2022.05.17 登録
[ 石川県 ]
三月も尽きようとしていた。帳尻合わせの宵である。
この一年を締めくくる儀式として、私はホームサウナへ一年の恩義を返しに赴いた。
火曜の夜は文明の利器たる「テレビジョン」の喧騒が消される稀有な日。サウナ室は人の出入りも疎らで、室内にはただ熱気と静寂のみが支配している。いつも以上に深く魂を蒸し上げることができた。
火照った身体を引き連れて外気浴の場へ出れば、そこには春一番の先触れか、荒れ狂う夜風が吹き荒んでいた。
今宵ばかりは、水風呂の冷たさに身を浸す時間は短くて良い。今はただ、この猛々しい風を、一刻も長く肌で感じていたかった。
もっと吹け、風よ。
旧き季節を脱ぎ捨てて、瑞々しい春を連れてこい。
私は新しくなりたかった。もっと強く、もっと烈しく吹き荒び、古い私を遠く連れ去ってほしい。
一年の総決算。私は春風の中で、新しい自分を夢見ていた。
[ 愛媛県 ]
松山出張、三日目。旅の掉尾を飾るのは、サウナー達のオススメ『喜助の湯』だ。
門構えは道後温泉の格式を纏いながら、併設されたゲームセンターやボウリング場が真横で躍動している。この「静」と「動」の不敵な混ざり合いこそが、この施設の真骨頂だろう。
内装はさらに攻めている。和モダンな造りに、DJクラブのような極彩色のライティング。一見、ミスマッチな要素が、ここでは不思議と調和され心地良い。
湧き出す源泉で身を清め、いざ、三連サウナの戦地へ。
『鬼サウナ・炎(ほむら)』は110℃。赤鬼瓦が睨みを効かす煉獄。肺まで焼かれる灼熱に、雑念は瞬時に蒸発し、生と死の境界線が露わになる。
『鬼サウナ・蒼』は90℃。青鬼瓦に見守られる瞑想の深海。静謐な熱が、じわじわと魂の芯を捉える。
最後に『風神サウナ』。オートロウリュ直後に吹きぬけるオートアウフグースの旋風は、まさに神のひと吹き。
全方位から灼熱の塊が突き刺さる。体感温度は極限まで跳ね上がり、毛穴という毛穴から生命力が噴き出していく。
水風呂は16℃でベストチョイス。だが、私を虜にしたのは天から降り注ぐ感謝の雫、『喜助の滝』だった。
脳天を直撃する激流。水に浸かる以上の快感が全身を突き抜ける。何度も打たれているうちに、四国の八百万の神々と共鳴するような、形容しがたい多幸感に包まれた。
外気浴の壁には、ポップに描かれた松山の旅マップ。
サウナで研ぎ澄まされた五感に、街の魅力が鮮やかに侵食してくる。
素晴らしい。ここは単なる温浴施設ではない。
旅を完成させる、最高のアート施設だ。
[ 長野県 ]
11月。山々がその色彩を深め、冬の足音を忍ばせ始める頃。私は、サウナーとしてのひとつの終着駅に立っていた。
長野県、野尻湖。その湖畔に静かに息を潜める「The Sauna」。
サウナの極致、あるいは一つの理想郷。そう形容しても大袈裟ではないだろう。原生林のなかに点在するサウナ小屋の群れを視界に入れた瞬間、私の心拍は微かに、しかし確実に跳ね上がった。
予約していたのは、二号棟「カクシ」。
ドラマ『サ道』で幾度となく予習したその光景が、今、現実として目の前に広がっている。抑えようとしても、高揚感が身体から溢れ出していく。
サウナ小屋に、テレビやBGMといったノイズは存在しない。ただ、一階で爆ぜる薪の乾いた音と、サウナストーンがロウリュを飲み込み、優しく吐き出す蒸気音だけが、濃密な熱気のなかで響いている。
本場フィンランドのサウナ。まだ見ぬ北欧の空を、この閉鎖的な空間で幻視する。熱と向き合い、自分自身を研ぎ澄ませていくプロセス。この充足感こそが、私が求めていたものだった。
野尻湖へ注ぐ小川の水を湛えたワイン樽の水風呂。その中に身を投じれば、身体の輪郭が溶け、周囲の自然と同化していくような錯覚に陥る。
焚き火の傍らで外気浴に身を委ねれば、意識が木々の隙間をすり抜け、高い空へと吸い込まれていく。
あまりの美しさに、胸の奥が少しだけ痛い。
