2019.10.04 登録
[ 東京都 ]
休日でにぎわう中野サンモール商店街。そんな喧噪が嘘かのように静寂を守るサウナ。そこが「秘境・ぬるぬる地獄」という異名を持つ中野「ノーベル」。
フロント脇の券売機で2時間1100円を購入。待つこと1分半、サービス業に嫌気が差したのだろうか、一言も発さない冥界に連れて行かれそうなじいさんから、ぶっきらぼうにロッカーキーを授かる。
受け取ったタオルは、未来が見えてしまいそうなほどスケスケスー。浴場に出向くと、「えっ、これが私の年収!?」と驚くくらい床が乾いているじゃない。果たして、これのどこが「秘境・ぬるぬる地獄」なのだろうか! 角質をきれいに除去した足でも、こんなんじゃすべるはずもなかろうに! と思った瞬間、思いきりコケる。
すっごく、NU☆RU☆NU☆RU☆
初見のシャンプーとボディソで、とりあえず洗体。内湯に浸かり、改めて全体を見渡す。なかなかに汚い。
内湯の隣に「ウエットサウナ」と書かれたガラス張りのサウナ。覗いてみると、まさかのウエットサウナはお菓子の家! 室内に配置された白椅子は、すべてチョコレートがけ! 甘くておいしそう!
垢だった。すんごい、垢。少々、ウエッとした。
隣接するサ室へ。お客、おひとり様。設置されたテレビでは、スーちゃん(R.I.P)が主演を務める2時間ドラマらしきものが流れている。サ室は悪くない。ぬるぬるしてないしね。12分計がなかったので、5分の砂時計を2回転させて、水風呂へ。
水風呂も悪くないじゃん! と、背中を壁にくっつけたら、まさかの内壁もぬるぬる地獄。床だけじゃ満足いかない模様!
3セットを終え、リクライニングスペースで麦茶タイム。注ぎ口までチョコレートがけ! 麦茶なのに甘みも!? (以下、自粛
「ノーベル賞」は、ダイナマイトを発明した科学者、アルフレッド・ノーベルの遺言に従って、物理学/化学/生理学・医学/文学、および平和の5分野において「過去1年間、人類に対して最大の貢献をした者」に授与されるらしい。
「ぬるぬる」って分野も加わったら、ノーベルは間違いなくノーベル賞。
男
[ 東京都 ]
某絵描きが半信半疑で赤羽に降り立つ。集合時間より早く到着したせいか、「駅前のとんかつ屋でシ◯ってる」とのセジメを受信する。相変わらず甲斐性のないやつだ。
向かった先は「コスモプラザ赤羽」。「前から行こう行こうと思ってたんだけど、なんかタイミング逃しちゃってさー」と、入館する前から言い訳がましい絵描き。
受付で検温し、「お名前と電話番号、右側の【はい/いいえ】をご記入ください」と言われたのに、「今日何日だっけ?」と、書かなくていいところにもペンを走らせる絵描き。最近、絵を描いていないから、違う「書き」で相殺しようとたくらんだに違いない。だからとんかつ屋でもカいていたのか。抜け目ない。
洗体後、サ室に入ると、絵描きは神妙な顔つきで言った。
「……すげえいいじゃん。いいよ。すごくいい」
未来永劫変わらぬ語彙力で施設を称える。互いのタイミングで蒸され続け、赤プラの休憩場所、通称「懺悔室」で絵描きは述べた。
ごめん、ととのっちゃった……///
耳を疑った。
俺「今、なんて?」
絵「だから…ととのっちゃったんだよ!///」
俺「控えめに言って?」
絵「ううん、控えめじゃなくてもととのった///」
満面の笑みで頬を赤らめる絵描き。いつもならタイトに3セットをかましたらサクッとあがるのに、「おかわり!」と、懺悔室からスキップでサ室に向かう。
「鏡がきれい」
「水風呂、冷たくていいね!」
「低温サウナ、そんな臭くないよ」
「きれいな鏡だなー」
「新しい施設じゃないけど、清潔感あっていいね」
「サ室のこの狭さがいいのかな。熱が逃げない感じ」
「鏡見た? きれいだよね」
脱衣所で体を拭いているときも、ロッカルームで着替えているときも、「スゲエイイヨ・ウン・スゴクイイ」と、呪文のように唱え続ける絵描き。
たぶん、サ室をはじめとした施設全体を褒め称えているんだろうけど、鏡を称える文言がサブリミナルのように差し込まれたせいで、「赤プラ=鏡がきれい」という印象をすり込まれて退館。
外に出ると冷たい秋風が頬をつつく。
「やべえ……」
まだ褒め足りねえのかよ! と思ったら、ニベアを忘れて落ち込んでいた。
男
[ 東京都 ]
某絵描きが「アクアプレイス旭」に行きたいと言う。「銭湯サウナの中でも、アトゥアトゥのアトゥ」という情報に身悶えしていたんだと思う。
「鶯谷駅から歩いて行くから」
「俺は入谷駅から向かう」
「入谷駅の前、通るよ」
「入谷駅前の交差点で待」
って返事をしようとしたら、地上に出た瞬間、携帯をいじりながら歩く絵描きがいた。
「腹減ったから麺、食ってこうよ」ということで、入谷の煮干しの名店「晴」にIN。絵描きは味玉をトッピング。たぶん、ノーマルを注文した俺に対するささやかなマウンティングだと思った。
「うまかったよ」と、肩で風を切りながら旭に向かう絵描き。その間も、人気インフルエンサーとしてツイッターのチェックは怠らない。時々、話しかけても、心ここにあらず。
目的地に着くと、いつもの「体」「シャンプー」「リンス」のお風呂セットを取り出し、浴場に向かう絵描き。
