女
-
55℃
-
15℃
毎週金曜日の美春湯は男女入れ替えである。合法的にあのスチームサウナを味わえるのだ。
9月最初の金曜、ウキウキで美春湯にたどり着いた私を迎えてくれたのは
「毎週金曜日の男女入れ替えは終了しました」
という一文だった。
衝撃のあまり「グワァ」という獣のような声が出た。
「終了」でこんなに衝撃を受けたのは「TMNプロジェクト終了宣言」以来だ。
もちろん男湯がダメということでは全くない。存分に満喫した。
とはいえ、直線距離だと数メートル先であろうスチームサウナへと想いを馳せずにはいられなかった。男湯と女湯を隔てる壁がこんなに憎いとは。
ベルリンの壁が壊され東西ドイツはとっくの昔に統一したというのに、なぜ男女美春湯は統一されないのか。政治に疎い私にはわからない。
「TMNも結局は活動再開したし、美春湯もまた男女入れ替えやってくれるかもな!」
スチームではないものの、じっくり蒸された私の心には余裕が生まれていた。
帰り際、再び
「毎週金曜日の男女入れ替えは終了しました」
という一文が目に入った。
獣のような声を出してしまった数十分前の自分がすでに恥ずかしい。あれじゃまるで「金曜日のライオン」だ。
札幌銭湯スタンプラリー2軒目で訪問
建物への入口から男女に分かれています。今日、金曜日は男女入替日ということで、男湯と貼り紙している右側から中へ入ると、中では繋がっており、元々は番台であったであろう受付が男女風呂の境にあり、そこでで入湯料を支払います。
一緒に、スタンプ帳も渡しハンコを押してもらい、いざ脱衣所へ。
いわゆる銭湯の脱衣所の雰囲気です。前回の大豊湯でも気になったのですが、男湯と女湯を仕切る壁の高さが低いため開放感があります。家族で来たら、昭和のTVドラマにある「おーい、もう上がるぞ。」なんて会話がしたくなるんだろうなと思いました。
浴場に入ると正面壁一面に風景画が。富士山ではありませんでしたが、ザ銭湯です。
ケロリンではありませんでしたが、黄色い湯桶と椅子が整然と並べてあり、各自蛇口のある洗い場で持っていくシステムです。こちらの蛇口は一つで混合栓ではないので、湯音の調節はできません。こちらで身体を洗ってから、まずは湯舟へ。
湯舟は、ブラックシリカの湯と、ヨモギ風呂の二つ。ヨモギ風呂の温度は少し高めでしたので、こちらで湯通しして、サ室へ。
今日は女湯ということで、低温ミストサウナです。入口ドア横に備え付けのプラ製のウチワを持って中へ。低温50度℃なのでじっと座っていても中々温まりませんが、ウチワで扇ぐと、50℃のミストが高温サウナのロウリュばりに熱波を感じます。サウナでは湿度も重要であること実感させられます。なお、強く仰ぎすぎると天井付いているの50℃の水滴がスコールのように降ってきますので、ご注意ください。
程よく温まったので、水風呂へ。水風呂はサ室のすぐ横、シャワーもすぐそばにありあますので、動線はばっちり。定員は2名ほどの広さで深さがあり、水温も温過ぎず冷たすぎない、丁度よく冷える感じでよかったです。
銭湯なので、休憩場所はありませんので、洗い場の蛇口前でしばし休憩。これを3セット繰り返し本日のサ活を終了。
金曜日の8時過ぎに伺いましたが、タイミングが良かったのか悪かったのか、私がいる間に合計で5名の方のみと空いていました。
休憩場所はありませんのでトトノイを求めず、密を避け、手短にサウナで汗をかくなら銭湯もありですね。
次は、どこの銭湯に行こうかな?
