2021.02.01 登録
[ 東京都 ]
あれからもう10年以上の月日が経っていた。
根拠のない自信だけを背負ってはプロのミュージシャンを目指し東京都狛江市に住んでいたあの頃。
新宿の服屋でアルバイトをし、家に帰ってはルームメイトの「しげさん」と曲作りに没頭していた。
そんな日々を過ごしていた私達だが東京生活も1年が経った頃、まだ見ぬ何かを手に入れる為にNYに旅立つことにした。
そして旅立ちの前夜、最後に行ったのが近所の銭湯である狛江湯だった。
刺青だらけのしげさんと私は熱い湯船に浸かりながら夢を語り合った。
そんな私は今では夢破れた30代サラリーマンだが、今の日常は毎日がハイライトだと思える程に実は幸せだったりする。
あの頃思い描いていた未来はどこにもないが、妻がいて息子がいて、そして数多くの友人達に囲まれた日常がこの上なく愛おしい。
そんな私は幕張での商談を終えた後、気付けば狛江駅に降り立っていた。この地に来たのも10年以上振り。狛江湯にもGoogle先生に案内をして貰えないと辿り着けなかった。
駅から3分ほど歩くとリニューアルされたモダンな雰囲気を醸し出すお洒落な銭湯がそこにはあった。狛江湯の看板ネオンなんて輝き過ぎて何回撮影しても狛江湯という文字が写らない程にキラキラしていた。
あ〜随分と変わってしまったな〜っと哀愁に浸りたいところだが10年以上前の記憶が「温泉が熱かった」と「こじんまりとした銭湯」ということぐらいしか無いのですんなりと、このモダンな雰囲気を受け入れた。
脱衣所も浴室も銭湯風情を残しつつもコンパクトにお洒落だった。サ室は12人収容で充分な広さ、20分に1回タワー型のサウナストーブに水が降り注ぐ。サ室の温度は84℃だったがしっかり熱い。
水風呂は深く16℃、ブレイクダンスをしようとしたら溺れかけた。
そして何より私が1番レポートしたいのは休憩スペースだ。
私は水風呂から出ると酩酊としながらも浴室内の休憩椅子に座った。その時だ私の目の前に突然図々しくも現れたのが壁に設置された休憩椅子水掛け用のハンドシャワー。
明らかに東南アジアや中東のトイレにあるウォッシュレット代わりのハンドシャワー。
私が愛してやまないハンドシャワー。
日本で初めて見たよオーマイダーリン。
私は改めて思った。
ウォッシュレットよりもハンドシャワーが好きだ。
このハンドシャワーで確実に綺麗な私のアナルに強烈なシャワーを浴びせたかったが我慢した。
だって大人だから。
理論上は絶対オッケーなんだけど道徳上NGだからね。
One Love.
男
[ 神奈川県 ]
〜特殊詐欺グループvs警察〜
ジムで良い汗を流した私は金曜日の夜ということもあり贅沢にもサウナに立ち寄った。
気分が良かったのでサウナ前にジムに入会して以来辞めていた体重計に乗った。
体重は58キロから62キロに増えていたが、私は動じない。
敬愛するローラ様が言っていた。
「私は体重は気にしない。見たものだけを信じる。」
そう、私は4キロも体重が増えているが、身体も顔も細くなった。
私は体重は気にしない。この目に映る自らのプロポーションこそが全てだ。
私が敬愛するローラ様が言うのだから間違いない。
電車内のローラ様のエステティックTBCのポスターに見惚れてしまい気付けば新宿駅に着いている毎日だ。
ローラ様のTBCのポスターの中毒性はハンパない。
この上なく美しい。
そんなローラ様が大好きな私がサ室に入ると警察24時みたいなTV番組が放送されていた。
80代の男性が特殊詐欺に気付き警察に通報。
そのまま騙されたフリをし続け受け子と駅で待ち合わせるというスリリングな展開に私は見入ってしまった。
しかしだ、気付けば12分もサ室にいる私は限界だった。だからこれから男性と受け子が接触するぞというタイミングの前のCMで迷わずサ室から飛び出した。
一目散に水風呂に入り10秒。
休憩椅子に座ること30秒。
見逃せるはずがなかった。
男性と受け子が接触する瞬間を見逃せるはずなんてなかった。
若干心臓の鼓動が早くなっていたが私は冷静と情熱の間でどうにか平静を保ちこのノンフィクションを見届けた。
世の中には色々な人がいるものだ。
警察に捕まった受け子は大卒の元大手社員。
闇バイトに手を出した理由は「色々なことをやってみたかった。」だった。
浅はかだ。何故こんなにも浅はかな人間が存在するのか。
そんな私は少しだけ人類そのものを憂いながら蒸気モクモクにホワイトアウトしたスチームサウナに入った。
そして人類の浅はかさを再び憂いながら上を向いた。
その時だ。
とてつもなく熱い水滴が堕ちて来ては私の眼球を直撃した。
私は思わず叫んだ。
「キターーーー!!サンテFX!!」
突然と幼少期に観た織田裕二のCMがフラッシュバック。
私のアレルギー性結膜炎はたちまち治り、オスマンサンコンさんの来日前の視力6.0になってしまったかの如く視界はクリアーになった。
そんな訳で私は言いたい。
サンコンさんの息子の名はDJヨンコン。
One Love.
