みやこ湯
銭湯 - 東京都 板橋区
銭湯 - 東京都 板橋区
おばあちゃんちが銭湯だったら。そう思ったのは、もちろんレトロな看板も傘立ても番台の女将さんも脱衣所も全部が懐かしさを与えてくれるから。でも、その印象を深めたのは、浴場と脱衣所の照明が白ではなく暖色だったことだ。自分には初めてのことだ。子どもの頃、照明の多くは暖色だったと思う。白い蛍光灯は少し背伸び感があったのを思い出しながら駅に向かう今。
この街を丸ごと叩きつけるような激しい雨が、極端に降ったりやんだり。池袋を歩きつづけてそこら中から現れるモンスターを無心にとりつづける土曜日。夕方べたべたに疲れこれからどうしようかと思った目の前に止まる赤羽行のバス。目的地決めずに吸い込まれてみた。路線図確認。大山が迫る。あった。みやこ湯さん。
女将さんのサウナ?混んでるわよ?にいきなりたじろぐも、混まないようにするからと入れてもらう。脱衣所では渋いソファにじいちゃん二人が座りTVの相撲を見ながら談笑。おばあちゃんちの洋室リビング。ロッカーは100円式。
浴場に入ると立派な富士山の壁絵とその下の綺麗なタイル絵。暖かな照明。カランのお湯も熱めで気持ちがいい。シャンプー類有。左奥のバイブラの湯船がとっても好き。こちらのお風呂はとてもふっくら存在感のあるいいお湯。疲れた体に最高のお湯加減、思わず声が漏れ出る。ジェット二種と薬湯も。今日の薬湯は黒褐色の薬宝湯。この薬湯の湯船がサ道のドラマだと水風呂なので、二人がどんなふうに入ってたかなぁなんて思いを馳せつつ答えは忘れてあったまる。
#サウナ
入ってすぐやさしくどしっとくる熱さ。ボナサウナ。頻繁にシューシュー音が聞こえる。90度。想像より綺麗で丁寧に維持されてるのが伝わる。壁にはヒノキの芳香剤も。コンパクトなサ室だけど、湿度に加えて脱衣所を向いた窓もあって息苦しくない。TV前に触ると窓からの明かりが眩しい。天からお迎えがきそうな気がした。TVでは相撲。炎鵬なんて美男子なんだ。ちなみに程よく出入りもあり混まなかった。
#水風呂
サウナの目の前に広がる水風呂。3人入れる。水温はまじめに23度以上だったと思うけど、まろやかでやさしくて、たっぷり浸かってまったり体を冷ましていくこの喜びは、キンキンに引けをとらない。カランの水が冷ためので、必要に応じて合わせればいい。
#休憩スペース
右側の扉の前の段のところが安定してるし、富士山見ながら休みたければ洗面椅子を出せばいい。空調と扇風機のある脱衣所で休んでる人も多かった。
建物前の自販機に500mlの100%系野菜ジュースが100円。なかちゃんさんの初サウナはボナサウナだったのか。うん、帰ってまた第一話見よ。
男
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