白水湯
銭湯 - 東京都 台東区
銭湯 - 東京都 台東区
(前回から続く)
常連さん同士の話を聞いていると、第一声からして紛う事なく、萩の湯のサ室おしゃべり怪人ではないですか、あんた。
ラグビーの試合だろうと、バラエティだろうと、報道だろうと、容赦ない。
初めのうちは耐え難きを耐え忍び難きを忍んでいたのだけれど、勇気を絞って11月から1月にかけ、「テレビの音声が聞こえないので、静かにしていただけませんか」と伝えた相手だよ、おいおい。大して視聴したい番組ではなかったけれど、今回のおばあさんが主犯のおしゃべり2人組に行ったのでした。裸一貫てこういう時にこそ使うのだなと思いやりながら。
そんな相手に、よりによってこんな完全アウェイで、しかも定員4名のところで会っちゃうんですかね。
常連さん1が私がお初入店なこと、萩の湯にも時々通ってることなんかをお話しして(しまったせいで)、2段目のおしゃべりが私を覗きこみながら「あんた、萩の湯で見ねえ顔だな」と先攻。ドギマギしながら、ちと安心する1段目の私、顔を伏せて「あっ、じか、時間帯が違うかも知れないですね…」と不自然にも目を合わせないように。おしゃべり「そっか、オレ、ここが休みだからよ、月曜の10時過ぎにしか行かねえからよ。この辺の風呂のことはなんでもオレに聞いてな、だいたいどこもわかってっから」とのこと。私「あっ、は、はい、恐れ入ります」
その間、常連さん1は、私がサ室でのおしゃべりが苦手なことを知ってか知らずか、ずっと黙ったままでした。
一方的にマシンガンな話を聞くと、大病をし、ドクターストップがかかっても尚、サウナは辞められないのだとか。サ室の扉を開けるともう我慢できないのだそう。
ドギマギと高温のためか、一体これがいい話なのか、ただのおしゃべり怪人の次なる手なのか、そしてこのまま私は怪人の舎弟になってしまうのか、と逡巡し、一礼して「お先に失礼します」と退出したのだった。なんなの、私。
早々と上がり、常連さん1にもご挨拶し、御釜ドライヤーで髪を乾かしながら考える。もし今おしゃべり怪人が上がって来たら、きっと私、このまま動き続ける御釜の中で息を殺して怪人が帰るのを待っているうちに、有り金を全部御釜に持ってかれて帰宅できなくなってしまうんだろうなあと妄想してました。
さて、事件三発目は、画像の通り、女子トイレが壊滅状態でしたのでご留意ください。
帰りに受付でその旨伝えると、レゲエおじさんが「えへへ、まあ、そっすね」とのこと。あ、そうすか。
私はしばらく自主退避しますが、ここのサウナも良いです!残念ながら私はととのわなかったけども!
サウナ:8分 × 5
水風呂:2分 × 5
休憩:5分 × 5
ポストアポカリプス感溢れる写真、goodです!
白水湯ハンパないですね!朽ちた感じや、キャラが濃い番台さん、アクの強すぎる常連…もはや漫画の世界
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