大豊湯
銭湯 - 北海道 札幌市
銭湯 - 北海道 札幌市
週休振替となった本日月曜、残念ながら昼まで突っ伏していた。
フジロックがオンライン生配信というありがたいことをやりやがったために、はしゃぎすぎた昨晩の私は焼酎を40杯(体感)ほど飲み倒した。今じゃ言えない秘密じゃないけど出来る事なら言いたくないが、当然二日酔いである。
柄にもなく、若かりし頃はフェスなるものへと遊びに行っていた。隣町でのRISING SUNと、日本中のテクノ中毒者が集うWIREには毎年足を運んでいた。行かなくなった理由は単純で、体力と音楽への関心が落ちたせいだ。心身ともに老いたのだ(WIREはそもそもなくなっちゃったけど)
酔いも醒めた15時過ぎに大豊湯へ。人の多さに驚いたが、それ以上に驚いたのは年齢層の高さだ。大先輩ばかりで、私が明らかに最年少。「心身ともに老いた」などと彼らの前では口が裂けても言えない。
目を閉じて微動だにせず湯に浸かっている者、いろいろな浴槽をせわしなく行ったり来たりしている者、湯には目もくれずお喋りに興じる者、寝ている者。それぞれの楽しみ方をされている。
ふと思った。これはフェスだ。
微動だにせず音楽に聴き入る奴、ステージ間をせわしなく移動しまくる奴、ステージには目もくれず酒を飲みながらずっと喋ってる奴、そのへんで寝ちゃってる奴。石狩で横浜アリーナで目にした連中と大豊湯の先輩方は何も変わらない。違うとすれば服を着ているかどうかと年齢だけだ。
タイムテーブルを眺めながら「TOKYO No.1 SOUL SETでスタートして、ZAZENも捨てがたいけど次はエレカシ行って、そのまま達郎だな。んでOriginal Loveからのyanokamiで…」などと思案するのはフェスの醍醐味だが、これも銭湯に通じる。
洗身中に「まず主浴槽入って、うたせ湯も軽くいっとくか。んでサウナ3セットでラストは薬湯で…」などと考えるのは、完全にフェス前夜のアレだ。
「熱っ!」
静かなサウナ室でバカなことを考えていたら、右手首を強烈な熱さが襲った。
熱せられたロッカーキーが右手首の皮膚に触れたのだ。憎々しくリストバンドを見つめた。
リストバンド。やっぱフェスじゃん、銭湯。
読み物としてすばらしい!嫉妬
卓球、さらに丸くなってましたね笑 YouTubeで電気グルーヴザムービー2が公開されてて、これも爆笑です、ご参考まで。
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