あと数時間もすれば、私は再び現実という名の帰路に着く。それを考えただけで、視界がわずかに滲む。
秋の冷気が、私の火照った肌を静かに、そして容赦なく撫でる。
あと少し。時計の針が現実を告げるその時まで、私はこの静寂の一部でいようと思った。
[ 愛媛県 ]
2月出張。瀬戸大橋を渡り未踏の地、四国愛媛へ。
今宵の宿は「たかのこのホテル」。そして併設された「たかのこの湯」が今回の調査対象だ。
浴場に多用されるのは、愛媛の霊峰・石鎚山系から採掘されたという「流紋岩マテラ」。その高い遠赤外線放射率が謳われているが、その効果の真偽は如何に。
地下1200メートルから湧き出るという新源泉は47度。豊富な湯量のアルカリ温泉。肌の上で化学反応でも起きているかのような滑らかさだ。
水深150センチの歩行浴には、複数の老人が逆時計回りに回遊している。その規則的な動きは、ある種の儀式にも見えるし、まるでサーキットを周回するレーサーのようだ。
かつてこのホテルを所有していた人物が、スーパーGTに参戦するチームのオーナーでもあり50歳で早世した、という断片的な情報が脳裏をよぎる。
果たして彼らの行動は、故人への鎮魂、それとも無意識の模倣に過ぎないのか。私もその円環に身を投じ10周。満足した後、サウナにピットインした。
サウナは横長で広々としている。上段は90度以上。幸いにも無人だったため、備え付けのリモコンでテレビを消した。他人の領域で許可なく行動する、ささやかな背徳感。そして、その行為がもたらす完全な静寂と、空間を独占する優越感。これはある種の心理実験になり得る。
水風呂は地下水。サウナで極限まで高めた体温に対し、マテラで清められた水は静かに、しかし確実に深部まで冷却を浸透させる。その熱交換の効率は、通常の水道水の比ではない。
外気浴。鈍く光るマテラの岩に足を乗せ寝そべる。肉体が弛緩していく感覚。深い癒しと錯覚させる何かが、確かに存在する。
その時、どこからか、稲穂の擦れるような微かな笑い声が聞こえた。それは私の長旅で疲弊した脳が作り出した幻聴か。あるいは、この四国の土壌に深く根を張る、土着の神々の悪戯だったのかもしれない。
[ 東京都 ]
東京出張初日。
これから半年通い詰めることになるこの地で、最初のサウナ拠点に選んだのは、サラリーマンの聖地・新橋にあるライオンサウナ新橋。
看板に灯る「漢」の一文字に背中を押され、無機質な都会の入館ゲートを通り抜ける。
あてがわれたカプセル空間は、まるで男の理想を詰め込んだ巣穴のようだ。この狭隘さが、大人になりきれない私の童心を擽る。
浴場はサウナ特化のストイックな空間。
全裸の男達が薄暗い階段を行き交う光景は、滑稽でありながらも、目的地へ向かう最短の導線として、妙に完成された機能美を放っている。都会にありがちな雑居ビルを魔改造し、サウナーの夢を力技で具現化したような施設には、いつ見ても畏敬の念を抱く。
ライオンのように荒々しい「獅サウナ」で己を磨き、静寂の「メディケーションサウナ」で己を凝視する。
この贅沢な2段構えのサウナ後に待っているのは青く妖艶に輝くグルシン6℃の水風呂。
意を決して沈むも、5秒で限界。声にならぬ悲鳴とともに隣の16℃へ逃げ込むと驚いた。まるでぬるま湯のように優しく体を受け入れてくれる。
まさに人体の神秘。冷水耐性がカンストしたかのような、全能感に近い錯覚。狂気の温冷交代浴。
その感覚冷めやぬまま休憩スペースへ。
天井で回る扇風機の風さえも、都会のメカニカルな呼吸となって私の肌を撫でる。東京の企業戦士の仲間入りを果たしたかのような達成感。
東京出張初日に胸の内に目覚めかけた仕事の獅子は、サウナの獅子となり、ただただ猫のように快楽を貪るのだった。
【余談】
特典の漢ライオンTシャツ、まだパジャマで使ってます。サウナハットまで貰っちゃってライオンさん太っ腹、好き(媚び)
[ 石川県 ]
金沢の秋、片町の喧騒を背に「松の湯」の暖簾をくぐる。
