千代の湯
銭湯 - 東京都 世田谷区
銭湯 - 東京都 世田谷区
(前編より続きます)
脱衣所で着替える素ぶりで、現場検証。マッサージチェア、御釜ドライヤーもあり。あれば必ず使用してきたけれど、今日はいいや。着衣中のお母さんとおしゃべり。「ここ、絶対迷いますよね」「わかりにくいかもね、バス通りからの方がいいね。お店に電話してくれたら迎えに行ったのに」「はははは」「え、どこから来たの?」ちょいとサバを読み「狛江のほうから…」「えっ」とそれ以上を紡がない。
脱衣所もお風呂場も男女の仕切りは低いが、疚しい気持ちなど生まれないだろう。境目には緑が飾られているが、デコレーションとは言わせない。カランのシャワーの蛇口をひねると、断水時の様なチョロチョロ具合。しかも激アツ。隣のシャワーは勢い余っているが、こちらも激アツ。あとで常連さんに聞くと「ここは全体においてムラがある」とのこと。
カランは18席程度、お湯は2種でラドンカリウムでやや茶色がかっている38度と、かなり深い白湯。仕切ってあるが、同じお湯のようだ。ラドンではない方に入っていた人は私以外いなかった。
21:30頃には6人くらい。常連さんが空いている席に入ってきて、食器用のタワシでたいそう念入りに椅子や桶を洗っている。なんか、わかる。
待ちに待っていないサ室。湯船から見ると、取り壊し寸前の小屋だ。でも、最新式!と記載がある。温度計は46度。扉の取っ手が、乳歯が生え変わりそうな時のグラグラ感で、思いっきりいくか、ソフトタッチでいくかはあなた次第。入ってみると、今日は不完全なのかスチームは焚かれていないが、西調布・鶴の湯と同じレイアウト、鶴の湯の姉貴分だ。スチームはないものの、じわじわとゆっくり汗が。室内の香りは、なんの香りなのか考えない方がいい。サウナ効果なのか、嫌な汗なのかはわからないが、とっても気持ちいい。ちなみに竹で編まれた1段目には体重を掛けてはいけない。
水風呂はないが、ぬるいラドン湯、カランの水で汗を流し、2セット目。常連さんが入ってきた。今日もビジターなので多くは語らないが、かなり香水のきつい方。シャンプーの香りかもしれないが、サ室の匂いと相殺…されない。こちらでも事情聴取。スチームが焚かれていれば54度までいくそう。ここはお湯がいいから、そしてドライは苦手だそうで、駒の湯他のサウナにはいかないのだとか。このあたりは銭湯が多いのよ、と。話を聞きながら、この方がどんな職業婦人なのか想いを巡らせるが、検討つかない。相槌が「そうそうそう」。うつってしまったではないか。
なぜ、駒の湯、八幡湯、富士見湯と人気のお風呂屋さんが犇めく飽和地帯であるのに、千代の湯が存在するのか。自身の目で見て考えてほしい。以上。
ヌシよ、ヌシの報告を受けて、わたくし迷っていた気持ちを決めました! わ、わたしは、行きません! 🤣🤣🤣 悪い意味ではありません! ヌシの文章表現が秀逸で、わたしも疑似体験で満足できたのであります👼 あと、竹で編まれた1段目には体重を掛けてしまう自信が120%あるので!🤣 お疲れさまトントゥ👼
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