サ室に入ると、鼻孔を広げ、室内のケオリをめいっぱいに吸い込む絵描き。「す・げ・え・い・い」と、リップシンク。温度計は115度。今回は背中に絵描きのおっちゃんをはじめ、サ活にいそしむ皆々様のマナーがよいこともあってか、常時4〜5人が回転するサ室で、窮屈感や焦燥感もなく蒸される。
「平気で1日くらい入ってられそうだわ」
と、誇張しつつも旭のサ室を気に入った絵描き。「すげえよかったよ。また来たいな」と、遠い目で浴場を眺める絵描き。「はちみつレモンじゃん!」と、童心にかえって喉の渇きを潤す絵描き。番台の女子がかわいかったからか、「サ室がめっちゃいいにおいだったんですけどヒノキですか?」と問うも、声がカッスカスだったから、いまいち番台女子に伝わらず消化不良に終わった絵描き。でも、とても満足そうだった。
サ活後の一杯をすべく、赤提灯探し。「よさそうじゃん、ここ」と、入口前に置かれたメニューを覗いたら、「板わさ 800円」とか、どんだけ貴族な赤提灯。
優良店にたどり着けず徘徊していると、「やべえ。うんこ漏れそう」と、言い始める絵描き。その語気であれば、まだ大丈夫だろうと高をくくっていたら、「トイレ貸してください!」と、涙目でコンビニに押しかけるほどの便意に襲われていた絵描き。
「半分、実が出てるような気がする」——仕方ないのでチェーン店の餃子屋にすべり込むや否や、トイレに駆け込む絵描き。店内が騒々しくなかったせいか、激しいサウンドが響き渡る。トイレ脇に座っていた女性4人組の会話が停止してしまうほどの。
約10分後、満面の笑みで戻ってくる絵描き。「すげえよかったよ」——アクアプレイス旭に対するリアクションと同じだった。
男
[ 東京都 ]
基本、サ室でシャベリーノしている若者には、目くじらどころか目シャチも立てない人間ですが、苦手な人種がいます。それは、何に対してなのか周囲の誰もが釈然としない状態でキレているおっさん。
8割くらいのサウナーたちがひしめき合うプレジのサ室。テレビの音だけが響くサ室内にて、上段中央に座るおっさんが「ったくよー」「なに考えてんだか」「いい加減にしろよ」と、ぶつくさ独り言を放ち始めました。
「いったい何に怒(いか)ってるんだ?」と、目視したい衝動——と同時にあふれ出る「目が合ったら面倒に巻き込まれそう」感のせめぎ合い。せっかくなので代表して目を向けると、おっさんは体育座りで目をつぶっていた。
考えられること。
①寝言
このコロナ禍において、リストラを言い渡される可能性がなきにしもアランドロンな齢。長年勤めた会社に復讐を誓うおっさんだったが、まずは疲れを癒そうとプレジに訪れる。しかし、あろうことか空回りする復讐心で疲労困憊、眠りに落ちた。そのため、心の声が漏れ聞こえる結果に。
②戯れ言
おっさんの周囲には、うまい具合に若者軍団がひしめき合う。中には丹念に恥毛をデザイニングしている輩もいる。無造作ヘアどころか、無作為ヘアの温床となっているおっさんは、「これだからイマドキのワカモンは!」という、通り一遍の喝を冗談交じりで放ってみた。
③独り言
さりげにこれが一番厄介。なぜなら「独り言」というのは、意外にも当の本人は「言っている感覚」というのを持ち合わせていない可能性が高いから。つまり、隣に座った若者が「さっきからなんなんすか」と注意しても、「ぁん?」と、無自覚な返答をしてしまう。のちに事件に発展しても、おっさんは「急に若僧が来たから(QWK)」と、柳沢敦へのオマージュを働くかもしれない。
上記を踏まえて、導き出した回答はひとつ。
「そういうおっさんと出くわしたら、同じタイミングでサ室に入らない」
90分という、短いようだけど、ホラー映画1本なら余裕で見終えられるプレジのショートコース、1100円。
スチームサウナもあるし、喫煙所や食堂に避難したって構わない。要は「1100円分を満喫したった!」と納得できる材料にありつければいい。
結果、すんげえ居座るおっさん。
しかも10月からプレジ1400円に値上げ!
ダブルで音を上げた御徒町の夜。
[お詫びと訂正]
プレジのショートは3時間でした。つまり、『ミッション・インポッシブル』を見終えても、しばらく優雅に過ごせる時間がありあまるレベル。けんしろさん、ナイスショート!
男
[ 東京都 ]
ダイナミック・ダイクマに行ったことはあれど、この歳になって初めて訪れた東京・八重洲「大丸」。それはなぜかって、11階の催事場で「週刊サウナボーイ」が出店しているらしいじゃないの! せっかくだから仕事前に大丸る。
催事場に到着するなり、スーツ風イケメン販売員から「よかったら、どうぞ☆」と、サウナボーイのステッカーがプレゼントされる。「死ぬほど持ってるわ!」というマウンティングは控え、「わー、素敵ですね。30万ちかく支払ったMacBook Proに貼ろうかなあ」とか、無駄にそこはかとなく金持ってます風マカーを装う。
催事場には若手サウナーたちがあふれる。商品が陳列されている空間をうろうろしていたこともあってか、「何がおすすめですか?」と尋ねられ、「これからの季節、こちらのロンTがオススメですよ」とか、エセ店員ぶってみる。「1万1000円以上、ご購入いただくと、先着50名の方に『北欧』3時間入浴券もプレゼントしています!」と告げるも、やや食い気味で「そんな金ないです」とピシャリ。
