2022.05.17 登録

  • サウナ歴 5年 6ヶ月
  • ホーム 源泉掛け流し しあわせの湯
  • 好きなサウナ 石川県「しあわせの湯」
  • プロフィール サ友募集中です。サウナの旅に出かけようよ。
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ロウリュ

2024.09.22

1回目の訪問

サウナ飯

渋谷SAUNAS

[ 東京都 ]

この日、渋谷は強い風が吹いていた。まだまだ残暑が厳しいながらも、夏の終わりを知らせるような涼しい風が、渋谷の女性たちの髪をなびいていく。まさにサウナ日和である。汗を拭いつつ渋谷の坂を歩く。

渋谷SAUNAS。先にお伝えしておくと、ここは都会サウナの究極完全体だと豪語したい。これ以上の都会サウナはない、そう心の底から思わせる程素晴らしかった。

男女入れ替わりのサウナであり今回は「LAMPI」と呼ばれるサウナを堪能させてもらった。
サウナ室は4つ。先ずは2階の2ヶ所のサウナ。一つ目は「MUSTA SAUNA」と照明が暗く無音でセルフロウリュができる広めのサウナ室。闇に溶け、静かにロウリュの弾ける水音だけに集中できる。

二つ目は「BED SAUNA」。室温は少し低めの寝転ぶことができる3人用のオートロウリュ付きのサウナ室。サウナストーブがある足側が少し高めになっており、足の裏からじんわり熱を感じられ、油断すると本当に寝てしまう程心地が良い。

2階には寝湯タイプの「MATALA」と呼ばれる浅い水風呂があり素晴らしく冷えている。休憩スペースにはデトックスウォーターが置いてあり拙僧もなくグビグビ飲んで石椅子に腰掛ける。感動が身体を駆け抜ける。なんだこの施設は。オシャレで私を殺す気か。
しかし、更なる感動は3階のサウナ空間にあった。

3階の階段を登ると、今までは都会の壁に囲まれたモダンでシックな空間が一変、天井が吹き抜け、都会の空から降り注ぐ光と自然豊かな空間に飛び出した。
美しい。本当に口をついて出そうになった言葉を飲み込み、落ち着いて空間の全容を把握する。あぁ期待値が弾け飛びそうだ。
先ずは三つ目の「KELO SAUNA」の扉を開ける。後で知ったのだが本場フィンランド輸入ケロ材を使用したウィスキング専用部屋である。残念ながらウィスキングは体験できなかったが居心地が良いサウナだった。
そして四つ目の「SOUND SAUNA」は、今まで無音サウナこそ至高だの考えを、嬉しくも感動の中で打ち崩してくれた。この空間の為だけに作られたであろうサウンドが織りなす波のリピートは、容易に私をトランスの世界へ誘った。

最後の「SYVÄ」の深い水風呂にはトドメを刺された。全てが尊い、いや「てぇてぇ」と年甲斐もなく叫びたくなる。木々に囲まれた外気浴は、渋谷の空を輝かせ、同時に私を切なくさせた。ここで死んでも後悔はないとすら思った。

その時である。突如プシューーと屋外空間にミストが吹き込まれたのだ。大量のミストが充満し私の視界を白く、何もかもが見えなくなった。あの感動は一生忘れないだろう。なぜ私は渋谷に住んでいないんだ。

あの時、私は本当に泣いたのだ。

スパイス香るカレーとサウナコーラ

もう俺を殺してくれ

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ロウリュ

2024.08.20

1回目の訪問

サウナ飯

いいサウナってなんだろう?