見上げれば、剥き出しの鉄筋が都会のアウトローを気取っている。古き良き銭湯の骨格に、現代の洒落た意匠が重なり、そこには妙に艶やかな空気が流れていた。
客筋は若く、威勢がいい。肌に矜持を刻んだ「片町ボーイズ」たちが、青臭くも熱い若気の至りを語らっている。その賑やかさも、この場所の血気と思えば悪くない。
サウナは申し分なく、深い水風呂が火照った身を慈しみ深く沈めてくれる。外気浴がないのは玉に瑕だが、どこか満たされぬ田舎の歓楽街が抱く、救いようのない空虚を体現しているようで愛おしい。
店を出て、火照った身体を抱えビル二階のテラス席へ。そこには灰皿が一つ、静かに置かれていた。煙草はとうの昔に止めてしまったが、もし今、一服の紫煙を燻らせることができたなら、この秋のノスタルジーは完成されたものになっただろう。
吸わぬ煙の行方を追うように、独りテラスで夕風に吹かれる。
満たされないからこそ、この街の秋は美しいのかも知れない。
[ 北海道 ]
2025年6月。避暑を期待していたが見事に裏切られた初夏の北海道。その試される大地へ、私は初めて降り立った。
北の大地はサウナの激戦区だ。出張が決まった瞬間から血眼になって名店を調べ上げたが、現実は甘くない。仕事の合間を縫うには、北海道はあまりに広すぎた。「片道3時間」というパワーワードを前に、私のサウナ巡業計画はあえなく崩れ去り、あまりの無念さに北の夏空を仰ぐしかない。
結局、夜な夜なすすきので酒池肉林の限りを尽くし、欲望のままに散財するだけの毎日。しかし、これだけは譲れなかった。宿だけは、意地でも「サウナ付きビジネスホテル」を死守したのだ。
今回選んだ『ホテル・アンドルームス』のサウナは、ビジホの範疇を完全に超えていた。
扉を開ければ、そこはストイックなまでに洗練された本気の空間。ビジホでは珍しいセルフロウリュが完備されている。熱した石に水を落とせば、重厚な蒸気が一気に立ち昇り、シックな室内を支配する。すすきので欲に塗れた体に、この蒸気は格別な充足感と恍惚感を与えてくれた。
水風呂不在という、ある種の「ご愛嬌」さえも、この際はどうでもいい。
火照った体を抱えたまま外気浴へ向かえば、そこには大都会・札幌の夜が口を開けていた。
鼻をくすぐるのは、どこか裏社会の気配を孕んだ、退廃的な大人の遊び場の匂い。
北国なのに生ぬるい風が、サウナで熱を帯びた肌を嘲笑うように撫でる。キツネに化かされたような不思議な感覚の中、意識が遠のき、深い快楽へと誘われていく。
サウナーとしては不本意な出張だったはずが、この風一つで、すべてが「正解」になった気がした。
[ 新潟県 ]
出張先のビジホでドーミイン宿泊は勝ち組説、あると思います。
ドーミーインのサウナは、もはや「ビジネスホテルの付帯設備」という枠を軽々と飛び越えている。
まずサウナ室は95〜100℃前後の本気仕様。しっかり熱く、扉を開けた瞬間に広がるヒノキの香りで一気にスイッチが入る。何も考えず汗を流す時間がただただ心地いい。
そして水風呂。だいたい15℃前後のキンキン設定で、火照った体を一気に引き締めてくれるこの「キレ」は見事の一言。
極めつけは最上階10階の露天エリアでの外気浴。日本海側で唯一の政令指定都市らしい、少し都会で、少し冷えた風が肌を撫でる瞬間、思わず無言でととのってしまう。
朝はぜひ朝ウナも。朝の喧騒の中の外気浴は夜とは別の覚醒感がある。あとヤクルト(もどき)も飲み放題。乳酸菌で腸内までととのう。なんてお得なのでしょうドーミイン
[ 石川県 ]
ドラマ『サ道』で「あみだ湯」が紹介されているのを見て、私とあみだ湯の出会いについて思いを馳せてみる。
2024年の震災以降、私は仕事の関係で毎日能登に通っていた。
当時は水が極めて貴重な時期。仕事終わりに現地の風呂に入ることなど叶わず、日本海の冷たい冬の潮風を浴び続け、ザラつく体を引きずりながら金沢へと帰宅する。そんな往復の日々は、今振り返っても心身ともに過酷なものだった。
