大館矢立ハイツ(矢立峠温泉)
ホテル・旅館 - 秋田県 大館市
ホテル・旅館 - 秋田県 大館市
お久し振りの矢立ハイツさん。
夜風が丁度良き季節になりまして、虫さんの活動も静まってきたので、満を持してライドオンです。
2~3日前に近所で熊による死者が出たので若干の警戒はしておりましたが、一応被疑者(被疑熊?)が射殺(駆除)されたとの情報もあって、少し安心して向かえました。
本日はかぐやの湯。
外の景色を眺めるには天空の湯側の方が断然良いのですが、外気にあたるという目的においてはかぐやの湯側が楽ちん。
天空はベンチに辿り着くまでが長いからです(言うほど長くはないんですけども笑)。
あと、単純に背もたれできるベンチがかぐやの方が多いのもあります。
ここ矢立ハイツさんのサウナの一番の良い所は「無音空間」である事です。
耳に入ってくる音は強いて言えばサ室に隣接する水風呂の浴槽に蛇口の水が注がれる音ぐらいです。
何なら目を閉じれば小川のせせらぎに脳内変換できなくもないです。
とにかく自分としっかり向き合える空間になっているこのサ室が大好きです。
温度はややマイルドですが、それでもサ室の環境が良いので満足でございます。
水風呂もしっかりと冷たく、外気浴も夜風が実に気持ちいい。
3セットキメてふわふわ~っと、ととのわせていただきました💫
余計な音が無いことも相まって、外気浴中に駆除された熊のことを考えておりました。
人が襲われた時は熊は親子でいたようで、後日駆除された熊は親熊とのこと。子熊は駆除せずに逃がしたと聞きました。
人と熊で会話のコミュニケーションは成り立たない。
人同士ですら「話せばわかる」が通じないことがままあるのだから尚更である。
熊だって人間と出くわした時に驚き、本能的に我が子を守らなければ!と思ったのではないだろうか。
その結果、人を殺めてしまい、報復ではないけれど駆除されてしまった。
自分を守ってくれた親熊を突然失ってしまった子熊はどうなってしまうのだろうか…。
食べる事が出来ずに飢え死にしてしまうのか…、人に親を殺された恨みを持って野生の中で育ち人間との不幸の連鎖を続けるのか…。
私の勝手な想像はどんどん膨らんでいく。
父を亡くして1ヶ月。自分の死生観がまだ過敏なのだと思います。
虫を見つけても駆除せずに逃がそうという意識が働きます。
「彼らが燃やす命の灯を自分の手で消すのはどうなのか」なんて。
そんなことをぼんやりと思いながら喫煙所で一服して矢立ハイツさんをあとにしました。
ところで、矢立ハイツさんに行く度に気になっていたので写真に撮りました。
シュールだと思いませんか?
県境100m越えお疲れさまでした!虫を無視できる矢立シーズン到来ですね。浴場に向かう途中の自販機、僕もかなり注目しました。昭和40年代頃の歴史的遺産とも言えそうな逸品ですよね。実際にまだ販売しているかどうか・・・。
そもそも人間が一番悪いんですよ…熊は人間のせいで暮らしにくくなっているんです。食べるものが無ければ人里に現れるしかないです。人に危害を加えて最後は射殺…悲し過ぎます。人間の傲慢さに呆れますが自分も人間なのでなんとも言えない気持ちになります。
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら