地図からサウナが探せる！

サウナしきじ

温浴施設 - 静岡県静岡市

トンび田

2019.06.13

1回目の訪問

【夢にまで見たサウナしきじ】

サウナにハマって2ヶ月。まだまだビギナーな私だが、一丁前に聖地「しきじ」への憧れは募らせていた。
遂にこの日が訪れる。
大阪への出張が終わり、東京へ帰る東海道新幹線を、私は静岡駅で下車した。

静岡駅から国道384線を南下し、「サウナしきじ」の看板を視界に捉えた私は思わず「ウォ」と感嘆の声を漏らした。
募らせていた気持ちは、本物を目の前にするとどっと湧き上がり、目頭が熱くなった。

いざ。整えるぞおぉぉぉぉ！！

浴場に立ち入って感じる印象は薬草の強い香りである。正直、その刺激的な香りには驚きを隠せなかったが、最終的にはこの印象はガラッと変わる。

身体を洗い、まずはフィンランドサウナへ
非常に高温で、120度近い設定となっているが、湿度は非常に低くかの有名な水風呂への期待で興奮のあまり汗は噴出。もはや笑顔で水風呂へ足早に向かう。

かけ水、一浴び。
ンギモヂィィィ〜

入水、流れるように滝下へ。
何これ？本当に水？
もはや極上の化粧水を浴びているかのような感覚。この感覚は他のどのサウナにもない。「肌と水との境目がわからなくなる」とでも形容すべきか。そして、一口、飲める水風呂で有名な「サウナしきじ」のミネラルウォーターいただきます。はい、美味い。水の味なんて分かるかよという皆さん。騙されたと思って飲んでみてください。
サウナで汗流して、ミネラル水風呂でクールダウンして、同時に水分補給までして、、、
静岡県ってサウナのために存在してるんですか？

休憩を挟み、楽しみにしていた薬草サウナへ。強烈な薬草の香り。そして異常なまでの湿度の高さ。62度という設定ながら、一歩目で思わず「熱ゥ」。汗、大噴出。しばらくして、「ゴゴゴ…シュー…」の音。スチームが始まった。
壁や床から蒸気が吹き出す。体感温度は跳ね上がる。何これ、アヅィィイ。身体を少し動くだけで激アツ。ほ、ほぐれるうううう。

そして例の水風呂でクールダウン。何度入ってもその滑らかさが心地よい。水風呂ってクールダウンの意味での心地よさだけじゃないんだ…

その後は、薬草サウナと水風呂のループ。予定により5ループしかできなかったことが悔やまれるが、私の短いサウナ人生でダントツの整いセッションであった。

身体からほのかに香る薬草の香りは、良い匂いであった。この匂いが消えるのが惜しい。
「サウナしきじ」に背を向けると、ほんのり涙が滲んだ。

再訪をここに誓う。