【閉店】さかえ湯
銭湯 - 北海道 札幌市
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異動を命じられたため、今の職場で過ごす時間はあと少し。
この組織にいる以上、異動は避けられない。加えて父親がいわゆる転勤族だったので、数年に一度は環境が大きく変わるという生活を約40年続けてきたことになる。
小学生の頃は早く友達を作ることに、馴染むことに必死だった。当時の私が編み出した作戦は「早々に下ネタを言う」という安易なものだったが、これが功を奏して男子諸君からは「あの転校生、面白い!」とすぐに信頼を勝ち取ることができていた。
ところが中学生になると「別に友達なんていらねーわー。存在感なんてないほうが楽だわー」とひねくれてしまい、実際にそんな立ち位置になっていった。
結果、私は「下ネタは言うけど存在感はない」という化け物のような大人になってしまった。
とはいえ、円滑な社会生活を営むため、私なりに不器用なコミュニケーションを図り、それなりに生きている。
だから異動を前にした今、世話になった上司、愚痴をこぼしあった同僚、無茶な注文に応えてくれた後輩など、すべての人に感謝しかないし、しばしのお別れに打ちひしがれている。
職場の面々だけではない。
熱々のサウナストーン、キンキンの水風呂、広々とした外気浴スペース。彼らにも感謝しかないし、しばしのお別れが辛い。
さよならを伝えるため、月曜夜のさかえ湯へ。
クライエントに怒鳴られた日も、プロジェクトを無事に終えた日も、さかえ湯は何も言わず、そして優しかった。
新しい環境への期待がないわけではないけれど、そんな思いは黒くて大きな不安と緊張に飲まれて綯い交ぜになり、霧のように私の心を満たしている。
でもやっぱりさかえ湯は優しく、そんな霧みたいな想念を少しだけ吹き飛ばしてくれた。
ま、異動っつっても2キロ先の営業所なんすけどね、ええ。
サウナは(´・Д・)」?
後半に大人になってからの秘蔵下ネタが来るかと思って身構えました笑 2キロ先だとホーム変わらずですねw
ワタシも転勤族の息子だったから分かります分かります。同種類っぽいなとは思いましたがw
オチに突っ込まざるを得ないwww
ほめ上手!おかわりどうぞ!
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