林和俊 【月刊&日刊サウナ・おふろの国】

でっかい暖簾をくぐり、

ドアが開いた。


新谷支配人がちょうどフロントに。

目があったら、？！という顔。


「何かのイベントかと思いました」


受付をして振り返ると

Mr.Kazzsoulの弟さん。

いや、髪型変わっててわからなかったけど

本人。


コタサウナに入ると、

白髪の髭をはやした

ぽっちゃりサウナ紳士が

ヒーターに水をかけてくれた。



二階建てのコタサウナ室内は

上の段から水をかける。



心地よい蒸気に寝てしまいたくなる。



髭紳士は砂時計を設定し、

やや甲高い声で

これ、五分ね、五分 と頷き

はあー と発した。



私は

小津監督ならこの空間を

どう表現するのか？

と知ったかぶりの気難しい顔をして、

部屋を出た。


SAUNAのネオンが

勝手にしろよと呟いた。


Mr.Kazzsoulのライブ会場の

熱くならない暖炉を

アブドーラ小林さんが

ふーっ！ふーっ！と息を吹きかけ

消そうとしている。

それでもMr.Kazzsoulは

優しい歌声で

人々を癒していた。

謹賀新年

一発目は早朝コースより。

客引きはどこに行ったか。

静かな福富町。

しかし、店内はベテラン賀正サウナー

がいらっしゃいました。

まるで僧侶のような水風呂姿。

サウナ儀式は厳かに進められて

いるようです。

ドラマ・サ道をやはりサウナで

井上勝正が何故か解説し扇がず

サウナ紳士が汗かいて静かに動揺し、

五箇プロデューサーも来てくれて、

ロビーでは #サ道 直前まで大西一郎

がアカスリブルースからサウナ船を歌い、

はなこも懸命に熱波してくれました。

bigtownさんも声量好調、

ビックあきらも興奮の

フロクニナイトでした。

ひたすらドライ、

けれど純情一直線。

そんな言葉をサウナの中で

思い付く。




クリスマスイブ終わりの

疲れ果てた街の華やかさの

残りの冷たい風を浴びると、

ニューシティの明かりに

温もりを感じる。



テレビでは明石家サンタが

八木さんの病状を話し、

松尾伴内が景品紹介で

相変わらずの存在感。




替わり湯がくるくるまわる

浴室センターの風呂では、

萩生田文部大臣系の方が、

うつらうつらしていた。


フィリピンパブのクリパで

頑張ったかな。

お疲れ様です。

ネーネーネー！！

がクリスマスイブの巣鴨に響き、

パーパーパー！！

を聴きながら山口支配人は

ぶっといホースを自身の体に巻き付け、

水風呂脇へと向かう。


熱された石から蒸気が誕生する。

窓辺から見える井上熱波の風景、

山口支配人は一旦事務所に戻り、

水を飲み戻る。


パネッパの儀式が終わりアツアツの

サウナ戦士が戻るサウナの泉に、

支配人はぶっといホースで黙々と

冷水を放水する。


真っ赤な体の戦士が泉で

休息する。


支配人はその姿を見ると、

事務所に戻りひとくち水を飲んだ。

「次回はサウナ戦士の皆さんに、

直接放水しますよ。

絶対気持ちいいからね。」

プライベートでは自ら5本で仕上げる

ハードサウナーの山口支配人は、

知り尽くしたサンフラワーを

サウナ戦士の楽園に

進化させるつもりだ。

「メトスの上野さんが担当だったんですよ」

支配人はやさしく微笑みながら、

サウナを語った。




キラキラキラキラ



サウナ界のシャンデリア

「メトスセレモニー」

滝のように水が落ち、

一瞬にして豪雨がザーと落ちる。

一気にロウリュが誕生し、

蒸気が優しく落ちてくる。




ここは松戸駅1分。

クレスト松戸。

カプセルホテル。



日本一のサウナメーカー

メトスの歴史、

セレモニー型ロッキーサウナが

バリバリの現役、綺麗にメンテされている。

カプセルホテルとは思えない

充実の広い浴場、露天。

湯船の温度も充実。

