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侘しさを感じられるホテルサウナ、それがホテル梶ケ谷プラザである。


久々の3連休、どこかカプセルホテルかサウナつきのホテルに行こうと思った。Smart Stay SHIZUKUにしようと思ったが連休2日目に神奈川で飲み会があるので行くのは少々億劫というものだ。そこで近場の気になったホテルに連泊することに決めた。

冒頭に書いたことは決して悪い意味で言っているワケではない。良い具合に閑散としていて落ち着きがあるのだ。何せ客がいない。『かるまる』や『ドーミーイン』とはエライ違いがある。

そもそも梶ケ谷という場所自体何もない。住宅が軒を連ね、他は貨物線区の梶ケ谷ターミナル駅とホームセンターくらいしかないのだ。

サウナの感想としてはそんな土地のイメージにぴったりだった。

浴室は湯、水風呂、サウナ2種類のみ。パッと見一番雰囲気が近いのは神田セントラルホテルだろうか。浴室が地下にあって脱衣所に製氷機つきの水飲み場があるところも似ていると言えば似ている。

低温サウナ。壁の木がボロくなっていて年季が入っていることが伺える。若干すえた香りもして、まさに侘びサウナといった様相を呈している。
温度計は90度を指していたが少し物足りない。12分ほど入った後水風呂へ…

水風呂。20度くらいだろうか。これも物足りないと言う人もいるだろうが個人的には悪くない。広さも大人4人が楽に入れるくらいで開放感がある。

高温サウナ。昔ながらのドライサウナで110度カラッカラ、皮膚が若干痛いくらいだ。それでもしっかり汗をかける。こちらの壁もボロい。何か時代に取り残されている感じがしてタイムスリップをしたような感覚に陥る…

低温1セット、高温2セットで終了。金曜にもかかわらず自分含めて客は3人しかいなかった。経営は大丈夫なのか少し心配になったがこれくらい人がいないと本当に落ち着く。エドワードホッパーやハンマースホイの絵の世界にでも入ったかのような気分だ。

誰の目にもつかず落ち着いた場所。自分はそういうところが大好きなので今回来られて本当に良かった。2泊3日を堪能しようと思う。