2021.02.01 登録
[ 神奈川県 ]
SSK氏による爆風ロウリュには「お決まり」の時間がある。
それはSSK氏が爆風ロウリュを7セットを終えた後の通称水風呂スプラッシュタイムだ。
SSK氏という教祖が水風呂に浸かる民達に氷バケツをぶちまけるとスキンヘッドの笑顔の可愛い常連のおじさんがSSK氏に水バケツを浴びせる。
SSK氏はお決まりのフレーズを言う。
「誰だー!?」
そう言うと常連のおじさんが無作為に水風呂に浸かる民を指差し、
「あいつですよ。湯乃泉関ですよー。」
っと言っては罪を「なすり」つけるのだ。
これがまた滑稽で面白く大盛り上がり。
そしてSSK氏は水風呂にマキタのブロワーをぶっ込み、指名された容疑者Xに通称水風呂スプラッシュを浴びせる。
これがお決まりのパターンだ。
しかし、常連のおじさんは毎週いる訳ではない。その場合は常連のメンバー達が不器用に代打する。
そんな訳で本日は常連のおじさんがいなかったので、私が代打をしてみることにした。
実は一回やってみたかったのだ。
指名する人を何人か事前にピックアップして本番を迎えた訳だが、事前にピックアップした人達(話したことがない人もいます。)は皆水風呂の奥にいて、チキンな私はビビってしまい1番手前にいた、よく話かけてくれる優しそうなラーメンの話ばかりする人を指名することにした。
私は言った。
「いつもラーメンばかり食べているアイツですよ。」
そしてSSK氏は「お前かーっ。」と言っては優しそうなラーメンばかり食べている人にスプラッシュを浴びせた訳だが、話を聞くと3回目のご指名とのこと。
私は猛反省した。
あの常連のおじさんなら臆することもなく話したことはなくとも、いつも顔を合わす顔馴染みの方を指名するだろう。
私は痛感した。
あれは名人芸だったのだ。
興味本位でやれる芸当ではなかったのだ。
もし次に常連のおじさんがいない時には必ず、まだ水風呂スプラッシュの餌食になったことがない人を指名しよう。
いつも参加している方々のあだ名はもう付けている。
師匠。
もう一回私にチャンスを下さい。
拝啓シングルバンビ様
貴方は偉大です。
頭の回転が早いです。
私は即興で面白いことが言えなかった上、3回目の人を指名してしまいました。
出直します。
事後、シンゴDD氏は私に言った。
「がっかりだよ。つよぽん。」
私が一番がっかりしているので何も言い返せなかった。
あーマジでオニャンコポン❤️
One Love.
男
[ 神奈川県 ]
人は思いもよらない経験をした時に野太い声を人目も憚らずに無意識に出すものだ。
お盆休みというのに私は仕事だ。
ただでさえ憂鬱な月曜日にお盆休みという巨大な存在が伸し掛かる。
出勤時にいつも顔を合わす人々は今日はいない。
もしかしたら私はこの世でただ1人の存在なのではないかと、少しだけ不安を感じたが、職場に行けばいつも通り同僚達がいて、安心している傍ら、少しだけガッカリしている自分がいた。
そんな私は世間のお盆休みという巨大なビッグウェーブに乗ることにした。
私はさながらケリー・スレーター。
巨大なビッグウェーブを8時間もの間、器用に乗りこなしては特に何もせぬまま定時で退勤した。
これは私なりの社会へのレジスタンス。
お盆休みは確実に国民の休日であるべきだ。
ご先祖様が極楽浄土から現世に帰って来ている。仕事なんてしている場合ではない。
故人を敬い感謝をするべきなのだ。
だから私は仕事をしないと決めた。
そんな私は今日も東名厚木健康センターで19時30分から行われる爆風ロウリュを目指し車を走らせた。
19時15分にAKCに着くと、ネオンの撮影をしてから入館するのがお決まりだ。
私はただ日常を過ごしていたはずだった。
しかし、いつも通りAKCのネオンを撮影しているとふくらはぎに奇妙な違和感を感じた。
私が目を下に向けると、私のふくらはぎにはゴキブリがいた。
私は思わず。腹の底から声を出しながらふくらはぎに存在するGを振り払った。
「うおおおおーっ。」
人は思いもよらない経験をした時に野太い声を人目も憚らずに無意識に出すものだ。
辺りには4人ほど人がいた。
冷たい視線が私に突き刺さる。
当たり前だ、私はAKCという世界の中心で野太い声を出しながら突然叫び出したのだから。
私はオーディエンスにこの状況を伝えたくて必死でそのまま声を振り絞った。
「なんか足にいる。足にゴキブリがいる。助けて下さーい。」
はたして彼等に私の悲痛な叫びが伝わっただろうか。
彼等にとって私はまだ突然叫び出した奇人なのだろうか。
不安がこれでもかと襲ったが私は爆風ロウリュの時間が近付いているので入館した。
入館するとロウリュウ姉妹がいたので姉妹にこのエピソードを嬉々として話した。
ロウリュウ姉妹のサッちゃんは言った。
「はいっ、早く足洗って来てくださいね。」
びっくりするくらい塩対応だった。
しかし私は確実にカタルシスを感じた。
「ととのったー!!」
男
[ 神奈川県 ]
神奈川県横須賀市。
そこは小泉純一郎、小泉孝太郎、小泉進次郎だけでは飽きたらず窪塚洋介、窪塚俊介、RUEEDを生んだ街。
Xのhideもこの街で育った。
そして窪塚洋介が自宅マンション9階から飛び降りたのも横須賀だ。
そんな街を私は訪れた。
まずはTSUNAMIで横須賀ネイビーバーガーを食べてからサウナへ行く。
ジョージワシントンバーガー、ロナルドレーガンバーガー、オバマバーガー、トランプバーガー、バイデンバーガー。
私は迷った。
一体どの大統領を食べれば良いのか。
そんな私は迷いに迷った挙げ句、アメリカ初代大統領ジョージワシントンを食べることにした。(サウナ飯参照)
そんな訳で行って来ましたよ「のぼり雲」。
サウナ室には大きな窓があり太陽光がこれでもかと射し込み何故か少しだけ神々しかった。
温度は92℃のドライサウナ。
92℃と侮るなかれ、神の力も手伝ってとにかく熱く汗が止まらない。
多分なんか素敵なSomebodyがいるね。
もしかしたらペリーかもね。
サウナから飛び出す様に出ると3人程入れる水風呂がお出迎え。
18℃くらいなんだけど超気持ち良いのよ。
なんでだろうね。
多分ね。なんか素敵なSomebodyがいるね。
石川梨華だろうね。(横須賀出身)
俺なんて人目を気にせず小さく叫んだからね。
「港のヨーコ・ヨーコハマ・ヨコスカー🎵」
そして外気浴がマジで究極でエクストリームなんですよ。
常連さん達が裸で日焼けしてんの。
これはもう素直だけが取り柄の俺は乗るよね。ブームには真っ先に乗るタイプだから迷わずこのビッグウェーブに乗るよね。
快晴の空の下。
意地悪にも太陽光が肌を突き刺す。
私は目を瞑りながら寝転んでは空を見上げた。
瞼の裏はスカーレットに染め上げられ、飛蚊症の私の視界には無数の黒点が優雅に舞う。
これはサウナ後の外気浴の新たなスタンダードだ。
確実に異世界にトリップ出来る。
バッドトリップなんて、ここには存在しない。
サウナ後はただただ爽快だ。
全世界に私は声明を出したい。
これはPublic Statementだ。
ドラッグで飛ぶくらいならサウナで飛べ。
One Love.
男