しばらくすると、被災者以外も自衛隊のテント式仮設風呂を利用できるようになった。これは非常に貴重な体験だったし、何より日本全国から集結した自衛隊員たちのプロフェッショナルな仕事ぶりを間近に見て、その規律正しさに圧倒されたのを覚えている。
ただ、仮設風呂は当然ながら「のびのび浸かる」場所ではない。時間制限もあり、最低限、汗をシャワーで流すのが精一杯だった。当時はそれだけでも十二分に有り難かったのだが、日が経つにつれ欲が出てくる。
「せっかく能登にいるのだから、能登の綺麗な湯にゆっくり浸かりたい、できればサウナも楽しみたい... 」
これはサウナーとして抗い難い、本能に近い煩悩だった。
転機は7月、エリアの配置換えで珠洲市配属となったことだ。私は真っ先にGoogle Mapで銭湯を探し、そこで「あみだ湯」を発見した。
真夏の屋外作業で流した汗は、どうしてもその日のうちに現地で洗い流したい。もしあみだ湯に出会えていなければ、全裸で日本海へダイブし、塩水で汗を流し身を清める暴挙に出ていたかも知れない。
当時復興もままならない中、一般客も受け入れてくれていたあみだ湯の存在には、本当に救われたのだった。
あみだ湯の魅力はTVerの『サ道』を観るのが一番分かりやすいので丸投げするのだが、もしドラマで語り尽くされていない点があるとすれば、あの「外気浴スペース」だろう。
一言で言えば、そこは「ただの道端」だ。
あまりにもオープン、あまりにも無防備。そのまま全裸で帰路につけるのではないかという錯覚を抱くほどの開放感。眼前の防波堤の先には雄大な日本海が控えており、目には見えずとも、荒々しい波音と潮の香が五感をダイレクトに揺さぶってくる。
あの場所で、能登の穏やかな夏風に吹かれていると、大人としての責任を忘れ、少年の無邪気な心を取り戻していくような感覚に包まれるのだった...
(念のため付言するが、もちろん全裸で徘徊などはしていない。断じて。)
今では現地作業も終わり、能登に行く機会は月に数回だけになったが、あみだ湯の近くに寄った際は、またあの道端の外気浴で能登を感じたいと思う。
[ 富山県 ]
ここは富山県有数の絶景サウナスポットである
この季節、空気が凛と澄み、雪がもたらす静寂が普段聞こえない微かな山々の声を運んでくれる。雪国の特権である。是非県外からも遊びにきてほしい。
ただし寒波の翌日や雪が降り続く日は諦めて。4躯じゃないと多分スタックするし、遭難するし、下手したら崖から落ちる。雪国の洗礼である。南無三。
そんなスリルある道中を頑張って辿り着いた時はちょっとした感動ものである。
サウナもしっかり気持ち良い。水風呂は小さく水道水らしいが別に気にしない。だってここは水風呂より外気浴でととのうサウナなのだから。
露天風呂から眺める庄川の雄大で深い水量と、エメラルドグリーンの水面に映える山々の景色は、全サウナー垂涎の一品。
時折りぽつりぽつりと水面に広がる波紋を目で追いながら、静寂に身を委ね、ゆるりと流れる時間に心を開けば、ととのい過ぎて「あ、気絶したい」とさえ思えてくる。
穴場サウナスポットなのであまり広めたくはないが、感動を分かち合いたい、一緒に気絶したいと思うので是非来るがよろし。
[ 埼玉県 ]
出張先では可能な限りサウナ付きホテルをチョイスするのだが、その中でも「カンデオホテルズ大宮」のスカイスパはテンション爆上がりホテルのひとつ
まずラウンジが既にカッコいい。それで部屋もオシャレだしホテル料金も安め。東京出張でもこのホテル目当てで泊まっちゃうことが多い
スカイスパは名前の通りホテルの最上階に鎮座しており、大宮の街並みを眺めながらサウナ&外気浴を堪能できる
吹き抜ける都会の風が爽やかで気持ち良い。空に近い外気浴はいつでも度し難い愉悦である
夜景に心奪われる夜サウナ
朝の出勤ラッシュ中に入る朝サウナ
格別である、まさに勝者である
さあ、ホテルを出たら地面を這って蟻のように働かなきゃ...