その後、サウナボーイのNOWくんとも邂逅し、ニューノーマル時代に必須であろうエコバッグ(3300円。高っ)を購入。NOWくん、ありがとう。
で、仕事を終えて、ロスコに向かう。案の定、食堂を住み家にしている狸おじさんがインザハウス。おじさんの息子話(ダブルミーニング)を聞かされた後は、サ室で寝サウナ。90分を満喫した後は、定例の「MON MON」へ。
マスターとママさんに「メンマを使ったメニューを開発してほしい」とお願いしたら、「俺、もともと中華料理出身だから、任せてよ」と二つ返事。「次に来たときは、オム豚キャベツ、食べて。絶対おいしいから!」と、ママさんからもご提言。
一緒にいた狸おじさんは「ひのえうまはさぁ」「ひのえうまってのはねぇ」と、ずっとひとりでひのえうまトークをしていた。
追記
ミンママさん、ダイナミックダイクマ裏口ロスコ、お待たせしました。
男
[ 東京都 ]
「リニューアルオープン予定!」から数カ月、まったく改装している気配が感じられなかったカプセルホテル渋谷。
もしや新コロの影響でリニューアルもままならず、そのままひっそり閉店するんじゃ……と思っていた矢先に「9月23日(水)15時より営業再開いたします!」の貼り紙。
サウイキ仲間に「9月23日から営業再開だってよ!」と、貼り紙画像を送るも、「わりとどうでもいい」「引きが弱い」「ロスコに来なよぉ」とか、まったくもってノリが悪い。
だったら自分がリニューアルをきっちりレポート。
店「ご宿泊ですか? お風呂のご利用ですか?」
俺「1時間で攻めます(券売機ポチる)」
店「当店のご利用は初めてですか?」
俺「いえ、もう何度も足繁く」
店「では、こちらにお名前と電話番号をご記入ください」
俺「(記入中)」
店「リニューアル後はタオルとバスタオルがフロントにてお渡しとなります。館内着は2階のロッカルームにございます」
靴を下足に入れ、いざ階段で2Fロッカルームへ。
「あの狭く細長いL字型のロッカーがリニューアルされていることをプロゴルファー祈子!」したけど、まんま。エレベーター脇に、うわさの姫子、じゃなく館内着。ペラッペラのベージュの館内着から、群青色のコワモテ仕様に刷新。
しかし、60分なので館内着に腕も足も通さず、フルチンで3階へ。基本、カプ渋ではエレベーターを使用せず、すべて非常階段を利用する派。場合によっちゃ道玄坂エリアから丸見えで、しかも近場にタピオカ屋ができたもんだから、若い女子がひしめき合ってるときにフルチン移動しようものなら、その背徳感だけでWinkばりに背徳のシナリオ。
まあ、それはさておき。浴場に入ったら、タイルが白にリニューアル。これぞリニューアル・パワー! と思ったけど、頭髪や陰毛がえらい目立つ。この浴場には無数のまきびしが! ってくらいに浮き足も立つ。
洗体し、サ室へ。さしてお変わりがない模様。12分計が動いていなかったので(故障中)、もしかしたら業者がサ室のリニューアルだけ忘れてしまった可能性も否めない。
水風呂は安定。脱衣所の冷水器も愛川。冷風機も含め、すべてリニューアル前のままだったけど、特に不満もなし。
あっという間の60分。リニューアルのために割いていた数カ月間は、いったいどこぞに! と感じる装い一新加減。
がしかし、リニューアル後も相変わらずの無音空間はそのまま。1時間1300円は少々値が張るけど、渋谷の数少ないサ場としては、これからも重宝するかと思わし。
追記
4F喫煙所は撤退。1F非常階段脇に設置。
男
[ 東京都 ]
久方ぶりのサウセン。稲荷町大泉の部長が「シャアザクはサウセンへ遠征してます」と言っていた通り、入口でシャアザクとガンダムに出迎えられる。
「3時間で」と料金を支払い、ロッカルームへ。「ロッカーの色、こんなんだったっけ? 」と錯覚するくらい来ていなかったんだなと感じながら、スマホとタバコを持ち、階段で喫煙所へ。
喫煙所が新しく生まれ変わっていた。重く、かつ完全に閉まらない鉄の扉から、まるで学生時代を思い返すような木製の引き戸になっている。上から黒板消しが落ちてこないかを確認しつつ入室。落ち着く。
タバコの煙を吐いた後は、浴場の湯けむりに身を委ねる。洗体後、湯船に浸かることなく身体を拭いてサ室へ。
「天井が低くなっているのでご注意ください」の貼り紙。入室したら、確かに天井が低くなっている。そこそこ空いていたので、3段目に座る。なんだかんだの安定感。汗、じんわる。
水風呂、すごく冷たい。足が痙攣するほどに。長椅子で休憩。せっかくだからペンギンルームも。ひんやり。
間もなく定時のロウリュ。視界に入り込んだミスター銭湯、河口拓也。ともに3段目に座り、「SIDさんを超える!」と決意表明。
結果、2回目のアロマ(レモン風味)におけるロウリュ兄さん個人あおぎで逃亡。「情けねえな」というSIDさんの幻聴に苛まれながら。
アトゥアトゥに火照った体にアルコールをと、3段目で最後の最後まで蒸された漢・河口拓也と鶯谷駅前「浅草弥太郎」で乾杯。
巷で噂になっている「辰巻」の詳細を拓ちゃんから耳にし、レモンサワーをふく。約1時間程度で離散、鶯谷の夜の帳にも秋風が吹き始めていた。
男
[ 栃木県 ]
宇都宮出張、まずは麺。9月6日にオープンしたばかりの「三和 中華ソバ店」へ。そして、せっかく宇都宮ったんなら噂の「南大門」!
