喜楽湯
銭湯 - 東京都 荒川区
銭湯 - 東京都 荒川区
日曜15時15分入店。町屋駅から10分くらいか。見知らぬ街を住民を気取り路地裏をトコトコ歩く。荒川区、あまり来ないけど静かで落ち着く。
受付で470円+サウナ代200円払いバスタオル受け取る。女将さんに「小さい方もいる?」と聞かれコクリと頷き小タオルお借りする。冷蔵庫からミネラルウォーター取り出して買う。「ああこれ必要よね。サウナに持って入るといいわよ、水分大事だからね」と女将さん。お店側からサ室への飲み物持参を推奨されたのはこれが初めてかもしれない。「シャンプーとか持ってきてる?なかったらこれ使いなさいな」とパウチ渡される。クリクリとした大きな瞳の女将さん、お話好きで可愛らしくて素敵。
脱衣場はなかなかの満員御礼ぶり。ササと支度しいただいたシャンリンポディソで髪顔体洗いサ室へ。
定員6名ほどのところが7名ほど入室。誰も気遣うこともない三密空間。しかしながら全員マスク着用。ストーブガードにぶら下がりまくるビッシャビシャのタオル、かけるスペースなくなっちゃったからここにもと照明器具まで物干しと化しビッシャビシャのタオルやらフレッサーやらあかすりミトンやらがぶら下がっている。室内に満ちる汗蒸気とにおい。持ち込まれた風呂椅子二脚で床まで場所取り。壊れて傾いている12分計は微動だにしない。座面に5個くらい砂時計が置かれているけど多分私物。手出しは禁物だ。今日のBGMは演歌と昭和歌謡が入り乱れているが一曲も知っている曲がかからない。声質で誰が歌っているか判ろうものだが、それすらも判別不能。ただ共通するのは歌詞が過剰にエモい。お前に惚れちまって恵比寿を飲み歩く男、ここまで大きくなったのはあなたのおかげなのだから死なないでくれ母さんと泣き祈る男。このBGMと人口密度とタオルが温度と湿度をさらに上げてくる。お客さんのうちお二人が韓国の方で、日本語とミックスしながらサウナ水風呂外気浴の流れを遵守すべきか語り合っていて興味深い。
水風呂は22度とぬるめだがまぁいい。ここは人の温もりを求めてくる場所。温度やマナーなんていう野暮な話はどうでもいい。
待合で女将さんとちょっとおしゃべり。あの絵いいですね、あたしはこっちが好き、描いた人は女の人でさ、伊東屋で買ったんだよ。なんて店内に飾られている絵画の話をお聞きする。麦茶飲んで行きなーっておまけつき。ありがとうございます。女将さんファンになってしまうよ。すれ違うお客さんは豹柄のブラウスとパンツのセットアップ。今日は午前の知ったかさん対決に備え、そして午後の三ノ輪に相応しい装いをということで豹柄のワンピースと革ジャンで来た。正解だったね。
女
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