男
[ 神奈川県 ]
真っ昼間のサウナ。
太陽に照らされながらの外気浴。
目を閉じると瞼の裏がスカーレットに染め上がる。飛蚊症の私はスカーレットの中に黒点を見つけては太陽そのものを感じる。
真っ昼間のサウナ。
それは特別なひと時だ。
私は真っ昼間にサウナに来ることを目標に生きてきた。
そして今それが現実となっている。
それは数年前の話。
私の友人が香港の官僚の娘と結婚した。
そして友人は妻の父から結婚祝いに100万円分の中国株を貰った。
「この株は数年後必ず伸びる。」っと香港の官僚は言ったのだ。
そんな話を聞いた私は、これは最早インサイダーと確信し、なけなしの貯金をはたいては秘密裏に100万円分の中国株を買った。
そして数年後の2023年。
その株は500倍の価値と成り、私はあの時の確信に感謝しながら中国株を売却した。
今では暇を持て余し月に数回派遣バイトに行く日々だ。
倉庫での検品作業、ウォーターサーバーの営業、ティッシュ配り、警備員。
どの仕事も尊く私の人生に彩りを与えてくれている。そして何よりこの真っ昼間のサウナが最上級のご褒美だ。
サウナ後のランチ、そしてサウナよりも気持ちが良いと巷で噂のサウナ後の昼寝。
どれも「ととのい」のフロンティア。
私は今夢の世界を泳いでいる。
プカプカと水面に浮かび太陽光を一身に浴びながら目を閉じる。
そして世界はスカーレットに染まっていく。
ああっ、ここがハーレムか。
…..
そんな時だ。
「つよし。転職決まったんだって!?おめでとう。」
たまたま偶然した知り合い程度の友人の一言で私は目を覚ました。
どうやら私は外気浴をしながら夢を見ていた様だ。
そう本日はただの有給休暇日。
私はただのしがないサラリーマン。
そして私が核心を持って買った中国株は今では半分以下の価値となっている。
懸命なこの投稿の読者aka勇者の方には是非この中国株を買って欲しい。
多分将来化けるだろう。それはチャイナタワーという企業の株だ。
これはここだけの話なので絶対に口外しないで欲しい。
そんな私は真っ昼間のサウナが超気持ち良かった記念に大広間でランチを食べながら宝くじを連番で買った。
当たる気しかしない。
これは確信だ。運命だ。本当に本当に本当に本当にライオンだ!!
10億円が当たったら毎日真っ昼間のAKCに通う賢者に俺はなる!!
ガオーっ!!
One Love.
※10億円が当たるフラグを立てました。
男
[ 神奈川県 ]
朝とは常に忙しないものだ。
息子を幼稚園に送ると、
私の忙しない朝は勢いを増す。
出社時間まで残された時間は25分。
私は車から降りると足早にいつものコンビニへ向かい、毎日20円引きのパンを買う。これは決してケチっている訳ではなく20円引きシールが貼られているパンは数種類。よって選択肢が減り時短になるのだ。
そしてレジへと向かうと誰もいない。
ああっ今日はどうやら外れの日の様だ。
辺りを見渡すと50代の女性店員が陳列をしている。彼女はいつもそうだ。私に気付いている。今日もチラっとこちらを見ては陳列を続ける。
たとえ彼女がレジにいた日でも、彼女はいつもレジ後ろのシンクで何かを洗っている。
そしてレジに並ぶ私をチラっと見ては何かを洗い続ける。
彼女はほんの少しでもレジに向かう時間を遅らせたいのだ。
忙しない朝の天敵はレジが苦手だ。
この忙しない朝に公共料金を支払う不届者がいようものなら、彼女はテンパりレジ前には長蛇の列が出来る。
でもそんな時には必ず救世主が現れる。
見た目は日本人女性にしか見えない少し美人の「あいん」さんだ。
あいんさんは全てが早い。毎日テキパキと仕事をこなすあいんさんはこの忙しない朝の女神なのだ。
あいんさんがいるとホッとする。
あいんさんの片言の日本語を聞くと癒される。
でもどうやら今日はあいんさんはいない様だ。
今日は仕事が暇だった。
だからずっと疑問に思っていた「あいん」という名前を検索してみることにした。
私の予想ではウイグル人だったが、まさかのベトナム人だった。
ベトナム要素がゼロのあいんさんをこれからも私は愛で続けたい。
前置きが長くなってしまい文字数制限という悪魔が明らかに迫っているので少しだけサウナの話をしたい。
本日は月曜恒例のSSK氏による爆風ロウリュだ。この爆風ロウリュでいつも顔を合わせている呑兵衛乃助さん。
彼は単身赴任で厚木に住んでいた。しかし、その単身赴任が終わり、ここには来れなくなると数ヶ月前に聞いた訳だが未だに毎週の様にいる。
私は嬉しかった。毎回話し掛けたりはしないが、いつも彼がいるとホッとする。
そして今日もサウナ室に入ると彼はいた。
私は尋ねた。
「今日はどちらから!?」
呑兵衛「山梨から来ました。」
うおおおおおっ!!
