台北の秘湯、北投温泉には何度か来たことがあるが、ここ皇池もまた、北投温泉郷の一つと思われる。降りる駅は、北投より2つほど手前だけど。
朝9時過ぎのバスで向かったが、保養地である陽明山に向かう人が多く、往路のバスは混んでいた。
Google Maps では行義路4で降りるよう促されるが、一つ先の行義路3で降りるのがお勧め。距離的には行義路4の方が近いが、山中のケモノ道みたいな所を通る。
要するに、ここは温泉地にあるスーパー銭湯。シニアが多い。若い人がいるなと思えば日本人。青硫黄、白硫黄、青白硫黄の3つの温泉がある。
日本の秋田の玉川温泉とここしか青硫黄の湯は出ないとかで、玉川温泉のうんちくがいろいろ書いてあった。ラドンが出る北投石も世界に確か3ヶ所しかない。
季節にもよるが朝9時から11時は清掃時間とかで、3つの湯槽のお湯が順次抜かれて、新しいお湯が入れられていた。源泉掛け流しのように思えるが、念の為か。
サウナはドライとスチームの2つある。ドライは長年の男たちの汗の染みた木の臭い(東京でのスポーツクラブのサウナで経験する臭い)がして好きではない。
スキームの方が気持ちいいが、席の下から蒸気が出るので、座っておられず立っている人が多い。男同士でモゾモゾやっている人がいて迷惑であった。
5セットくらい。水風呂とまではいかないが、温度の低い温泉にずっと使っていると身体が冷えて気持ちいい。
これから日本へ帰国。桃園空港までは2時間は見ておいた方がいいだろうな。ダウンタウンからこの至近で硫黄分たっぷりの湯が出る地は、世界でもあまりないだろう。
日本の演歌が施設内にずーっとかかっているのは、昔の箕面温泉スパーガーデンに来た時のような(演歌歌手がステージで営業してた)記憶が蘇る。
ホテルからバスで20分、行義路温泉街へ。三年前には更に奥にある川湯まで行ったけど、その手前にあるこちらの温泉へはバス停から細く長く急な坂道を下り橋を渡る。途中から既に硫黄の香りがして期待高まる。
風情ある立派な建物。本日は大浴場利用。台湾では水着着用の温泉が多いが、こちらは日式で不要。そして受付でシャワーキャップがもらえる。台湾では入浴時、必ず何かで頭を巻いて入らないといけないようなので注意。
コインロッカーは20元。地元の人たちはお金を入れずにロッカーに置いておく人も多い(ロッカーどころか露天で着替え、服はその辺の石に置いてる人もいた)が、こちらは旅行者。何かあってもいやなので貴重品を入れて料金投入。
内湯はなくサ室からお風呂、水風呂、打たせ湯、休憩場所、アカスリスペースまで露天にある。露天風呂の上には屋根あり。夏とか屋根ないと厳しそうだもんね。あったかいお風呂は「青磺(41度±1度)」「白磺(43度±1度)」の2つ。硫黄の香りが強く保温効果高し。
サ室前には「毛巾浴帽〜」って書いてあって、サウナハットを引っ掛けられそうなフックまで付いている。あいにく今回サウナハットは持参しておらず、皆さんシャワーキャップをかけているのでそれに倣う。ドライサウナは「烤箱」スチームサウナは「蒸氣室」となんとも味わい深い名前。「蒸氣室」の温度表示は約50度だが、体感としてはもう少し高い。「烤箱」はボナサウナで温度表示はされていなかったが「蒸氣室」とそう変わらず。
水風呂は2つで、一つは子ども用プールみたいに広くバイブラ付き。水温はどちらも18度前後。水道水というより多分冷泉。じゅうぶん気持ちいい。ちゃんとプラ椅子も2つほどあり。地元の人は浴槽の縁に座っている人が多かった。
先日の市民プールで常連さんたちがお菓子食べているのを見たけど、ここでは露天風呂の横で丼ぶりに入った炊き込みご飯を食べてる人がいる!どう見ても陶器の丼ぶりだけど、どうやって持ち込んだ!?ああ、こういうとき語学堪能だと話もできて楽しいだろうに。お喋りを楽しむ人もいれば一人でじっくり楽しむ人もいたり、自由な感じ。ここでもヌシみたいな人はいて、服を来たまま足湯してる人に大声で注意?してた。早口過ぎて何言ってるかわからない… こういうときは言葉がわからなくていいかも。
入浴料のみ(250元)の利用も可能だけど、一人400元以上の飲食(1,800円ほど)で入浴料無料。食事が中々美味しいので、旅行で行くならセットにしたほうがお得感あり。本当はカニとか色々入ったお粥が目当てだったが、どうも事前予約が必要のよう。
いい温泉でした、ありがとうございました!
台湾6日目🇹🇼。昨日から台北北部の天母というエリアに来ています。閑静な高級住宅街で、日本のデパートも高島屋・三越・そごうとひしめいていて、日本人にも馴染みの深い街とのこと。台北市の喧騒も良いけど、こういう落ち着けるエリアで泊まるのも乙なものです。この天母で、昨日は中国語の先生ご夫婦とランチをご一緒しました。僕がYoutubeで観た「女娘的店」という、伝統台湾料理のお店に行ったのですがお二人も初めてだったようで、どれもとても美味しくて雰囲気も良く、楽しい時間を過ごせました。ご主人とも中国語で結構話せて嬉しかった。
蛙の唐揚げ🐸、"山蘇"という日本にない山菜の炒め、羊肉のニンニク炒め、鱈の台湾風煮付けなどを頂いて、なんと奢ってもらっちゃった。すまねえ恩に着るぜ。そのあと市場で雪花冰という柔らかカキ氷と豆花、紅豆湯というおしるこまでご馳走になってお腹いっぱい。可愛い赤ちゃん連れて移動するの大変だろうに、粋なお二人との時間はプライスレス。
そして今日は朝からバスに揺られて前回の台湾旅でも訪れた行義路温泉エリアのひとつ、皇池溫泉御膳館に行ってきました。11時半訪湯。入館方法などは施設登録で書いたので参考にして頂くとして、前回の川湯温泉もそうでしたが、受付でひとり400元・1800円分の食事を申し込むと、入浴料金がコミになる昼のプランがあって断然お得だと思います。ここは名物の豪華な蟹のお粥があって食べたかったけど事前予約が必要なようで食べられなかったのですが、考えを凝らして注文したアカザカズラ(川七)という青菜の炒めと、鶏肉とツルドクダミというどちらも聞いたこと無い野菜の漢方鍋を注文。どちらも滋味深い味わいで大成功でした。
浴場は硫黄の薫り漂う白湯・青湯と2種類の温泉があって、すごく趣のある素晴らしい温泉でした。ここは実は3号館まであるようで、今日入った1号と3号は日式なので、水着の着用は不要です。川湯温泉はスチームだけでしたが、こちらはスチームサウナとドライサウナも有り、豪華。残念ながら体感60℃のドライサウナ単体では十分な発汗は得られませんが、温泉で温まったあとに入れば恍惚。また、こちらのスチームサウナは5分に一度くらいフィーバータイムがあってかなり熱くなるので、1時間半で5セットほどやりましたが大満足でした。台湾基準では割と清潔で、施設としても激オススメ!バスで行くのは少し難易度が高いですが、今やグーグルマップがどのバスに乗れば良いかまで指南してくれる時代なので、是非チャレンジしてみて下さい。市内から70円くらいで行けちゃいます。
やぶぽちのお二人、有難う!
https://youtu.be/2lSo6Miik7A