地図からサウナが探せる！

東道後のそらともり

温浴施設 - 愛媛県松山市

藤井　凪

2022.08.22

15回目の訪問

※この物語は事実をもとにしたフィクションです

２０２２年８月某日、連日の酷暑に耐え切れず
そらともりの水風呂が一時故障してしまい、
修復後も水温が戻らないという事件が発生した。
俗に言う「２０２２年真夏の水風呂事変」である。
お盆前からお盆中まで調査部隊による現地訪問や、
サウイキやインスタ、Twitterなどでの情報収集、
スタッフへの聞き込みも行い回復への手がかりを
探っていた某ム○ウス調査兵団であった。
血○夫兵士長もあらゆる手段を用いて回復への
糸口を探っていくも諦めかけていた時、
ムシウ○団長が｢じざけめぐり｣様による書き込みで
１６℃代に水温が下がっているとの情報を発見した。
さっそくムシ○ス団長は２騎の調査兵を現地に派遣した。
第一分隊分隊長の○かちゃんさんと偶然偶然したのち、
まずは自由の翼を象徴する紋章の付いた上着を脱ぎ
洗い場にて身を清めようと思ったところ、
お○ちゃんさん第一分隊長は二重の壁を突破し、
（脱衣所と洗い場の扉と、洗い場と浴室の扉）
勇猛果敢に単騎にて壁外調査へと向かった。
（注：実際は屋内です）
無事に奇行種に遭遇することもなく戻った
おか○ゃんさん第一分隊長はすぐに上官達へ報告した。

「なんの成果も！！得られませんでした！！」

嘘です、すみません、
「１６．９℃まで！！下がっていました！！」です。
引き続き２時間半に渡って調査を行った二人は、
最終的に１５．８℃と表示される水温計を確認し、
再び自由の翼を象徴する紋章の上着を着て
（実際はオールナイトサウナの館内着）
壁外調査（実際は屋内）を終えることができた。
かくして○シウス調査兵団は｢ウォールマリア｣ならぬ
｢ウォーター杖の淵｣を奪還したことをここに記する。

２０２２年８月２３日
報告者:ムシウス調査兵団第三分隊長ナギ・フジイ

追記：この日は奇行種どころかサウナーにさえ
　　　遭遇することがなく、終始貸切サ活ができ
　　　サ室温度も最上段の温度計で94度を記録し、
　　　どのセットも１０分も持たなかったことを
　　　合わせてご報告いたします。
　　　セルフロウリュ用の桶に給水しに来てくれた
　　　いつものスタッフさんがそのまま引き返して
　　　行くのを見るのが心苦しかったので、
　　　柄杓たっぷり２杯かけたら灼熱地獄に
　　　なったのですが、もしかしたらその時
　　　巨人になっちゃてたのかもしれません。