【閉店】大正湯

サ：5分 × 3, 7分×1
水：1分 × 4
休：10分 × 4
計：4セット

一言：掘り出し物サウナ
感想の前に、前提から。
僕は、がんがん体感温度が上がる湿度たっぷりのサウナが好みだ。しかし、今回の緊急事態宣言で、大阪の主要サウナ施設はどこも壊滅。僕は、砂漠に取り残された気分だった。

このままでは、まずい。
取るもの手につかない現状を打破するため、サウナイキタイでロウリュのあるサウナを絞りこむ。

出てきたのがここ。イキタイ16、サ活30
16！？少ない、少なすぎる。一抹の不安がよぎるも、背に腹はかえられない。

大正湯は、桃谷駅から、徒歩8分入り組んだ住宅街の中にあった。

下足箱は、昔ながらの木札タイプ。扉を開けると、すぐに番台さんがいる。そんな昭和情緒漂う銭湯。サウナ利用を伝え、バスタオルをもらう。

時刻は午後6時、客も、まばら。すぐに着替えて浴場へ。見渡すと、据置タイプのシャワーに蛇口が２つ。コの字の低い椅子が並ぶ。

あれ？シャンプーとボディーソープがない、、番台さんのところに戻り、ミニボトルを購入。（70円）

体を洗って、いざサウナ！
サウナは、浴場内の階段を上ったところ。
秘密基地に行くみたいで、ワクワクした。

扉を開けると、びっくりするほど狭い。2畳もないんちゃうかと思うくらい。3人で定員だろう。座面は、白山湯のような、あぐらで座れないタイプ。壁にもタオルがかけられているので、もたれることはできる。室温は、100℃、湿度はたっぷり。入ってすぐに、しっかり汗をかける。砂時計をひっくり返して、時間をはかる。

次に、入ってきたおっちゃんが、ちょっと詰めて〜と入室。サ室内が極狭なので、お互いに譲り合う文化ができているようだ。

入室から、3分が経った頃、突然、ドバッと蛇口から水が溢れてきた！一気に体感温度が上昇する。最高だ、これだ、これを待っていた。

ガンガン早くなる心拍音、流れ出る滝の汗、砂が落ちきるのを待って、５分で退室。

水風呂は階段を降りたところにある。軟水だからか、まろやかな感じ。水温は、20℃くらい

椅子に腰かけて、ひと息。

すばらしい。このクオリティで、540円。奇跡だ。4セット繰り返し、終了。

昭和情緒が色濃く残る銭湯、大正湯
平成生まれの僕が行っても最高でした。

最後に、大正湯は、ある意味ルーズな銭湯です。いろんなお客さんがいます。期待値を最大限下げてから行くのが、おすすめです。

サウナ評価:⭐︎3.2/5.0

#サ活
オートロウリュ5分毎！？そんな街湯が存在するのか！？
そもそもなぜここに行こうと思ったのかは覚えていない。サウナイキタイの中で高評価だったのか、軟水水風呂だったからか。いずれにしても私のおすすめサウナリストに入っていた。
サ室は、入り口に施工主が刻んであったのでナニワ工務店施工であるのは理解していたので、住吉の朝日温泉や、西田辺の入船温泉、また南巽の福徳温泉よろしく、ナニワ工務店流の本格フィンランドサウナだろうなとは見越していたものの、他と大きく異なるのはオートロウリュの頻度。約5分間隔でサウナストーンに水が吹き付けられる。こんな頻度でオートロウリュしているサウナ施設をあまり見たことない。しかも大体の街湯のオートロウリュはもう少し控えめにチョロチョロと水が流れるくらいのものだが、ここのはおもっきり容赦なく水が霧吹きのようにしっかりと10秒程度吹き付けられ、部屋全体がその度に灼熱と化す。まさに本格フィンランドサウナといったところ。ただ一つ気になったのは1セット目、5分ごとより頻度が多い気がしたのである。そこで2,3セットはいつものスマートウォッチも忘れたため、砂時計と心の中で秒を数えて果たして5分なのかを確認する遊びを始めることにした。結果、砂時計を正とすれば約5分弱で4分半〜5分の間で噴射されることがわかった。ただそんなことは普通のお客さんは気にも留めないため、約5分でいいだろうと勝手に一人で納得した。それにしても、ここはしっかり体の芯からあったまれる素晴らしいサ室だった。
そこからは階段下の軟水水風呂にダイブ！と言いつつもちゃんと掛水はしてますが。温度は20度近辺と思われる。少しぬるめだが長めに入れば問題ない。気持ちいい水風呂である。
そこから脱衣所で休憩。扇風機の目の前に陣取り首振りさせて外気浴気分を満喫して、3セットで帰った。
まさにSauna Valley の穴場的なスポットでありしっかり整えてとても良かった。そういえば思い返せば生野区では見慣れた和彫の兄ちゃんたちがこちらには全然居なかったな。やはり棲み分けがあるのだろうか。21時以降は3〜4名の利用者がいたが民度は高くとても静かな街湯であった。お風呂上がりに脱衣所で着替えていると、先ほどの番台の親父さんと歴戦の覇者のようなオーラを纏ったおっちゃんがパンツ一丁で電気を消した浴室へ掃除用具片手に突っ込んでいった姿はまるでアメリカ映画のソルジャーのようでかっこよかった、、、！