サウナ室と水風呂を行き来する時間に比べ、湯に浸かる時間は短い。洗身後、文字通りウォーミングアップとして5分も入れば十分だ。
温まりさえすればよいので、白湯だろうが薬湯だろうがなんでもよい。最悪、ペヤングの捨て湯でも構わない。
日曜昼下がりの美春湯、いつものように軽い気持ちでバイブラ湯に向かった。「パインアメの湯」とある。
…これは軽い気持ちじゃダメだ。今でこそ龍角散のど飴のヘビーユーザーと化しているが、若かりし頃はその甘酸っぱさに魅了され、朝な夕なパインアメを舐めていた。かつてのパインアマー(アムラー的用法)として、ここは真摯に対峙しなければいけない。
熱い。黄色い。いい匂い。壁の掲示に目をやると
「まるでパインアメまみれ♪」
とある。
まさかパインアメにまみれる日が来るとは。自分がまみれるとすれば血まみれか借金まみれだと思っていたが、まさかのパインアメまみれ。歯を食いしばって生きてきてよかった。まみれにまみれた。
全身にパインアメの爽やかな香りを纏ってサウナ室へ。
この先、血まみれや借金まみれにならない保証はないが、どんな状況でも歯を食いしばり、そしてサウナには入っていきたい。
気がつけば汗まみれだった。
初めての美春湯。
金曜は男女入れ替えらしく、本日はスチームサウナ側。初めてなのに「番外編」だ。
いうなれば、初めてやったマリオシリーズが「スーパーマリオUSA」的なことだろう。
さすがに例えが違うなと思いつつ脱衣場へ。
すると「スチームサウナ 温度上げました」との貼り紙。男女入れ替え日になんてありがたい、と小躍りした。
しかし、普段から貼りっぱなしという可能性もなくはない。
いうなれば、北海道民にはおなじみの「焼肉昌苑 50%オフ」的なことかもしれないのだ。
またしても例えが違うなと思いつつ洗身等々を済ませ、いざサウナ室へ。
ドアを開けようとした刹那、足元に何かがあることに気づいた。プラスチック製のうちわだ。
「このうちわはサウナ室でもお使いいただけます 周りの方にご配慮ください」とある。
一見すると何ということのない文章だが、粋に感じた。理由は2つ。
1つめは余計な説明がないことだ。「蒸気を攪拌し一層の熱気が〜」とか「ドイツではアウフグースと呼ばれる〜」といった文言があってもよさそうなところ、「わかる奴だけわかりゃいい」的ミニマムテキストに心意気を感じた。
2つめは「サウナ室『でも』お使いいただけます」という言い回しだ。これが「サウナ室『で』」なら意味合いは変わってくる。
つまりこの貼り紙を意訳すると「サウナ室で使っても別に構わんけど、ま、うちわっすからね。涼むために用意したんですよ、へへへ」ということだ。やはり「わかる奴だけ」と取れる。
いうなれば、「あくまで鳥の餌用ですからね!あとは知りませんよ!」と大麻の種を売る輩的なことだろう。
これも例えが違うし何かちょっと失礼だしと思いつつ、うちわを手にした。
「周りの方にご配慮ください」の注意書きに従い、はやる気持ちを抑えつつサウナ室の中を窺った。先客がいる。二の腕から胸にかけてペイントされているタイプの方だ。
彼らのほとんどが堅気以上に紳士なことは心得ているが、万が一にも「サウナでうちわ振り回してぶん殴られる」という珍妙なエピソードを誕生させてはシャレにならない。うちわをそっと戻し、ドアを開いた。
2セット目の途中、ついに一人となった。ドアを半開きにしてうちわをキャッチ。時は来た。
一心不乱に扇いだ。宙に浮くんじゃないかというくらい扇いだ。酢飯作りか炭火起こしかというくらい扇いだ。
それはもう凄かった。
もはや例えも思いつかず「すごかった」という馬鹿な感想を抱いたまま脱衣場へ。汗を拭きつつテレビに目を向けると、東京五輪の開会式が映し出されていた。こんなときにもサウナへ入っていた私は「サウナ好きすぎ」なのかもしれない。
サウナ:7,6,6分
水風呂:1分 × 3
休憩:6分 × 3
合計:3セット
一言:さつよくスタンプラリー、20/34店目。入口前に駐車場少し、裏に多数。ナビでは家族風呂でヒットし、普通の銭湯と入口が別。20時半にin、先客2名ほど。浴室の清掃が行き届いている、シャワーもピッカピカ。浴室はコンパクトで、突き当たりの壁に富士山らしき壁画。洗面器&椅子はピラミッド状にキレイに積み上げられている。入ってすぐ左にサウナ、その奥の窪んだ洗い場に陣取る。シャワーの水圧&水量ともに申し分なし、最初冷たいが待つと適温に。サ室はI字型1段。入って右奥にストーブ、ブラックシリカが吊るされている。そして、ストーブ前にお一人様イスが。挑戦者を待ち構えている様。1セット目ストーブ左、2セット目ストーブ前お一人様イス、3セット目左奥。お一人様イスに腰を降ろすと、右にストーブ、左と後ろに壁と、熱の逃げ場なし。出て左奥右側に水風呂、中に1段座面があり珍しい、16℃ほどか。休憩はサウナの壁に背中を預け、壁画を見ながら。鏡に映る胸元のあまみを確認しニンマり。カラフルな方1名のみ。脱衣所はイソジンが置いてあったり、ドライヤーが無料だったり、特定の日美春湯タオル持参でシャンプー等無料など、ホスピタリティ精神溢れる。お客さんも、皆さん床の水滴をモップで拭き、大切に利用している。サウナも水風呂も優しく、安心して整えるサウナです。
男
-
86℃
男
-
85℃
-
14℃
女
-
55℃
サウナ:7分 × 1、8分×1、10分×1
水風呂:1分 × 3
休憩:3分 × 3
合計:3セット
一言:めっちゃ久しぶりの美春湯へ。結構長い間通ってたけど、ある時に全身タトゥーのアンちゃん二人組がアホみたいに主浴槽を水で埋めるので、怒鳴り合いの喧嘩してから行かなくなってました(;´∀`)
久しぶりに行ってみると番台スタイルだったのがロビー受付タイプになってました。個人的には番台スタイルの方が風呂上がりにタオル一丁でコーヒー牛乳なんかが飲めてよかったんですけどね。
浴場内は何も変化はなく、バイブラ薬湯にブラックシリカ入り主浴槽、そして水風呂。身体を清めて湯通ししてからいそいそとサウナへ。以前はなかったサウナマットが入り口にあります。
MAXでベンチ4人に丸椅子1人の5人ぐらいで満員でしょうか。ベンチ3人だとソーシャルディスタンスがある程度保てます。ブラックシリカが吊り下げられたサウナ室内の温度は84度。ここのサウナは湿度が適正なのか苦しくなくて熱すぎないのに汗がバンバン出ます。
そういうところが好きだったのに、腹にゴシック様式の読めないタトゥーを入れたあんちゃんのおかげで来なかったのは失敗だった。また通おうw
基本、和柄の彫り物を入れた方々もお客でいらっしゃいますが、お風呂では紳士的なのでそれはいいんですけど、店の入り口に「入れ墨お断り」って書いてるんだけどなぁ(;´∀`)
ととのい椅子などは無いので、カランの前で洗い場用の椅子に座って休憩しましょう。
金曜日は男女入れ替えが始まったと言うことで行ってみました!
