【閉店】サウナ玉泉
温浴施設 - 東京都 豊島区
温浴施設 - 東京都 豊島区
ふちうサウナさんのアドベントカレンダーを読んで、どうしても行きたいと思いつつも、何故だか足が向かなかったサウナ。
駒込からほんの二駅。
かるまるに行くよりも近いのに、なんだか少し遠い気がする。背中をポンと押してくれれば、すぐそこなのに。
ツントゥさんから「玉泉に行こうと考えてまして」と連絡を受けたとき、この船に乗らないと新大陸の発見は絶対にないと感じた。
「参戦したいです!」
これほどピュアな気持ちを言葉に載せたのは、プロポーズ以来かもしれない。
サウナ玉泉は本当にすごかった!
圧の強い熱を放つストーブ、ありのままの水風呂、赤いライトに照らされる熱湯、剥き出しのロッカーキー、パンツだけの館内着、休憩室に鎮座する鳥の剥製…
どれが欠けても玉泉は完成しないだろう。
それがひしひしと感じられてニヤニヤが止まらない。
サウナも数セット終わらせたところで、玉泉の最も大切な要素である和彫りのお兄さんが登場。
時より呻き声を出しながら、吹き出た汗を肌に擦り込み、親指でほっぺの裏側をマッサージ。
この独特なルーティンも昨日や今日に完成したものではなく、ずっと積み重ねてきたものに違いない。
その後もドリフのコントのように次々と和彫りのお兄さんたちが投入され、玉泉の完成までもう一息だ。
休憩室のリクライニングに横になっていると、2人目に投入された和彫りのお兄さんの額が流血していた…。
なんだ?カチコミか!?
そんな不安も、ここ玉泉ではスパイスに過ぎない。
後で見たときには無事に止血されていて安心したが、和彫りのお兄さんも赤い血が流れていることを確認できた。
ツントゥさんが無料ドリンクのメロンを注文すると、自分は何も聞かれることなくメロンになっていた。
「コーラはないからねぇ」
そう気さくに言われると、ドリンクの味なんてどうでも良くなる。
気の抜けた超微炭酸のメロン。
メロンソーダなんてどこにも書いていない。メニューに書いているのは「メロン」だ。ソーダだなんて勝手に思い込んだ方がいけなかった。
ああ…なんとも言えない居心地だなぁ。
メロンを飲み切ったとき、サウナ玉泉は完成した。
また、ふちうサウナさんの魂に触れに来たい。
そしてその時には自分の魂も隣にこっそりと置きに来たい。
男
超行ってみたい🥺そしてメロンを飲みたい🤤
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