60分880円～

大満足のビックリです。






#クレスト松戸

数日前の大日本プロレス横浜文化体育館のリング、

宇藤はチェーンで首を絞められていた。

「チェーンデスマッチ」

対戦相手の鈴木秀樹にキリキリと攻められたオルカ宇藤。


そのオルカ宇藤が夜8時のメンズサウナで、

純情なオヤジサウナーたちを追い詰める。

宇藤プロレス情報に餓えた格闘サウナー達は、

宇藤が現れるとスースースーと

サウナに向かう。

サウナの説明もいらない格闘サウナーズが

高温鯱のリアル言葉の数々を受け止め

108の道を共に進むのだ。

今日は変だった。

いや、私が。

朝からお休みの自店舗はやたら寒くて、

足元すーすー。

午後は打ち合わせに出て、

サウナに行って、

サウナのヒーターを見るだけに

着衣でサウナに30秒入り

水風呂に入らず手で温度を感じ、

サウナ施設から帰る。


うん。


横浜に戻り、風邪引いたかなーと

いう体感に陥り、

久しくサウナに行ってないので、

やたら冷えを感じ、急いで福富町へ

しかし、車で暖房つけても寒い気がして。

急いで福富町へ。

界隈に入ると中国人マッサの姐さんと

目が合うが、携帯に叫んでいる。

「ごっせんえんごっせんえん」と連呼。

角を曲がると、客引きが立ちながら

弁当を食べている。

誰も「客引き」してこないじゃないか。

もしや、この風邪のような体調が、

私の存在感すら消したのか。

でも、ニューシティのドアが開くと

渋い人生のパイセンが

いらっしゃいませと言ってくれた。

自分を取り戻し、浴場に入ると

一瞬リトアニアへ向かった熱波師

復火真ニそっくりの背中が洗い場にいた。

まさか！

まさかだった。

復火真ニよりかなり太っていた。

ああ、もう何かがおかしい。

好みの湯船で体を温め、

カラカラ砂漠サウナでひりつく。

背中に水流を受け止めて、

日常を取り戻す。

31番のロッカーは日常をへ導いた。

外に出ると、冷たい空気の先に

角のベテラン客引きは一瞬目が合うが、

すぐに目線を空に向けた。

やっぱり今日は何か変なのか。

井上勝正さんが「みうら湯」で

波やってるんですよ。

というと意外な表情をされること

多々あり。

そして、結構みうら湯に実家が近いとか

家が近いとかそういう方にお会いする。

京急高架下、

住宅に囲まれた都市型の秘湯。

決して大きい施設ではないが、

何故かこの場所に溶けてしまいたく

なるのはなぜだろう。

今夜のサウナは

井上勝正さんの熱風が去ったあとに、

テレビでikkoさんが叫び、

自動ロウリュマシンが

じゅわっと叫んだ。

#おふろの国 で
#サ道年末SP 内のCM撮影でした！
中々深い#熱波師スター 勢揃い

去年の冬は黒スラックスに全身黒で、

伊勢佐木メインストリートから

夜の街福富町に足を踏み入れた。

風が冷たくて、

何かを被ってわりと確実に前へすすんだ。

夜中のネオンの隅から客引きが

まるでゲームの敵のように予想通り現れ、

予定どおり通り抜けようとした。

近寄ってきた客引きは小柄な若手。

一瞬、？？！！

という顔をし

「あ！お疲れ様です。」

それだけ言って去ってゆく。

私もニューシティ二つ前の交差点あたりで

？？

となった。


誰と間違えたのか？

今夜、去年の幻を思いだし

強烈なスチームサウナに蒸されながら、

考えていた。

水風呂に体を沈めると

浴場紳士が廻る水流の

「岩下の新生姜風呂」で浴場紳士が

あっ！と声をあげた。

なんだろね。

11月は激務であった。
6日に愛知で熱波甲子園秋、
18日に大サウナ博、
ちょっとここに書けないこともあった。

そんなに疲れるような緻密なイベントじゃないだろー！
って言われそうだが、雑には雑なりの準備が必要なんだよな。圧倒的にきちんとミーティングを重ねることの可能なスタッフが絶対的に足らない。