ハンパねえ!!
そう私達はニュートンもびっくりのSSK氏の引力に惹きつけられる者達なのだ。
One Love.
男
[ 神奈川県 ]
ロウリュウ姉妹ラスト公演。
最高だった。
泣いてしまった。
泣かないなんて無理無理無理無理。
21時回の最後のロウリュウ姉妹による爆風ロウリュウが始まる前にサウナ室内ではキョウちゃん、サッちゃん、はるちゃんの最後の挨拶があった。(キョウチャンはまだ引き続き爆風ロウリュウをやって頂けるのでロウリュウ姉妹としては最後の挨拶。)
その口上の中でサッちゃんは言った。
「つよぽん泣かないで下さいね。ファンを公言してくれた第1号ですからね。」
そんなこと言われたら涙が出ないはずがない。
私は思った。
ああ今日は泣いて良いんだ。
涙が止まらなかった。
そして私は人知れずサウナ室内で泣いていた。
今でもラッコパークの前日に「てるてる坊主」を作ってくれたことは忘れないし、一生忘れることはないだろう。
ロウリュウ姉妹は愛されていた。
その証拠に今日は私が知る限りのいつも見かける常連さん達のほとんどが集結していた。
終いには入場規制&水風呂に水がない。
最後の21時回は異様な静寂の中で始まったが、それは嵐の前の静けさだった。
最後ロウリュウ姉妹が去る時にはサウナ室内には「ありがとう。」「ロウリュウ姉妹最高!!」などの人々の感情剥き出しの素敵な歓声がサウナ室内にはどよめいていた。
皆、叫ばずにはいられなかった。
感情のコントロールなど出来るはずがなかった。
それは特別な特別な時間だった。
過去から始まり今日までのロウリュウ姉妹の功績は偉大だ。
勿論、サウナ業界という狭い世界の話だが、彼女等は確実に偉大な爪痕と私達にかけがえのない瞬間を与えてくれた。
私が知るのはサウナ室でのロウリュウ姉妹のことだけだが、ここまでに至るには多大な努力があってのことだろう。
私はロウリュウ姉妹ファン倶楽部会員No.00として最後に言いたい。
ありがとう御座いました!!
私がここまでサウナにハマれたのはロウリュウ姉妹のお陰です。
次のステージでも頑張って下さい。
そして1年に1回でも良いので、また爆風ロウリュをやってください。
だから「さよなら」は言いません。
いつかまた逢う日まで。
本当にこの大切な時間が大好きだった。
2回目の青春が終わった様な感覚です。
ロウリュウ姉妹Forever!!
ロウリュウ姉妹は永遠に不滅です!!
ありがとう。
何回言っても足りないよ。
One Love.
男
[ 神奈川県 ]
ロウリュウ姉妹Forever!!
ロウリュウ姉妹は永遠に不滅DEATH!!
今まで本当にありがとう。
あ〜今日は枕を濡らして寝よう。
なんか私の青春が終わってしまう感覚です。
よし、明日のラストはサウナ室にハンカチを持ち込んでラストを見届けよう。
もう多分涙でロウリュウ姉妹が見えないんだろうな。
最後まで頑張ってね。
P.S
競馬当たりました。
ルメール最高っ!!
One Love.
男
[ 神奈川県 ]
こころのベスト10第一位はいつもここだった。
ニュ〜ヨ〜ク〜🗽
そんな訳で本日もKZNYでEmpire state of mindしてきました。
こんな良いとこないよ。
行ったことがない人は是非!!
個人的には男性側奇数日の塩サウナがオススメメカドック1.2です。
ハマりますよ!!
中毒性ハンパないっすよ!!
さあEverybody Say!!
「はっかたの塩!!」
お後が宜しい様で。
One Love.
P.S
エリザベス女王杯の本命はルージュエヴァイユDEATH🦊
男