「南大門つったら焼肉っしょ!」と、多方面から助言が飛び出すも、牛肉が食べられないので満を持してthrough the fire。
看板のデカさとは反比例する800円という入館料の安さ(ただし90分のショートコース)。先日、足を運んで面喰らった埼玉「七福の湯」を凌駕する駐車場の広さ。そして、パチンコ店/麻雀店/ほんのりピンクを彷彿とさせる店に囲まれる南大門の「来たらそうやすやすとは帰しませんぜ」的 I know you, I live you感。
いざ、入泉。ロイヒー&カイデーなスパ銭にありがちな“混雑ゆえの圧迫感”に悩まされることもなく、いそいそと洗体。体を拭いて早速サ室へ入ると、手前から【高温/中温/低温】という高さと場所でゾーン分け。高温と中温が混雑していたので、仕方なくまずは低温へ。さすが低温ゾーン、ain't nobody。
しめしめと体を湿らせること12分、E感じにI feel for youできたので水風呂へ向かうと、26度のヌルヌル(※非ローション)と15度のヒエヒエの2種がお出迎え。なるほど、what cha' gonna do for me。
もちろん、ヒエヒエ愛川一択。入った瞬間、「この冷たさぁ、ヌーランドさがみ湯ぅ!」と、地方CMさながらの嬌声をあげちゃう。すると、おばさん店員が、にこやかに微笑んでくれる。せっかくだからmy funny valentineで微笑み返し。
眼前にはアクアセゾンやアクア東中野を凌駕する巨大プール。素っ裸で泳ぐ背徳感に浸りながら、浮き輪で泳ぐ子どもを蹴散らして、クイックターンに興じる。「すげー!」という子どもの歓声にそそのかされ、もう一度かまそうとしたら、「あぶないのでやめてください」と父親らしき人物から怒られる。never miss the waterならぬ、never miss the pool。
サ室は中温&高温も無事済ませ、内湯&露天も制覇。ショートコースをめいっぱい堪能して退浴。
帰りにスタミナ健太でIt's my partyしようかと思ったけど、まさかの大名行列だったので断念。冷凍おみや(12個入り)をゲットして帰宅。次回は、ほんのりピンク店にもcome 2 my houseしてみたいと思います。
男
[ 東京都 ]
高校時代、隣のクラスに「表(おもて)」という、人生で初めて出会う名字の女の子がいた。高身長で、常にポニーテール姿の彼女は、周囲の女子たちから「おもてっち」や「おもりん」とか、確かそんな呼ばれ方をしていた。
にしても。女子はなぜ「○○っち」というあだ名を命名したがるのか問題。小中高、思い返すだけでも、その手のあだ名が命名された女子を集めれば、平気で一国を築けるくらいの人数が集まりそうじゃない。
それはさておき。結局、高校生活で表さんとの絡みは一度もなかったけど、隣のクラスってのも相まって、学校集会なんかでは近距離になることが多々あった。
ある日、新しい生徒会を発足するにあたり、「各クラスから生徒会立候補者を選出しれ」的な全校集会のとき、表さんの前に並んでいる女子が言った。
「表さん、どう?」
というわけで行ってきました、表参道「清水湯」。いや、正確には「南青山」になるのかな。そんな土地柄ゆえ、手ぶらで行こうものなら高額請求されてしまう価格だったので、ちょっとばっかしおっかなびっくり。おすじから「銭湯に手ぶらで来るとか片腹痛し」とかまた怒られそう。
浴場の近代的なつくりは、さすが南青山。明るすぎず暗すぎず、適度な照明加減も落ち着く系。内湯に数分浸かっているだけで、脱衣所からは若僧もおっさんも老人も、湯水のごとく湧き出てくる。このままだとサ室がピンチ!
と、思ったけど、すんなり入れる。90度超えのサ室でじっくり蒸す。すると2段目中央に鎮座したおじいちゃんが、放送中のテレビ番組に苦言を呈する。「ここ最近のテレビはホントつまんねえなあ」——ケイちゃんの未来の姿を見ているようで、胸が締めつけられた。
そんな不安に駆られながらサ室を出て、水風呂へ。むしろ、水風呂が大混雑。なぜこんなに混雑四天王! と思ったんだけど、たぶんあれだ。水風呂が愛川じゃなく、八代亜紀ばりのぬるめの感(燗)だから、銭湯全体の避難所になっているのかもしれない。
数セット後、炭酸泉でシュワる。そういえば、菅義偉が自民党の新総裁になった報道で「菅新総裁」が連呼されまくってたけど、「菅新総裁」は「墾田永年私財法」ばりに語呂が良い。そういった意味で「高濃度炭酸泉」も同じ部類。
着替えて脱衣所に出て、休憩所で数十年ぶりにセブンティーンアイスを購入。って、すんげえ価格が高騰してる! おそるべし、表参道価格。
と思ったけど、しばらく食わない間に地味に値上がってた模様。そりゃそうだ。
男
[ 東京都 ]
十条銀座をくぐり抜け、久方ぶりの十條湯。
番台のおばちゃんから「サウナ、ちょっと待つことになるかもしれないけど、大丈夫?」と言われ、「さすが生まれ変わった十條湯……もはや混雑の域に突入!」と思うも束の間、全然大丈夫でした。
浴場には、えっちな体(©いつもお世話になっております。◎です。)で洗体にいそしむおすじがいた。
「おう、Mon。あ、お風呂セット、ないの? だったら使えよ、俺の」
と、雑貨屋に売られていそうな空ボトルに、マジックで雑に書かれた「体」「リンス」「頭」を貸してくれる。
さすがのおすじでも「リンス」を日本語にできなかったのか、という気持ちと同時に、やはり鍛え抜かれた肉体を保持するためには、コンディショナーじゃなくリンスが必要なんだなと再確認。
体を清め、いざサ室。すでにおすじはいつもの忍者スタイルで蒸されている。サ室上段に腰を下ろすと、ドア脇に吊り下げられた葉っぱが目に入る。「ヴィヒタ」と書いてある。なるほど、これが生まれ変わった十條湯。
けど、思い返してみれば、吊り下げられた緑色の葉っぱ以外、そこまで生まれ変わった感、出てたかな? と、周囲を見渡すも、特にそれ以外の輪廻転生感は見受けられず。
「ヴィヒタ以外、どこが生まれ変わったの?」と、おすじに尋ねると、「知るかよ。俺、初めて来たんだから。ってかサウナ内での会話厳禁って書いてあんだろ、話しかけんな」と、えっちな肉体に咆哮された。室内にはヴィヒタの芳香が充満していただけに。
5分間の砂時計が終わりを告げ、体内時計でさらに1分を数えて水風呂へ。水温計は20度を超していたけど、おや、なんか水風呂、前より冷たくなってる風。もしかしたら、これも生まれ変わった十條湯!(ということにしたい)
数セットを終え、サウナ料金を支払った者のみが利用できる、2階・魅惑の休憩スペースで内気浴。扇風機を弱にして、そよがれること数分。おすじも階上に現れ、「十條湯のサウナ、いいな。この重さ、いいぜ」と、破顔一笑。巣鴨のサクラよろしく、霊に取り憑かれた的重さじゃなくて安堵する。
着替えて隣接する喫茶室へ。おすじは小学生のような満面の笑みで、「くりいむそおだ、ください!」と、お姉さん店員にオーダー。テーブルに運ばれるや否や、さすがサウナ界のインフルエンサー、角度や光量を気にしながらクリームソーダの撮影に注力。
「くりいむそおだって、どうやって食べるのが正解なのかなあ?」
と、首を傾げながらアイスクリームをつつく、えっちな体。サ室のヴィヒタ同様、緑に色にきらめく炭酸水の中で、気泡がぷちぷちとはじけていた。
男
[ 東京都 ]
社会人になったらやってみたかったささやかな夢。それは「新橋で飲む」。できれば頭にネクタイを巻いて、寿司折片手に帰路へ就く。そんな憧れを抱いて社会人になったら、ネクタイを巻く職種に恵まれず、寿司も食べない大人になっていた。でも、新橋で飲みたい!