[ 石川県 ]
お花見久兵衛に素敵なプライベートサウナがあるという情報をキャッチしたので突撃してみる。
受付にて先着早い者勝ちの予約枠をもぎ取り意気揚々とサウナ部屋に向かう。
「和びサび」の金文字表札が期待値をグンッと急上昇させる。
部屋はゆったりくつろげる和畳に開放的な間取り。サウナはアロマ使い放題のセルフロウリュ。水風呂が無かったのは残念だが、たまには冷水シャワーも悪くない。むしろ下手な水風呂より数倍良い。
ゆったりとしたチェアに漫画コーナーやドリンクサーバーも完備しており贅沢な癒しをご提供いただいた。
ふむ、くるしゅうない、褒めて遣わす。
だからあと1時間延長させて。え、無理っすか?そうですよねティヒヒ
お花見久兵衛はいつきても楽しみが増えている旅館だ。これからも山中を盛り上げて下さい。
[ 岐阜県 ]
仕事を最速で終わらし営業開始ジャストに滑り込む。昔ながらの銭湯に清潔感が備わっている。期待値が早くもはち切れそうだ。
内風呂は銭湯ならではの熱湯風呂があったので足を入れてみたのだが、足先から電流が走り、熱湯による死の予感を感じたので断念。よく平気な顔で入れるなおじいちゃん達。命を大切にしろ。
サウナであるが、薪サウナ✖️飲める水風呂✖️エプソムソルト露天プールという、ラスボスを余裕で倒せそうな最強装備が備わった施設であり、田舎の銭湯に来たことを一瞬忘れさせる。もはや擬態型オシャレ都会サウナだろ、俺は騙されないぞ。
しかし、冬の底冷えした田舎の清涼な空気を全裸で浴びると、都会では感じない何か尊く、雄大な存在に包まれたかのような厳かな気持ちになる。やべぇ、こりゃたまらん。天に向かって空を拝みたくなる。
次回はお泊まりもしてみたいものだ。
[ 大阪府 ]
人生で二度目の男の園へ。店の正面がとても綺麗になっており店に気づかず一度通り過ぎる。中も小綺麗になっており若干気後れしたが、全裸プールしてるおっさん達を見てホッとした。いつものニュージャパンだわ
サウナ上がりにニンニク香るスタミナ男飯食べた。馬鹿みたいな味がした(褒め言葉)
[ 富山県 ]
おじ旅(おじさん達の旅)でバレルサウナを貸し切る。男4人、密室、バレルサウナ、何も起きないはずがなく...。フンフンと筋トレを始めたり、軽くアルコールもキメて、ほぼ貸切の水風呂にダイブし変にテンションがブチ上がる。ちょうたのしい
帰りに近くの雀荘によった。ちょうたのしい
[ 東京都 ]
この日、渋谷は強い風が吹いていた。まだまだ残暑が厳しいながらも、夏の終わりを知らせるような涼しい風が、渋谷の女性たちの髪をなびいていく。まさにサウナ日和である。汗を拭いつつ渋谷の坂を歩く。
渋谷SAUNAS。先にお伝えしておくと、ここは都会サウナの究極完全体だと豪語したい。これ以上の都会サウナはない、そう心の底から思わせる程素晴らしかった。
男女入れ替わりのサウナであり今回は「LAMPI」と呼ばれるサウナを堪能させてもらった。
サウナ室は4つ。先ずは2階の2ヶ所のサウナ。一つ目は「MUSTA SAUNA」と照明が暗く無音でセルフロウリュができる広めのサウナ室。闇に溶け、静かにロウリュの弾ける水音だけに集中できる。
二つ目は「BED SAUNA」。室温は少し低めの寝転ぶことができる3人用のオートロウリュ付きのサウナ室。サウナストーブがある足側が少し高めになっており、足の裏からじんわり熱を感じられ、油断すると本当に寝てしまう程心地が良い。
2階には寝湯タイプの「MATALA」と呼ばれる浅い水風呂があり素晴らしく冷えている。休憩スペースにはデトックスウォーターが置いてあり拙僧もなくグビグビ飲んで石椅子に腰掛ける。感動が身体を駆け抜ける。なんだこの施設は。オシャレで私を殺す気か。
しかし、更なる感動は3階のサウナ空間にあった。