「米林宏昌」と「のっティ」を生んだ街、石川県野々市市。ここに私が愛してやまないサウナがある。それがここ「源泉掛け流し温泉 しあわせの湯」。私のホームサウナだ。

この温泉は私が物心がつく頃には存在した。25年以上前だろうか。
いきなり余談であるが、どうも野々市市は掘れば湯が出るほど湯脈が豊富であり、近くには某大手温浴施設も存在する。ただこれ以上新しく温泉を掘ると野々市市の地盤が沈下するらしく、しあわせの湯の迎にある某スポーツジムは、本当は温泉を掘りたかったがこれを理由に断念。仕方が無いので金沢から天然温泉を購入しているそうな。そんな豆知識を学生時代、地元のパチンコ屋で出会った名も知らぬおっさんから聞いた。真相は定かではない。間違ってたらごめんなさい。

最近リニューアルオープンし、内装外装共に綺麗に生まれ変わった。確かに古い建物であったが、普段から丁寧に整備され、清潔感ある施設だったので工事が始まった時は驚いた。が、やはり綺麗になると気持ちが良いものだ。顧客に喜んでもらえるよう運営会社の向上心が伺える。元々ステキな女性が自分磨きをして更に美しくなったかのようだ。自慢の私の女だ。うん、きもいな。

さて、温泉内容を紹介したい。この温泉施設の魅力の一つ、それは飲泉許可があることである。掛け湯の場所に柄杓があるので飲んでみてほしい。味はしょっぱいが何故かグビグビ飲める。内臓が元気になる気がするので私はサウナ前に必ず飲む。なんなら水筒に入れて持ち帰りたい(やめろ)

二つ目に温度が違うお湯の種類だ。目玉は43.5°のお湯。意を決して入ると交感神経が奮い立ち、眼球が1.5倍ほど大きくなる。ビジビシと肌を刺す熱さが堪らない。

熱い風呂に入った後は冷凍サウナが待っている。極寒であるが湯上がりには丁度良い。5分ほど入れば髪の毛もキンキンに凍る。芯まで冷えたらお待ちかねのサウナだ。

サウナは黄土サウナ。室温94°で珪藻土レンガとサウナストーンは薬草を煎じた蒸気を発生させており、1時間置きのロウリュタイムは天国に誘ってくれる。しあわせである。

そして私の大好きな水風呂。ここの水風呂は地下水を循環せずに使用している。なんて贅沢な。水質は硬度73mg /Lの中軟水、ph 6.7、水温15.5° 、水深64㎝だそうだ。これがいい水風呂の黄金比なのかも知れない。みんなパクれ。

外気浴では深めの椅子に腰掛け、建物の隙間から見える夜空を眺める。風鈴の音が美しい。ととのう。バチクソにととのう。

いいサウナってなんだろう?
悩んだら私のホームサウナにきてほしい。ここがそれだよ。

あと3階の「ことこと食堂」食べてみて。飛ぶぞ。

揚げ物スペシャル

風呂上がりの揚げ物って男の子だよな

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  • サウナ温度 94℃,-1℃
  • 水風呂温度 16℃
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ロウリュ

2024.08.07

1回目の訪問

水曜サ活

8月初旬。短い命を知らせる蝉達の鳴き声と、命の危険を知らせる熱中症警戒アラートが連日鳴り響く、東京上野。

インバウンド外国人からクレイジー!と叫び声か聞こえてきそうな日本の夏を感じながら、例のように出張で東京に訪れた私の足取りはとても軽かった。前日の仕事の疲れなど忘れてしまう程、上野の街は青く、輝いて見えた。

というか、ちょうどブルーピリオドの実写化広告も相まってマジで視界が3割増しで青かった。ブルーピリオド、大好きです。俺も藝大目指したい。

兎にも角にも、私は今日初めて『サウナ北欧』に行く。

サウナブームの火付け役とも呼ばれるドラマ『サ道』。数年前に偶然見かけたこのドラマに心を奪われ私は、それまでサウナにも大衆浴場にも興味が無かったのに、今では自身のことをサウナーと呼び、趣味はサウナ巡りです!と恥ずかしげもなく自己PRで言えるほどサウナが大好きになった。

その舞台となった聖地を目指し裏路地を歩くとドラマで見た赤色のビルがすぐに現れた。凄い、ドラマのまんまだ。いや当たり前か。
14時チェックイン。ロッカー番号「73」を渡される。お、37の次に縁起が良い。まるで俺を祝福しているようだ、ぐふふ。ウキウキで館内着に着替えちゃう。

7階浴室へ移動し、そして、ついに、私は念願の聖地の扉を開ける。失礼します!

