湯の郷 絢ほのか
温浴施設 - 北海道 札幌市
温浴施設 - 北海道 札幌市
昭和の日である。
サウナ界隈には「昭和ストロングスタイル」という言葉がある。
正確な定義は知らないが、「カラカラかつ高温でレトロな雰囲気を漂わせるサウナ」といったところだろうか。
「ストロングスタイル」という言葉はプロレス界が発祥である。
こちらも定義はうまく説明できない。何しろ言い出しっぺが猪木だ。プロレス者だけが共有できる感覚的、あるいは形而上的なものなのだ。
そんなことを絢ほのかのサウナ室で考えていたら、オートロウリュの時間と相成った。ロッキーのテーマが鳴り響く。
「これがプロレス関係の曲だったらなぁ」と思ったが、いや、ロッキーのテーマに乗って入場するレスラーというのが何人かいた(いる)
そのうちの1人が山田恵一である。
小柄ながら器用なレスラーだった山田は、イギリスへ武者修行に出て、そのまま消息不明となった。
その直後、昭和から平成になって間もなくのことだったが、新日本プロレスのリングに獣神ライガーという謎の覆面レスラーが現れた。背格好も動きも山田に瓜二つだったが、安易な推測は無粋だ。
平成の始めに現れた獣神ライガーは後に獣神サンダー・ライガーと名前を変え、ストロングスタイルに飽き足らず、ルチャから総合までやはり器用にこなし、令和の始めにリングを去った。
ライガーに思いを馳せながらの外気浴。ようやく桜が色づき始めた札幌の優しい風が頬を撫でる。
あるとき、無粋な記者がライガーに対して山田恵一のことを尋ねた。ライガーは「山田は死んだ。リバプールの風になった」と答えた。
自らを殺す覚悟はないが、札幌の風にはなれそうだった。とりあえず骨法を習おうと思う。
山田氏のストイックなソープ○ンド通いに、夜の蝶たちは「獣神の魂」を感じざるをえなかったとか。イイ話です。
コメントしたいことだらけですが笑 絞りますと、1.ストロングスタイルはカールゴッチ?と思うもののwikiでは猪木が怒りを提唱スタイルとのこと。知らなんだ。2.ロッキー関連の入場曲はまず高田が来そうですが、敢えての山田リスペクトと理解。3.骨法は…船木も頑張れ。
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら