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マン蔵@サウナ

2020.01.17

1回目の訪問

この日のサ活 3/3

このまま帰りたくはなかった。
スーラータン麺も食べられず、このままTwitterを眺めて1時間近くをつぶすなら、ユー鶴の送迎バスを諦めてでもおふろの国に行ってやろうじゃないか。

とはいえ踏ん切りつかず「行こっかなー」くらいに弱気なツイートをしたら、この日のロウリュ担当のオルカ宇藤さんから「お待ちしています!」とのコメント。
これは行くしかない。公式アカウントもすぐいいねをしてくれるし、こういうところ、しっかりしていて好感が持てるなぁ。

で、肝心の緑茶ロウリュはほうじ茶だった。
何を言っているの?って感じだと思うけれど、そうなのだから仕方がない。
大型スーパーのお茶屋さんから漂ってくるあの香りが、サ室を包み込む。

しっかり蒸気を回したところで、オルカ宇藤さんが「みなさんまだ煩悩が残ってる顔をしていますね」と。その言葉を聞いてハッとさせられた。
「ユー鶴でスーラータン麺が食べられなかった」からここにいる自分は、確かに煩悩の塊だ。

そんな流れで年越し恒例の108ロウリュがスタート。

1!2!3!・・・・

みんなで数えるこの一体感が楽しい。この時ばかりはスーラータン麺のことも忘れられる。爽快だった。本日8セット目、ラストを飾るに相応しいネッパだった。

ここからはどうでもいい帰りの話。

食事処で病院を眺めながらハイボールと唐揚げ丼をいただいていると雨が降ってきた。
しまった。傘がない!
タクシー呼べばいっかとアプリを開くけど華金だから当然配車できるわけがなく、またしても途方に暮れる羽目に。
流しのタクシーを捕まえようと、歩きながら手を上げても止まってくれない。
尻手駅まで徒歩20分。コンビニもなくて、結果ずぶ濡れ。サイアクぅ!
今日は風呂に3回も入ったのに、家でも風呂に入らなきゃいけないなんてぇー!!

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3

マン蔵@サウナ

2020.01.17

1回目の訪問

この日のサ活 2/3

ここ最近、斜向かいにある巨大病院にお見舞いに行くことが増え、帰りにはどうしてもサウナに入りたくなってしまう。
面会時間は20時まで。その足で向かった。
22時に川崎行きの送迎バスが出るから、2時間でサウナ入ってスーラータン麺を食べて帰ろうと意気込んでいたのだけど、レストランがなんと21時ラストオーダーで、間に合わず。スーラータン麺食べられず。
途方に暮れてTwitterを眺めていたら、タイムラインにおふろの国で緑茶ロウリュをやっているとの情報を見つける。

(つらつらと書き進めていたらおふろの国話になったので、続きはそちらのサ活で)

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3

マン蔵@サウナ

2020.01.17

1回目の訪問

恵びす温泉

[ 神奈川県 ]

この日のサ活 1/3

今日も仕事で横浜。前日はスカイスパに行ったので、ちょっと趣の違うサウナを求めて訪れた。
まず何よりも看板の「サウナ村」という文字にやられた。出会った瞬間に恋に落ちた系。パワーワードすぎる。サウナ村に来て心踊らないサウナーなどいるものか。

ただひとつ怖いのは、期待ばかりが先行して拍子抜けしてしまうことだ。しかし結論から言えば、それは杞憂だった。

新参者にも田舎のお母さんみたいに暖かく接してくれる女将さん。受け取ったサウナキー(例の形ではなくて凸の先端に鍵がついてる普通のやつ)は劣化してゴムが縮んでいる。そのせいで鍵はゴム部分に収まらないし、でもそれはこのサウナが多くの人に愛されている証拠のように思えた。
浴室は2階建て。通常の浴槽とカランが手前にあり、塀で仕切られた向こう側にサウナがある。

マンションの敷地の裏口みたいな扉を恐る恐る開けると、そこにあるのは確かにサウナ村だった。

全体像はこうだ。1階部分に高温サウナと水風呂、カラン。2階に低温サウナとミストサウナ、ととのい椅子がある。
サウナ村の住人たちはそれらを行き来しながら思い思いの時間を過ごしている。

高温サウナはしっかり湿度があって気持ちいい。テレビも音楽もなく、ただ自分と向き合える。
水風呂は少しカルキ臭があるけどまぁ良し。形が面白くて、長方形なんだけど壁に囲われているために出入りできるのは一箇所、1人ずつ。最奥に滝があり、打たれることもできるし裏に潜り込んでも良し。
低温サウナ。これがなかなか良かった。60度ほどながら湿度が高いので時間をかけるとしっかり蒸される。時間にして15〜20分ほど。ここもテレビ音楽なし。
ミストサウナはアナログ感がステキ。
ととのい椅子はたった3つなので心許ないかも(今回訪れた12時ごろは人も少なくて埋まってることはなかった)。