リアルに新橋で飲むことになったのは、社会人数年目のこと。そのうれしさからか、しこたま飲みすぎて自宅まで帰れる自信が到底ない。そこで滞在したのが、確かアスティル。
おぼろげながら、館内は真新しく、浴場脇には石製の白椅子があったような記憶。ただ、当時サウナに入った記憶はない。だったらアスティルサウナ童貞を捨てればいいじゃない、ということで、です。さん a.k.a. 火の玉ド直球と共に新橋アスティルへ。
入館するには会員証を作らねばならず、いそいそと必要事項を記入。スピードコース(60分)でお値段1480円という、決して安くない料金を支払い、ロッカールームへ。
フルチンで浴場へ向かおうとすると、「階段をのぼるんでフルチン無理っす」と、です。さんから的確なアドバイス。鈴木その子の豪邸を思い起こす瀟洒な階段をのぼり、いざ浴場へ。
扉を開けたら、そこは修学旅行で体験したかのような大浴場ばりの広さ。しかも若い客が多い。きっと彼らも「社会人になったら新橋で飲みたい!」と願いを叶えた若人たちなのだろう。
「やっぱりアスティル童貞だったのかな」と思ったら、浴場脇に例の石製白椅子が! 人間の記憶力の神秘に触れた瞬間。
そして肝心要のサ室へ。広い。入口に敷きタオルがあることを知らず、戻るに戻れず小タオルをケツに敷く。テレビもなく静寂な空間。するといきなり照明が落ちて、オートロウリュが始まった。
しかも、オートロウリュ装置がミラーボールみたいにしゃかりきコロンブス状態で踊り始める。それはまるで実姉が当時、マハラジャのお立ち台で踊り狂っていた情景と重なり、思わずふいた。
「サウナはディスコ。グルーヴは客が作る」(©市販)
80度に満たないサ室でも、発汗欲に火を付ける構造で、長いこと居座れた。隣接する水風呂は、背中をあずけると天井からしたたり落ちてくる水滴が心地よい。
3セットをキメて、あっという間の60分。退館後はうめえLSをかっくらうべく近辺を散策。しばらくしてかわいいチャンネーの笑顔に呼び止められ、喫煙可なテラス席でLSと鳥わさをオーダー。
うまかった。格別に。ふと、です。さんの着衣に目をやると「San Francisco」と書いてあった。Sanの前に「です。」と書いてやりたい気持ちに駆られた。
男
[ 東京都 ]
初めて訪れるサウナは、期待と不安のせめぎ合い。仮に不安や災難に押し潰されそうになっても、これまで培った経験値から最善策をひねり出す。これもまた、サ活を楽しむ醍醐味のひとつ。
①満員御礼で入室できない
結論、待てばいい。「やまない雨はない」同様、「入れないサ室はない」という情緒で、心も体も素っ裸で待てば、いつかは入れる。
②明らかにオイニーがスメル
いくつものサ場を出入りしていると、そのオイニーの正体が「館内特有臭」なのか「客体臭」なのか「汗」なのか「足」なのか「屁」なのか嗅ぎ分けられるから、結果としてこれもまた経験値として蓄えられる。
③常連客から白い目を向けられているような錯覚
これは仕方ない。だって初訪ですもの。しかしマナーを厳守し、慇懃な態度も取らなければ、その圧に屈する必要は皆無。むしろしょっぱなから10分くらいサ室に居座って、「あー、前回来たときよりもアトゥアトゥのアトゥだわー」とか虚偽の独り言で常連客に圧をかけるくらいの気概でありたい。
④トイ面に鎮座しタオルで秘部を隠蔽することなく、セクシャリティノックアウトポーズで挑発してくる男性
待ってほしい、これには免疫ができていない。もしかしたらマルシンの伝統芸能なのかな? とか思ったけど、そのアニキのセクシャリティノックアウト・スーパーセクシーポーズは、伝統の域を超越している。
「ロウリュ、失礼します」
違うお客さんがストーンに水をプシャる。するとアニキはセクシーにクネりだし、その動きはモントリオール五輪で金メダルを獲得したナディア・コマネチに匹敵するやわらかさだった。
こういうときの正解は何か。バービーボーイズのKONTAばりに目を閉じて考えること数秒、ひねり出した回答は、目の前に座った楽しい味のショッピングの背中に吐息を吹きかけることだった。
結果、楽しい味のショッピングもセクシーにクネった。
マルシンスパ、外気浴最高。
男
[ 東京都 ]
[ちんちんかもかも]
男女の仲がきわめてよいこと。子供の遊びの一種。片足でとび歩くもの。
[かもかもかもかも]
上野アメ横「らーめん 鴨to葱」から巣鴨「染井温泉SAKURA」へはしごすること。
というわけで、「初サクラをエンジョイしたい!」という相棒と共に、かもかもかもかも。景気のいい相棒は「食いながらサクラに向かおうぜ!」と、巣鴨駅前で購入したメロンパンをくれた。互いにほおばりながら現地へと赴く。
前回訪問時は週末だったこともあり大混雑だったけど、平日のサクラは満開御礼でもなく、炭酸泉や露天風呂、サ室も貸切になるほどのスキスキスー具合。
相棒は「ここのサ室ってタワーマンションみたいな構造してるんでしょ? それはそれで楽しみ!」と、夏休みを満喫したそげなわんぱく小僧のごとくはしゃいでいた。でも、「タワーマンションじゃなく、スタジアムサウナだから」という指摘は、相棒のテンションを下げかねないと思ったので、ほゎゎわわあと、口をつむぐ。じゃなく、口をつぐむ。
各々のタイミングで2セットを終えると、相棒は言った。
「近くに墓地があるからなのかな……なんか背中が重い」
