新種の温泉ペンギン

新江古田駅を出てえごた湯へ。
この街を歩くのは初めてです。夕暮れ時ということもありますが何とも街の雰囲気が懐かしい。

看板が見えましたが、入口らしきものが見当たらない。ここで良いのだろうかと細い路地を奥に進むとその先に入口が！

階段を降りるとキレイで可愛らしい靴箱が。細かいデザインの一つ一つが何ともお洒落です。

暗めの浴室の壁には湯面を照らす灯りを反射して光がゆらゆらと揺れており、それを眺めながら身体を洗えば、もうそれだけで良い気分。

サウナは遠赤外線型のドライサウナ。熱でキューっと皮膚表面が焼かれて縮む感覚が。何故かキャンプファイヤーを思い出したのはサ室内を包む木の良い香りのせいかもしれません。

楽しみにしていた水風呂へ向かうとお目当ての青い照明が。バイブラのお陰もあってかなかなか冷たく感じます！そして深さがあってとても良い！青く光る水面にうっとりです。

お洒落なのに何とも暖かみと安らぎを感じる空間でした。

外に出ればもう日が暮れかけ。部活帰りの中学生が別れ際にキャッキャとはしゃいでるのを横目にゆっくりと駅へ向かいました。何とも懐かしい気分で、江古田という街も含めて気に入ってしまいました。

少し早目に帰宅が出来たので夕方からサウナへ向かうことにしました。

金曜日の夜に行った時は凄く混雑していましたが、木曜の夕方あたりは人もまばら。
これはゆっくり入れるぞとワクワク。

薄暗く居心地の良いサ室は相変わらず熱めで良い温度。眼を閉じて自分の世界へと思ったのですが、何だかいつもより熱が来る。温度も心地良さも変わらないのですがいつもより熱が身体の奥まで入ってくるような感覚が！

何故だろうとサ室を見回すと、ストーブの上に何かが載っている。猫かな？キツネかな？暗いのでよく見えないのですがぬいぐるみ🧸の様な物が載っている。横目でチラチラと見ているとパッと明かりがついてオートロウリュが！ぬいぐるみかと思っていたものは小型の扇風機でした！おおっ！と思った瞬間に勢いよく吹き出すロウリュ！一気に熱波に包まれます。

氷の設置された水風呂に入り、お気に入りの入口近くのイスに座れば1セット目なのに凄く心地良い！

以前にもストーブにアロマボールを投入してくれたりとCIOは進化し続けます！
扇風機最高でした。

僕にはまだ、帰れる場所があるんだ。こんなに嬉しい事は無い。

大塚は良い街です。駅前は随分とキレイになりました。家の近所にこんな良い施設があったとは。長年住んだこの街もまだまだ知らない事は沢山あります。

東京駅からさほど離れていないのに、この街はとても静かです。

薄暗い街にネオンの派手さは微塵もなく、ポンポンと灯る店や家々の明かりがなんだか安らぐ不思議な道の先、紅く光る湊湯の看板へ向かいます。

コンパクトな空間に数種類の湯船。週替わりで変わる男湯と女湯。今週は男湯がロッキーサウナ。これがずっと入りたかったんです。

混雑はしているものの、誰も喋る事なくテレビの音が響くサ室はとても良い匂い。温度は高くなくテレビを眺めていると延々と入っていられそう。

目を閉じてウトウトとしているとパッとサ室が明るくなりオートロウリュが！気持ち良い。

近所の人に愛される空間なのでしょう。小さいお子さんが浴室にいる光景が何ともエモいです。

色々な安らぎを味わえる空間。それを求めてしばしば足を運んでいます。

上野の夜は朝まで続きます。
朝7時、ウイスキーの瓶を持っているタイプは初めて見ましたが、泥酔する酔っ払いがこの時間にいるのはよくある光景です。
それでも朝は清涼で人の少ない街は何とも神秘的。朝ウナもまた然り。

