男
- 96℃
- 20℃
18mほどあるケヤキの強剪定を終え、61度目の連続勤務を終えた私の財布の中の回数券が春を感じる時が来た。
まだ外は明るいようでもここ京乃湯には周辺住民達が集い始めている。人気のない銭湯が好みだが、これもまた風情。
浴場のドアを開けると、天下無双の聖四文字が私の眼鏡に眩しく映る。あれはウェルカム和彫り、京乃湯の名物である。
身体を浄めてサウナへ入場すると、私はポーカーの席に座ることになる。
サウナイキタイを御覧になる紳士淑女の皆々様はポーカーについてご既知で在られるでしょうが、改めて、ざっくりと説明致します。
ポーカーとはトランプ・ゲームの一種であります。5枚のトランプを配られ、またその中の1枚を任意の回数だけ交換して役を競うというものです。その1動作毎に賭けるコインを釣り上げたり、勝負から降りたり......を選択する、駆け引きを楽しめるゲームです。
サウナ室の2段目から見る私の手札はなんとTEN(下無双)、(和彫りが背中を)JACK、QUEEN(天女)、KING(ギドラっぽい竜?)。
ここでエースがくればまさかまさかの社会の暗部でロイヤル・ストレート・フラッシュの完成ときたものだ。これには普段仏頂面の私の顔すら色めき立つというもの。
だが覚られては折角のこの切り札で大勝負はできない。私は近視と乱視によりテレビ睨み付けるというものでポーカー・フェイスを保つ。
ジリジリと灼けるような熱気の勝負、喉の奥までドライだ。
しかし肝心の1枚が来ない。しかしこの手札で狙わなければ男がすたる。
交換は既に3セット目、ショウダウン(手札公開)の刻が近付いてきた。弱い心臓が悲鳴をあげる。この1ゲーム、実に1時間半の長丁場。
駄目だ、揃わない!ストレートすら揃うことなく結局手札はKハイ、ワンペアにも満たないクズ手と成ってしまった。
項垂れながら脱衣場へ向かう。
するとにわかに一人のカードが脱衣場と浴場を隔てるドアを開け放つ。
それは肩だけを色入れした、カードの真ん中にぽつねんとあるマークを連想させるものだった。
エースが来た。
そう、ショウダウンは脱衣場で行われる、つまり浴場を出るまでがサ活なのだ。最後まで諦めてはならないということを黒のロイヤル・ストレート・フラッシュが教えてくれたのだ。
遅れてきたエースとのすれ違いざま「ありがとう......」と自然に漏れた言葉は心の音に他ならなかった。
以前から気になっていた銭湯さん♨️
最寄りバス停から、3分程とアクセス良き。
15時半過ぎ着。
受付で入浴料をお支払い。現金、PayPay、クレカ対応。サウナ込みの¥390^ ^
浴室は2階。女湯は、薬湯、電気風呂、水風呂
、サウナ。
脱衣所も浴室もとてもキレイで掃除が行き届いている印象✨
吹き抜けの高い天井で、ほどよく光が入って、明るさもあり💡
#サウナ
6.7人定員かな、こじんまり。
対流式、TV、砂時計(5分計)あり。
80℃前後の温度設定で、少し低めながらサ室がこじんまりなせいか、汗の出は良く、8分で滝汗💧
#水風呂
サ室出てすぐにあり、動線は最高✨
水温計ないけど、体感ぬるめ、20℃ちょいかな。
#休憩スペース
外気浴スペース、イスはなし。
浴室出て、脱衣所室の涼しさで、軽めのととのいタイム。
3セットいたしました🔥
浴後は、🍺。
1階に居酒屋があり、ゆっくり食べ飲み出来るスペースあり、漫画も読める。
食べ物メニューも豊富で、居酒屋だけでもリピしたい感じでした✨