まず直ぐ目に入ったのは左壁にかかった沢山のサウナハットであった。こんな数初めて見た。皆んなサウナ好きすぎだろ。なんか嬉しい。

そして驚愕の事実を知る────

さ、サ室が2つある!!

ドラマの知識だと1つだけだと思ってたのに!あわわわ。
と、 とりあえず落ち着け私。まずは素数を数えながら体を念入りに洗い内風呂に入るのだ。...ふぅ気持ちいい。

そしてトゴールの湯へ。あ、この空間よくドラマで見たやつだ!うひょひょ!写真撮りたい!(撮るな)

興奮冷めやらぬままサウナへGO!はい 満席! 入れません!だと思ったよ!!

でも凄いなここのお客。びっしりひしめき合ってるのに皆んな同じポーズで綺麗に陳列され蒸されている。芸術的にさえ思う。さすが北欧だ。とりあえず知らなかったもう一つの小さめのサウナへ。
テレビがないサ室。いやマジでここだけで十分だろ。すげー気持ちいい。

水風呂へ。冷た!16度かな。いやぁ良い、良いぞ。
サ室もそうだったが汗の匂いが全くしない。これ地味に凄いと思う。それだけ水量が多くてマナーが行き届いている証拠だよな。

そして外気浴。もう感無量で泣きそうになる。
やばい、俺いまマジで「サ道」じゃん。原田泰造じゃん。
なんだよこの空間、なんで都会のビル風がこんなに優しいんだよ。ずるい、ずるいよ北欧...(たぶ続く)

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ロウリュ

2024.07.23

1回目の訪問

『開放的なサウナでととのいたい』

二日酔いで惰眠を貪った土曜日の朝、目覚めた直後にそう思った私は、車を走らせ富山県小矢部市の「風の森」に向かった。

車を走らせ1時間で到着できるこのサウナは、地元から離れた事による高揚感と、そこまで遠出にはならない気軽さが私は気に入っている。シックな建屋外観もちょっと贅沢な気分にさせてくれるので、小市民の私にはピッタリのサウナ施設なのだ。

そんな事を思いながらいそいそと二階の男湯へ。
はい、風呂場の扉を開けたそこのあなた、足元をご覧下さい。ほら、フットシャワーがあるよ。可愛いね。ついピチャピチャしたくなるね。可愛いね。

風の森のお風呂の特徴はとにかく綺麗なところ、開放的であるところ、そして約20畳(私の歩幅でざっくり調べた)の半露天風呂高濃度炭酸泉である。
こんな広い炭酸泉は北陸でもここくらいだと思う。また半露天風呂の贅沢感もたまらない。爽やかに流れ込む夏の風を感じながら、優しく身体を包む炭酸の気泡をぼんやりと眺める。気泡達よ、私から離れないでくれ。ずっと私の側にいてくれ。あぁ、消えちゃうのかい? うぅ寂しい...
...よし、サウナ行くか。

開放的なサウナと冒頭に申した通り、ここのサウナ室はとても広く、また正面側が全面ガラス張りと超ゴージャス。室内から小谷部の山々が一望できるという、サウナーなら泣いて喜ぶような構造となっている。しかもオートロウリュ付きで湿度コントロールもしっかりしており、室温90度の割には下段でもかなり熱く感じるのだ。
うーん素晴らしい。さすが富山県はサウナ小国なだけあるな。石川県民としては悔しい限りだぜ。

そして水風呂へ。はい、サウナ室から出たばかりのそこのあなた、右手をご覧下さい。1人専用の滝シャワーがありますよ。ハンドルを回すとドバドバドバッと冷水が身体を直撃します。汗も一瞬で流れます。最高ですね。

