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塚原から風呂(からふろ)

その他 - 香川県さぬき市

伊坂十蔵

2021.12.10

1回目の訪問

【生と死】

高松にフェリーで到着したのが
１０：４５で目的地のからふろは
１２時開店で約２０キロ先にあります。
からふろというのは一旦焚いたら
あとは冷めるだけ。なので焚き上がる
１２時と１８時が１番いい
コンディションになるのだと思います。

と、いう訳でもう昼めしを
食ってる場合ではありません。
フェリー乗り場でレンタサイクルを
確保したらひたすら漕ぐだけ。
前日にグーグルストリートビューで
予習したこともあって、細い道を
通りつつ１１時５９分に到着！
からふろの保存会に方々に
ご挨拶して入浴料と頭巾のレンタル
料金を支払いました。

丁寧に説明して頂いて
田舎のおばあちゃんの家に
遊びにきたような風情の更衣室で
用意した綿１００%のジャージに
着替えます。
そして、まずは２つの窯のうちの
ぬるい方に入ってみます。

うん、じんわり汗をかきますが
ずっと入れる温度。
やっぱりメインは隣のあつい方
ですね！

では、無料で貸して頂ける
毛布と座布団を持って
ドアを開けます。

パタン

中に入らず一旦閉めます。
焚き上げて最初に開けたことも
あるんでしょうが尋常じゃない
熱波で中が歪んで見えました。

意を決して中に入ります。

ギャアアアアアア！！

やばいしぬ！しぬやつコレ！
バリヤー！毛布バリヤー！！
頭から毛布をかぶって簡易テントを
作れば内側だけセーフ。
でも外を見ようと隙間をあけると
そこから熱波が！
ギャアアアアアア！

なんとか数分耐えて
外に出ようとすると
空気が動いてまた熱い！
扉が遠い！

ぷはあ、生還！オレ、生きてる！

と、まあ、2時間くらい経つと
段々ぬるくなって毛布なしでも
いけるんですが、開店直後は
尋常じゃない熱さです。
服装は厚手の布の方が断熱性が
あっていいんじゃないかと。
あと、軍手なんかもあると
良さそうですね。

だけど、これはくせになる刺激的な
体験でしたね。絶対にまた来ようと
思います。

写真投稿失敗して同じものが
２枚になってますｗ

（これから行かれる方の為に追加）

死ぬほど熱い時に入るためには
毛布の使い方が重要ですが
毛布をかぶってテントのような形にして
座布団に座って胡坐をかくと
一番最初に熱くなるのは左右に飛び出した
膝なんです。
なので毛布を２枚使って脚にかけると
長時間粘れますよ。
それと、男女別にシャンプーなども
用意されたシャワーがありますので
汗を流して気持ち良く帰れます。