あーき

九州旅行の締めの大一番と決めたウェルビー福岡。行ってみると1日休館の看板がちょこんと出迎える。諦めきれず清掃員さんに聴くと17時から開店だって。それまでの1時間少しをやけくそサウナはしごや！と思い立ち、いそいそとここへ。

入ってみるとお洒落。カプセルホテルじゃないみたい。慌てて階を間違えたりしながらバタバタと浴室へ。

風呂は見渡す限り四つ。打たれ湯が一つ。露天が上の階にあるらしい。

サウナは98℃の二段。ストーブも二つ。広いのにしっかり熱い。平日なのに二段目は埋まっている。すぐに汗が吹き出してくる。ステレオの音のテレビがアナログ放送を思い出させる。
7分でセットを組む。それでもしっかり温まる。時間がないから2セットだけ。俺にはウェルビーが待ってる。ウェルビーも俺のこと待ってるはず。

水風呂はサウナのすぐ隣。しっかり深くてがっつりひんやり。冷たいと塩素の匂いも苦にならない。すぐに冷めて上がる。人が少なくて良い。
整い椅子はプラスチックのよくあるのが5つ（後で3つ見つける）。浴室も広いし椅子もまばらで広々した気持ちになる。
2セット目を終えて上の階の露天風呂へ。草木が茂って天井が空いてる様は熱帯園のよう。寝そべれる整い椅子あったんかい。心地良さそうなおじさんを見てちょっと心が朗らかになる。露天風呂はぬるくてやめた。

全体的に良いサウナだった。今回は前座のように使わせてもらったけど、機会があればまた来たい。
そう思ってワクワク小走りでウェルビーへ。しかし看板の言う通り全日閉館だった。ちょっと泣いた。

日曜日の1時ごろにin。
看板のフォントが時代を感じさせ心を躍らせる。
8時間で1800円と他と比べると安い。
脱衣所のロッカー？みんな館内着とタオルで紛らわしい。脱衣所から行ける外気浴スペースがあることにちょっと興奮。

中はサウナと水風呂とジェット付きのお風呂。整い椅子は肘掛けベンチが二つと縁側にありそうな長椅子が一つ。
シンプルかと思いきやペンギンルームなる青い部屋がある。なんだか苦しそうな顔で座ってるおじさんの髪が頭の上の扇風機の風でなびいている。あれは整うため？水風呂の代わり？涼しい部屋を見るといつも迷いを捨てられない。

お尻の下に敷くようのマットがある。青と黄色でくっきり分けられてるけど、混ざっててもいいんじゃないかなと思う。きっと老舗の伝統とベテランスタッフの熱意で若いスタッフにも熱く伝承されたものの一つなのだろう。

身体を洗ってサウナに突入。待ちはなし。
温度は98度とサウナイキタイの表記よりちょっと低い。テレビはあるけどメラメラ燃えた炎の映像。しぶい。サウナの前にうさぎとカエルかなにかの石像がいて、かわいい。
最近は低い段でじっくりいる方が芯まであったまるんじゃないか？と思ってる。ストーブの前に座る。しかしサウナと扉の間の部屋みたいなのがないので、ドアを開けるたびに涼しい空気が足元に来て中々足が温まらない。一段上の段に移動。温まってくるとうさぎの石像がもう出るんか？お前はそんなもんか？と煽ってくるような気がする。無視。
12分×3セット

水風呂は15度。これもここの表記と2度違い。すぐ冷えて気持ちいい。芯まで冷めないうちに整い椅子へ。

整い椅子は水風呂のすぐ目の前にある。目を閉じていた方が整いやすいことに最近気づいたので目を閉じる。いい感じ。身体が落ち着いてくると水風呂に入る人のかけ湯（水）が足にかかるのが気になる。文字通り水をさされる。

外気浴スペースはやっぱり気持ちいい。車の音とかが聞こえてきて、ああこんなところですっぱだかと悪いことしてる気分。椅子を移動してみると椅子の軽さに驚く。白い壁がちょっと生乾き臭いのはご愛嬌。

さてペンギンルーム。迷ったあげく3セット目に水風呂の代わりに入ってみる。椅子に座ってる姿勢のせいか整いはじまる。しかし寒い。これはなんか自分には違う。

風呂であったまって出る。休憩室は床が揺れる。服を来て終わり。
玄関に靴磨き機があったのでちょうど革靴だったので使ってみた。原始的でバックトゥーザ・フューチャーのオープニングシーンを思い出す。靴は大して綺麗にならない。こんなもの。

しっかり整ったし安い。シンプルだけど良いサウナ。

12分×3
オートロウリュは30分に一回
客のガラとシャワーの出が悪い
整い椅子はたくさんあるからロウリュを外すと外気浴がっつりできて良い
気付いたら2時間経っていた。最初に風呂に入らず、サウナの低い段でじっくり12分。芯まで温めるのが良い。水風呂は冷やし過ぎず。そうやったら3セットともホワホワ感が味わえた。