五日ほど東京を離れて激務をこなしていた。そんな日々に必要なのは美味しい酒と飯とサウナ。が労働時間が長すぎて食べるもの飲むものにこだわる時間などない。それ以上に山形県。公衆銭湯は県内に1軒のみ、ナイスなサウナの営業時間は労働時間と丸かぶり、温泉宿は出張には適さない立地、主要駅近隣ホテルはサウナがあってもほぼ男性のみ、大浴場すらついてない。「女が出張に来て大浴場で湯に浸かりサウナに入る」ということがレアな土地なのかな山形県。初日に1軒、少々サウナを嗜むことができたものの。疲れたよ。せめて温泉くらい浸かりたいよ…でも無理なのかな…と半ば諦めモードななか訪れたサウナチャンス!
温泉利用だけなら330円、サウナつけても450円の破格値。ここらじゃ当たり前な設定らしく、近隣にも300円台サウナ付き施設をちらほら発見。昼ならこんなに選択肢があるのかと心躍りまくる。
シャンリンボディソは備えあり、タオルは販売のみっぽい。ロゴは入っているのかしら…と大久保さん川村さんの顔が浮かぶも持参MOKUがあるからな。女性は個人用タオル地サウナマット渡され利用するシステムです。
ゆとりある空間にポーンと浴槽ひとつ、サウナとおうち風呂みたいな材質の水風呂ひとつっていうシンプルなつくり。カランも10席くらいか。それなりに賑わい、しかし混んでもいない。
まずは露天で予熱。屋根付き、岩風呂、寝湯スタイルの3種あるのだが、そこから臨む田んぼビューがとても良い。眼下に広がる田んぼ、包み込むような東北のふんわりとした青の空。四季折々、異なる表情の田んぼを見てみたい…
山形の米は美味しい。
サウナはワイドコの字。古い木に染み込んだ人々のにおいが香る。電気式カラカラストーブ特有の渇き間と拮抗するような汗の湿度とにおい。古いサウナならではの空気感だ。出口にタオル干しが置かれているが、個人用タオルマットを置いたままにするのが流儀らしい。テレビはゴルフ中継。室温90度だが足元がスースーするしそんなに熱くない。シャオミさんの充電切れてるし時計ないし在室時間がわからない。それもまた良き。
ポリ浴槽の水風呂は水温計なく体感20度。ゴウゴウ循環やザバーとしたオーバーフローが恋しくなる静かさ。だがぬるいわけではなく肩まですっぽり冷やされる。
しかし外気浴が最高なのねここ。重ねるが、目の前に広がる田んぼが最高。米好き垂涎の眺め。つや姫最高。すき焼きチョンってして食べるのがたまらない。でもおにぎりも美味しいし、今時期なら秋刀魚とかおかずにして食べるのもいい…と、美味しい白米の楽しみ方に想いを馳せながら田んぼを眺め風に吹かれる。でもラーメン県を追い上げるべし!

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旅路の途中にサクッと2セット
サウナ込みで450円という出会ったことの無い世界線。
フロントで貰うリストバンドがサウナ利用者の目印です。
ドライヤーは30円のTESCOMあたりのものと100円のPanaナノイーのものがひとつずつ有料で備え付け。ロッカーは100円玉使用。
サ室は昭和遠赤サウナよろしくという感じでストロング感はあまりないがぬるくもなく10分で充分に汗が出てくる。
水風呂は常に注水されているがぬるめで、強い人なら水風呂がととのいスペースになりえるくらいずっと入ってられる温度と気持ち良さ。
外気浴の開放感が素敵で田んぼのど真ん中夕日の下ととのうことができた。誰も自身を知らない土地でスマホを見て時間を潰すわけでもなくただ温泉とサウナで体を火照らせ水に浸り空を仰ぐ。こんな行為はやはり贅沢と言わざるを得ない。
温泉はというとサラッと浸かった程度でしたが湯上りは肌がサラサラしていて夏肌のベタつきを一気に解消してくれる快い泉質でした。
少年時代ならカブトムシ目当てに明日も来たでしょうね。




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