鷹の湯
銭湯 - 北海道 札幌市
銭湯 - 北海道 札幌市
後ろ手に縛られたブリーフ一丁の男が2人。
「道が火で塞がれている!行けますか⁉︎」
「問題ないです!Mですから!」
土曜のゴールデンタイムには少々ふさわしくないコントだったが、キングにふさわしいのは彼らだった。通を気取って「お笑いに順位をつけるなんてナンセンスだよ」と嘯いていた私が、彼らのその順位に狂喜した。
四十路のおっさんが一介のお笑い芸人に入れ込むのは相当に気持ちの悪いことだ。そんなことはわかっている。おっさんが入れ込んでよいのはホステスとキャバ嬢だけだ。でも、彼らには入れ込まずにいられなかったんだ。
鷹の湯のサウナストーブ。小窓の向こうに火が揺れている。熱い。まだ行けるか⁉︎
「問題ないです!Mですから!」
考えてみれば快楽のためにサウナ、水風呂へ体を晒すのは相当マゾヒスティックな行為だ。
鷹の湯ならこれらに加えて熱々の湯まで用意されている。今日も締めとして浸かった。ギギギと声にならない声が出てしまう。ブリーフ一丁の、太ってない方の男はこうも言っていた。「何が起きても無事に生きて帰るのが真のMですから!」と。
もちろん今日も無事に帰った。ただ、自分がMなのかどうかはわからない。
「究極のMはSにもなれる。逆もまた然りである」
そんなことを言っている人がいた。多分、そうなのだろう。となると、Sとは何なのか。Mとは何なのか。
言うまでもない。Sは鈴木、Mは水川だ。
良いコントでした。私も大爆笑しましたが、このサ活にも大爆笑しました。
美しすぎるオチに97点(松ちゃんが付けた得点)をご笑納ください。あ、わたしもMです
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