2020.03.12 登録
[ 北海道 ]
サウナに行くことは決めていたが、今日の自分のコンディション上、どこのサウナがいちばん適しているのか考えながら運転していた。
サウナ室にはテレビはあるか、どんな番組が流れているか、テレビが無ければどのような音楽が流れているか、休憩スペースは同様にどのような環境か。
この辺りは自分の整いを大きく左右させる。例えば月見湯さんの場合は屋外のテレビ音量が自分的にはやや大きく、整いのための無心状態が築きづらい。よって室内椅子での休憩となりがち。本当は外気浴が一番したいのにだ。
全て自分の思い通りにはいかないものだし、それでも月見湯さんのことはトータルでラブいことには変わりないのだけど。
そんな些細なジレンマの中、行き場所を決めかねていると、今の時間は野球中継が流れているだろうことを知る。
個人的にサウナ室で流れていて欲しい番組は1位ゴルフ、2位将棋、3位野球サッカー という順。要は静かで何となく眺めていられるのがよいのだ。
しかも今は無観客試合でより騒がしさは薄れている。これは、月見湯外気浴でも整えるのではないか。
ということで行ってきましたホーム銭湯月見湯さん。
結果。
無観客試合でもそれなりに騒がしく外気浴では整えず。
惜しかった!!
明日会社だ憂鬱だの状態も整いを阻害した要因なので土曜日あたりに同じ状況でリトライしたい。
[ 北海道 ]
2度目の訪問でした。前回同様男湯はロッキーサウナ側。また、前回同様タイミングが悪くロウリュにもあたりませんでした。やや残念な感じは否めませんが、個人的にここはサウナスペックや水風呂スペックに着目しておらず、外気浴スペースの異常な心安らぐ感を楽しみに来ました。
黄緑のプラ椅子が2脚、2~3名座れそうなベンチが1つ。
それぞれが庭を背にして休憩するのが標準フォームなのですが、
そうではなく、椅子の向きを変えて庭を眺めた状態でボーッとすると、やけに落ち着きます。
庭は、悪く言うとあまり手入れがされていないようにも見え。蔦は枯れ、雑草や苔が点在していたりします。ただ逆にそれが人工的でない手付かずの自然を想起させるのか、恍惚状態を加速させる触媒のような整いホイホイの役割を果たしている と分析も交えながらボーッとしてたらやはり今回もうっとりの整い。
不思議だ。説明ができない。でも他の休憩スペースよりかなり整いやすい。
テレビの音もなく、昭和歌謡BGMもここにはあまり届かない環境も作用しているのか、
たまたま1度目も今回も、天気・気温・風量がベストマッチだったのか、
あの黄色い富士山みたいな壁画に不思議なパワーがあるのか、
全然よく分かっていませんが、ここは意外にきちんと整います。
[ 北海道 ]
冬だけの期間通うつもりだったNASさん。
コロナ休業で解約にもいけずずるずる今日まで。
今日はライトに汗を流したかったので久しぶりにNASさんへ。仕事帰りにサクッと風呂だけみたいな使い方ができるのはいい。
サウナは生憎休止中だったけど、風呂→水風呂でも十分に良い気持ちになれることを知る。
[ 北海道 ]
サウナ:7-9
水風呂:3-3
休憩:12-7
前日から菊水湯−90年の歴史に幕を閉じようとしている−へ向かうことを決めていた。
サウナイキタイは素敵な活動日誌で溢れている。皆思い思いに銭湯への愛を語り、そこで体験した恍惚体験と自問自答の末を文字起こしする様は伝道者のよう。
その活動日誌で菊水湯閉店のことを知った。
この数ヶ月、綱渡りのような日々を過ごしているが、現在佳境を迎えている。その状況下でとんでもない落とし穴を見つけてしまう。最適なリカバリー策は浮かばず、月曜が来るのを酷く恐れていた。
ところで銭湯は優しい。憂鬱で鬱屈とした者たちにとっては殊更に優しいと思っている。
明日がどんな日になるのか想像できないが、何はともあれ菊水湯に向かうしかないと思って日曜の夜の布団に入った。
そんな翌日、結局菊水湯の閉店に間に合わず月見湯に向かったという話。
–––––
入店。
いつも明るい番台の方が迎えてくれる。
着替え、浴室へ。
昨日恐れていた落とし穴は、偶然や奇跡のようなものに助けられ一命を取りとめた。予想していなかった最高の1日の終わり。
ここで気を抜かず駆けぬけよう。一命をとりとめた安堵と未だ終わらない綱渡りへの不安とで変な気持ち。そんな状態で1セット目のサウナと水風呂を終え休憩へ。
そんな精神状態だったからなのだろうか。このときの休憩は今まで体験したことのない多幸感だった。
白んだ視界、銭湯リバーブで歪んだ歌謡曲、目の前でせせらぐ浴槽、左右隣で同じく浸っている人々、全てが心地よく幸せで、丁寧にキマってしまった。
そんな時間が約10分。飛行時間としてたぶん最長。
同じ浴室内で同じように微睡んでいる人々。
それぞれの背景の中で何かからの解放を求めているのだとしたら、この空間はなんて素晴らしいのだとよく分からない視点で感慨に浸る。キマってる状態だからしょうがない。
ILL-BOSSTINOの言葉が思い浮かぶ。
「誰の事を言ってるんだ?あのプレシャスホールのダンスフロアで自分の心の解放のために踊っているあの素晴らしい人達のことを言ってるのか?」
これは昔、BOSSとBIGJOEとのビーフ状態の一節だけど、
月見湯の浴室とプレシャスのダンスホールが一体となってしまって多幸感に拍車をかける。これもキマってる状態だからしょうがない。
徐々に収束へ。明日も頑張ろう。そう思えた。
そして今度こそ菊水湯に行こう。