OYUGIWA海老名
温浴施設 - 神奈川県 海老名市
温浴施設 - 神奈川県 海老名市
月曜の真っ昼間からのサウナ。
私は優越感に浸っていた。
人々が憂鬱な月曜日を過ごす中、私はOYUGIWAへ辿り着いた。
私はさながら青年実業家。
人々が私に羨望の眼差しを向ける。
「働き盛りの30代の男性が平日からサウナだなんて何かの事業で成功している経営者に違いないわ。」
私は優越感に浸りながらサ室へ入る。
だがしかし、月曜の真っ昼間だというのにサ室は満員だ。コロナ対策の為、現在の定員は13名ほど。(私調べ)
そう、そこには13名の通称青年実業家がいた。
どうやら私はここでは優越感には浸れないらしい。
なんなら私が月曜の真っ昼間からサウナを嗜んでいるのだって、別に何かに成功した訳ではなくただの「平日休み」だ。
でも一回くらいは優越感に浸りたい。
そんな訳で優越感チャレンジスタート!!
98℃のサ室はなんだかとても良い匂い。
湿度も超マイルド。
ここでなら多分誰よりも長くサ室に滞在可能な気がする。
さらに追い風も吹いてきた。
テレビからは茨城一家殺傷事件のニュース。これは紀州のドンファンの事件と同じ位興味深い。
犯人の動機は?被害者との面識は?
私は98℃の熱波の中ワイドショーを食い入る様に見ていたのだが、たかだが8分でギブアップ。
「サウナに集中しなければサ室に長く入れる。」という仮説を立てたのだが失敗に終わった。
さて続いては水風呂チャレンジ。
気持ちいい。最高。16℃。
私は3名の同志達と快感を分かち合った。
っておい。
分かち合うな!!コンセプトは優越感だ。とにかくなんでも良いから優越感を味わうのが今日の目標だ。
それから私は「優越感」を探す旅に出た。
・サ室で唯一のサウナハット(ちょっと恥ずかしかった。)
・眼鏡をかけないでサ室に入る(多分今1番曖昧な世界を生きている)
・外気浴しない(1セット損した)
・タオルが東名厚木健康センター(レペゼンらっこ)
私は無力な人間だ。
たった13名のサ室内でもこの競走社会の現代において自らの優位を見出せなかった。
私は太陽の下で外気浴を試みる。
目を瞑ると視界はたちまちスカーレットと化す。
飛蚊症を患う私の視界はスカーレットに染め上げられ、黒点までをも鮮明に再現されている。
ああっ私は今確実に太陽だ。
そう私こそが太陽そのもの。
私は誰かを照らす太陽でありたい。
人生に迷ったら太陽の下目を瞑ろう。
そしたらきっと貴方自身が太陽になれるはず。
おあとがよろしいようで。
男
平日昼間サウナの背徳感と優越感の狭間の感覚が堪らないです。 いつも楽しく拝見させていただいてます。
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