普段人で溢れるこの場所も早朝は貸切状態で楽しめる事が多いです。狭いながらも各設備が機能的に配置がされた浴室にはテレビの音が響きます。洗い場が半個室になっておりアメニティが良い香りなのも嬉しい点の一つ。

サ室は狭いですが熱めで心地よい。入口に置かれたアロマ水入りの霧吹きでセルフロウリュをすれば一気に香に包まれて思わず溜め息が漏れてしまいます。
オートロウリュも堪能し、13度の水風呂。喉元にある熱い空気がふっと抜けるのを感じたら外気浴。そしてクーラーボックスに入れたドリンクで水分補給してまたサ室へ。空間がコンパクトなので一連の流れがとてもスムーズ。この動線の良さもここの魅力の一つではないでしょうか。

土曜の朝、休日出勤を乗り切る活力を頂きました。

駅に向かうサラリーマンの群れに逆流して神田セントラルホテルへ。
サウナイキタイが無かったら多分ここには辿り着いていなかったかと思います。初めて入った時はかなり緊張しました。

地下へ向かって脱衣所へ。奥の休憩室から聞こえて来るテレビの音の中着替えているとまるで自宅の様な安心感を感じます。

黒い石造りの浴室はオレンジ色の灯りをキラキラと反射させ、たえず流れる水風呂の音が何とも静か。深く広い大浴場だけでもここへ来たくなってしまいます。

此処へは毎日の様に通った時期がありました。空間が好きなのは勿論ですが、なんと言ってもサウナ。人によって好みは分かれるのでしょうがここの温度は本当に自分に合うのです。しっかり熱くよく身体に通る上、息苦しさも痛さも感じる事なく心地よいのです。

時間帯選びを間違えなければ貸切状態で楽しめる瞬間もあります。

ストレスまみれの一日程、弛む瞬間の快感はひとしお。ここは帰り道の楽しみの一つです。

駅から歩いて数分。サウナ屋さんは何故かパチンコ屋の近くにある事が多い気がします。

昭和歌謡の流れるロッカールームを抜けて浴室に入れば、昭和の頃にタイムスリップをした様な既視感を覚えて泣けてくる。

サ室のすぐ横に置かれたウォーターサーバーで水分補給をして1セット。
しっかり熱い。けど痛くない！5分と経たずにブワッと汗が吹き出してきて心地よい。広いサ室に時折フワっとヴィヒタが香る。

女神の彫像に頭を下げて水風呂へ。そしてそのすぐ横の不感温泉へ。言葉の通り温度を感じない不思議な感覚。

近くを電車が通るたび開けた窓から外気が入る。天上のステンドグラスを見ながらぼーっとする時間が愛おしく感じます。

風呂上がりに頂く昔ながらの中華そばの味は無類。沁みます。

もう10年以上通っています。
温泉目当てだったこの場所でサウナに入る様になったのはここ数年。初めてアウフグースというものを体験したのもここでした。

タイプの違うサウナが4つありそれぞれに10分。水風呂に入り露天風呂の横の椅子に座っての外気浴がお決まりのコース。

ワンフロアにこんなに広い温浴施設がいくつも詰まった場所は他に見たことがありません。大勢の人を受け入れる懐の深さが心に染みます。ただ観光地という事もあり、無駄にはしゃいだ煩い輩が大勢やってくるのは致し方ないかと…。

個人的には露天風呂の脇にひっそりとあるフィンランド式サウナがオススメ。深夜営業時代、真夜中貸切状態で佇む時間はまるで山奥のログサウナに居るような至福の時間でした。セルフロウリュの音とアロマの香りに酔いしれてうっとりと蒸し上がります。

風呂上がり、七色に光る観覧車を眺めながら飲むビールがまた格別！

ただ施設内の和食屋さんは入口に名前を書いてお待ちくださいと書いてあるのにいつ行っても全く店員さんが呼びに来ません。
空いてる時も、混んでる時も、謎です。