染井温泉だけに、サ室の熱さに頬を紅く染めるかと思ったら、まさかの心霊現象で顔色を青くしていた。
「サ室のオートロウリュも俺が普段行ってるサ場と比較すると、ちょっと物足りなさを覚えちゃうな」
いくつものサ場をくぐり抜けてきただけあって、やはり経験値がものを言う。しれっと霊に取り憑かれ、タワーマンションサウナのオートロウリュもお気に召さなかった相棒は、露天風呂の休憩スペースでM字開脚をしながら、そう述べた。
3セットくらい決め込んで、サクラをあとにする。せっかくなので近くの立ち飲み屋で一杯かます。
サ活後のアルコールは格別にうまい。相棒は「刺身が食いたい。ブリ刺とマグロ刺!」と意気揚々に注文した。
店員「刺身、全部売り切れです」
相棒は肩を落とした。まだ霊が憑いたままなのかもしれない。すると、板橋方面から散歩してきたという恰幅のいい狸のようなおじさんが汗だくで入店してきた。その狸は、相棒の友人だった。
狸は汗の噴き出る顔や腹回りを、持参したタオルで拭きながらチューハイを注文した。相棒は「俺もチューハイ!」と追っかける。年はひと回りくらい離れてそうだが、相棒は狸おじさんと小気味よいテンポでトークを弾ませる。
数杯飲み続けていると、相棒は狸おじさんを見ながら「こういう歳の取り方をしたいよね」と賛辞を送り、僕に言った。
特にそうは思わなかった。
男
[ 東京都 ]
休日出社の見返りは、仕事終了後のサ活。気が乗らない憂鬱さも「こいつをこなせばアチアチのあいつと出会える」、そんな思いを胸にデスクでネットサーフィン——ってなるから、とにかく集中してこなす。
終わりかけのレディオを迎え、なんとなく銭湯王こと拓ちゃんも休日返上で社畜っぷりを発揮してるんじゃないかと連絡。するとどうでしょう、「僕も48連勤でブラックにまみれた身体をサウナで洗い流したかったところです」と即レス。きょうび48を名乗れるのはAKBグループかIKB(「池袋」と見せかけて「イケボ」)くらい。だったらRSCだよね。
思いの外、スコは混雑していなく、サ室には拓ちゃんと自分だけという時間帯もあり、初めての「寝サウナ」に挑戦。すると魅惑のイケボで「M字開脚になってますよ」と指摘される。なるほど、足を伸ばしていいのか! 言われてみれば緊張のあまり、こぢんまりM字開脚の儀。これじゃまるで俺が拓ちゃんをこっそり誘っているような地獄絵図に見えなくもない。
「僕も思いきってマイケル・ジョーダンやります」
拓ちゃんはロスコのサ室最上段でマイケル・ジョーダン・サウナに興じた。けど、何をもってして「マイケル・ジョーダン」なのか謎に包まれたまま、しばらく熱にも包まれる。
互いに3〜4セットを決め込み、宴タイム。あえてロスコの食堂をスルーという強行突破で、拓ちゃんが見つけた近場の居酒屋「MON MON」へ。
ロスコの粋な昭和感を継承したかのような店内。ホワイトボードに並ぶオヌヌメニュー。夫婦経営と思わしきホール担当の奥さんと料理全般を担う旦那さん。注文したドリンクや料理が落ち着くと、お客と同じ並びのテーブルに座って、酒を飲み、タバコを吸うご夫婦。こうしたスタイルのお店は煙たがられるかもしれない昨今だけど、むしろ自分にとっては安心材料。
こちらがアクションを起こしたら、さりげな笑顔と共にリアクションしてくれる奥さん。「お出口までお荷物お持ちします☆」みたいな過剰サービスとは無縁で、過干渉じゃない接客スタイルもよきみの極み。
宴もたけなわユキヒデ、会計時に拓ちゃんが「ロスコで蒸されてきたんです」と奥さんに告げると、「あらそう! よかったらまた寄ってね!」と、満面の笑み。ちょっとぶっきらぼう風に見えた旦那さんもはにかむ。
「今日は僕が払います(キリッ」
拓ちゃんはおもむろにバッグから大麻(おおぬさ)を取り出し、お祓いを始めた。
「御安く! 御安く! 飲み代よ、御安く成り給へ!」
休日出社の悶々とした気持ちをロスコとMON MON、そして拓ちゃんに解消してもらいました。ありがとうございました。
男
[ 東京都 ]
俺「ショートコースで!」
お「この時間はショートコースやってないです」
おじさん店員はぶっきらぼうに目すら合わせず答えた。
俺「何コースならやってるんですか?」
お「(指をさす)」
その先の貼り紙には
早朝5時から昼12時までにご入館の方 1200円
ご入浴(入店後8時間まで) 1850円
と書いてある。まだ夕陽すら落ちてないのにショートコースで入れないとは、これいかに! しかも1850円ってオニ・ダカール than 鬼高由里子。しかし、西早稲田から新大久保まで歩いてきたため、おまえなんでこんなに濡れてんだよ級にヒドくびっしょり。借金覚悟で入泉することを決意。
この古びた昭和フレイヴァーは常泉(稲荷町大泉)と似通う。しかもロッカールームから浴場への動線は常泉より勝ってるじゃない。脱衣所の棚は錦糸町ニューウイングよろしく「新宿」とか「巣鴨」とか山手線の駅名で区分されている。なにアピールなの。
浴場に足を踏み入れると、大泉なのに大泉じゃない感。初泉(新大久保大泉)。けど、シャンプーやアメニティで常泉をいちいちレミニス。さて、サ室はどんなあんばいでやんしょ。
普通。
これが俗に言う「普通」と表現したくなる感覚なんじゃないかな、っていうくらい、極めて普通。常泉は with ビート板だけど、初泉は no ビート板。なんだろうか、このムズがゆさ!