で、総評はどうだったかといえば、かなり良かったと思う。もちろん都内のお高いサウナ施設と比べればマイナス面を挙げるのは簡単だ。(水風呂のカルキ臭とかととのいスペースのどこから吹いてるのか謎だけど新鮮でないことだけはわかる風とか、ね)
だけどここはサウナ村。住めば都という通り、村人にとってみれば大したことじゃないのだ。なんていうか、ヒッピー村みたいなものなんだろう。3種類のサウナでととのい散らかしたあとには、どうでも良くなっている。
それで、住みたいか住みたくないかでいえば、住んでみたい。なにせ家賃は銭湯価格だし。

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マン蔵@サウナ

2020.01.09

1回目の訪問

バイブラの悲鳴と落ちかけの天井。

——「ロッカーは2階です」。

オーナーらしき強面の受付に案内されるままに、古びたカーペットの階段を上る。
踊り場のあたりまでくると「ウォンウォン、ゴシュー、ボコボコ」という音が遠くから聞こえてきた。
まるで宇宙船にでも迷い込んだような、少し不安な気持ち。

しかし薄暗い階段を一段飛ばしで上がると、ガラスブロックから燦々と陽が差し込む脱衣所があり、僕は安堵した。
ドレッサーに置かれたポマードとメンタームのクリーム、子どもの頃に通った床屋で見た古いUV殺菌ボックス。
ここは宇宙船なんかじゃなく、タイムマシーンだったのかもしれない、なんて言ったらベタすぎるけれど、ちょっとそんな気がした。

サウナ室は、ある意味期待通りのドライ系。
うなぎの寝床のような細い長い造りになっていて、ストーブは奥にあるから入り口付近は比較的マイルド。
そして木は朽ち果て、天井すら落ちかけている。その隙間から覗く暗闇をじっと見つめていると吸い込まれそうになるから、あまり上は見ないほうがいい……かも(※スピっているわけではない)。

水風呂はおそらく20℃くらい。というのも温度計はとうに壊れているらしく、0℃を指したまま。
空いていたのでカランの前に座り、ぼぅっと鏡の向こう側を見つめる。
それにしても、人の気配がない。平日の11時半だから、それも当然か。
(2セット目まで貸し切りだった)

浴室は小さく、お世辞にも綺麗とは言い難いけれど、
カランが10くらい(いや、そんななかったかもしれない)と、
浴槽、水風呂がひとつずつあって、最低限の役目は果たしている。

何より気になるのは、浴槽のバイブラだ。
凪いだ海の様なサウナ施設の中で、一本釣りしたカツオのごとき威勢の良さで暴れ狂っている。
階段の踊り場を過ぎてからずっと聞こえていた「ウォンウォン、ゴシュー、ボコボコ」という音は、
おそらくこのバイブラを発生させている機械の悲鳴なんだろう。

家のPCに向かってこれを書いているたった今も、その音が頭から離れない。
それと、目をつむれば思い出されるのは、天井のブラックホールと無音で流れていた3分クッキング。
強烈に記憶に刻まれた、という意味では、最近訪れたサウナの中では一二を争うレベルだったのは確かだ。

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マン蔵@サウナ

2019.12.26

1回目の訪問

宵越しのイオンウォーターを携えて。

サウナの素晴らしさに魅せられてから、仕事中にもイオンウォーターを飲むようになった。
昨夜は軽い忘年会で、帰宅してから少し仕事をした。その傍らにも、もちろんイオンウォーターがあった。
酔い覚ましには、水よりいくらか効果がある気がして、1/3くらい飲んだのだけれど、それ以降の記憶がない。
仕事もろくに進んでいなかった。

翌日。昼過ぎから草加で仕事が入っていたものだから、朝イチの電車に乗って草加健康センターへ向かった。
宵越しのイオンウォーターを携えて。

今日は風呂(26)の日。
11時からずっとロウリュサービスが続いた。
風速80mの風を最上段で浴び(乳首を隠せば乗り切れる)、アイスロウリュでさらに蒸されて、4セット目には視界はくるくると回転した。

どこかの誰かが言うみたいに、こうした仕事前のサ活が仕事に良い影響を与えるかというと、そんなことはまったくないと思っている。
あるのは朝から快楽に溺れる背徳感と、優越感。ただそれだけだ。

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