saunner-penguin

好みに合わないサウナでしたが、逆説的に自分がサウナに求める要素の解像度が上がっていい体験でした。

石州瓦（せきしゅうがわら）のブロックを積み上げたサウナストーンが最大の特徴。
石とは違って表面ですぐ水が蒸発してしまうからか、10分置きに風呂桶3杯分の水をロウリュしまくるという形態。
手を伸ばせば届くくらいの至近距離にサウナストーンがあるレイアウトで高頻度のロウリュというのは、正直ちょっと怖かったです（瓦という素材が、恒常的に激しい温度差が生じる環境に耐え得るのが知識がなかったので）。ロウリュの音も、ガラガラガラと聞いたことのないような変な音だったのも私は怖かったです。
また、セイタカアワダチソウのアロマロウリュが自分にとってはかなり不快な臭いで、途中退出せざるを得ませんでした。

サウナはほぼ裸で楽しむ趣味なので、自分は物理的な安全性、心理的な安心感が担保されていないと楽しむどころではないのだなと痛感しました。

8泊9日のほぼ鉄道北海道サ旅、実質最終日。
事前のクチコミに加え、この日のお昼に行ったthe geek@塘路のオーナーさんもおすすめされていたので、バスで20分ほどと多少駅から遠いが訪問。
※駅からに往路は『大喜湯』バス停下車だが、復路は目の前の『イオン昭和店」』バス停しか存在しない！ご留意を。

サウナ有無関係なく450円という銭湯プライスで、コロナ前なら12人は入れるドライサウナと、同じく8人収容目安のフィンランドサウナ、さらに外気浴エリアまで楽しめる。道理で人気なわけだ。
フィンランドサウナのほうはかなり新しいが、以前水のかけすぎによる故障があったそうで「ロウリュ専用砂時計」が設置されていて、時計が0にならないとロウリュができない。知っておくとプランが立てやすいだろう。
ドライサウナは体感温度が相当低めで、ずっといられる...これで70℃ほどか？と感じた。
水風呂の温度計は壊れていて詳細不明だが、18℃程度？バチバチに冷たい印象はさほどない。が、釧路のひんやりした空気を浴びる外気浴できっちりトリップできた。
旅の者以前に常連の方でにぎわうお風呂だが、休憩いす・ベンチはざっと6名分、洗い場も20以上あるので、混み合っても慌ただしく出るといったことはないのでは。
優良銭湯あるあるで、いわゆる常連しぐさ（場所取り、塩対応）のあるユーザーはそれなりにいるが、受付の女性をはじめスタッフのみなさんが優しく、総合的に気持ちのよい入浴体験だった。

東京オリンピック最終日。有明まで聖火台の火を見に行った帰りにイン。19時過ぎと閉会式間近だったからか、利用客はたった3人と贅沢な時間を過ごせました。
無音、小窓ありのサ室と軟水の水風呂、そして休憩ベンチと100点満点の金春湯。貸切感も手伝って、自身初、4セット全てでトリップ成功。熱め・ジェットバスというお風呂の種類も少数精鋭という趣で好みです。
1200Wドライヤーが無料化されているところに人気に胡座をかかない姿勢を感じ、ますますファンになりました。

自動ロウリュあり、なしと2種のサウナが男女入れ替え制で（週ごとに通えば）楽しめる、軟水風呂の湊湯。
サ室は詰めて収容人数6名程度と小さめ。コロナ禍で同時利用は4名までと注意書きがありました。
サウナは何も考えずに楽しみたいタチなので、BGMが音楽でなくテレビなのはうれしいかぎり。ロッキーサウナ、コンフォートサウナともそれぞれの良さがあり、軟水の水風呂はいくらでも入っていられます。
休憩場所がないことだけがネックですが、空いているカランに座るようにしています。この日も安定の3セット全てトリップ成功でした。
サウナ・水風呂以外にも、改装から11年とは思えない今でもスタイリッシュな内装や、電気、ジェット、熱湯に微発泡とお風呂の種類の多さも素晴らしいのが湊湯。
加えて、常連客が優しいのもこちらならではの特徴でしょう。
ドライヤーが20円で5分間も使えるというのも、細かいポイントですがとてもうれしい。いい銭湯です。

連休も残り１日、相性のいい軟水の銭湯を探してヒットした清春湯。スチームサウナ、40℃台か……と正直あまり期待せずに訪問。
しかし椅子10席（テレビの見える側だけでも5席）のゆったりしたスペースに約10分ごとに噴射されるスチームとじっくり湯気に向き合える良質な環境で、本腰の発汗作用を実感。だくだくに汗をかいて芯まで温まった気でいても、16℃の水風呂は足先がしびれ、30秒が限界。休憩スペースはありませんが、空いていたので洗い場の一角にかけこんでひと休み。それでもトリップできたのが逆に驚きでした。
その後も浴室に漂う独特のお湯のにおいを感じながら３セット。手足を逃がしつつ味わう電気風呂でも心地よいしびれ感を味わい、想像以上にエキサイティングな入浴体験となりました。