3階の階段を登ると、今までは都会の壁に囲まれたモダンでシックな空間が一変、天井が吹き抜け、都会の空から降り注ぐ光と自然豊かな空間に飛び出した。
美しい。本当に口をついて出そうになった言葉を飲み込み、落ち着いて空間の全容を把握する。あぁ期待値が弾け飛びそうだ。
先ずは三つ目の「KELO SAUNA」の扉を開ける。後で知ったのだが本場フィンランド輸入ケロ材を使用したウィスキング専用部屋である。残念ながらウィスキングは体験できなかったが居心地が良いサウナだった。
そして四つ目の「SOUND SAUNA」は、今まで無音サウナこそ至高だの考えを、嬉しくも感動の中で打ち崩してくれた。この空間の為だけに作られたであろうサウンドが織りなす波のリピートは、容易に私をトランスの世界へ誘った。
最後の「SYVÄ」の深い水風呂にはトドメを刺された。全てが尊い、いや「てぇてぇ」と年甲斐もなく叫びたくなる。木々に囲まれた外気浴は、渋谷の空を輝かせ、同時に私を切なくさせた。ここで死んでも後悔はないとすら思った。
その時である。突如プシューーと屋外空間にミストが吹き込まれたのだ。大量のミストが充満し私の視界を白く、何もかもが見えなくなった。あの感動は一生忘れないだろう。なぜ私は渋谷に住んでいないんだ。
あの時、私は本当に泣いたのだ。
[ 石川県 ]
いいサウナってなんだろう?
「米林宏昌」と「のっティ」を生んだ街、石川県野々市市。ここに私が愛してやまないサウナがある。それがここ「源泉掛け流し温泉 しあわせの湯」。私のホームサウナだ。
この温泉は私が物心がつく頃には存在した。25年以上前だろうか。
いきなり余談であるが、どうも野々市市は掘れば湯が出るほど湯脈が豊富であり、近くには某大手温浴施設も存在する。ただこれ以上新しく温泉を掘ると野々市市の地盤が沈下するらしく、しあわせの湯の迎にある某スポーツジムは、本当は温泉を掘りたかったがこれを理由に断念。仕方が無いので金沢から天然温泉を購入しているそうな。そんな豆知識を学生時代、地元のパチンコ屋で出会った名も知らぬおっさんから聞いた。真相は定かではない。間違ってたらごめんなさい。
最近リニューアルオープンし、内装外装共に綺麗に生まれ変わった。確かに古い建物であったが、普段から丁寧に整備され、清潔感ある施設だったので工事が始まった時は驚いた。が、やはり綺麗になると気持ちが良いものだ。顧客に喜んでもらえるよう運営会社の向上心が伺える。元々ステキな女性が自分磨きをして更に美しくなったかのようだ。自慢の私の女だ。うん、きもいな。
さて、温泉内容を紹介したい。この温泉施設の魅力の一つ、それは飲泉許可があることである。掛け湯の場所に柄杓があるので飲んでみてほしい。味はしょっぱいが何故かグビグビ飲める。内臓が元気になる気がするので私はサウナ前に必ず飲む。なんなら水筒に入れて持ち帰りたい(やめろ)
二つ目に温度が違うお湯の種類だ。目玉は43.5°のお湯。意を決して入ると交感神経が奮い立ち、眼球が1.5倍ほど大きくなる。ビジビシと肌を刺す熱さが堪らない。
熱い風呂に入った後は冷凍サウナが待っている。極寒であるが湯上がりには丁度良い。5分ほど入れば髪の毛もキンキンに凍る。芯まで冷えたらお待ちかねのサウナだ。
サウナは黄土サウナ。室温94°で珪藻土レンガとサウナストーンは薬草を煎じた蒸気を発生させており、1時間置きのロウリュタイムは天国に誘ってくれる。しあわせである。
そして私の大好きな水風呂。ここの水風呂は地下水を循環せずに使用している。なんて贅沢な。水質は硬度73mg /Lの中軟水、ph 6.7、水温15.5° 、水深64㎝だそうだ。これがいい水風呂の黄金比なのかも知れない。みんなパクれ。
外気浴では深めの椅子に腰掛け、建物の隙間から見える夜空を眺める。風鈴の音が美しい。ととのう。バチクソにととのう。
いいサウナってなんだろう?
