬいぐるみ有り。
室内着は銭湯用と岩盤浴用の2種類が用意される為、岩盤浴をお願いした場合はいっきに荷物が増えることになる。
脱衣所は2階に有り、気持縦長のロッカーが並ぶ。浴室は室内と露天で半々くらいの割合。シャンプーとボディーソープはあるが、コンディショナーの用意はない。
お湯はマッサージ湯以外、関東特有の黒湯温泉。ほぼ全てのお湯が38℃〜41℃に設定されている。
サウナはフィンランド式サウナとスチームサウナの2種類。フィンランド式サウナの方は中央の広いスペースを使ってサウナストーンがこれでもかと積まれている。室内温度計は94℃程度を指すが、体感はそこまで熱くなく、ゆったりと入れる仕様。セルフロウリュウ用にロウリュウキット一式が用意されており、有志が機をみて実行。
塩スチームサウナは、サ室内に7脚の整い椅子が用意されている。塩を身体に塗りたくり、ジッとしていると約5分程度で発汗開始。こちらも湿度温度共にバランスが良いからか、じっくりと入れる仕様。
水風呂は黒湯温泉をしっかりとチラー掛けしたもので、武蔵小山清水湯と同じ仕立て。深さもしっかり有り、初めての場合は段差で足を踏み外す可能性高し。

◾️12分×3セット（フィンランド式）
◾️12分×1セット（塩スチーム）

特筆すべきは外気浴。寝転び用リクライニングチェアが約10脚設置され、なおかつ回転率も非常に良い。訪問日当日は秋風も吹き始め非常に良いコンディション。外気浴は関東有数のレベルと思われる。

惜しむらくはサ飯のレベル。所謂ゴルフ場の昼飯と遜色なく、値段の割にレベルは残念。お酒も値が張るわりに酒肴のレパートリー、クオリティ共に低く残念感が拭えない。

麻雀豆腐定食（豚汁）

一般的な麻婆豆腐。豚汁は具沢山で単品豚汁が嬉しいかも。

東横線沿いのストロングフィールド。
東横線学芸大学駅から徒歩2.3分にある昭和型カプセルホテル。1階の受付は、カプセルホテル、スポーツジム、サウナの併用になっており、受付の方の愛想も良い。
2階の脱衣所でガウンに着替え、いざ4階のサウナに。浴室はバイブラ付き浴槽とマッサージ湯がバランス良く配置されている。
シャワーの水圧も心地良く、古い設備ながら中々のクオリティ。
サ室は10名以上が入れる中型の広さ。昭和ストロング系で室内は100℃に設定されている。施設老朽化の為かサ室のドアが完全に閉まらないが、逆に浴室の蒸気がサ室内に入ってきて、サ室内のコンディションが高まるという棚ぼた状態。ただ、室内奥にあるテレビは入口付近のサ席上段からは見にくく、また音量が若干大きい。
水風呂は、18℃を指しているが体感はもっと低く感じる。深さも広さも申し分なく水風呂クオリティはトップクラス。
整いスポットは浴室内の2脚の整い椅子と特設された外気浴スポット。手作り感満載の外気浴スポットの安全性には疑いを感じるが、開放され過ぎ感さえあるその開放感は都内随一。
リクライニング室は年季の入ったリクライニングシートが複数脚。漫画も複数種類あるが、ゴルゴ、カイジ系とハードコア系が大半を占める。

◾️12分×5セット

3階には簡単な食堂も有る。そのメニューは数は多くないが、しっかり『あるといいなが有る』感じ。こういうサウナはなんか好き。

温泉有り、サウナ有りの『はじまり』の湯。
東横線学芸大学エリアの住宅街にドンと構えるぽかぽかランド。店内は広い受付、畳8畳ほどの寛ぎスペース、これでもかという程の自動販売機がある。過去には銭湯組合に加盟していたようだが、現在は非加盟であり、その外観同様に業界のアウトロー感を残す。
数年前はサウナセットを注文すると、小タオル、バスタオル、シャンプー、ボディソープを渡されたが、いまはタオル類のみ。この辺りの商売っ気も中々にアウトロー。
奇数日だったので男性は1階。ゆったりととられた脱衣所で準備をし、いざ2年振りのぽかぽかランドへ。
数あるマッサージ湯、深めの風呂、温泉を使用した露天風呂と相変わらず設備は素晴らしい。そして、噴射口がバラバラなシャワーもまた懐かしい。
サウナは遠赤外線。88℃を指すが間違いなく体感からするにもう少し低め。故にゆうに15分程度入れるし、その分芯から温まれる。水風呂は18℃。こちらは水風呂内での循環もないので体感通り。狭めではあるが、しっかり深さが取られているのが嬉しい。
外気浴は露天風呂の端っこに洗い場の椅子を持って来て。露天風呂エリアは人気エリアの為、長居は迷惑のもと。早々に外気浴をやめ、温泉に浸かる。

◾️12分×3セット

7年前に出会い、銭湯サウナに興味を持たせてくれた特別な施設。末永い経営をして、地元民を楽しませて欲しい。

北の下町大塚にある万能型昭和銭湯サウナ。
池袋から山手線で一駅、下町風情が漂う大塚エリアにある昭和型銭湯サウナ。付近はアジア系スーパーなどがあり、中々にカオスな模様。
1階にある大塚記念湯で受付を済ませ、2階にあるサウナスペース（ニュー大塚）へ。ショートサウナ（1000円）が150分で設定されてるのは、サウナーにとっては嬉しい対応。
2階正面に男女共用の談話室有り。またリクライニングも多数用意され、1日中居れるようになっている。脱衣スペースは施設の規模から考えると狭い感じはするが、全く気にならない。
浴室内は遠赤外線サウナ、水風呂、バイブラ風呂、マッサージ風呂、冷水立ちシャワー、外気浴エリアと一通りの設備が整う。
備え付けのシャンプーとリンスを活用し体を清めたら、いざサ室へ。このサ室の特徴は設備されている漫画の持ち込みが可能なところ。サウナブームが来てから、なかなかそういったサウナを見つけられないので、久しぶりの遭遇にウキウキした気分に。
遠赤外線サウナのサ室は下段に広いスペースが確保されている。室内に人がいない分には足を伸ばして楽しむことが出来る。
水風呂は温度計が指す18℃よりも幾分冷たく感じる。広さも申し分なく、しっかりと冷やすことができる。
外気浴エリアは特設された感が満載。近隣のビルから『こんにちは』されそう感は否めないが、それ以上に足元の不安定感がハンパない。ただし、手作り感がそうさせるからか、なんとなく落ち着くから不思議。

◾️12分×3セット

マッサージ風呂は180cmの自分もしっかり入れるサイズ。こってるツボにしっかり水圧がくるマッサージ風呂はなかなかないので、ここはかなり高得点。
昨今のサウナブームからは一線を介したサウナであるが、こういうサウナはそれはそれで愛くるしい。

炭火焼肉山水園

小間切れカルビ

わさびと味付けネギと一緒に！