スデロト

シャワーの水量が弱い以外は完璧でした。誇るべき京都の銭湯サウナ、450円。

ちょとサウナが臭いね

特別でしょ　とろけちゃうでしょ
真昼の夢　海月のような
とっておきでしょ　もうとりこでしょ
ふふふんふんふん〜

素晴らしきととのいに伴うあびばのんのん、京都の空は青かった

学生が多い。

さあ、今日は快晴だった。露天風呂に浸かりながら日没を観察し、3セット目を終える頃には日は完全に落ちていた。
和歌山の夜は13℃。びゅうびゅうと体を冷やす風の下、体半分は寝湯のやさしさに包まれていた。眼前の少しばかりの星が、雲一つない昼の青空を思い出させる。
特別な期待なく立ち寄った施設だったが、サウナ室の清潔さ、水風呂の広さ、外気浴イスの多さには心打たれた。その世界観を作り出す従業員の心遣いと冬の気配にととのう夜だった。

水風呂は20℃とサウナイキタイには書いているが、体感15℃だった、羽衣ができないが広めの水風呂を独占すると母なる地球を感ず。サウナ室は空いていると足を伸ばせるのがgood。往年の名ドラマHEROが流れていた。キムタクはこの頃からずっとキムタクなのかと思うとぞっとしたが、そんなことをつゆとも考えないからキムタクでいれるのかとも思った。私とキムタク、どっちの勝ちだろうか。あれ、もうこれはととのってますね、ちょっと水風呂に入りすぎたみたいです。入りすぎは禁物、ぶっとんじゃうからね。

「あっつっっ！！」サウナ室に入ると、併設されている壁の向こうの女性サウナ室からそんな声が聞こえてきた。たしかに、ここのミストサウナは木ベンチの下のヒーターから常時熱波が流れ出てきており、油断していると裏太ももが本当に蒸されかねない。声からして、20-30代の女性2人組だろうか、熱さと格闘しながらミストサウナの良さを語る。サウナ室で女性の会話を聞くのは初めてのことだ。彼女らもよもや聞かれているとは到底思わないだろう。早々と出て行った彼女らを横聞きに、私はこんなサウナも悪くないじゃないと思っていた。21歳 学生 男。水風呂で南無。ととのいながら「かわいい子だったらいいなあ」、邪。退散。冷える夜だったが鴨川沿いのローソンでスーパーカップを買った。やけに甘すぎる嫌いがある。見透かされているみたいだ。

灼熱のサ室最上段を降りる頃には、もう水風呂で気持ちよくなることしか考えられなかった。だが水風呂には先客4人、新規参入は厳しい。水風呂のボルテージをmaxに保ったまま、目の前の内風呂でかけ水をし、そのままinして熱湯ブーストに励んだ。44℃に届きそうな熱湯が、私の水風呂ゲージを120%まで持っていったその瞬間、水風呂への道がぱっかり開いた。かの海開きモーセもこんな気持ちだったろう。熱湯を脱出し、水風呂で渾然一体となった。フラつきながら白椅子になだれ込むと、秋の風が流れ、地球の息吹を全身に受けた。ああぁぁーサウナがあってよかった〜〜〜