2021.12.22 登録
[ 静岡県 ]
しきじリニューアルにつき訪問。
フィンランドサウナの椅子、床、天井?、薬草サウナの全面張り替え、そして、お風呂の木枠等々、サウナ室内のいたるところが新しい木材に変わっていました。
年季の入ったレトロな雰囲気のサ室が大好きだった自分としては、一抹の寂しさも感じました。勿論、新旧織り交ぜながら、サウナ室のレベルが進化していくのであれば良いと思います。
しかし、今回のリニューアルで一番気になったのは、新しい木材の香りにより、フィンランドサウナ、薬草サウナともに、温度×湿度×香りの絶妙のバランスが失われ、サウナ室として全体のレベルが落ちているように感じた点です。
勿論、リニューアル後暫くの間は、新しい木の香りが強いのは当然ですし、今後、時間をかけてじょじょに馴染んでくるとは思います。フィンランドサウナは、しきじの新フィンランドサウナとして、時間をかけて進化していってくれると思います。
今回、特に気になったのは薬草サウナ室のセッティングです。
これまでのしきじの薬草サウナは、温度×湿度×薬草スチームの絶妙のバランスと、火傷しないギリギリを攻めた悪魔的な体感温度の中で、心地良い薬草の香りに全身が包まれ至福の状態に誘う唯一無二のサウナでした。
しかし、今回のリニューアルにより、温度×湿度のバランスが崩れ、結果体感温度がかなり低くなっており、上段に座っても悪魔的な体感温度は得られない、良くも悪くも普通のスチームサウナになっていました(たまたま、今日がリニューアル日でセッティングがうまくいっていなかっただけであることを切に願います)。代わりに、サウナ内全面張り替えにより、四方が新しい木材で囲まれたことによって、新しい木の強力な香りと薬草の香りがブレンドされ、若干カレーのような謎の匂いとなっていました。
この辺りの微妙なセッティングをうまく軌道修正し、新しいサウナ室であっても、以前と変わらぬ温度×湿度×薬草スチームの香りによる悪魔的な体感温度の復活を心から願っています。
[ 茨城県 ]
茨城の極熱サウナ 3UN、行ってきました。
白樺とオークのヴィヒタを漬けた水でロウリュウをすると、フレッシュな新緑の優しい香りがサウナ室内に充満します。
熱さ、湿度ともに十二分ながらも、さらに、薪ストーブならではの心地よい熱と薪独特の香りに全身が包まれ、とても居心地の良いサ室です。
茨城まで遠路はるばるやってきたので、せっかくの機会ということで、グループウィスキングも受けさせて貰いましたが、こちらのウィスキングは本当におすすめです!
ロウリュウ後、サウナ室天井付近に集まった熱をヴィヒタで攪拌することで、その熱がヴィヒタの葉の内にもしっかり閉じ込められた状態で、ヴィヒタで身体を優しく叩いていくと、熱が身体にじんわり伝わり、ヴィヒタの優しい薬草のような香りと相まって、物凄く気持ち良いです。
水風呂で身体をしっかり冷やした後は、インフィニティチェアに横たわりながら空を眺めると、サウナ室の屋根の上からニョキっと伸びている煙突から灰色の煙が青い空に向かってゆらゆらと立ち昇っていきます。その煙の先には、青い空に映える白い月が静かに輝いており、まるで時間が止まっているかのような錯覚に陥るほどです。
さらに2セット目の外気浴では、インフィニティチェアに横たわりながら目を瞑ると、チベット仏教の瞑想で使われる金属製ボウルから奏でられる様々な音の振動が聴こえてきます。スタッフさんによるディープリラックスに誘う仕掛けなのですが、ととのいがブーストされる唯一無二のサービスです。
生ハムやレモネードのサービス等、スタッフさんのホスピタリティも半端ではないです。