新宿天然温泉 テルマー湯
温浴施設 - 東京都 新宿区
温浴施設 - 東京都 新宿区
平日 雨 宿泊利用
館内滞在時間 00:05 〜 翌 11:20
入泉時間 夜の部 00:15 〜 01:50
入泉時間 朝の部 09:15 〜 11:05
入泉プログラム
夜の部 S (10 × 3) M (2 × 3) G (10 × 3)
朝の部 S (10 × 3) M (2 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール 中ジョッキ6杯
本日のツマミ ぽんしゃぶサラダ
本日のメインディッシュ 〝青春時代〟
雪に変わろうとする雨を避けて、たどり着いのは深夜の歌舞伎町だった。傘をたたみレインブーツを脱いで、12時間だけの楽園へのキーを受け取った。ガス乾燥機の匂いが少し残る館内着に袖を通し大浴場への階段を昇っていくと、そこには湯けむりの楽園が広がっていた。
眠らない街、新宿歌舞伎町といえども深夜にサウナを利用する客は少なく、思いのままに3セットを楽しんだ。最後は露天のデッキチェアで休憩したが、テント下の雨に濡れないイスを独り占めできた。目を閉じると露天風呂の水面が雨に打たれる音が、ガキの頃に聴いた「雨音はショパンの調べ」を思い出した。
邦楽のチェッカーズや浜田省吾を聴いていた私は、その原曲が〝ガゼボ〟が歌った洋楽だと知り、次第に洋楽へと興味を奪われていった。いつしか私の中で〝洋楽元年〟となったのが 1984年かもしれない。
「カーマは気まぐれ」を妖艶に歌うカルチャークラブのボーイジョージの容姿に度肝を抜かれ、マイケルジャクソンのスリラーでミュージックビデオの概念を覆された。そんなMTV創世記にあたる当時に私が最もハマったのは「フットルース」のサントラである。
日本でも葛城ユキや、元ピンクレディのMIEにカバーされて有名な楽曲が多いアルバムだが、もちろん最後のダンスパーティーのシーンで流れるケニーロギンスの「フットルース」が代表曲である。しかし私が一番好きな曲は、映画の中でリズム感のない友達に主人公であるケビンベーコンがダンスを教えるシーンで流れる〝レッツ・ヒア・イット・フォー・ザ・ボーイ〟なのだ。
サウナ上がりのレストランで久しぶりにYouTubeで聴きながら当時の事を思い出していたが、若者にダンスとロックを禁止した設定が今となっては無茶ぶりにしか思えなかった。しかし今の私にサウナとキャバを禁止されたらと思うと、それはそれで悲しくなってしまった。
翌日は青春時代を懐かしんで、当時よく食べに行った「モンスナック」でカツカレーを久しぶりに食べてみた新宿だった。
男
小説のような素敵な書き出しですね。今週は何かと予定が入ってしまっていて平日行けていないので、羨ましく読ませていただきました。ビールすごい!
雨音はショパンの調べ… 懐かしい曲ですね。
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