建材（と建築）ファン・サウナファンとして早めに訪問しておきたかった黄金湯。
平日を狙ったものの、定員6名いっぱいのセルフロウリュ、軟水、リストバンド制（サウナ利用者がひと目で分かる≒混雑状況がぱっと見で把握できる）、サウナ利用者は大きめロッカー利用可（これは推測です）、古参ユーザーの器の大きさが素晴らしい。
水風呂の温度（軟水なので20℃以下でもよさそう）、休憩椅子の少なさ、床の水はけの悪さ（通路中央や出入り口に汚れが滞留していた）、電子マネー非対応という点は個人的に気になる点だが、こまめに休業＆改善日を入れているようなので、日を空けてまたぜひ訪問したい。

めったに来ない五反田で所用を終え、Googleマップで「金春湯」の字が目に入り訪問。五反田駅からのルートでは中盤から上り坂が続き、ひと汗かいて到着。PayPay払い対応（うれしい）。
サ室は暗め・無音・小窓あり（重要！）・湿度高め・（おそらく）換気性能良好、という万全の構え。水風呂も17℃と低めながら、軟水なのでじっくり浸かれます。水風呂の目の前の休憩スペースでは３セット全てでトリップ成功。めったに出ないあまみが出て驚きました。
「自分専用のサウナマットが入った支払証代わりのエコバッグを、バッグごと持ち込む」スタイルはペットボトルや入浴グッズごと持ち込めて快適。さらに街銭湯ながら古参のお姉さま方も優しかったりと、終始ご機嫌の入浴体験でした。
３分20円の1200Wドライヤー、広めの脱衣所、種類豊富な飲み物に畳の休憩エリアと、「入浴後」にも心を砕いているのが名湯たるゆえんなのでしょう。

所用あり初めて訪れた湯河原、日帰り予定だったのでシャトルバス・路線バスでアクセスできるこちらに訪問。
注力しているのは露天風呂だけかと思いきや、サ室は85℃という表示の割に体感はしっかり熱めで、テレビありだが10分で精一杯。サウナの目の前にある露天水風呂や、10人分はある外気浴ベンチにも圧倒される。
観光地だけあってユーザーの年齢・属性は幅広く、親子連れが頻繁にサウナの出入り口を開け閉めすることもあったが意外と温度も下がらず、ストレスなく楽しめた。平和な空気を切り裂く猿の乱入には多少驚いたが。。

久々の有休、散歩の帰り、寄り道がてら訪問。
湿度高めのサウナ、温度高く当たりの優しい水風呂、そして外気浴のできる露天風呂わきのベンチ。さらに平日だからかサウナの利用者は自分以外に１名程度とゆったり楽しめたこともあり、３セット全てで深くトリップ。日中受けた日差しで蓄熱されたのか、夜風の中で感じる壁面の温かさが心地良い。
不勉強で評判を知らず全く期待をしていなかったのだが、湯船が新しい露天風呂、程よい出力の電気風呂にも浸かり尽くし、大変にレベルの高い入浴体験をした。

実家が地元という友人いわく「昭和なCMで地元では大変有名なスパ銭」とのこと。
入館が最終ギリギリの22時と遅くなり慌ただしく入浴。
サウナはよもぎ蒸し（スチーム）と乾式の2種。双方とも広さがありゆったり入れました。ただし乾式のほうは砂時計の台がとれかけていたりと年季を窺わせます。
お風呂は露天（2人ほどでいっぱいで小さめですが）含め数種あるほか、別途岩盤浴も。
特に17時以降は約1000円、岩盤浴込みでも1300円程度とお安めで、機会があれば時間を取って再訪したいところです。

観光帰りに訪問。
サウナのスペックや料金うんぬんというよりも、人の多さや潮風にアテられた身体を現地で回復できる、というだけで満足してしまいました。
逆に言えば、特段良い印象も悪い印象もない、普通の温浴施設でした。

海遊館の帰り、近くにあれば寄ろうと検索したサウナありの銭湯。バスを使えば回れる距離に見つけて訪問。
サウナは一般的な乾式サウナ。平日の夕方でしたが、常連と思しきお姉さん方が頻繁に出入りされる繁盛っぷり。
とはいえ、そこそこの広さがあるので気まずさはなく、数種におよぶお風呂を楽しみながら3往復。
普通の銭湯では、あるはずのサウナが閉じられていたり、番頭さんのアタリがきつかったりと当たり外れが激しい中、旅先飛び込みでここに当たれたのは上出来と思える良い銭湯でした。

セリフロウリュのできるフィンランドサウナが駅前にある。
これだけでありがたいのに、サウナはもちろん設備、清掃性、サービスの質が高く温浴施設全体としても居心地が良い。
ここにフィンランドサウナを置こう、と企画した人に感謝したい。

※登録者の方のアップくださった写真（投稿する広めのサウナ）と、2019年時点のホテル公式サイトの写真は異なっています。


「サンタクロースの街」として有名なロヴァニエミに建つホテルの中のサウナ。
ホテルのグレードは中の上程度で、正直期待していなかったが、夕暮れの光が漏れる横長の高窓、薄明かりにとどめた照明を備えるひろびろとしたサウナに、入った瞬間から感動。
今思うと、最近増えている瞑想サウナ、メディテーションサウナのようなサウナだったと思う。

男女の区別はなく、日本のホテルの露天風呂のように時間予約による貸し切りだった記憶。
ヘルシンキから離れた街で、しかもオフシーズンだったからか、周りのは無音状態で実に静か。
暮れゆく空を眺めながら、ロウリュの音だけが響くサウナで蒸気を味わうという、10年以上経った今も忘れられない贅沢な経験をした。

水風呂なしでも問題ない私にとって、ここが人生ベストサウナ。