でも、水風呂への動線は悪くない。が、水風呂前に休憩用の白椅子がデデーンと構えているため(しかも1脚)、冥界に連れて行かれそうなおじいちゃんが常に視界に入り込む。なので、正面じゃなく背を向けて水風呂につかる。なんだか妙な背徳感(背中だけに)。
3セットを終えて休憩。浴場ドア脇に「冷水」と「レモン水」が設置されていた。貧乏性の僕はレモン水一択! 水のほうがおいしかったです。
常泉同様、ビリジアンの館内着でめかし込み、食堂探訪。食堂は【2階】と書かれている。新大久保店を訪れたらサウイキユーザーならわかると思うんですが、まず入館して階段をのぼるじゃないですか。そんなたいした階段じゃないけど、ロッカールームと浴場は【なんとなく2階】として認識。だから、「え、食堂も同じ階に? 動線が神極まれり!」とか思ったんですけど、ありませんでした。
とりあえず階上へ——と階段をのぼると、洗面スペース。浴場と隣接していない洗スペって斬新じゃんね。ってかここ何階!? さらに階上へ行くと、ようやく食堂にたどり着いた。ってかここ何階!?
メニューを開く。メンマがない。死刑!
男
[ 埼玉県 ]
蕨で麺活。麺そのものはうまかったものの、悲しいことにチャーシューが筋金入りのスジがありすぎて全然噛みきれない。……くっ、このスジさえなければ! サ活で鬱憤を晴らすしかない。埼玉といえば、このスジじゃなく、あのスジ。
俺「蕨 in da building」
す「ニュー松の湯がいいよ」
ということで、ニュー松の湯を初訪。
サウイキで調べてみると、1F「泉の湯」と2F「新緑の湯」が男女日替わりのようで、「新緑の湯」には「電気風呂」や「ボディマ」「ハパジェ」などがインザハウスしているテイ。願わくば2F狙い!
入店すると番台脇に「男性は2階」の立て看板。スジを噛みきれず、苦虫まで噛みつぶせない仕打ちに遭わなくて安心! スキップで2階へ。
地元民から愛されている街銭湯なのか、なかなかの混雑っぷり。洗い場では部活を終えた高校生らしき軍団が、股間を隠しながら洗体している。バカ野郎、銭湯なんてのは裸の付き合いじゃないか、股間をタオルで隠すなんて愚の骨頂。俺がそのタオルをDEENばりに奪い去ってやろうかと思ったけど、通報されてもアレなのでやめた。
サ室は貸切。88度なのに、なにこのアツさ……すごくE! ただ、敷きタオルがビチョマルクおじさんだったのがタマにキズ。
水風呂も深さがあって気持ちよし。そのすぐ隣には露天風呂。さっきの高校生軍団がタオルで股間を隠さず語り合っていた。そのうちのひとりがなぜか必死に皮を伸ばしていた。年頃のせいだろうか、きっと仲間の誰よりもサイズを誇示したいのかもしれない。負けないで(© ZARD)。
そして、電気風呂。ピリる。腰にクる。強みな電流の仕業によって手の角度が否応なしに氷室京介、あるいは吉川晃司になる。約COMPLEX。
再びサ室を経て、ボディマからのハパジェ。あつ湯にもIN。なにこの銭湯ワンダーランド。マジでニューじゃん。ニュー松の湯じゃん。
約1時間半、ニュー松の湯の堪能し、休憩スペースでバヤリースをゴクっていると、番台に見慣れた半袖ショーパン野郎——あのスジ。
残酷な入れ違いのテーゼを経て、「45分までなら松野明美」と、あのスジにセジメを送り、駅前の居酒屋で酒をあおる。すると、場所も伝えていないのに、あのスジが店に現れる。
す「ハイボール! 愛川に冷えたやつ!」
話を聞けば、明日誕生日だという。これは遠回しに「おごれ」という圧力に違いない。なけなしの財布と相談し、圧力に屈する。会計後、一文無しになった自分は、歩いて自宅まで帰りました。
おすじ、happy birthday。
男
[ 東京都 ]
幸せホルモン(©あま美)出すぞ〜!(4カ月ぶり2回目)
いやこれ出せないんじゃないか……。なぜなら、すでに券売機に「男性サウナ 混んでます」の貼り紙! 番台のおばちゃんからも「ちょっと混雑しているので、お気を付けてね」との通達。
のれんをくぐり抜けて脱衣所。ロッカーの空きが少ない。ving vingに伝わってくる混雑具合。だがしかし、「あれ、ちょうどみんなあがっちゃう系?」みたいなマジックが発動するかもしれないしね。
脱衣所から見えてはいたけど、洗い場は7割ほど埋まっている。湯船も入れそうにない。サ室は室内を確認するまでもなく数人出待ち。「もしかしてサ室では加藤登紀子がコンサート中で、その出待ちなのかもしれない!」と思うと、おのずと出待ちも苦じゃなく感じる!——なわけなし。
塩サウナに向かう。
椅 椅 椅 椅 椅 椅
--------------------------------- \塩サウナ/
---------------------------------
露露露露露露露露露露露
天天天天天天天天天天天
白椅子と露天の隙間を歩いた先が塩サウナ。露天はすし詰め状態、5脚以上ある白椅子も満員御礼。すっぱだかランウェイ in パリコレ気分。
無事に塩サウナに到着すると、ありがたいことに客は少なめ。それに反して大量の塩を体にまぶす。心なしか前回来たときよりも塩サウナの室温が上昇しているような錯覚。いいよぉ、塩サウナいいよぉ。
洞窟水風呂に行こうとしたら、こちらも大渋滞。おじいちゃんから「いま出待ち」と告げられる。「もしかして大橋純子の握手会でも開催されてるのかな!」と思うと、おのずと出待ちも苦じゃなく感じる!——なわけなし。
