幽泉閣
ホテル・旅館 - 北海道 磯谷郡蘭越町
ホテル・旅館 - 北海道 磯谷郡蘭越町
春分の日のこと。
よく晴れた朝から札幌を出発してお久しぶりの中山峠越え。羊蹄山もくっきりすっきり。引き続きまして、わたし的北海道最高峰温浴施設のひとつ、幽泉閣におじゃま。開店すぐ。
さっそくいただくとろとろ源泉熱湯。うぉぉ……。うなる声が出るレベルは当然センサーで45度up確定。湯口に近づくとぐぎゅう。顔をしかめるレベルは46度up確定。あつ!あつ!コールがかかる。47度up確定。果たしてこの日の湯口は49.5度。サイコーかよ。
おとなりさんの水風呂は12.8。十分に冷たく心地よく。
からのサウナは雰囲気最高のほの暗いお部屋。素肌に結露を浮かべながら、それを見て薄ら笑いを浮かべながら。ほのかにかすかに響くピアノの調べに耳を傾けながら過ごす時間は熱くて気持ちよくて尊くて。こんな時間がいつまでも続くんじゃないかって。
潮時でサウナ室を出たらとろとろ熱湯に直行は当然。湯口になるべく近づいて肌を焼き茹でていく。イク。攪拌も怠らない。声にも顔にも出しながら続ける至高の作業。
満を持していただく水風呂。生き返る水風呂。よみがえる水風呂。永遠に入っていられる。
ご休憩は、露天のプラ椅子で蘭越の風を全身に受けて。こちらはどこにでも飛んでいける態勢。
好きなだけのんびり最高の温浴を楽しんでから浴室を出る。この日はWBC日本戦準決勝の日。休憩室のテレビで皆様ご観戦。ちょうど9回裏の攻防が始まったところ。オオタニサンがうまいことやって、吉田がちゃんと球を見て、村神様が神様になって、周東が走りに走ったあの瞬間。私は蘭越の皆さんと歓喜した。
いろいろ心震わせたあとのランチは約束のプラティーヴォで。羊蹄山の絶景に抱かれて、いつものやつをおいしくいただきました。
こんな休日を、たまに過ごして生きていけたらいいな、と改めて思いました。ごちそうさまでした。
男
鍛高譚さん、そう、震えるほどうつくしい御姿でした。お風呂もごはんも大好きなやつで、幸せしかない瞬間。人生で1番輝いていたあの時。何度でも生まれ変われそうです。
アキネクトさん、そう、富士山で熱湯で、完全に人生のピークでした。ありがとうございました。
ぬる湯の羽衣ができるくらいに熱くても隣に水風呂ありますから安心感がありますねw 心の目で拝めるけどやっぱ肉眼で拝みたい羊蹄山の山頂超えの飛行、おつかれ山でした⛰ いつものうまいやつ食べにイキタイです。
王子、イクイクトントゥありがとうございます。羽衣は決してゆるさない撹拌スタイルですが、水風呂の安心感はおっしゃる通り。限界までぐぎゅう顔して熱湯撹拌してたら、向かいの浴槽からおじいちゃんが満面の笑みで観察していました。話しかけられて面白かったです。
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