実は前近所に住んでたこともあるのに…スチームサウナが苦手という理由で行ったことがなく😓
結果‼️早く行けばよかった‼️
カウンターの方も感じが良く、入ってすぐよい気持ちに😄
靴箱、ロッカー、ドライヤー、どれも硬貨必要なし!(硬貨必要ないとスムーズですね)
脱衣所、浴室どこも清潔!こまめにスタッフの方が掃除に来てくださってる!
お風呂熱々、生姜湯いい匂い💓
ドライサウナ気持ちいい!横並びに座るタイプなので、混んでいても他の人に干渉しにくいのが良いですね。
お客さん静かに入ってる!
男性の方にしかないのかな?わからないのですが、空いてる脱衣所でパックしながらタオル1枚で見るテレビ至福でした😇
スチームサウナも熱くて良いと聞いたので、
スチームの時も行ってみます!
男
-
85℃
「サ」巡りシリーズ in 札幌
東西線南郷7丁目駅から徒歩1分
3km圏内には
「望月湯」「南郷の湯」「月見湯」
など数々の強豪銭湯が
だが本日は新規開拓
と言う事で誘惑を振切りin
男性浴場は
入口から
カランが所狭し
奥に左から
・薬湯
・ジェット湯
・水風呂
となっていた
どれも深め浴槽で◎
後の話によると
女性浴場と間取り変わらず
女性の場合「ミストサウナ」らしいが
気になる
入念に洗体し薬湯へ湯通し
望月湯の露天より温め
だが、十分な温度で
薬湯⇔水風呂の交代浴も捨て難い
水風呂は
16℃程度の優しい温度
ギリギリ2人の大きさか
さていよいよ
お楽しみのドライサウナへ
あっつ
鋭い熱が全身に突き刺さる
これはいい
90℃近くはあるか
椅子は一段、3人が限界
ただ不思議と喉には来ず
10分近くは苦しさもなく居れる
優しく厳しい熱
そして何よりも
「TV無し」
更に言えば
「サウナに誰もいない」
勿論他の客はいる
だが何故か誰もサウナに入らない
念入りに洗体し
湯船に少し浸かり出ていく
何故?
こんなにも質のいいサウナが
目の前にあるのに?
勿体無さを横目で見つつ
しっかり3セット
サウナに入らない
整う事を知らない
他の客から見たら
私の休憩中の顔は異常に見えただろう
帰りにチラッと見えた冷蔵庫の中に
オロナミンCとポカリスエットが陳列
サウナー大歓喜
そして後に友人に聞いたところ
なんと望月湯にあった
「I♡SENTO」マスクが
美春湯の番台にもあったとの事
スタイリッシュなデザインで
息苦しい生地でも無い為
銭湯行くときに最適
コロナにより銭湯にも
厳しい風が吹きつけていると思われる
ささやかな応援も兼ねて
サウナー各位、購入の検討を。
サウナ上がりには旨い飯を
友人に連れられ
「ジャンボ焼鳥つかさ」へ
この串、一本で十分満足できる
看板に恥じぬサイズ
特にハツはプリプリしてて味わい深く
ハイボールが進む
サウナ✕満腹✕ほろ酔い
=異次元幸福フィニッシュ
追伸1:
整いイスが無い為
カラン用のイスを拝借し休憩した
銭湯の客質は
このイスと桶の陳列具合で
ある程度わかる
ここは、異常な程にキレイだ
マナーの良い常連様方に
是非とも美春湯のサウナも
堪能してほしい所
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