【閉店】シーサイド・スパ八景島
温浴施設 - 神奈川県 横浜市
温浴施設 - 神奈川県 横浜市
「サウナとパンチパーマと私」
運転席のドアを開けると、潮の香りを纏った風が勢いよく吹き込んできた。
シーサイドスパ八景島は海に面しており、湾の向こう側には遊園地の絶叫マシーンが空に向かって聳え立っているのが見える。
ここの入浴施設はいつも空いているので、仕事が午後一時までの日のサウナは、だいたいここだ。
そう、ここが私のホームサウナ。
案の定、女湯は空いていて洗い場にいる客は3人くらい。
けれどもサウナの扉を開けると、5人ほどの女性たちが思い思いのポーズで汗をかいていた。
サウナは最上段が一番熱い。
私は迷わず空いていた最上段に座り、お風呂用の眼鏡をかけてテレビのワイドショーをぼんやりと眺めた。
湿度の低いカラカラのサウナは熱さで耳が痛くなる。
アナウンサーやコメンテーターの方々が放つ「コロナ」という言葉が耳の奥に澱のように溜まってゆく。
私は両手のひらで自分の耳を、そっと塞いだ。
サウナと水風呂を何度か繰り返していたら、顔見知りの常連さんに声を掛けられた。
タオルで口元を押さえながら、ぽつりぽつりと会話を交わす。
パンチパーマに浮かぶ優しい笑顔が嬉しい。
こんな日常がいつまでも続いてほしいと心の中で願いながら、私は鉛色の空を見上げた。
女
胸を打つサ活……!好きです…!
…でも私以外、気づいていなかった!!…はず。😝よごにゃんさん、大当たりで〜す✌️😆おめで㌧❣️
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