水風呂の温度は体感的に19〜20度と少し高めだが水深はかなり深い。たぶん80センチはある。潜れる(潜るな)。
深い水風呂を用意してくれる施設は本当に貴重だと思う。感謝感謝。

お待ちかねの外気浴はもちろん屋外。田舎の方なので都会の雑多な匂いはまったく感じない。直射日光をガンガンに浴びる事がてぎるので光合成をしている気分も味わえる。葉緑体を持っていないのに何だか成長しちゃいそうだよ。

あぁ、遠くに見える山々の緑は美しく果てしない。
豊に流れゆく夏風に心を開けば、煌くサウナの物語も聞こえてきそう。ジェットストリーム... 私は伊部雅刀世代です。

はい、風の森。皆さん一度はご賞味あ〜れ。

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ロウリュ

2024.07.13

1回目の訪問

3泊4日の大阪出張の締めとして初めて大東洋に潜入。昭和の味が滲み出た屋外の看板に歴史を感じるも、フロントはとってもオシャレ。受付は可愛い女の子だし前払い自動精算機だし小洒落てやがる。しかも地下には女性専用スパが併設しているとは知らなかった。事前情報無しで乗り込んだため、若い女性が店内に多くいる光景に一瞬怯む。だってニュージャパン梅田のような女人禁制の男の花園だと勝手に思い込んでたから。思い込み、よくない。女の子いて、俺、ウレシイ。

気持ちを切り替えエレベーターで男湯へ。ここまで来るとやはり香ばしい昭和が漂う。カーペットもロッカーも休憩室もトイレの入口にすら哀愁を感じる。まったく匂わないのにタバコの臭いすら感じる。いや本当に匂わないよ?

サウナパンツを履いていざ開門。おお、素晴らしいノスタルジィ。彫刻像からお湯が出ておる。うむ、ナイスノスタルジィ。お湯の種類はかなり豊富で一通り満喫しちゃう。

そしてサウナ。種類は「ロッキー」「フィンランド」「テルマーレ」の3種。こう書き出すと名前カッコいいな。戦隊モノヒーローみたいだ。ロッキーは腕力系、フィンランドは軽業系、テルマーレはきっと魔法系だな。うん、どうでもいいな。

まずは小手調べに「フィンランド」に入り軽業をかけてもらうつもりが既に結構熱い。きっとセルフロウリュ直後だったのだろう、すぐに汗が吹き出す。ああ、気持ちいい。室内にはイージーリスニングが流れ、汗の匂いも全くしない。貸出サウナマットもタオル生地でグッド。個人的な話だが、貸出サウナマットはタオル生地であって欲しい派。だってビート板だと何となく味気ないし、それに立ち上がった時汗が垂れるしね。あとお尻に優しさを感じるから好き。ととのうためにはサウナマットにもこだわりたい。これサウナーあるある。

はい、水風呂。おいおい5種類ぐらいあるぞ凄いな。そして出たよグルシン。絶対ととのうを約束されたグルシン(個人差があります)はお店にあれば必ず入る。肩まで浸かり切る前に足の末端に痛みが走る。生命の危機を即脳に伝えてくる。サーモメーターは約10℃を指しているが体感的には8〜9℃。5秒と入っていられない。すぐに飛び出し、痛みに耐えながら冷水を桶で頭に3、4回かぶせる。超気持ちいい。頭皮と脳みそが活性化するのがわかる。これだからグルシンはやめられないぜ。中毒性が高過ぎるぜ。

その後、フワフワした脳みそと足腰でラウンジャーへ向かうのだが、取り止めもなく書き続けてたら文字数が足りないではないか。しまった、要点だけを伝えるべきだったのか。くそう、まだ2つもサウナ紹介できてない。悔しいです。

でもまっいっか。後は皆んな知ってる通りです。最高だよ大東洋。

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