ふと気がつく。水風呂に入るまでにこんなに待ったの生まれて初めて。新型コロナウイルスの影響で「当たり前だったことが当たり前じゃなくなった」昨今。サ室のあとにすぐ水風呂に入れなくなってしまうのも、令和2年のニューノーマル……とか思ったけど、なわけないよね。
結局この日は塩漬けホルモン。
[ 東京都 ]
すっかりルーティン化してる大泉サ活day🥺✨ しかも毎日がeverydayって感じで自宅とofficeを行き来…(´-`).。oO
だったら自分へのご褒美✨って意味合いもplusして、soloでmoneyを散財してみるのもいいんじゃない?的ニュアンスで向かった先は西麻布adam and eve(╹◡╹)💕
散財と言っても、adaeveは通常3990円の入浴料がmondayとtuesdayは2940円(*´-`)💕 だったらキメちゃうよね、adaeveに😉💦 しかもオプションでアカリス🐿🐿 じゃなく😉💦 アカスリもchoiceでcheck in(=´∀`)人(´∀`=)
相変わらず仁義なき戦い的な方々がsauna🧖♂️を占領していて、ちょっくらびっくらko☆ki☆ma☆ro♪って感じだったけど、やっぱり別格✨ victoria別格♪って感じ🐰🐰🐰 アー(*´-`)✨長居しちゃうヤツコレ。。
10分くらいspend sometimeしたところで、アカスリ場からロッカーキーのnumberを告げられ、いそいそとアカスリ台へ🥰
素っ裸になろうとしたら「ハイタママデアオムケ」とヴッキラ・ヴォーに言われちゃって🥵💦 えっ、前にアカスリしたときは即全裸だったのにー! と思ったけど、時代の変化にはついていかないとね…😳
でもごめん…Ah✨と声出ちゃうほど気持ちよくて昇天しそー🥺✨ 「adaeveのアカスリ、15年ぶりくらいに受けるんですー」ってアカスリ担当のmadameに伝えたら、「ウツブセニナッテ」とか全然聞いてない系🥵💦 アカスリ場には血も情けもないのー!😭
madameから「モットツヨクスル?」と館内着をたくし上げられ、「あれ、キちゃった…? キちゃった系?」と、ご自慢のあいつの出番かと思ったら、ホントにもっと強くされただけだった…🤔 んもう、なんなんでしょう♡
アカスリを無事にfinして、サ室で再度蒸す。アー(*´-`)💕何コレ‼︎ キモチ良すぎてやめ時を見失っちゃう🤤 adaever凄すぎるよォ…
4setキメて階下に降りて相撲king a.k.a. 横綱time。じゃないや😉💦 smoking time🚬
この流れを3set。
気がついたら、22:30pm。ヤバい、このままじゃall night adaeveしちゃう😎💕 と我に返って退浴…♨️
お会計、8440円。ハー(*´-`) 大泉だったらbeer🍺何杯飲めたんだろー🤣🤣とか思いながら帰り間下このみ🥳
©全日本らぶ活連盟
男
[ 東京都 ]
おすじ&楽太郎「シズクりたい!」
シズク童貞を捨てるべく、彼らは意気揚々と上野駅に上陸した。それから数分後。
です。「今晩もどこかで蒸されたい!」
心の中でざわめき出す昭和世代のドッキリ仕掛け欲。すじ太郎(※非・永谷園)とともに先にシズクへINし、のちにです。が合流してサ室に入ったら、「えー、くりびつてんぎょういたおどろ!」なんて算段。
先に蒸されるすじ太郎。それから約15分後、です。がシズクの浴場に颯爽と現れる。洗体を終えたです。は、すじ太郎の2人がスタンバるサ室へ。
静寂——。
おかしい。「えー、くりびつてんぎょういたおどろ!」が聞こえない。休憩を終えた自分もサ室へ向かう。
その瞬間は、仕込みもなしにやってきた。
す「あっつい…なんだよ、あっちーな!(キレ気味)」
楽「あ…はぁん(あえぎ声)」
で「(なんかヤバいお客さんだぜ…?)」
ここで気がついた。です。は視力がすこぶる悪い。たとえ噂の愛眼FORゆを装備していたとしても、たとえこんなに狭く至近距離だったとしても、あろうことか同じサ室内に、すじ太郎がいるとは微塵にも思わんだ。
す「(パシーンッ)※自ら太ももを強打する音」
楽「(小声で)ちょっとおっきくなってきちゃった…///」
いや、やりすぎ。やりすぎだから。絶対にです。が不審がる。
で「(ちょ、Monさん、なんでそんな平常心でいれんだぜ…?)※アイコンタクト」
気づいてないんかーい! 愛眼FORゆ越しに助けを求めるです。の子犬のような目。今にも噴き出しそうな笑いを必死で抑え、うつむく。そして再び目を上げると、楽太郎は自分の汗がたっぷり吸い込まれたタオルをです。の背中に絞り始める。
無理ぃぃいいいいいい! 万事休す——がしかし、シズクのオートロウリュが功を奏してか、
「背中にポタッ 天井からの シズクかな」
なんて一句詠み始めそうな雰囲気を醸し出すです。
その達観した眼差しを見届け、先にサ室を出る。追いかける形で水風呂に入ってきたです。が一言、
「なんなんだぜ、あいつら!? Monのツレ!? YEAH!! めっちゃ不審者!!(©松浦亜弥)」
それでも気づいていなかったです。に真相を告げようとすると、クリサンセマムゲートをおっぴろげながら水風呂に入ってくるすじ太郎。ここでようやく、ミッション・コンプリート。
その後、近くの土手で夕陽を眺めながら、時に殴り合い、時には涙し、好きなサウナ施設についてアツく議論する4人。そこでようやく看板の出番。
「大成功!」(デデッ デデデーン!)
男