第二宝湯
銭湯 - 東京都 杉並区
銭湯 - 東京都 杉並区
第二宝湯はこの二月で創業73周年だそうだ
最近ではビジネスにおいて
「弱冠○○才で年収〜」とか「創業わずか○○年で売上〜」といったスピード感をもてはやす言説を耳にすることが多い
それでも尚、長いこと商売を続けることの価値は変わらない
そして第二宝湯には、これから先の新しさを感じさせられる
今日お邪魔した時には、小学生と思しき男の子が店主さんに挨拶をしていた
その歳にして顔馴染みの常連感が漂っていた
こうしてまた歴史が積み重ねられていくのだろうと思わせる瞬間だった
今日は日曜日で薬宝湯だった
変わり湯に加え、周年記念タオル配布ということで浴室は中々混んでいた
薬宝湯は漢方か何かが配合されていて、苦味がかった匂いに時間を忘れ、湯に浸かっていたい気持ちになったが、90分の時間制限があるので泣く泣くサ室へと向かった
サ室も例にもれず混んでいて、定員の6人でローテーションしていた
いつものコンフォートぶりは健在で長居したくなったが、他の人のタイミングを見ながら出入りした
私が帰る21時ころにはさらに人が増えていて脱衣所にまで混雑が及んでいた
駅からも離れているのによくもまあこんなに人が集まるものだ
これが長年地域住民と歩んできた歴史の現れなのだろう
帰る前にいつも通りロビーでくつろいでいると、お小遣いを握りしめた小学生がコーラを買っていった
「トーイン飲めよ」と思ったが、大人の味はまだ早そうだった
「この味がわかるようになるまで通いなよ」と思いながら店を後にした
蛇足:サ室のTVで流れていたオリンピック番組で、夏の北京オリンピックから14年経っていることを知り愕然
2008年ってつい最近のイメージだったが、もう14年前…
歴史を重ねず、歳だけ取る自分に絶望
記念タオル良いですね。特に趣味は銭湯という名言。 Twitterフォローしてるのに月曜まで見なかったので、時既に遅しでした。
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