悩んだら私のホームサウナにきてほしい。ここがそれだよ。
あと3階の「ことこと食堂」食べてみて。飛ぶぞ。
男
[ 東京都 ]
8月初旬。短い命を知らせる蝉達の鳴き声と、命の危険を知らせる熱中症警戒アラートが連日鳴り響く、東京上野。
インバウンド外国人からクレイジー!と叫び声か聞こえてきそうな日本の夏を感じながら、例のように出張で東京に訪れた私の足取りはとても軽かった。前日の仕事の疲れなど忘れてしまう程、上野の街は青く、輝いて見えた。
というか、ちょうどブルーピリオドの実写化広告も相まってマジで視界が3割増しで青かった。ブルーピリオド、大好きです。俺も藝大目指したい。
兎にも角にも、私は今日初めて『サウナ北欧』に行く。
サウナブームの火付け役とも呼ばれるドラマ『サ道』。数年前に偶然見かけたこのドラマに心を奪われ私は、それまでサウナにも大衆浴場にも興味が無かったのに、今では自身のことをサウナーと呼び、趣味はサウナ巡りです!と恥ずかしげもなく自己PRで言えるほどサウナが大好きになった。
その舞台となった聖地を目指し裏路地を歩くとドラマで見た赤色のビルがすぐに現れた。凄い、ドラマのまんまだ。いや当たり前か。
14時チェックイン。ロッカー番号「73」を渡される。お、37の次に縁起が良い。まるで俺を祝福しているようだ、ぐふふ。ウキウキで館内着に着替えちゃう。
7階浴室へ移動し、そして、ついに、私は念願の聖地の扉を開ける。失礼します!
まず直ぐ目に入ったのは左壁にかかった沢山のサウナハットであった。こんな数初めて見た。皆んなサウナ好きすぎだろ。なんか嬉しい。
そして驚愕の事実を知る────
さ、サ室が2つある!!
ドラマの知識だと1つだけだと思ってたのに!あわわわ。
と、 とりあえず落ち着け私。まずは素数を数えながら体を念入りに洗い内風呂に入るのだ。...ふぅ気持ちいい。
そしてトゴールの湯へ。あ、この空間よくドラマで見たやつだ!うひょひょ!写真撮りたい!(撮るな)
興奮冷めやらぬままサウナへGO!はい 満席! 入れません!だと思ったよ!!
でも凄いなここのお客。びっしりひしめき合ってるのに皆んな同じポーズで綺麗に陳列され蒸されている。芸術的にさえ思う。さすが北欧だ。とりあえず知らなかったもう一つの小さめのサウナへ。
テレビがないサ室。いやマジでここだけで十分だろ。すげー気持ちいい。
水風呂へ。冷た!16度かな。いやぁ良い、良いぞ。
サ室もそうだったが汗の匂いが全くしない。これ地味に凄いと思う。それだけ水量が多くてマナーが行き届いている証拠だよな。
そして外気浴。もう感無量で泣きそうになる。
やばい、俺いまマジで「サ道」じゃん。原田泰造じゃん。
なんだよこの空間、なんで都会のビル風がこんなに優しいんだよ。ずるい、ずるいよ北欧...(たぶ続く)
日程や人数、部屋数を指定して、空室のあるサウナを検索できます。