そんなストレスを抱えながら、サウナイキタイを更新する気力もなく、ただサウナ水風呂に浸かっていた。

今気づいた。

キモチのないまま、サウナや水風呂にそこにいたから書けなかったのだ。きっと。

12月も数日たって、左脇背中合にぷちぎっくりをしながらもやっと気力が出てきた。

よし行くぞと、久々に何もしない連休にはやはりニューシティだ。

湯船の温度を上げて少し立つが、今やちょうど良い。秋の初めには熱かったが、外気がそれだけ冷えてきた証。

よこはまが誇る福富町に唯一のカラッカラッのサウナでじんじんに熱くなる。

今日も水風呂好調だったよ。

#小田原万葉 イズネス導入後に初の井上勝正。

スタッフでパネッパを始められて、あの小田原ビンゴスター★工藤さんもパネッパしてるらしい。


まだまだサウナーのお客様も少ないものの、間違いなくじわじわサウナの小田原駅万葉が浸透していると。

良いサウナ、熱情ヒーターイズネス、
水風呂の良さ、熱波師のエース、
すべて揃ってるじゃないか！

「あっあっあっあ～」

FMの番組ディレクターが

レコーダーにマイクつけて

復火真二のパネッパを

レコーディングするのです。

音が割れたらいけないと、

ヒーター前最上段をご案内。

しかし、音量足らないのか

熱くて仕方ないのか2段目に。

マイクをまるで税を3年納めなかった

タレントに向けるように

中々扇がない復火真二に向ける。



時間長いけどサウナいけてる

ディレクターだったので、

案外余裕かと思いきや、


「あっあっあっあ～熱い思ったより熱い」

と出てくるなり連呼。

そりゃそうだ。

復火真二も話長いようで長いから

「しゃちょ！」

浴室の仕切られた打たせ湯スペースの

奥に座るその小柄な中年「社長」に

あかすりのねーさんが

「かくれちゃだめよ～」と叫んだ。

「社長」は「フフフッ」と微笑む。


ミッドナイトサウナには

色々なドラマがあるんですね。

私はアツアツの体を水風呂の

水が出てくるところを

背中の部分に当てて、首まで

冷たい水が上がってくるのを楽しんだ。


スタッフが機械室を行き来し、

替わり湯のラベンダーの香りが室内に広がる。

あかすりの「社長」はベッドで下を向いていた。

社長、お先に失礼します。

横浜でもっとミッドナイトの似合うサウナは福富町ニューシティ。

深夜から朝への道のりに、朝方眠る町が優しく声をかけてくれそうだが、客引きのねーさんもにーさんもすでに諦めの時刻。

浴室には体の大きな方がサウナ→水風呂→浴室ベンチでととのいのうつむき。

私は早朝勤務で熱い風呂で時短→水風呂。

ともにととのいのうつむき。

いや、もしかしたらうなだれてるのか？

夜と朝の間に。

足まで極った！！
足まで！

井上勝正が御神体と一体化
さらに天然温泉と
平和島スタッフ一体化！

天然温泉平和島スタッフは
この激アツikiヒーターを操り、
少しするとフロントに現れる
温浴世界の神だ！


#天然温泉平和島
#パネッパ平和島

サウナという部屋は管理する者、熱波する者、オーディエンスが育てるもの。
出来立てのサウナに魂を、その土地のぬくもりを、施設運営者の想いを日々注入し、育てていく。


天然温泉平和島。
春にリニューアルして
ikiヒーター+ウェルカムWヒーターのロウリュウサウナが岩盤浴スペースにドーンと降臨。

出来立てのカラカラサウナから、スタッフの熱量水量で日常的に良い湿度になってきた。

梅雨時から御神体「iki」の宮司とも言われるサウナそのもの井上勝正さんが

サウナストーンに縁取るように水をかけ、石を「キュッキュッ」と泣かせ続けた。

その勢いだけではなくサウナテクニックをパネッパ平和島スタッフが今日も響かせている。